皆さんこんにちは。
2月になりましたが寒いですね〜。懐も寒いのに気温も寒いんじゃ切なくなりますよね〜。


今回は製作記事ではなく以前から作っていたものがようやく完成したので御紹介致します。
このエアポートリムジンは2年半以上前に「バスでも作ってみるか」なんてふと思い立って作り始めましたが中々進まず、少し手を出しては暫くお休みなんてことを繰り返しているうちにようやく完成したものです。
(以前ブログで少しだけ写真が出ています)

関東にお住まいの方であれば見慣れたこのバスですが、他県にお住まいの方にはなじみが薄いかもしれませんね。
ちなみに弊社の窓からニュータウン通りという幹線道路が見えますがこのバスを頻繁に見る事が出来ます。
そんな親近感から製作を決めました。

この日野セレガ エアポートリムジンは元々塗装済みキットでしたが塗装状態(印刷状態)が綺麗ではなく表面のムラ、エッジの色逃げなど塗装に納得出来なかったので、塗装を全て落として塗装で仕上げています。
特に大幅な改造などの手を入れずに塗装に拘った作品で大型バスの美しさを追求して製作しました。
唯一手を入れたのは側面の窓ガラスです。このセレガはSHD(スーパーハイデッカー)なので側面窓は開閉出来ないタイプですが、実車は開閉出来る様サッシ窓になっています。これを再現するのに同メーカーのHDセレガの側面窓を使用しています。
乗降用扉上部と運転席窓の上部はSHDとHDでは高さが合わないのでその部分のみ切り離し正しい状態に改造しています。
仕上げとして実車同様かなり暗いタイプのスモーク窓を再現しています。


DSCN4737.jpg


本気で製作すればシートの柄もデカール再現して貼り込めば更にグレードアップしたと思いますが、窓ガラスを暗いスモークで再現したため殆ど見えないのでこれで良しとしました。
ボディはライン部分はデカールで再現してウレタン研ぎ出し加工です。流石にこの大きさになると研ぎ出しも大変でした。

座席が多い分手間がかかりますが完成した状態は堂々としたスタイルで中々ではないでしょうか?
私が問題にしたのは運転席などの内装色です。指定色で塗装してもイマイチアッサリし過ぎて雰囲気が出ません。
実車の写真を見ても色だけは撮った写真によってさまざまでこれ!という物が無く苦戦しました。
隣駅の多摩センターではエアポートリムジンの停車駅なので実車を見に行こうとも思いましたが時間も根性も無く断念。(近いのに〜メンドクサイだけです)
結局わかる範囲のイメージで塗装しています。


DSCN4751.jpg


改造ではありませんが後方に付くデザインモールがメッキパーツで再現されているものの、このメッキ状態が非常に悪いのでメッキを落としミラーフィニッシュを貼って再現しています。
又、前面のデザインモールはメッキ状態は良いのですが、ゲートが目立ち上部に位置するので見た目が良くありません、
ここも同じミラーフィニッシュを貼って再現します。


DSCN4752.jpg


テールライトは赤いクリアーパーツが付属していますが実車は透明ではありません。テールライト部をマスキングしてクリアーレッドとシルバーを混ぜて実車に近い色を調色して表から塗装します。
これで実車と同じスタイルになります。


DSCN4760.jpg


DSCN4761.jpg


前面の方向幕はクリアーパーツで再現されていますがここが重要で、東京空港交通の文字はパーツの内側に付く様にしなければなりません。
下地を黒く塗装してデカールを貼りクリアーパーツ接着しても良いのですが、接着剤の付け方次第で台無しになりかねません。

クリアーパーツの裏側に東京空港交通の文字が見える様マスキングし裏から黒く塗装します。パーツをセットして文字が覗く様にすればリアルになります。
接着はエポキシ接着剤で固定した方が綺麗です。


DSCN4757.jpg


DSCN4762.jpg


DSCN4763.jpg


如何でしょう?中々立派な姿ですよね。

ところで実はもう一つ途中があるんです。
当初はエアポートリムジンと同時に進めたのですがこちらの方が改造が多いので時間がかかってしまい中断してしまったものです。
これもエアポートリムジンと同じ地元を走る京王ハイウェイのバスです。
こちらはスーパーハイデッカーではなくハイデッカーなのですがキットを改修してマイナーチェンジ後の現行型を再現しています。


DSCN4764.jpg


フロントグリルのデザインモールも形状が変わり中央にはセンサーが搭載されているタイプを再現しています。


DSCN4765.jpg


又、エアコンのファンの数も4個から3個へ変更。特に難しかったのはリアウィングです。高さも低くなりスマートなウィングですがキットの物とはかなり形状が違っていますので新規に製作してレジンで複製しています。


DSCN4766.jpg


何時完成するのか不明ですがチマチマ作業はしようと思っています。完成したらこのブログで御紹介したいと思います。
しかしバスはカッコよくなりましたね〜。昔は余り興味がなかったのですがセレガとガーラが登場してからバスの魅力を知りました。
ところが私は何故かセレガに一度も乗った事がありません。空港に行くときは当然エアポートリムジンを利用するのですが何故かいつもエアロクイーンに当たります。
以前ブログでさくらんぼ狩りに行った時もエアロクイーン、若い時にトラック運転手をしていた時もフソウスーパーグレート。どうしてこんなに日野と縁が無いのでしょう? 不思議です。

現在バスの模型はフジミ製のセレガとガーラ、新型のエアロクイーン、アオシマ製のエアロクイーンでいずれもトラック模型と同じ1/32です。
その他にも路線バスまでキット化されています。私も全て所有していますがどのキットも非常に出来が良く改造ベースとしても最適です。
フェラーリやランボルギーニも良いのですがこういったキットもとても楽しいのではないでしょうか?
地元を走るバスに塗装しても楽しいでしょうし、各バス会社のスペシャルバスを製作するのも良いでしょう。
シャンデリアを乗せたりLEDを内蔵して車内灯を再現したり工夫次第で工作は広がると思います。

次の製作はまだ決まっていません、何を作ろうか?
早々に決めますのお待ちくださいね。

では又お会いしましょう!
コメント、御質問お待ちしていま〜す。
一人でも多くのモデラーさんと繋がり祈って、、、、、、。

スポンサーサイト
 2017_02_05


こんにちは!トラック野郎熱風5000キロ第6回です。

あっという間に1月も終わりになってしまいました。
腱鞘炎もかなり良くなり作業も以前よりスムースに出来る様になり多少仕事らしくなりました。


作業が出来る様になって最近思うようになったのが物作りとは何なのか? という事です。
子供がハサミが使えない、鉛筆が削れないなど以前から良く耳にしますが現在も基本的には変わっておらず更に増えているとも多方面で聞きます。
学校の工作の時間で教えないのでしょうか?。
こういった子供が大人になると自分がしないので子供にもさせません。また不器用な子供が増えていく訳です。
刃物で手を切るのは危険な事ですが切った経験があるから切らない方法を考えるのでないでしょうか?
私は両親に男の子は手先が器用な方が将来便利だからと教育されてきました。
そのおかげでバイクも出来る限り自分で手を入れますし、自宅の家具や道具など殆ど自分で修理します。

物作りを知るという事は価値を考えるという事にも繋がります。以前子供に鉛筆削れる? と聞いたことがあります。
答えは「削れない、削る必要ないもん、だって鉛筆削りがあるから。」。尤もな意見ではありますが果たしてそれでいいのでしょうか?
鉛筆削りで削った鉛筆は全て同じ形で削れます。これは工業製品の量産と同じ事です。
ですが1本1本丁寧に削る事は使用目的にも合った削り方が出来ます。又、時間もかかるので価値が違います。
鉛筆削りを便利で簡単でいいじゃんと言ってしまえばそれまでですがやはり何か違う気がします。
私も鉛筆削りは利用しますが自分で削る事も当然出来ます。

勿論高額な物が良いとは全く思いませんが、通常高価な物は高価な分意味がありますし安い物は安く出来る理由があります。
物作りを知るという事はそういう意味でも大切な事ではないでしょうか?
誤解の無い様お話ししますが、安い物を否定しているのでは全くありません。

私はコンビニで買うお弁当よりお母さんが朝早く起きて作るお弁当の方が何倍も価値がある気がします。物作りを知るという事は作り手の思いも知るという事にも繋がります。
物作りの価値を知る事はそういう意味なのではないでしょうか?
こういうテーマは非常に難しく奥が深いのでこれだけの文章では私の気持ちはとても表現しきれませんが、全てを否定する前提の話ではありません。
私自身も簡単に答えが出ない難しい問題です。
皆さんに少しだけでも心に留めて頂ければ幸いです。


