皆さんお久しぶりです。
約3ヵ月間更新が出来なかったことをお詫び申します。

というのも私は人生で初めて腱鞘炎という怪我を負ってしまいました。前兆らしきものは感じていましたが、、、、
「まさか俺が、、、?」なんて軽く考えていたらある朝突然、右手首に激痛が走りました。
右手が利き手の私にとってはかなりキツイ状態でしたが、それでも何とか業務をこなしておりました。
ところが日が経つにつれ傷みがドンドンひどくなり、箸ですら持てない始末。
嫁に「いい加減に病院に行きなさい!」と叱られて、ようやく近くの整形外科に行ってレントゲンを撮り超音波検査を受けた所、医師の診断は「腱鞘炎ですね〜」と一言。
私も負けずに「軽い方ですよね〜すぐ直りますよね〜」とプラス思考で答えた所
「、、、、、、軽くは無いと思うよ。年齢的にも早期回復は難しいよね、おたくの場合は職業関係あると思うしね〜」
「ガ〜ン!」と私の頭の中は一気にマイナス思考へと大転落〜!
御存じの方は多いでしょうが腱鞘炎の早期回復方法はただ一つ!何もしない!だけなんです。
簡単に言うと湿布を貼って指を固定して動かさない以外は無いんですね〜。
研ぎ出しに人生をかけてきた私にとっては、、、、、、、いうまでもありませんよね。

その後約二か月以上、出来る限り手を使わない状態で回復に専念した事もあり、多少痛みはあるもののPCのキーボードが打てるほどに回復したのですが、業務は未だ出来ない状態です。
何たってニッパーは握れないしカッターもまともに使えない、おまけに字を書くことも出来ない状態。痛みは随分引きましたが親指の動く方向によって痛みが出るので基本的には何も出来ない事は変わりません。
ですが私もプロの端くれ! 一人でも私のブログをお待ち頂いている方がいる以上、怪我に甘んじては居られません!
多少無理をしなければ簡単な作業が出来る程度までには回復してきたので、多少無理のない範囲で作業が出来るのではないかと思いブログを少し再開したいと思います。
ですがまだ不自由があるので、以前の様なスピードでは出来ませんが又お付き合いください。


大変お待たせいたしました! 本題の製作記事です。
前回のアメ車は思っていたより余り御支持が得られませんでした。製作記事が3回という事もあり、途中端折って進行させたのが悪かったのか。知名度の低い車のせいなのか判りませんが、これではいけない! と考えました。
一応プロモデラーの端くれとして皆さんに御支持頂けないブログはどうかと、、、?
そこで今回は初心に帰り、端折らず出来るだけ初心者にでも出来る様に詳しく製作したいと考えています。

そこで今回の製作キットですが、初心に帰る意味も込めてカーモデルで出直し! と思い・・・
トラック好きの方! お待たせいたしました! 今回はトラック模型とデコトラの王道である1番星号を製作します。 
以前電撃ホビー時代に故郷特急便の一番星を製作したので今回は熱風5000キロをチョイスしました。
「なんでこの車両なの?」とお思いの方も多いと思いますが、私個人が飛び魚の絵が好きなのと、シリーズ中最も出番の少ない車輌という事もあり、模型で活躍して頂こうと選んでみました。また全体的に爽やかな色で仕上げてあるので模型映えしそうなのも理由です。

では製作に入りましょう!
キットの中身は模型のシリーズ共有パーツが基本で、映画に合わせたデコレーションが付属して仕上げる内容です。部品も多く少々大変ですがしっかり完成させたいと思います。


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キャブです。
成形色は劇中車に似た色なので、塗装をしない方はこのままでも良いかもしれませんね〜。
ですが私のブログを見て頂けている方は当然塗装仕上げでしょうからその方向で進めます。

最初はスジボリを行いましょう! 塗装してウレタン塗装仕上げなのでその分の塗膜の厚みを考慮しスジボリを行います。
特にドアサッシは全周に溝が何もないので、リアル感を高める為にも雨樋に沿ってドアが別に見える様スジボリします。
この部分って案外何もしない方が多い様なのでチョット差をつける為にも頑張って作業してみて下さい。

多少自信のある方は前面ガラスの周りのゴム窓枠もスッキリ見せるためにスジボリを軽く入れてみましょう。
窓枠塗装時のマスキングも楽になりスッキリした綺麗な窓枠に仕上がります。
小さい事ですので面倒な方は特にしなくても大丈夫ですが、拘る方は是非チャレンジしてみて下さい。


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非常に良く出来たキャブで目立ったパーティングラインは殆どありませんが、一部に気になるパーティングラインがあります。
キャブ後側の両端にやや目立つパーティングラインが入っています。ペーパーで磨いて取れる程度ですので忘れずに作業をしておきましょう。