では作業に参りましょう! 今回は一番星号としては詰めの作業が残っています。
最初はバンパーです。前々回にウロコシールを貼りナンバーまで取り付けて終わっていますのでそこからの作業です。
バンパー上部にブルーのマーカーが付いています。ここも実車に合わせて組み上げましょう。
マーカーの基部はメッキなのですが基台はメッキではありません。メッキを剥がしてしまうと基部まで剥がしてしまうのでカッターの先か背を利用して基台部分のメッキを剥がします。剥がし終わったら残ったメッキにキズを付けない様丁寧にサンドペーパーで表面を磨きます。
その後メッキを剥がした部分をシルバーで塗装します。
又、マーカーレンズのブルーはかなり濃い色のブルーなので何度も重ね塗りをして濃いブルーに塗装して仕上げます。
完成したらエポキシ接着剤で接着します。
この部分の接着はそのままメッキを利用した方の場合はメッキを剥がして接着する事になりますが仕上がりを考えればエポキシ接着剤で固定した方が綺麗に仕上がります。
最後にサイドのマーカーと行灯を接着して完成です。


DSCN4392.jpg


さてお次はキャブの梯子です。パーツを見るとキャブに取り付けるステーが1本ですが実車は2本がV字型に止まっています。
又、ステーがかなり太いので見た目が良くありません。やはり実車に沿って細いステーに交換して形を変えましょう。
梯子のステーを切り取り0.4mmのピンバイスで貫通しない様に穴を開けます。同じ径の洋白線を差し込み瞬間接着剤で固定します。
キャブ側のステー取り付け位置に0.4mmの穴を開けておきます。エポキシ接着剤を洋白線に少しだけ塗りキャブの穴に差し込み固定します。


DSCN4397.jpg


固定する際、荷台の側面を参考に床から垂直に取り付ける事が大切です。
硬化したらもう適度な長さに切った洋白線を斜めにエポキシ接着剤で取り付ければ完成です。
意外と簡単です。是非チャレンジしてみて下さい。
こんな場所でもグレードアップに大きく効果があると思います。


DSCN4398.jpg


先程組み上げたバンパーを取り付けました。
斜めにならない様に良く確認してバンパーを取り付けます。斜めに取り付けてしまうと台無しです。


DSCN4415.jpg


ワイパーの取り付けです。
キットの野暮ったいワイパーは取り付ける気がしなかったのでエッチングワイパーを取り付けてみました。


DSCN4433.jpg


これだけでも実感が出てきますよね。
ちなみに私が使用しているのはモデラーズ製のH型というタイプです。どのメーカーを使用しても大丈夫ですがワイパーのアームとブレードの長さはキットのパーツを参考に選定する事が大切です。

こんな所で泥除けです。
「忘れてんじゃないの?」とお思いの貴方! そうなんです、コロッと忘れておりました。
そこでどうせならここにも手を入れちゃいましょう!
キットの泥除けは実車と比較するとやや短い気がします。厚みもあるので0.3mmのプラ板で作り直し薄くして長さもやや長めにします。
リヤ側はフェンダーの取り付けステーのみを使用します。
説明書には泥除けの周囲に白く塗装指示がありますが劇中車を見る限り白い部分が見当たりません。
ここは単純に赤と黒の塗装だけで良さそうです。


DSCN4431.jpg


泥除けを取り付けた状態です。
泥除けの裾にメッキテープを貼る様指示がありますが実車はウロコステンレスが貼られている様です。(私の確認が正しければですが、、、)
どうでしょうか、標準の泥除けより長くなって恰好が良くなったと思いませんか?


DSCN4432.jpg


ここも忘れてはいけません!
1番星号には無線アンテナが付いています。キャリアの後方に付いていますがこれも再現します。
アンテナには洋白線の0.4mmを使用して根元には0,7mmの真鍮パイプを使用して差し込み0.3mmの洋白板から基台を作りハンダ付けして製作しています。パイプ部分は黒く塗装して仕上げれば完成です。
取り付けた後適当な長さでアンテナをカットします。


DSCN4435.jpg


DSCN4450.jpg


最後はバックミラーです。
ボディカラーに塗装してミラー部分にはハセガワのミラーフィニッシュを貼り込みウレタン塗装でコーティングします。
硬化後、ボディにエポキシ接着剤で固定します。


DSCN4448.jpg


おまけですが、運転席右前に標準のラジオアンテナが付いています。これも再現しちゃいましょう!


DSCN4451.jpg


これで完成です。
では完成した1番星号を特とご覧ください!
影が出る様にしたかったのでアトリエのテラスで撮影しました。素人撮りなのでイマイチ写真が良くありませんが御了承下さい。
どうも写真が現物のボディカラーと少し違う色になって写ってしまいました。こんなに青くないのですが、、、、、、、。


DSCN4452_20170128112356126.jpg


DSCN4454_20170128112358142.jpg


DSCN4455_201701281124006e1.jpg


DSCN4453_201701281123576dc.jpg


DSCN4456_20170128112402fab.jpg


DSCN4457_20170128112422b46.jpg


さて今回は如何でしたでしょうか?
結構失敗もあり、バンパーの行灯やキャブ前の行灯文字もバラバラになってしまい新規でデカールを作り直したり改造したはいいが帳尻がイマイチ合わなかったり、、、、それでも何とか完成に漕ぎつけました。

1番星号の人気は今でも非常に高く、現在でも製作代行の御相談は絶えません。非常に部品が多く手間のかかるこのキットは弊社での製作代金もかなり割高になるキットです。
それでも御依頼やお問い合わせが多いのはそれだけトラック野郎の映画自体の完成度と、故菅原文太氏と故愛川欽也氏の人気が全てでしょう。
私も若い時に映画館へ「故郷特急便」他を見に行きましたが今でも大好きな作品の一つです。

そんな作品に出てくるトラックは劇中のラストの活躍シーンが伴うとより魅力的になります。(ボロボロになってしまうんですね〜)
さすがにボロボロになった1番星号を製作した事はありませんが1度は挑戦したい作品である事は間違いありません。
映画の劇中車はトラック野郎に限らずどれも魅力的です。マッドマックスのインターセプター、バットマンのバットモービルなどキリが無い程魅力的な車が沢山あります。
劇中車のキットは製作しながら映画のワンシーンをイメージしたり他のカーモデルになどに比べると製作自体がより楽しい物になります。
皆さんも映画を見ている気持でキットを製作して楽しんで頂けると模型の楽しみが広がります。

取りあえず完成はしましたが正直な所、まだ改造できる部分は他にも多くあります。荷台の前面上に付く通気口の形状も劇中車とは違っていますし他にも電飾用の配線を増やすなど、、、、、。
次に1番星号を製作する際はそういった部分も含めて改造を施し究極の1番星号を製作したいと思います。(何時になるやら〜)

今回のトラック野郎製作が非常に楽しかったので懲りずに考えているのは別の映画に出てくる龍馬号を製作してみようと考えています。
現在リリースされている龍馬號はバリューデコトラシリーズでかなり簡素なキットなのでディティールも実車とはかなり違っています。
このキットをヘビーフレイトシリーズにヒケを取らない劇中に出てくるトレーラーを完全に再現してみたいと思います。
かなり大掛かりの改造になり時間も必要なので折を見て挑戦しようと思うのでその節は宜しくお願い致します。。

まだ次回の製作は決まっていません。現在思案中です。
作りたいキットは沢山ありますがやはりこのブログでは皆さんが楽しんで頂けるキットの製作をしたいと思っています。
そういった意味では今回の製作は自分なりの評価として55点程でしょうか?
まだまだ勉強が必要な様です。
今後も皆さんに楽しんで頂ける様頑張ります!

では今回も応援のポチッをよろしくお願い申し上げます。


update_20170130125541a89.jpg
完成したモデルはこちらからも御覧頂けます!


 2017_01_28


こんにちは!トラック野郎熱風5000キロ第5回です。


最初に一つ訂正をお話しさせて頂きます。

前回でバンパーのナンバープレートの取り付け方法で「実車と取り付け方法が違っている」とお話ししましたが、誤解のないように訂正いたします。
別の作品中でバンパーを外して整備しているシーンが出てきますが、その時はウロコバンパーを下してオリジナルのバンパーにナンバーが付いています。
ウロコバンパー中央に開口部があり、そこから本物のナンバーが覗いていると思いきやそうでもない様です。
もしそうであればナンバープレートはバンパーの開口部と面一かやや奥まって見えるはずです。
しかし実車をみるとナンバー自体にそれなりの厚みがあるのがわかります。
これは撮影用のナンバーでアクリル等で出来ており裏側から蛍光灯で光るようにしてあります。その分ナンバー自体に厚みがあるわけです。
これを再現するにはナンバー自体の厚みが必要なので、バンパーの開口部を塞ぎ上から取り付けをすれば実車に近い雰囲気が得られます。
(レプリカなどは字光式を使用しているのでナンバー自体に厚みがあります)
実車の劇中で使用されいるナンバーは劇中専用のナンバーでオリジナルではありません。登録されているナンバーは恐らく2番の様です。
制約が多い分、撮影以外はウロコバンパーも外して移動させていた時期もあったのかもしれませんね〜。

後半作品からは移動時もウロコバンパーを装着したまま電飾ナンバーを取り外してオリジナルナンバープレートで移動させていたようで、撮影時に劇中用ナンバーに交換していたのではないかと思います。
そこで劇中の雰囲気に合わせるために前回の改造を施しています。
見た目を重視した改造である事を御理解ください。
私の説明が足りず誤解なさってしまった方にここで御詫び致します。

もう一つ訂正です。前回リアバンパーを製作した際には気が付かなかったのですが、改めて見てみるとテールライトに違和感を感じました。
説明書の取り付けに従ってリアバンパーにテールライトを接着する分割されたテールライトのウィンカー、ストップの比率が逆になります。
実車は幅の広い方がストップランプで狭い方がウィンカーになっています。説明書のままでは逆になってしまうので取り付け場所のリブを切り取り逆に取り付けた方が実車に近くなります。
正直な所この部分は目立つ場所でもありませんし、ランプの比率もハッキリわかるほど違いがある訳ではありません。(実車はハッキリ判ります)
好みで作業すれば良いので無理に行う必要はありません。
取りあえず変更したパーツを御覧ください。


DSCN4220.jpg


さて前回は荷台の製作やサイドバンパーの製作を行いましたのでこれらのパーツを取り付けて形にしましょう。
シャーシを裏側にして泥除けとサイドバンパーのステーを最初に取り付けます。
ここでチョット手を入れてみましょう。次はサイドマーカーを取付けますがここで一つ!
付属しているサイドマーカーは黄色の成形色で出来ていますが、この成形色の黄色がどうも薄くてリアル感が足りません。
使用するサイドマーカーを塗装してリアル感を出してみましょう。
黄色味を濃くするというより、クリアーイエローに少しクリア—オレンジを混ぜて濃い目の黄色にすれば良いだけです。
接着方法ですがマーカーリングがメッキで出来ているので通常の接着剤では接着出来ません。エポキシ接着剤を使用します。


DSCN4168_20170124103242935.jpg


如何でしょう?マーカーのイエローが濃くなりました。
とは言っても写真ではイマイチ分かりませんね〜。実際はかなり黄色が濃くなったのですが、、、、、、。
とても写真だと伝わらないかもしれませんね〜。
取りあえず両側の作業後の写真をご覧ください。


DSCN4189.jpg


ここで訂正を一つ! 荷台下の両端に付くマーカーの色を間違えて赤にしてしまいました。
ここは正しくはオレンジですので後の写真からは修正してあります。


DSCN4190.jpg


シャーシ裏側です。この時点では泥除けなどのパーツは作業中外れやすいので最後に取り付けます。
ここで気が付いた方いらっしゃるのではないでしょうか。
そうなんです。後ろのナンバー取り付けステーを外してあります。これは事故ではないんですね〜。
リアバンパーを仮止めしてみた所、ナンバーがかなり奥に入り込んでおり実車の後ろ姿とは印象が違っています。
このナンバーステーをバンパーに近い所に移設しようと思います。


DSCN4191.jpg


DSCN4193.jpg


サイドバンパーを取り付けます。これでマフラーエンド部の作業が出来ます。
マフラーエンドがサイドバンパーの裾部分に少し見える程度に取り付けた方が見た目が良いので、この時点で実寸合わせにします。
又、エンド位置は最も多く見られる標準的な位置になるよう取り付けます。
マフラーの取り付けステーですがこの形も様々で決まったものはありません。私の場合は標準仕様のステーを施設して利用しました。
大切なのは不自然でなければ良いですし、実車を参考に取り付けステーを作れば問題は無いと思います。


DSCN4281.jpg


マフラーエンドが見えますね。真横から見るとバンパーに被らず見える様に取り付けてあります。
これくらいが一番リアルではないでしょうか?
実車に付いていないのが残念!


DSCN4282.jpg


ここでリヤバンパーとナンバーを取り付けます。ナンバーのステーを移設したので実車に近い表情になりましたね。
荷台後方の排水パイプはそのままではやや細いので、2mmのゴムチューブで新規に取り付けています。


DSCN4383.jpg


更にサイドウィンカーも追加しました。この縦型ウィンカーはマーカーの付いているランナーに予備としてついているパーツを使用します。
但し角があるタイプのマーカーなので角をペーパーで落としてやや丸みを付けてクリア—オレンジで塗装して取り付けます。
取り付け場所はサイドバンパーのステーで十分でしょう。

前面と後方側面の電飾を製作します。
説明書には電飾のプレートにモールドされている基台部分を黒に塗装するように指示がありますが、塗装してマーカーを合わせてみると塗装した黒が余り見えません。黒の塗装の上にマーカーを乗せれば底が黒く見えますが何となく不自然です。

そこでプレート自体にシルバーを生かしてそのままマーカーを接着しマーカーレンズの裾部分に0.5mm幅のラインテープを貼り再現してみました。
こうすればレンズ底はシルバーなので違和感がありません。大変手間のかかる作業ですが実車感は十分出ます。
私はテープを巻いて手軽に再現しましたが裾部分を塗装にすれば更にリアルになると思います。
最後にプレート裾の裏側に切り込みを入れてコードを瞬間接着剤で取り付ければ電飾用のコードが再現できます。
但し実車のコードはシルバーなので塗装して仕上げるか、シルバーのコードを使用した方が良いでしょう。


DSCN4283.jpg


屋根の電飾です。メッキパーツですが実車はメッキではありませんのでメッキを剥がします。
ここでの問題はブルーとイエローのランプが交互に付きますがこの順番です。

説明書には前側の電飾の両端はイエローから始まっていますが実車はブルーから始まっています。
後方の電飾も前側と同じ順番になるのですが両側面のランプの数が合わない様で前側を実車と同じにしても後方は出来ません。仕方が無いので前面のみ合わせる事にします。
塗装色はキャブの電飾で使用した物と同じですがクリアー塗料は使用せずソリッドカラーで塗装します。
クリアー系塗料を使用するのはバンパー上部の電飾とリヤホイールのみです。実車はかなり濃いブルーなので薄い色にならない様注意が必要です。

又、電球と基台の間には白いブラケットが付いています。白く塗装して再現するのも方法ですし、私の場合は0.5mmの白いラインテープを電球と基台の間に巻いて再現するのも方法の一つです。テープの場合はその厚みで段差が出来るのでブラケットの様な形になるので実車の雰囲気に近い形になります。
ですが非常に手間がかかる作業なので白く塗装して再現しても十分リアルになります。


DSCN4381.jpg


電飾のガード部の製作です。なんとパーツを見たら2か所折れているではありませんか! 接着して修理しようと思いましたが強度的に弱くなると考え真鍮線で新規に製作しました。
「そのまま使用しても問題ないんじゃない?」と思われる方は多いと思います。勿論そのまま利用しても素晴らしい完成品になります。
ですが折れているのを機に、少し見た目にやや太く存在感があり過ぎですし強度的に強くしたいので作り変えてしまいました。

作り方ですが、かなり難しく精度を必要とします。又、ハンダにある程度の技術力が必要ですので余りお勧め致しません。
あくまで「こんな方法でも出来るんだ〜」というノリで見て頂ければ幸いです。
真鍮線は0.6mmを利用して製作しましたがリアル感を求めるなら0.4mmの真鍮線を利用した方がリアルです。
但し、余りに細いと作業もしにくくハンダの部分が少ないので壊れやすくなってしまいます。強度を考えれば0.6mmぐらいが理想的かもしれません。
又、精度を出すのはかなり難しいのですが劇中車を見てもぶつかったりして少し曲がり気味です。多少うねって組み上がっても雰囲気が演出出来ると思いこみ! 良しと! しましょう!(ちなみに私も完全な真っ直ぐではありません、言い訳で〜す)
組み上がったらメタルプライマーを塗装してステンレスシルバーで仕上げます。

パーツをそのまま使用する場合はメッキを剥がしてシルバー塗装で仕上げれば十分リアルになります。いずれにしても実車はメッキではないのでメッキは剥がした方が良いと思います。