このキットは比較的にパーティングラインは目立たない様に、各パネルラインに沿って入っているのでそのままでも使用できますが、キャブ表面をよく見るとドアの前部や表面自体に多少ヒケが出ています。
美しいボディを作るのであれば、全面に1000番のペーパーで表面のヒケを出来る限り消した方が良いでしょう。

特にドア前部のパネルライン際にパーティングラインが入っており、この部分のヒケはそれなりに目立ちます。写真のドアラインを見て頂くと表面よりヒケているのが良く分かります。
少しパテを盛って1000番のペーパーで整形すれば十分平滑になる程度なので行っておいた方が良いでしょう。

終了後1200番〜1500番程度のサーフェイサーで塗装前の下地を作りますが、この時点で傷や凹みがあった場合は再度整形してからサーフェイサーを塗装します。
この作業は非常に大切な部分です。塗装時に大きな差が出るので初めての方は特によく理解して行いましょう。


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塗装が終了しましたが、このボディカラーは正直な所とても難しい色です。
ボディカラーは基本的に実車に合わせるのが普通ですが、模型なので御自分がオーナーになったつもりで好きな色に仕上げるのも楽しいでしょう。
ですがデカールなどは青いキャブ用のデザインなのでブルーからは外れない方が無難です。
ブルーの色合いを好みに仕上げるのもオリジナリティがあって面白いと思います。
ちなみに今回のカラーの基本調色は、ブルーにステンレスシルバーを混ぜてややグレーがかった薄い色のメタリックブルーで仕上げています。

写真が下手糞なので実物の色合いが出おらず青みが強く出ていますが実物はもっと薄く、劇中車に近い色になっているので御安心を!


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ボディ塗装が終了したら窓枠を塗装します。
初めての方はどうして最初に塗装するのか解らないでしょうから御説明します。
ラッカークリアーで仕上げ塗装をする場合は最後に窓枠を塗装しても問題はありませんが、私の様にウレタンクリア塗装をする場合は要注意です。

基本的にウレタン塗装の上にラッカー塗料は定着しません。仮に何とか塗装が出来たとしても爪で軽く擦るだけで剥がれてしまいます。
そこでウレタン前のラッカーボディ塗装の後の時点で窓枠などを塗装し、ウレタンクリア塗装で仕上げます。
最後に再度窓枠をマスキングして艶消しクリヤー等で塗料をまぶす様に塗装して艶を落として再現します。
何故かラッカークリヤーでまぶす様に塗装すると剥がれないんです。
又、ウレタンクリアは表面の塗膜のヒケが殆どありません。当然窓枠の筋部に入り込んだクリアーは溜まった状態で硬化します。
その硬化した上からマスキングして塗装することで、窓枠のラインやスジボリがややダレた様に見えるのを防ぐ目的もあります。
この方法は今までモデルカーズや以前の電撃ホビーなどの作品のすべてに使用している方法です。
小さな事ですがこの方法を使用しているので経年劣化で窓枠の塗装が汚れたり剥がれたりせず綺麗な状態を保てる訳です。

この後デカールを貼りますがボディ表面がザラつていたりするとデカールがボディに密着しません。場合によってはデカールのクリアー部分に気泡が残っていて、気が付かずクリアー塗装を行ってしまうと乾燥した時点でデカール内側にハッキリ空気が入っているのが解り見た目が悪くなります。
必ずデカールの前にボディに光沢を与えてデカールがシッカリ定着する様にしておくことが大切です。


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デカールを貼りますが一つ気が付いたのでここで注意を!
この波の絵柄のデカールは劇中の実車の物とはちょっと小さい様で全く同じ位置に貼る事が出来ません。波のデザインがドアのノブにかかるように調整し、出来る限りイメージを大切にして貼り込みます。
ちなみにネットで検索してするとレプリカが出てきますが、このレプリカの波模様も劇中車と多少違います。
付属デカールの波の形は劇中車と基本的には同じ模様なので、劇中車を参考に出来る限り違和感の無い様に貼り込みます。
貼り込む際は以前から使用している筆で水を掃きだす様に貼り込みます。


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定位置に貼り込んだらここで大切な作業です。
デカールの波模様は1枚にまとまっています。デカールを貼った際、当然ドアの筋にかかっているので良く切れるカッターで筋をガイドにデカールを切ってドアのラインを再生します。


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カッターで切り離したらドアの筋に馴染ませましょう。
切った部分に少量のデカールフィッターを流し込みます。初心者の方は最初からフィッターを余り多く塗らず、少量を塗ったら筆の先で軽く押さえて馴染むかどうか確認しながら進めるのが大切です。
もし誤って塗り過ぎた場合は、デカールが軟化する前に筆で余分なデカールフィッターを吸い取りましょう。
放っておくと柔らかくなりすぎてシワになったり、水を掃きだす際に破れたりして危険です。くれぐれも慎重に!


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フィッターを流したら筆の先で軽く抑え込むようにして少しずつ馴染ませます。無理をしないで少しずつ馴染ませると上手く行きます。


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ドアノブの凹みを馴染ませる場合はデカールのクリアー部分を予め切り取っておくか、切れ目を入れて馴染ませます。
ここもデカールフィッターの力を借りた方が簡単に出来ます。


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これでデカールが終了です。
自家用などのデカールが貼られていないのに終了? って思われた方も多いと思いますが、あえてボディにペイントされている部分のみデカールを貼りました。
自家用などのデカールは実車はプレートになっていてボディに貼られています。出来れば280psV8もエンブレムなので立体的にしたいのですが、形が複雑な上に梯子でやや見えにくくなるので、敢えてこの部分のみボディに予め貼り付けておきました。
リアル感を出す為に自家用などのプレートは別に製作して貼って仕上げる様にします。



今回はここまでです。次回はウレタン研ぎ出しやボディの仕上げ。シャーシーなどを製作しようと思いますが、何分この手では順調に出来るか分かりません。出来るだけ予定通り進める様に頑張ります。

頑張って製作しましたがやはりいつもに比べて時間がかかってしまいました。皆さんの御要望や御期待に沿えるように本気で頑張りますので応援よろしくお願い致します。

また、いつものように御意見,ご質問等お待ちしています。御気軽にコメント下さい。今回もポチッと宜しくお願い致します。

P,S写真中に右手にサポータが映っている部分がありますがお見苦しくて申し訳ありません。

 2016_11_24


お待たせいたしました! 最終回でございます!

9月です! 秋の訪れです! 食欲の秋、読書の秋、何でも欲のてんこ盛りの秋です。
皆さんも欲張ってますか〜?

では参りましょう!
今回の最初の作業は非常に地味〜な作業なので「なんか面白くね〜し」なんて思う方が多いとは思いますが、この地味〜な作業がとても大切なんです。
最初に記述していますがこの手のキットの最大の問題はパーツの成型状態です。
バリ? あったり前田のクラッカーって感じでしょうか? どのパーツを見てもランナーから切り離し塗装とはいきません。
下の写真はリヤの板バネの写真ですが、パッと見てもバリが多いのが解ります。実際はその程度ではなくモールも怠いので
丁寧に整形しなければなりません。


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板バネ側面は型ズレがあり、恐ろしい程のパーティングラインがあるので形を出していきます。


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マフラーエンドです。この写真はマフラー後方なのですがこの排気穴どうでしょう? とてもマフラーと言える穴の開き方ではありませんよね。
おまけにランナーから切り取った跡が非常に大きいのが解りますでしょうか? これはゲートの周りにメッキの下地剤が溜まっていて、その上からメッキがかかっているのでこんな状態になるんです。
こんなの使えませんよね〜。

ここでワンポイントです!
通常メッキ剥がしは漂白剤等に付け込むと簡単に剥がれますが、レベルやモノグラム、AMTなどのカーモデルに付ているメッキパーツは簡単には剥がれません。2〜3日漬けておいても裏側が剥がれていても表は半分も剥がれません。
ある程度落としてからワイヤーブラシでディティールを潰さない程度に磨くか、予め磨いてから漬け込むのも方法です。
又、エアブラシでパーツを洗浄するつもりでラッカー系溶剤のみで表面を吹き飛ばす様に塗装すれば、表面のクリア塗料が溶けてメッキが剥がれやすくなります。ですが余り過剰に溶剤をかけるとパーツ自体が溶けたり破損しかねませんので要注意が必要です。
多少苦戦するかもしれませんが、マフラーエンドの様なパーツであればサンドペーパーで磨いてメッキを取ってしまった方が楽だと思います。


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当然ここはピンバイスで加工してマフラーの排気口が出来る限り薄くなるように広げていきます。同時に穴の奥行きも足りないので、深く穴を開けてリアル感が出る様にします。


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加工が済んだらエキパイに接着します。
この時も注意が必要なのはエキパイとマフラーエンドを繋ぐボスは当然ながら位置が合いません。とりあえずボスに入れても隙間が尋常な空き方ではないので、ここは接着して綺麗に繋がるように加工します。
エキパイ塗装をしてからマフラーエンドにミラーフィニッシュを貼り込んで仕上げます。


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取りあえず塗装して組んでみました。
流石に苦労して整形したので取り付けたパーツは十分見るに堪える程度になりましたが、国産キットの数倍は製作時間がかかっています。
これも楽しい一つではありますけどね、、、、(出来れば無い方が良いのですが、、、)