DSCN4375.jpg


保護柵を取り付けて屋根の行灯なども取り付けました。
案外上手く出来上がったようです。やはりハンダで組んでいるので非常に強く、継ぎ目が無いのでスッキリ見えます。


DSCN0013.jpg


これで泥除け以外は荷台が完成しました。


DSCN4384_20170124113400456.jpg


ここまで来たらキャブをシャーシに取り付けます。キャブが乗ると何だか嬉しくなってきますね〜これで形になってきました。


DSCN0011.jpg


今回はここまでです。
いや〜時間がかかる作業ばかりで参りました!
私は所々に手を入れてグレードアップをしていますがキット自体の完成度が高いのでここまでする必要はありません。
以前製作した「故郷特急便」はメディアの作例なので殆ど手を入れずに製作しています。
私自身トラック野郎キットにここまで手を入れたの初めてです。
トラック野郎のキットはバンダイからリリースされており私も所有しています。特徴をとらえてはいますがかなり子供騙し的な内容で、ファンにはとても納得できるキットではありません。私が製作するなら殆ど改造でオリジナル部分はどれくらい残るのか不安なぐらいです。
それに比べこのキットは大勢のファンにとってとても嬉しい事だったのではないでしょうか?

次回第6回は完成になり最終になりますが、本当に詳しく記事を載せるととても6回では足りません。正直な気持ちですが回が多いと進行が遅くなるので変化に乏しくなりますし見て頂けなくなるのも困ります。
又、反対に回が少ないと変化が多くなり見た目にも楽しくなりますが製作方法を記事にする事は出来なくなります。
んんんんん、、、、、。非常に難しいですね〜。
それでも今回の6回は過去の記事で最も長い回数になりましたがお伝えしたい事が半分も出来ていません。
これからの課題です。

先程もお伝えしましたが次回が完成で最終回です。
キャブの最終仕上げの予定です、次回も宜しくお願い致します。

では今回も御質問、コメント等お待ちしています。今回のキット以外の事でも何でも良いので御気軽に御質問ください。
皆さんと同じモデラーとして出来る限り応援させて頂きます!

 2017_01_24


年が明けて最初のブログです。御挨拶にしては遅過ぎですがやはり年初のブログなので御挨拶をさせて頂きます。
明けましておめでとうございます。

腱鞘炎も随分良くなり、もう少しで大好きなオートバイに乗れそうです。完全に治るまではもう少々時間が必要ですがブログの製作も普通に出来る様になったことはとても嬉しい事です。
今年も気合十分で楽しく参りたいと思っていますので何卒宜しくお願い致します。

最初に一つ御詫びをしなければなりません。前回で大体のキャブが完成しましたが一部手直しをしました。
私の確認ミスでフェンダーの滑り止めの形状が一部違っているのが解りましたので正しい形状に改修しました。


DSCN4146.jpg


今回のメインであるシャーシを仕上げてきましょう。
シャーシの組み立ては最初に終わっているので塗装になります。塗装自体は皆さん御存知でしょうし難しくないので簡単に説明だけさせて頂きます。

組み終わったシャーシにサーフェイサーを塗装して下地を作ります。傷などを確認して出来るだけ綺麗な下地を作る事が大切です。
シャーシ色を塗装する前に赤いシャーシ色が発色するようにホワイトで塗装して本塗装の準備を行います。
シャーシの塗装色は赤です。この赤が微妙な色で通常の赤を塗装しても問題はありませんが、劇中車を見る限り普通の赤には見えません。
私の場合はモンザレッドを塗装するかモンザレッドと赤を同量混ぜて調色して塗装していますが、今回はモンザレッド単色で塗装しました。
いずれにしてもやや明るい赤の方が模型映えがするので良いと思います。

塗装を終えたらリアル感を出す為に板バネ部分やボルト、動力シャフトのジョイント部分などに墨入れを行うとリアル感が出てきます。
特に板バネ部分は実車もグリスが塗られているので汚れやすくなっています。板バネ部分だけも墨入れをすると良いでしょう。


DSCN3798.jpg


エンジンですがこのエンジンは残念な事に主要構成のみの再現ですし、完成後はキャブがチルトしないのでエンジン上部は全く見る事が出来ません。
又、エンジンのモールドとディティールは非常に簡素でエンジンブロック自体は味気の無いものになっています。
こういったキットは外装が大切なので十分なのかもしれませんね。本来私の大得意とするエンジンのディティールアップですが殆ど意味が無いので今回は何もしません。
但し塗装については説明書が赤の指示になっていますが、実車は赤ではないと思うのでそれなりに恐らくこうであろうと思う色で仕上げています。
エンジンについては各自で資料とを見てエンジン塗装を施すと良いでしょう。


DSCN3799.jpg


DSCN3800.jpg


さて課題であったマフラーですが悩みました、、、、大変! 、、、、、もの凄く! 、、、ごっつい! 、、、どうよ! ってなぐらい迷いました。
実車は装備していなくとも映画のシーンをイメージするとどうしてもダブルマフラーの音が耳から離れません。
かといってリメイクされた一番星号のダブルマフラーを作るのもどうかと、、、、、、、。

そこで当時、私がドライバーをしていた時に別会社の方が付けていたダブルマフラーを思い出したので、それを再現する事にしました。
あくまでも記憶の物なので若干違いがあるかもしれませんが、それなりに良く覚えているので何とか形に出来そうです。
時代背景から考えても30年以上前の記憶なのでイメージ的には丁度良いかもしれません。

6mmのプラパイプを用意して標準の触媒と同じ長さのパイプを2本作ります。
切り口の両側を0.5mmのプラ板で塞ぎ周りを0.1mmのプラペーパーを使用して1mmの帯を作り塞いだ口の全周に巻いて接着します。
リアルに作り過ぎても余り効果があると思えませんのでこの程度でも十分だと思います。


DSCN3823.jpg


その後エキパイが入る様センターに穴を開けて二つの触媒をステーを作り繋げます。
エンジン側から出ているエキパイは標準仕様になっているのでこのままでは繋がりません。エキパイがうまく繋がる様加工します。
エキパイの加工ですが特に難しくはなく、写真の下側は無加工、上面側は元々のものを2本を次いで製作するのです、がその部分を約5mm程度切り詰めただけです。とても簡単なので触媒部分を作れる方であればどなたでも簡単に作る事が出来ます。

エキパイの色は茶系とシルバーなどを混ぜて錆っぽい色に仕上げると実感が出ます。
大して加工もしていませんが綺麗に違和感なく取り付けが出来ました。
触媒から先のマフラーは実寸合わせなのでサイドバンパー取り付け後に取り付けます。


DSCN3950.jpg


いよいよ大物の荷台です。
さてこの荷台ですが裏側(荷台内側)の押しピン跡の多い事! これには参りました。
荷台後ろの扉もかなり目立つ押しピン跡が多くあります。実は電撃ホビー時代に作例で製作した「故郷特急便」(作例記事はこちらから)は荷台の扉を塞ぎました。
大量の押しピン跡を消す時間が余り無かったこともあり内側を見せない様にしたためです。(編集部もそれでOKでした)
ですが今回はそうもいきません。時間をかけてでも出来る限り処理します。
処理の仕方ですが例外は無く少量のパテを盛って400番のサンドペーパーで表面を荒削りして1000番のペーパーで仕上げるしかありません。
時間と根気の勝負です。


DSCN3801.jpg


全ての処理が終了しました。
写真だと一瞬で次の工程ですが実際は物凄〜い時間がかかっています。
ここで荷台パネルパーツの全てをサーフェイサー塗装して本塗装を行います。白い部分は指定ではホワイトですが私の記憶では少しアイボリーがかった白が一般的だった気がします。劇中では普通の白に見えるので勿論白で塗装しても問題はありません。
今回は車両が古い事もあるので昔の雰囲気を作る為に少しアイボリーがかった白で塗装してみました。


DSCN3808.jpg


DSCN3817 2


写真の撮り方が悪いせいでかなりアイボリーになっていますが実際はかなり白に近い塗装になっています。
これからマスキングしてシルバーを塗装します。


DSCN3819 2


マスキングですが正直な所かなり面倒ですね。マスキングする部分を帯状に切ったマスキングテープで貼るのも良いのですが、出来る限り手間を無くすために幅の広いマスキングテープを貼って、爪楊枝などで切り取るラインに筋を入れて馴染ませます。
良く切れるカッターを使用して1回で切ります。途中で止めたりしないで最後まで切りきらないと綺麗なマスキングラインになりません。
慎重に下の塗装を傷つけず作業します。