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ここで試験です。キットのパーツ精度が悪い以上4輪が地面にキッチリ接地出来ない事も多いので、必ず足回りが完成したらタイヤを掃かせて確認します。
4輪が接地しなかった場合は、接地しない車輪のサスペンションにスペーサーを入れるなりの調整をします。
タイヤが浮いているとカッコが悪いですからね〜。ちなみに今回は問題がありませんでした。


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お次はエンジンです。これも同じで怠いモールドとバリとの格闘です。
全体的には怠いモールドなのでカッチリした印象にはなりませんが、出来るだけ良く見えるように製作します。
パーツ自体を丁寧に整形して塗装するのは言うまでもありませんが、少しでもリアル感を作る為に太すぎるファンベルトなどは細く加工した方が良いでしょう。


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削り終わったパーツです。ファンベルトは元のパーツの半分以下の太さにしました。


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エンジンが大体出来ました。エンジンはブルーなんですね〜。ですが何故こんな色なんでしょう?
パーツの合いが余り良くないので十分な擦り合わせを行い確実に組んでいきます。
メッキパーツは基本的に剥がしてシルバーで塗装しオリジナルのエンジンの配色にしました。


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ここで多少リアル感が出る様、簡単なパイピングをしておきましょう。
エンジン本体がやや大味気味なのでワンポイントになる様ディティールアップを施します。0.4mmのピンバイスでディストリビューターに穴を開けて同じサイズのコードを差し込み、瞬間接着剤で固定します。本来は黒のプラグコードなのですが、チョットだけカスタムっぽくイエローコードを使用しました。


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このパーツなんだ? と思われた方多いでしょうね〜。
これは前回バンパーから切り離したフォグライトのパーツです。最初の状態ではフォグランプの中までメッキの下地剤がこんもり溜まっており、とてもレンズが収まる状態ではありません。メッキを剥がしてみましたがパーツ自体にも問題がある様でやはりレンズが入りません。
こうなったら荒療治です。フォグライトケースの底を抜きレンズに合うように削り広げます。かなり大きくしないとレンズが入らないので御注意を!
削り終わったらサーフェイサー塗装を行い更にペーパーで綺麗に仕上げておきます。
処理が終ったらシルバーに塗装して、抜けた裏側にミラーフェニッシュを貼りレンズを付ければ終わりです。
地味な改修ですが判る人には判るって事で自己満足に浸りましょう!


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タイヤを組み立ててみました。特に述べる事はありませんが、タイヤのホワイトリボンのデカールが付いているのは嬉しいですね。
このホワイトリボンが入ると何となくクラシカルなイメージになります。


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ボディが出来て室内も完了エンジンもシャシーに乗せたら組み立ててです。特に難しい事もなく普通に組めました。
ここまで来ると完成のイメージが出来上がります。


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ここでディティールアップです。最初のボディ整形中にモールドされたワイパーを削り取っています。そこでエッチング製のワイパーを取り付けます。
ここで重要なのはオリジナルのワイパーのサイズとほぼ同じ物を使用する事です。完全に同じ物は恐らく無いと思います。
この車の様にボンネットの内側にワイパーが収まるタイプは特に拘らなくても良いかもしれませんが、隙間から見えるリアルなワイパーはチラリズム的な喜びがあるので是非チャレンジしてみましょう。
ちなみにワイパーの組み立ては瞬間接着剤を使用し、本体に取り付ける際はエポキシ接着剤を利用すると上手く取り付けが出来ます。


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リヤのランプの組み立てですが、パーツが弓なりに変形していたので瞬間接着剤を使用して固定し、レンズはエポキシ接着剤で接着しています。
最大の難関はライト全体にかかるエッチングのパーツです。このパーツを取り付ける事によってトリノの特徴ともいえるハニカム状の模様が再現されます。
接着はエポキシ接着剤を利用しますが、接着剤がはみ出さない様に少量に留めて固定します。


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フロントグリルも取り付けました。グリル自体がメッキパーツですが裏側は半艶の黒で塗装した方がリアリティがあるので塗装しています。
又、このパーツの上面に大きなランナーゲートが2か所あるのでそのままでは使用出来ません。上面のメッキを全て剥がすつもりで平たい治具にサンドペーパーを貼り付けて丁寧に整形し、シルバーで塗装仕上げを行った方が見栄えは断然に良くなります。


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さて、以前から悩んでいたバンパーです。ミラーフィニッシュを貼ってみましたが1枚で貼る事はかなり難しい事が解りました。
切り貼りすると貼り合わせのラインが出来るので見た目が悪くなります。仕方が無いので塗装で表現する事にしました。

残念ながら現在販売されているメッキ表現の塗料は完全なメッキとはいきません。私自身各メーカーのメッキ系塗料を全て試験してみましたが、塗装後に表面に触れると擦れて剥げてしまったり、表面の粒子が剥がれて指紋が付いてしまう物が殆どです。
そこでそれなりのメッキの雰囲気を出せて乾燥後に表面に触れても殆ど剥がれないアートメタルコートのスーパーミラーを使用しました。

そこでこの塗料の使用にあたって注意を一言!
大切なのは下地です。面倒ですが綺麗な表面を作る為に仕方ありませんよね。最初はサーフェイサーを塗装して乾燥後2000番程度で表面がツルツルになるように磨きます。最初はサーフェイサーが殆ど剥がれても大丈夫です。細かい傷の中にサフが入り込めば問題ありません。
2回目のサーフェイサーを塗装します。次はサフが剥がれないように丁寧に表面を磨きます。場合によってはスポンジペーパーの細かい目の物を使用すれば楽に磨けます。
その後エアブラシでグロスのブラックを塗装します。乾燥後、またサフの下地が出ないように表面を磨きます。磨き布に極細目のコンパウンドを少量付けて磨いても良いでしょう。表面がツルツルの黒になったらスーパーミラーを塗装します。


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下の写真が完成です。写真が悪いので綺麗に見えませんが、意外とそれなりの仕上がりになっています。
又、ディティールアップに実車に有るリベットも表現してみました。


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バンパーを取り付けて完成となりました。


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ですがここで一つ発覚! いつも完成後に必ず実車の写真を見てチェックするのですが一瞬完成してホットしたのもつかの間、見つけてしまいました!
ラジオアンテナがありません! 実車にはちゃんとあったのです!
実車を見ながら簡単にアンテナ器台を作り0.4mmの洋白線でアンテナを再現しました。


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これで今度こそ完成です!


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如何でしたでしょうか?
我ながらかなり良い出来になったのではないかと少し感心しています。

今回は何時もと違い3回で完成なのでかなり端折って進行しましたが、ある程度出来る方なら御理解頂けたのではないでしょうか?
元々この手のキットは初心者の方は殆ど手を出さないと思いましたので、通常で出来る部分は割愛しました。
今回のテーマはボディの表面処理でしたので、そこは出来るだけ詳しくお見せ出来たのではないでしょうか?
正直な所この手のキットはとても「簡単に作れます」とはとても言えるキットではありませんが、技術力を上げる意味では好キットではないでしょうか?
タミヤ製のキットしか経験のない方には恐ろしく嫌になるかもしれませんが、どんなキットにも挑戦して頂けたら幸いです。

今回はハリアーの失敗で急遽カーモデルにしましたが、やはりこれが私の十八番でもあるので上手く出来ても当たり前なのですが
やはりカーモデルは楽しいなと感じました。
次回は修復がほぼ完了したハリアーにするか船にするかとも考えていますが、もう少し車を作りたい気持ちもあるので次回作は決まっていません。
いずれにしても皆さんに楽しんで頂ける製作内容にしたいと思っています。

では次回まで御機嫌よう〜。

今回もコメント、製作相談、質問等お待ちしています、又、いつものようにお情けでポッチを宜しくお願い致します。


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完成写真は、弊社ギャラリーにて掲載しています!

 2016_09_08


皆さんこんにちは!
フォードトリノの御時間がやって参りました!今回も楽しく参りましょう!

もうすぐ秋ですね〜、私は1年で一番苦手な季節が夏なので秋になるのは楽しみで仕方ありません。
何と言ってもバイクに乗る回数が増え、美味しい物も多くなります。
先日バイクを1台買いました。KawasakiのZRX1200ダエグというバイクです。以前HONDAのCB1300ボルドールに乗っていた時期がありましたが随分久しぶりのネイキッドバイクです。
ネイキッドバイクはカスタムにも向いているのでこれから楽しみの1台になりそうです。
しかし我ながらバイク馬鹿としか言いようがないですね〜。小遣いの殆どを毎月バイクに使ってしまうなんて馬鹿ですね〜。
レースなどにも参加したいのですがお金がかかるので現状維持って所でしょうか?
こんな話をしていると何だかバイク模型が作りたくなってきました。


それでは早速参りましょう!
前回は塗装で終了し、デカール貼りに入ります。ですがこのデカールのデザインどう思います?
私の感想は「センス無え〜な〜」が最初で、「冗談かよこれ」の連発! とても「カッコいいいね〜」と思えないこのライン!
貼ろうか止めようか散々迷った挙句にネットで調査!
「あれ〜、本当にあるんだこのライン!」と思いながらも「でもカッコ悪ぅ〜」しか思えませんでした。
皆さんは「ボディカラーとライン後部のグリーンの色が違うじゃないか!」と思われたでしょうが、実車も違っているんです。
ですがやはり実車に貼られている以上貼らない訳にはまいりません。覚悟を決めて貼り込みます。

デカール貼りは以前から御紹介していますが、簡単におさらいしておきましょう。
台紙から剥がしたデカールをボディに乗せたら平筆でデカールの中心から外側に水を掃きだします。今回の場合はラインの中心から前方と後方に交互に掃き出すのが基本的な貼り方です。