DSCN3821.jpg


DSCN3822.jpg


ここで大切なポイントです。このままシルバー塗装し表側のデカールを貼っても良いのですが荷台を箱の状態にする際、
表側から接着剤を流し込むことになります。接着面が長く幅が薄い為、少しでもズレたり接着剤が表に出てしまうと表面が汚れたりもします。
ここはデカールを貼りたい気持ちをグッとこらえ十分な接着剤を流し込みシッカリ接着します。

パネルが反っている場合は途中で浮いたりするので仮止め用に瞬間接着剤を点付けしてから流し込むのも手です。
出来るだけ隙間が出ない様に丁寧な作業が必要です。
乾燥後僅かでも隙間があると修正しようにもデカールが貼られていると難しくなります。その為にもデカールは最後に貼った方が無難です。


DSCN3876.jpg


DSCN3877.jpg


やはり若干隙間が出来ました。こういった場合はパテを綿棒などで隙間に擦り込み埋めます。
乾燥する前であれば出来るだけ綺麗に拭き取っておけばペーパーがけが非常に楽になるのでお勧めです。
隙間が綺麗に処理されたら塗装前にサーフェイサーを塗装を忘れない様にしましょう。


DSCN3929.jpg


シルバー塗装が終ったらデカールの食いつきを良くするために、必ず光沢のクリアーを塗装して備えておくことを忘れないで下さい。
ここで使用するシルバーは通常のシルバー(クレオスカラーN0.8シルバー)を使用します。実車もそれほど明るいシルバーでもないので丁度良いと思います。
(ちなみに屋根の部分にマスキングがされているのは電飾用の取り付け穴からシルバーが中に漏れない為です)

荷台が形になったのでいよいよ大仕事のデカール貼りです。
経験のある方ならお判りでしょうが、このシリーズのキットのデカールは非常に硬く割れやすいのが難点。
恐らく経験者の皆さんはかなり大変だったのではないでしょうか?
簡単な方法。ズバリ!正解は!
全くありません!!!
私も地道にブチブチ文句を垂れながら、ヒビが入った馴染みにくいデカールに軟化剤を何度も塗ってシコシコ貼るしかないのです!
欠けた部分やわずかに足りない部分はタッチアップペイントが基本です。私も内心「適当でいいや〜、どうせタッチアップしなきゃなんないんだから〜♪」などとメーカーのせいにして、技術力の無さをごまかしながら貼ったのでありました。
デカールの貼り方は以前からブログで御紹介しているので割愛させて頂きますが、これだけ広い面積を貼る場合は筆を利用した方が簡単です。


DSCN3994.jpg


順番的には天面を貼り、側面を貼った後、タッチアップをしてからヒンジなどの作業に入るのが良いでしょう。
ちなみにメーカーの努力でヒンジなど全てデカールで再現してありますが、後方扉のヒンジなどはとても簡単に貼れる物ではありません。
文字が重なっている場所を除いてすべて塗装で再現した方が綺麗に仕上げられます。デカールと同じ色を調色するのは少々大変ですが時間をかけてタッチアップした方が必ず綺麗に仕上がります。


DSCN3995.jpg


残りのドアヒンジなどの製作も行いましょう。
先程も述べていますがヒンジ関係などすべてがデカール再現です。ここは出来るだけ塗装に変えて再現した方が美しく仕上がります。
メインの色を最初にエアーブラシで塗装し細かい部分は筆で塗装した方が簡単です。
ヒンジ部などに塗料が入り込むと扉が開かなくなってしまうので注意します。

最後は経年劣化を防ぐ為にもウレタンで仕上げちゃいましょう!
「しかし、ウレタンが好きなおっさんだな〜」と思っていらっしゃる方! その通りです。
ウレタン塗装をしておくと以前の以前製作した「故郷特急便」の様にかなりの時間が経っても完成時のままの状態が保てるからです。

但し、今回はチョット違うんです。今回は実車の様な半艶に仕上げにしたいのでウレタン塗装をしますが光沢のピカピカにはしません。
ウレタン塗装は通常正しい配分をすると皆さんが御存じのピカピカに仕上がるのですが、希釈度を変えると違う仕上がりになります。
最初は通常にウレタン塗装を行い光沢に仕上げます。これはデカールを保護する為です。
乾燥後、荷台全面を丁寧に1500番程度のペーパーでゴミを取り表面を均一に磨きます。デカール痛めない様丁寧に作業をします。
磨きが終わりましたら仕上げをします。通常にウレタン調合して溶剤のみを規定の3〜4倍の量で希釈し塗装します。
これで乾燥すれば全体的に艶が消えて雰囲気が出来ます。

勿論ラッカークリアーでも大丈夫です。大切なのは貼りっぱなしにしないで必ずクリアー仕上げをする事です。
貼りっぱなしにすると後に乾燥で割れて欠けてきたり、空気中の油分がデカールに汚れてとして付着し洗浄しても元には戻らなくなります。
必ずクリアーで十分な仕上げをしておきましょう。

荷台が完成したら裏側にシャーシの上側を取り付けます。
このパーツも赤いので予め塗装して用意しておきます。


DSCN3816.jpg


最後は荷台とシャーシを組み上げます。
荷台に接着してからシャーシに取り付けるよりもシャーシと荷台下の骨組みを組み上げてから荷台を取り付けた方が接着が楽になります。この時点では荷台下のバンパーその他は取り付けません。


DSCN4085.jpg


ここでデカールを貼り終えウレタン塗装を塗装した荷台の全面を御覧いただきましょう。
荷台はピカピカではありませんね。肉眼で見ると完全に半艶状態なので良い感じです。


DSCN4143.jpg


DSCN4144.jpg

DSCN4145.jpg


もう一つ大仕事を済ませちゃ来ましょう。
サイドバンパーのウロコですが写真を見て頂くと一目瞭然ですが、綺麗なウロコ模様がモールドされていても板自体がヒケてしまっているので綺麗に反射出来ません。特に長い方のバンパーが切ないですね〜。
どうせならメッキでギラギラし過ぎなので実車の様な落ち着いた感じのウロコ表現にしてみましょう。


DSCN4084.jpg


最初は漂白剤等でメッキを剥がします。下の写真が剥がした状態です。


DSCN4086.jpg


サイドバンパーの処理です。
ヒケを取る為に400番のペーパーを治具に貼り付け、平らになるように丁寧にウロコのモールドを削り取る様に処理します。
ある程度平滑になったら1000番のペーパーを治具を利用して再度丁寧に磨きます。
側面も全周綺麗に処理してカッチリした板に整形します。
又、裏側にある大きな押しピン跡はかなり目立つので出来れば綺麗に削ってペーパーで処理しておきましょう。


DSCN4087.jpg


処理が出来たらサーフェイサーを塗装して、下地を綺麗に仕上げステンレスシルバーで表裏両面を塗装します。
乾燥後光沢クリアーを塗装して均一に仕上げておきます。側面もお忘れなく。
ここでディティールアップを行いましょう。
フロントバンパーですがナンバープレートの取り付け場所が問題です。バンパー中央にナンバープレートが収まる様に開口されています。
更に全周にリブがモールドされていますが、実車は開口した部分にナンバーが付ているのではありません。
バンパー自体に固定されているのでこの開口部を埋めてリブも削り取ります。この時、裏側からナンバープレート取り付け用の穴が開いているのでガイドにして裏側から予め穴を開けておきましょう。


DSCN4088.jpg


ここからが本番です。
ウロコを剥がしてしまった以上再生しなければなりません。そこで再度アオシマのウロコシールを貼って再現します。
サイドバンパーのを貼るのは簡単なのでフロントバンパーの貼り付けをしてみましょう。


DSCN4089.jpg


ある程度大きめにウロコシールを切り取ってバンパー中央部から外側に空気を逃がす様に貼り付けます。
側面は折り曲げて貼り込みますが、中央でバンパーが曲っているので片側を貼り終えたら上面と下面の中央部分に切り込みを入れて、もう片方を貼り込みます。折った角に爪楊枝などで少ししごいてあげて角をキッチリ付けておくと見栄えが良くなります。
側面角も同じ要領です。
余った部分は綺麗に切り取って仕上げておきましょう。出来るだけ1枚で貼り込むことが大切です。
仕上げに光沢クリアーを薄く塗装してくと綺麗に仕上がります。厚く塗装するとウロコのモールドが消えてしまう可能性があるので十分注意しましょう。