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デカールが定位置に貼り終えたらドアのパネルラインになじませます。貼ったままでは実車ではドアが開かない事になってしまいますからね。
良く切れるカッターで刃をやや寝かせるようにして慎重に筋に沿って切ります。


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デカールフィッターを適量塗ります。この適量と言うのはデカールの切った部分に十分染み込む程度と考えて下さい。


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平筆の角で上から優しく押さえます。くれぐれも力をかけず柔らかく時間をかけて少しずつ馴染ませます。
フィッターの力で柔らかくなっているので、無理に力を入れてデカールが破れたりしないように慎重に行います。


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綺麗に馴染みました。ドア後部は処理前です比較して頂くと良く解ると思います。
又、ドアの後方にあるフィンの部分もデカールなのですがここは特に慎重に行います。
フィンのモールドの上にデカールをのせて軽く押さえます。当然モールドの間が狭いので馴染みません。
デカールフィッターを全体的に塗ると言うより流し込むって感じでしょうか? 流し込んだら30分以上放置します。
フィッターがにじみ出ない程度に乾燥したら軽く上から筆で押さえます。どうしても馴染まない場合は先ほどと同じ工程を
繰り返します。
焦ってデカールを押さえない事が失敗しないコツです。


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ウレタン塗装です。
ここでは塗装に重厚感とメタリックの深い光沢を持たせたいので、2度吹きを行います。
1度目は全体的に塗装してからデカールの段差部分にはやや多めにウレタンを塗装しておきます。
この時点でボディに光沢が出ていればいう事はありません。


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ウレタン終了です。
表面がザラつかずシットリ仕上がっています。ザラついてもペーパーがけを行うので問題はありませんが、ペーパーがけが
少し大変になるので出来る限り表面はシットリ仕上げた方が楽になります。


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最初のペーパーがけです。
1000番以上のペーパーで全体を磨きます。これはウレタン塗装を2度するので出来ますが、1度で仕上げる場合は2000番で磨きます。
ここでデカール段差を取り全体的に表面が平滑になるように仕上げます。


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2度目のウレタン塗装です。これが仕上げの塗装になるのでダレたりしない様に慎重に全体を塗装します。
特に角などはやや厚めに塗装しておけば、研ぎ出し中に下地が出る危険性が低くなるのでお勧めします。


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乾燥後2000番で全体を磨きます。下地が出ないように丁寧にペーパーがけをします。
全体をよく見て表面が綺麗に艶が無くなるまで丁寧に処理します。


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ペーパー終了後磨き出しです。
ここからが本番! 最初は粗目である程度光るまで磨きます。次は細目、極細と順に磨きます。
下の写真は粗目のコンパウンド磨きの最中です。粗目でも下の写真の様な光沢が出れば完璧です。
又、コンパウンドは下の写真の様に多めに付けて磨いた方が早く綺麗に磨きます。
コンパウンドが少ないと磨き中の摩擦熱でコンパウンドが乾燥し滑りが悪くなり布が表面を傷付ける事になります。
磨き中に滑らかな感触がある事が早く綺麗に磨くコツです。


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ボンネットの磨きですが凹凸が多いので下地が出ないように特に注意が必要です。
先ほど述べたように丁寧に磨きます。


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磨きが終了したら溝に埋まったコンパウンドを落とします。
私の場合は硬めの専用筆を使用してこそぐ様に取り除きます。爪楊枝で取るのも良いのですが何かのはずみで傷を付けたくありませんよね。
せっかく綺麗に磨き上げたボディです。愛着があるボディであれば丁寧に傷を付けない様に美しく仕上げたいものです。


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磨き上がりです!
どうですかこの輝き! ボディカラーが濃い色の方が輝きは美しく映えます。
メタリックのボディカラーも深い光沢になりました。この仕上げであれば完成後展示しても映える存在になってくれる事間違いなし!


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ボディが仕上がったら艶を落とす作業をします。エンジンルームは予め黒に塗装してありますがウレタン塗装で光沢が出ています。
マスキングを再度行い艶消しのクリヤー、又は艶消しの黒をまぶす様に薄く塗装します。これでエンジンルームは完成です。
屋根にシミの様な物が映っていますがこれは私の指紋です。拭き取れば綺麗に元に戻ります。
磨き残しではありませんので御安心を。


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ボディが完成したらバンパーなどのパーツの組み立てに入ります。
これが大変なんです! この手の古いキットはメッキの状態が悪いだけでなく、元々ゲートが太く表面から目立つところにある上にゲート周囲にはメッキが溜まっており、見栄えが非常に悪い状態のキットが多い様です。