DSCN4090.jpg


DSCN4105.jpg


ナンバープレートは白く塗装してデカールを貼ってからクリアー仕上げをしておきます。
ここでもうチョイ手を入れてみましょう。キットのナンバー用のバイザーはやや形状が違っています。
実車はナンバーの裾までバイザーが回っていますがキットの物は途中で途切れています。ここも洋白板を加工して新造します。
又、キットの物はメッキ表現ですが実車はウロコステンレスで出来ているので、ここもアオシマ製ウロコシールを貼り込み
再現します。ナンバープレートの横が浮いているように見えますが実車はこのように取り付けられているようです。
これで実車の雰囲気が演出出来ました。

サイドバンパーにはデカールを貼りますがデカール下側のブルーが側面にまで回っていません。予め同じ幅になるよう塗装しておくと実車らしくなります。
又、リアバンパーの下半分もブル—のデカールが付属していますがこのブルーがサイドバンパーのブルーより濃い色になっています。
実車は同じ色なので塗装で再現した方が良いでしょう。


DSCN4097.jpg


DSCN4103.jpg

今回はここまでです。ブログの写真を見る限り写真の枚数の割に作業が少なそうですが実際はかなりの時間がかかっています。
トラック模型は過去にもそれなりの数を製作しましたが一番星号はとにかく時間がかかります。(勿論、手を入れすぎですけどね。)
その分丁寧な作業を行えば美しい完成品になるのも間違いありません。

これはトラック模型に限った事では無く、実車の資料をよく見て金属なのか樹脂なのかゴムなのか? という事をキチンと把握する事です。
理解が出来たらその質感を再現する塗装を施す事でリアル感が演出出来ます。
弊社でもスタッフの教育時に必ず表現方法として教えています。

又、、私は多くの場所に何らかの手を入れていますが、ディティールアップをしなければダメという事では決してありません、
全てメッキを使用して製作しても勿論美しい完成品になりますがどの様な完成品にしたいのか? が大切です。
製作代行の時は御依頼の客様の御要望を100%反映できるように製作していますが、私個人の為の作品は自分が納得出来る
完成品にしているだけなので手抜きも多くなります。勿論勉強の為にチャレンジは欠かさない様にしてはいます。
自分が納得できる完成品であれば素晴らしい作品になります。そういう意味で私のブログで少しでも参考になった際は是非、御自身の製作時に流用して頂ければ幸いです。

次回は荷台の各パーツの取り付け、キャブと荷台の合体などを中心に進める予定です。

では又、次回お逢いしましょう!

今回もコメント、質問お待ちしております。

 2017_01_14


お待たせいたしました!熱風5000キロ第3弾をお送りいたします!
腱鞘炎でお休みしていた分シワ寄せが、、、ブログの更新も遅くなってしまいました。
ですが皆さんのおかげで腱鞘炎も殆ど回復して通常で業務をこなせるようになりました。(まだ一部きつい部分はありますが。)
年内最後のブログなので頑張ります。

前回は研ぎ出しを中心に御紹介致しましたが御理解頂けましたでしょうか?一人でも多くの方が研ぎ出しが出来る様になればと願っています。
本当はムービーでお話ししながら御説明するともっと的確に御理解頂けるのですが中々、、、、。
そのうちにYouTubeでアップしちゃいましょうかね〜。

今回は内装キャブ周りのディティールアップを施して、もう少しリアルにな内外装にしてみましょう。
デコトラの内装に拘る方は多いのではないでしょうか? シートに布を貼ったり、リアルなシャンデリアを作ったり様々なディティールアップがあると思います。
皆さんもリアルな完成品を目指して色々な試行錯誤を重ねてきたのではないでしょうか?
今回は長江流とでも言いましょうか? 布などは使用しませんがスケール感を損なわずそれなりの雰囲気を演出する様に小改造などを行ってみましょう。
ヤル気さえあればどなたでも出来そうな内容なので是非御参考にして頂ければと思います。


最初はシートです。故郷特急便の様なデカールでシートカバーを再現する仕様ではなく塗装のみで再現する仕様ですが、このまま塗装してもリアルにはなりません。
まずは実車はシートカバーを掛けているので当然シートの縫い目は見えません。
シートの縫い目の部分とヘッドレストの両側にパテを盛り、全体的に少しルーズな感じで400番程度のサンドペーパーで整形します。
これでシートカバーを掛けた雰囲気が再現出来ます。
終了後サーフェイサーを塗装して下地を作ってから塗装します。


CIMG0098.jpg


シートのカバーである以上、布地の表現が少しでも出来たら良いですよね? そこでストーン調の缶スプレーを使用します。
パーツの上からまぶす様に少しずつ塗装してザラついた表面を作ります。簡単に言うと梨地の状態を作れれば良いという事です。
良い感じ仕上がったらシート色で塗装すると以前よりリアルな感じが出ます。
ちなみにシートの色も説明書の指定色より実車は濃いブルーなので、黒などを足して色目を濃くして塗装します。

以前はスウェード調の缶スプレーが出ていたので良かったのですが、現在は販売されていない様です。
エアーブラシでも再現は可能です。やや濃い目の塗料を作り小刻みに振りかけるように塗装すれば似た雰囲気が得られます。


CIMG0107.jpg


CIMG0219.jpg


ダッシュボードも少し手を入れてみましょう。
ダッシュボードの上面には赤いマットを表現する為のデカールが付属していますが、上面には継ぎ目の段差と通風孔のモールが再現されています。
この上からデカールを貼ってしまうと乾燥後段差とモールドがクッキリ浮き出てきます。
当然、実車でもそのような状態ではないので、上面にパテを盛ってなだらかな傾斜を作りデカールを貼っても違和感の無い状態を作ります。
ダッシュボードを塗装して一度クリアーで光沢にしておきデカールを貼ります。乾燥後艶消しか半艶で再度全体の艶を調整しておけば、マットが敷いてるように見えて違和感が無くなります。又デカール密着性も上がるので安心です。


CIMG0099.jpg


整形後セミグロスブラックに塗装してデカールを貼った状態です。
メーターにはガラス表現の為にUVジェルを塗ってあります。


CIMG0252.jpg


次は運転席の背面パネルも手を入れちゃいましょう!
私が最も悩んだのは引き戸の部分です。デカールで再現されているので、そのまま使用しても再現出来ますがもう少しリアルにならない物かと?
実車は格子の後ろにすだれが付いている様なので、このすだれを再現して出来るだけ立体的に再現してみましょう。
すだれを再現する為には引き戸を新造しなければなりません。引き戸が入る様に枠の内側の寸法を測り出来るだけ正確に0.8mmプラ棒を使用して引き戸を2枚作ります。

この引き戸の格子ですがデカールの絵柄と実車が多少違うので、出来るだけ実車に合わせて製作しようと思いますがこれが大変難しい。
というのも劇中の室内を何度見ても引き戸の裾まで完全な形で見えないからです。
引き戸の格子は1枚につき縦に6つあるのは確認できますが、横にいくつあるのかが分かりません。そこで空想を入れて仕切り横を4つと決めて格子を製作してみました。
特に難しい作業ではありませんが出来る限り正確に組むことです。私は縦のハリを基本として横のハリを間に入れて組みました。
根気がいる作業なので愛と勇気と根性で作りますが、完全に正確にと言われると、、、、、、、イメージ優先って事で!


CIMG0100.jpg


引き戸を別パーツにした以上収まる部分が必要ですよね。背面パネルの襖部分を切り取ります。
私はリューターを使用して削り取っていますが、リューターをお持ちでない方はピンバイスで穴を多めに開けて切り取るのも手です。
格子が入る様に綺麗に処理して整形しておきます。


CIMG0108.jpg


CIMG0109.jpg


格子を組んでみました。如何ですか? それとなくリアル感が出てきました。柱の部分はボリュームが余り無いように感じたので、より立体的に見せる為プラ板を張り付けてあります。


CIMG0110.jpg


引き戸が出来たら運転席後ろのすだれと引き戸裏のすだれの製作です。
スケールから考えて出来るだけ細いもので再現しなければなりません。そこで真鍮線を使用して再現します。
今回は0.4mmの真鍮線のみを使用していますが0.3mmと0.4mmの真鍮線を交互に使用してもリアル感が出ます。

方法ですがマスキングテープの粘着面に引き戸の幅より少し長い真鍮線を張り付けて引き戸の高さになるまでまで並べます。
その上に補強用の板をハンダ付けして全体にハンダを広げて固定します。


CIMG0101.jpg


マスキングテープが貼られていた面が表になります。


CIMG0102.jpg


表面の溝に溜まったハンダをキサゲで削り取り綺麗にします。


CIMG0103.jpg


格子に合わせてやすりで整形します。


CIMG0105.jpg


これで完成です。それほど難しい作業ではありませんので、ハンダ付けが出来ればどなたでも出来ます。


CIMG0106.jpg


完成したすだれを塗装して仕上げます。
金属なのでメタルプライマーを塗装してブラウン系の色をややムラが多少出る様に塗装します。
最後にブラウン系の墨入れを行い適当にそれらしく汚し塗装を行い再現します。
ここでの使用色はすだれらしく見えれば問題ないのでイメージで良いと思います。


CIMG0221.jpg


すだれを張り付けてみました。運転席後ろのすだれは枠にピッタリ入る様に整形して枠の中で固定するようにします。
背面パネルの裏側に接着するとすだれの厚みで運転席床に接着した際に寝台部分に当たってしまいます。枠の中に入る様にしておけば無加工で床パーツに取り付けが出来ます。
これは助手席側も同じですので、裏側にすだれが張り出さない様にすることが大切です。


CIMG0222.jpg


ドア内側パネルも実車とは違っています。キットの内張りはハイグレード(カスタム)仕様などの内貼り再現ではないかと思います。
私が知る限り劇中車はスタンダードモデルです。スタンダードの場合はドアの内貼りは中央のみの部分的にしかありません。(デカールの部分です)
キットの内張りはデザインモールがドア上部まで入っているのでパテを使用してデザインモールを埋めておきます。
この場合はデカール部分もモールドが入っていないと思われるので全て埋めても問題はありません。

埋めた通常にボディカラーを塗装してから内張りのデカールを貼り付けて仕上げるか、大変面倒ですが一度ドアノブなどのモールドを削り取り0.1mmのプラペーパーに内貼りのデカールを貼り付けてから、ドアに接着して切り取ったドアノブなどを取り付けるとよりリアルになります。

寝台部分の色はボディカラーではありませんが、完成後には全く見えないのでチョット手抜きしました。
(ドアロックの部分はおまけでチョット追加してみました)


CIMG0253.jpg


助手席の畳部分です。畳のモールドが入っているので塗装再現でも良いのですが、もう少しリアルにしてみましょう。
スケール的には少し大きいのですが畳のシートを張り付けて再現してみました。これが結構リアルで雰囲気は十分出ます。
畳のフチはマスキングテープをそれっぽいグリーンに塗装して貼り付けています。
ちなみにプラパーツにこういった紙製の畳などを貼り付ける場合はエポキシ接着剤を利用すると綺麗に接着出来ます。


CIMG0223.jpg


完成したパーツを組んでみました。ドアの内張りが片側だけなのは中が良く見えるようにする為です。
寝台部分も多少作りましたが残念な事に完成後は全く見えないんですよね〜。

ここで余談ですが、私は大型免許を持っていることもあり若い時にこのフソウFUを何度も運転をしたことがあります。
そこで感じたのがシフトレバーの長さです。
キットのレバーは長すぎます。イメージに合わせて約4mm程切り詰めています。


CIMG0254.jpg


CIMG0255.jpg


さて! ここまで来たら何となくもう少し劇中車に近い内装にしたい! と思うのはモデラーの性でしょうか?
御札と置き時計を乗せてみました。
御札は0.1mmのプラ板で作りニクロム線で水引の紐を再現し、置き時計はプラ棒からの削り出しで台はプラ板で製作しています。
ここまでやる必要はあるか? 余りありませんね〜。自己満足の世界です!
こういった小物は拘りたいモデラーさんだけで良いと思いますが、この手の小物は製作をより楽しくしてくれるので良いのでないでしょうか?
面倒な方や難しいと思われる方はここまでやる必要は余りありません。キットのままでも十分な雰囲気を出してくれます。
(その為に敢えて製作方法は御紹介しませんでした)


CIMG0351.jpg


ガラスの内側の屋根部です。これもチョット拘ってみました。
キットには劇中車の室内灯が付属していません。雰囲気を重視してプラ板から製作してみました。
箱を作って周りをプラペーパーで枠を作っただけです。室内灯は特に難しくはないので自分なりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ここでワンポイントです。ルームミラーが劇中車はありませんので取り付けなくても良いでしょう。
又、屋根の内貼りはデカールが付属しているのですが、ピラーなどの部分は車体色のままになってしまいます。本来は薄い茶系に柄が入った布が貼られていますがデカールで作るのは大変です。雰囲気重視でマスキングテープを代用して少し塗装して貼り込んであります。
これで内装部分のガラス内側の艶が消えるので内装らしくなりました。


CIMG0352.jpg


ボディに組み込んでみました。
拘って内装に手を入れてみましたが果たして効果はどれほどの物か、、、、?
ここで寝台の窓の表現です。説明書にはメッキのステッカーを裏側から貼る様なイメージを指示している様に思えますが
、表から貼り付けてデカールを貼った方が実車の雰囲気が出ます。その場合はガラス面のチルト用のリベットが見えなくなるので、予めリベット部分にピンバイスで穴を開けておき、メッキシール又はミラーフェニッシュを貼り再度穴を開けて1mmのリベットを差し込み再現します。


DSCN3712.jpg


フロントグリルの組み立ててです。
ここで大切なのは実車のヘッドライトベゼルはメッキではない事です。実車はシルバー塗装のベゼルでヘッドライトのバイザーのみメッキ表現です。
これはシリーズを通して同じなのでどの劇中車でも共通です。

又、グリル上部のスリットも両端は凹モールドですが、中央の2か所は穴が開いているのが実車です。パーツがメッキなので穴を開ける際中にキズを付けてしまっては見栄えが悪くなります。ここは墨入れで黒くするだけでも良いと思います。是非忘れずに手を入れたい所です。
さて気が付いた方いらっしゃいますか?

ヘッドライトのバイザーを交換しているのがお解りでしょうか?
そうなんです。このキットには標準仕様のヘッドライトベゼルも付いています。標準仕様のパーツを使用してバイザー部分を0.1mmの洋白板で新規製作しベゼルの隙間に差し込んで接着しています。勿論、無塗装で仕上げているのでリアル感は高いですよね〜。
チョット難しい加工ですが是非チャレンジしてみて下さい。


DSCN3778.jpg


ボディにデカールで再現されている自家用のプレートです。
以前製作した「故郷特急便」は最初にボディーに貼り付けてウレタン塗装で研ぎ出して仕上げていますが、今回は別パーツとしてボディに取り付けます。
薄いプラペーパーを使用してデカールを貼り付け、デカールフィッターで十分馴染ませてからデカールの余白の部分ごと切り離します。
切取ったプレートを治具に貼りつけてクリアーを何度か塗装して表面を保護してからエポキシ接着剤等でボディに貼り付けます。

この方法はかなり色々な場所で活躍してくれるので、初心者の方は是非挑戦してみて下さい。
今回は0.1mmのプラペーパーを使用しましたがナンバープレートなどは0.3のプラペーパーを使用するとリアルになります。


DSCN3714.jpg


DSCN3719.jpg


こんな場所にもチョット拘ってみましょう。
ドアの乗降用ステップの場所にライオン(獅子?)モチーフを取り付けますが、このモチーフ自体の厚みがかなりあるので
そのまま取り付けるとステップに足が乗せられないほど手前に張り出しています。
粗目のペーパーで裏側を半分以下の厚みになるまで削ります。その後漂白剤などでメッキを剥がしてゴールド塗装をしてボディに取り付けます。
その際、モチーフの彫刻が立体的になるように薄く墨入れをしておけば雰囲気がグッと良くなります。


DSCN3717.jpg


ここで事件です!
フェンダーの一部にゴミが入ったままでメッキがかかっていて非常に見栄えが悪くなっています。
これは参りました! 多少なら我慢できますがこれは、、、、、、。


DSCN3715.jpg


やはりこのまま使用するのは無理なのでメッキを剥がしてみました。すると見て下さい! この大きなゴミ! しかもパーツにガッチリ付いています。爪で擦っても全く取れません。
仕方が無いのでサンドペーパーで磨いて取り除きミラーフィニッシュで再生するしかありません。


DSCN3720.jpg


どうせメッキを剥がしたならもう一声って事で、レプリカには無く劇中車にあるのがこれ、フェンダー上部の滑り止めです。
0.1mmのプラペーパーを使用してパーツ自体に接着し、多少隙間をパテで埋めて再現しています。
これ中々手を出す方いませんよね〜。(なんたって面倒だものね〜)


DSCN3751.jpg


サーフェイサーを塗装してからシルバーに塗装してミラーフィニッシュを貼って仕上げました。
滑り止めの部分はミラーフィニッシュを貼ってから滑り止めの部分を切り取って再現してみました。