又、フォグライトはバンパーと一体になっておりボディと合わせると綺麗に合いません。(悲しくなってきます、、、、)
更にバンパーの両端には太く鋭いパーティングラインが目立って入っているので、とても使用出来ません。これではせっかくのボディに付けても、、、、。
なので、この際メッキは剥がしてしまいフォグライトも切り離してしまいましょう。


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バンパーのメッキを剥がしたもののさてどうするか? 問題です。
この形状ではミラーフィニッシュを貼り込むのはかなり難しそうです。塗装にするか? この部分は次回に持ち越したいと思います。


内装を作りました。ここは特に加工もディティールアップも特にありませんし、順を追って説明しても面白くないので完成写真としました。
注意点はバリが多いので丁寧に整形して塗装すれば問題なく下の写真の様に組み上がります。
ここで唯一拘ったのは内装色です。ボディカラーがメタリックグリーンなので実車と同じ内装色に合わせました。
調色はボディカラーのグリーンをベースにやや濃くして塗装しています。
チョット嬉しかったのは、レベル製にしてはメーターや内装のウッドパネルのデカールが付ている事でしょうか。今まで製作したキットは殆ど付いている事が無く、メーターのしょぼいモールドをドライブラシで塗装する程度でした。


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今回はここまでです。研ぎ出しを重点に置いてご覧いただきました。
私も随分長く研ぎ出しを行ってきましたがこの研ぎ出しという技法は奥が深く、自分的には未だに技術に確信が持てません。
カーモデルにとっては研ぎ出し技法は完成度を左右する大きな要素です、今までボディのみ製作して処分してしまった数はかなりの数になります。
これからも最高のボディを求めていくのでしょね〜私は、、、、。


つい先日錦糸町で模型のショーであるプラスチックモデラーズという展示会があり、私のR35などの雑誌作例も展示させて頂きました。
こういう模型のイベントが増える事は私にとって大変嬉しい事です、一人でも多くのモデラーが交流し模型業界の発展に繋がる事は私自身の思いでもあります。
世間一般のモデラーのイメージはとても良いとは言えません。根暗、オタク、閉鎖的な人種など特に女性には非常にイメージが良くありません。
こういったイメージを払拭してモデラーとしての位置を健全なイメージにしたいと願っています。
私のツーリングクラブもそういった意味を込めて作りました。皆さんと一緒に模型の発展と願って今後も楽しく模型ライフをエンジョイしましょう!

では次回は最終回です、お楽しみに〜。

今回も御意見ご感想、御質問等お待ちしていま〜す〜!今回もポチッと宜しくお願い致します。

 2016_08_28


こんちは! 新作の作例の御時間です!

「あれっ?ヒコーキどうした?」と思われた方! 
大変申し訳ありません。不慮の事故で修復中になってしまいました。
現時点で何時更新が出来るかどうか? 下手をすると再起出来ないかもしれません! ですが悲しみと馬鹿な自分を乗り越えて修復と格闘中です!

「トホホ、、、」

ですが長江としては何も御披露しない訳にも参りません!
船舶模型を製作しようとも考えましたが最近まともにカーモデルを製作していませんし、御覧頂いている方の御意見も尊重して久しぶりにカーモデルを製作する事にしました。(一応カーモデラーなので当たり前なんですが、、、、、、。)

そこで今回チョイスしたのはある程度経験のあるモデラーの方でもチョット気が引ける洋物にチャレンジ!
それもドイツではなくアメリカレベルです。
一度は経験した方なら良く解ると思いますがディティールのダレ加減、スジボリの甘さ、各パーツの合いの悪さ、型ズレなどタミヤ製や優秀なキットしか作った事が無い方には理解不能! と言っても良いかもしれません。
製作するのはとても大変なキットですが、その分自分の技術向上には大きく貢献してくれるでしょう。
(ちなみに弊社の新人スタッフには修行中はタミヤ製などの秀才キットは製作させません。加工技術が向上しにくい為です。)

そんな問題ありのキットですが、最大の魅力は他のメーカーでは決して手を出さない車種は嬉しい所です。
そこで今回は私が大好きなフォードトリノGTで御座います! 車が好きな方なら良く御存じの車輌だと思いますが、この型の車よりの後のグラントリノの方が有名で、映画ではクリントイーストウッド主演の同名映画やテレビドラマの刑事スタスキー&ハッチでも活躍するので有名ですね。
刑事スタスキー&ハッチのグラントリノの製作も考えましたがあえて2代目のトリノが好きなのでこの車両をチョイスしました。

今回のキットは初心者向けではないとは思いましたが、多少レベルアップという意味を込めて製作しようと思います。
(こういう車両の製作記事は殆ど見かけませんよね)