DSCN3773.jpg


これもキットには無いんですよね〜。
ドアのバイザーです。これは加工がしやすい様に洋白板の0.1mmを使用して2.5mmの帯状に切出します。
取り付け部分の実寸を計ってピッタリ合うように曲げて形を作りフロントピラー部の傾斜に合わせて加工します。
洋白製なのでステンレスの様な状態ですが、実車はウロコステンレスで出来ているのでアオシマ製のウロコシールを貼って仕上げれば再現出来ます。
簡単なようですがこれ案外難しいんですが、コツはボディにピッタリ合うようにする事です。


DSCN3771.jpg


一通りパーツをボディに取り付けてみました。
ウィンカーはクリア—オレンジで塗装すればよいのですが、実車はウィンカーレンズの周りにはゴムが付いています。
ウィンカーパーツにもこのゴムは再現されているので半艶の黒で塗装してから本体に取り付けた方が良いでしょう。
ここまで来たらって事でフロントガラス前にある手すりもチョット手を入れてみました。キットはメッキの一体成型でしたが手すりの部分のみ実車に合わせて透明のステーに交換、薄めたクリアーグリーンで塗装して仕上げています。


DSCN3779.jpg


屋根の電飾です。
パーツはメッキなのでこのまま電飾を塗装して仕上げても良いのですが、実車に近い状態にするにはメッキを剥がしてシルバー塗装をするとリアルな雰囲気になります。
「え〜!メッキ剥がしちゃうの?」と思われる方が多いと思います。確かにメッキは美しいので良いと思いますが質感など考慮して場所によってメッキを敢えて使用しないのもグレードアップの秘訣ではないでしょうか? 今回は出来るだけ実車のイメージに近い一番星号を製作するので敢えてメッキを剥がしましたが、メッキが御好きな方はそのままメッキで仕上げれば良いので参考までに御覧ください。

しかしこのキャリア内側の押しピン跡の目立つ事! このままでは余り見た目が良くありませんよね。この際ゲート跡や押しピン跡は綺麗に処理しちゃいましょう。
私と同じ様にする場合はキャリアの木部パーツは後ハメ加工をしておくことをお勧め致します。床板の片側のみリブを半分ほど削れば簡単にハメる事が出来ます。


DSCN3722.jpg


キャリア部分を予め組んでおきます。
予めメッキを剥がして接着しているので接着強度が高い分、シッカリした箱に組む事が出来ます。
乾燥後サーフェイサーを塗装して明るいシルバーで塗装すればOK。

これからが最も面倒なランプ塗装です。実車のランプはクリアーではありませんのでソリッドカラーで塗装します。
黄色の部分は単純に黄色で塗装すると明るすぎて存在感が薄れます。微量のオレンジと白を混ぜてやや濃い目の黄色を作って塗装した方が良いアクセントになります。
ブルーも単純にブルーを塗装するのではなく、インディブルーのような若干明るいブルーを使用した方が綺麗でしょう。

又、パーツの抜きテーパ—都合で電球がどうしても先細りの棒状になっています。存在感を演出する為に出来るだけ何度も重ね塗装するか塗料を置くよう丸く仕上げておけば電球らしく見えます。

キットのランプの間隔はチョット広めなので、先ほどの塗装方法で間隔も狭く見える効果が得られます。
尚、綺麗に見せるにはランプの表面のみに塗装するのではなく出来るだけランプの下まで塗装し、どの方向から見てもムラにならない様に丁寧に塗装する事が大切です。

正直な所、このキットで最も大変な作業かもしれませんね。


DSCN3723.jpg


横のスパンコール部分はミラーフィニッシュを貼りその上からデカールを貼っています。
元々スパンコールはキラキラ輝く物ですがそのような効果は当然デカールですので得られません。
元がメッキパーツでしたが剥がしてしまったので、ミラーフェニッシュでメッキ状態に戻してデカールを貼ります、
これでスパンコールの隙間から透けてやや派手に見えるようになります。更にスパンコールのデカールの上からウレタン塗装などのクリアー仕上げをしておけば、スパンコールデカール自体も光沢を持つのでより輝きを増してくれます。


DSCN3750.jpg


ボディに取り付ける行灯ですが、デカールを貼って乾燥後ウレタン又はクリアー塗装をして仕上れば経年劣化によるデカールの割れや剥がれは抑えられます。
他の方法としてUVジェルを使用して行灯の文字部にジェルを塗って固めるのも良いでしょう。今回はこの方法で製作しています。

行灯文字デカールが行灯表面より奥に貼られている為リアル感がありませんが、ジェルを使う事で表面までガラスが貼ったように見えるので実車の様な行灯になります、あくまで雰囲気ですので更にリアル感を求めるなら別の方法もあります。

行灯パーツの文字部にプラ板をハメ込み、行灯表面の高さになったらデカールを貼ってクリアー仕上げる方法と、透明プラ板を文字の上に貼り付けるのも方法の一つです。いずれにせよ行灯の文字が奥まって見えるのが解消出来ればリアル感は上がります。


DSCN3780.jpg


もう一つ小さいディティールアップをしておきましょう。
劇中車には撮影時以外の移動時に装飾等をカバーする為のフックではないかと思われる留め金が付いています。(標準車にはありません)
この留め金も再現してみました。これはプラ材からの削り出しで作っておりとにかく小さいのでややスケールオーバー気味ですが、良いアクセントになっていると思います。
他にもキットに無いレリーフがグリル上部に付いているのでこれもそれらしく作ってみました。これで更にリアル感が出てきました。


DSCN3782.jpg


さて、今回最も頭を悩ませたのがフロントのバイザーです。
キットのパーツは私的にはどう見ても納得がいきません。前下がり過ぎで形状も似ていません。
使用するかどうか随分悩んだ末に「しょうがない!作り直すか!」と決意!
所がこの形状もの凄く難しい形状で写真や映画を見て研究しても頭の中で完全に形がつかみきれません。
とてもプラ板を曲げて作る事の出来る形状ではないので0.1mmの洋白版から切出す事にしました。

実寸合わせで何度もボディとのフィットを確認し、あらゆる角度の写真を見て少しずつヤスリで形を作ります。
中々簡単には気に入った物にならずかなりの時間をかけて製作してみました。
劇中車を見て少し変えたのがバイザーの角度です。実車はやや下に向いて付いているのですが私的には余り好きではないので好みで水平に近い状態で製作してみました。


DSCN3783.jpg


完成したバイザーの表面にアオシマ製ウロコシールを貼ってエポキシ接着剤で固定。
バイザー裏側のステーと上面のステーを作りこれもエポキシ接着剤で固定して完成です。
キットに付いているバイザーとは全く違う形になり車自体の表情も変わりました。
この作業はよほど拘っているか、工作技術が高くなければかなり難しいので初心者の方は手を出さない方が良いと思います。
ですが工夫と努力次第でよりリアルな加工が出来る様になるので参考して頂ければ幸いです。

まだ梯子など取り付けるパーツがありますが今後の作業で取れたり折れたりしない為にも、最後に作業した方が安全です。


DSCN3784.jpg


さて如何だったでしょうか?
今回はメッキを剥がす事が多かったのですがメッキを使用してはダメという事ではありません。メッキで表現した方が派手に見えるのでそれも良いと思いますが、場所や質感を求めてメッキ表現を変えるのも一つのテクニックであることを知って頂ければ幸いです。

又、シャーシの完成もさせたかったのですがキャブの組立が思った以上の時間と手間がかかってしまったので次回にさせて頂きました。
以前製作した「故郷特急便」はメディアの御仕事だったので改造は殆どせず、どなたでも完成出来る見本で製作しました。
今回の様に自分の拘りで好きなように製作するとかなりの作業量になりますがその分愛着も沸きそうです。
次回はシャーシ、他の作業になります。


今年はこれで最終になります、一年間ありがとうございます!
怪我をしてブログを更新出来なかったりもしましたが皆さんの励ましのメールや御言葉、コメント等に大変励まされました。
来年も出来る限り充実したブログを御覧頂く為に頑張りたいと思います。

又、製作代行を御依頼の皆様にもこの場をお借りしてお礼申し上げます。
弊社スタッフ一同来年も極上の完成品を全ての皆様に御届けしたいと思います。

今年一年間、誠にありがとうございました。
来年又お逢いしましょう!

合掌 礼 
長江 啓一郎

いつものようにコメント質問等お待ちしています。又、励ましのポチッをよろしくお願いいたします。

 2016_12_29

01  « 2017_02 »  03

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

プロフィール

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

検索フォーム

QRコード

QR


B
A
C
K

T
O

T
O
P