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キット内容を見てみましょう。
何ともアメリカっぽいではありませんか? 大味?
どのパーツもバリやヒケがてんこ盛りって感じで初心者であればこの時点でヤル気がスーッと気持ちよく無くなって行くのがわかります。
ですがこのキット、アメリカ製には珍しくエッチングパーツが付いているんです!
(アメリカ製と言っても作っているのはチャイナなんですけどね、、)


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まずはボディの製作です。成形色が白い為に綺麗に見えるボディですが、あちこちにトラップがありそうな予感です。
この大味気味のボディを出来るだけシャープに整形していきましょう。
それにしてもボディがでかい! アメ車はでかい! 通常の車よりボディが大きいのは言うまでもありません。


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写真では解りにくいのですが実は表面が波を打っており、このまま塗装すると塗装表面にも影響が出るほどです。
元々古いキットなので金型もかなり荒れているんでしょうね? トランク部分のパネルラインの周囲はヒケがかなりあるので修正が必要です。


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最初はエンジンルームやバンパー部分の別パーツを取り付けます。出来る限り合うように取り付けます。
ここはどなたでも出来そうなので割愛しますが、一つだけ初心者の為に注意点をお話ししておきます。
説明書では前部のバンパー部分はシャーシ取り付け後に取り付ける様になっていますが、今回の様な古いキットの場合はボディ自体がどこで狂ってしまうか解りません。キチッと仮組していても塗装後に取り付けた時点で不具合が生じて合わなくなることもあります。その場合は強引に接着して破損したり見た目が悪くなる事にもなります。
説明書をよく見て後付け出来るパーツを確認して、出来る限りボディは塗装前に組んでおいた方が良いでしょう。


スジボリです。
正直な所の感想ですが決して綺麗なパネルラインと言える物では無く、浅かったり広かったりとチグハグなパネルラインです。しかしここは技術の見せ所! 浅い部分を先にスジボリして深い部分と平均的に合うようにスジボリしていきます。


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窓枠のスジボリですがここは特に慎重に行いましょう。
特にリヤガラスの上部窓枠はかなり筋が浅い為、逸れないように慎重に行う事が大切です。
難しい場合はガイド用にビニールマスキングテープを貼り付けてスジボリを行った方が無難です。
特に実車の窓枠はメッキになっていますが塗装表現する場合は窓枠にキズがあると目立ってしまいます。
窓枠にキズを付けないように慎重にスジボリを行ってください。


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フェンダーの処理です。
毎回カーモデルの場合は必ず行いますが、実車のフェンダーアーチの厚みはそれほど厚くはありません。
キットのままではかなり厚みがあるので、内側から削り薄く仕上げて実車のリアル感を演出します。
又、この作業はアーチに沿ってパーティングラインが入っているので、同時に処理も出来ます。


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さてこれからが本当に大変な所です。初心者では行わない中級以上のテクニックと言っても良いでしょう。
先ほども記述しましたが表面は決して綺麗とは言えない状態です。表面をあらゆる角度から見てうねりの内容にペーパーで整形します。
モールドを避けて600番〜800番程度のサンドペーパーで表面がフラットになるようにペーパーがけします。ペーパーをかけても凹みが消えない場合はパテを使用して面一になるようにします。
このキットではほぼ全面を一皮剥くと言うつもりで処理した方が良いでしょう。


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特にリヤトランク部分は筋の全周が変形しており、治具を使用してフラットな状態に仕上げます。
当然ボディ全体が粗いサンドペーパーで荒れているはずです。この状態を最初の成型品の表面に戻していきます。
1000番で再度表面を磨き1500番で仕上げ磨きをします。多少の傷はサフを吹けば解らなくなりますが出来るだけ綺麗に処理します。
時間も労力もかかりますがここがボディ仕上げで大切な部分です。丁寧に磨き上げましょう。


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ここで忘れてはいけないディティールアップです。アメリカ製のキットの大半は必ずワイパーがモールドで再現されています。これはとても恰好が良いとは言えませんよね。後々別パーツに替える為、慎重に削り取ってペーパーで出来る限り綺麗に処理しておきます。


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削り取って処理した後ですがこの時点では写真の様になれば大丈夫です。
表面が見にくいのでサフを塗装した後で更に処理すれば問題はありません。


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これで処理は終わりです。前面に粗いサンドペーパーで磨いていますが、細目のサンドペーパーで仕上げているので全体的には艶消しにはなっていませんよね。屋根のピーラー側を見るとぼんやりと光っているのが解りますでしょうか?
ここまで整形してもサーフェイサー塗装をしてみないとまだ仕上げ具合は解りません。最終的にはサフの後に最終仕上げを行います。


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ボンネットの表面にエアーインテークがありますが、残念ながら埋まっています。ピンバイスで大まかに穴を開けてカッターで開口してヤスリ仕上げを行います。


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ここで「え〜っ!」という事態が!
ボンネットがグリルと合いません!
ここで気分が思いっきりダウン!
そうなんです。こういう事が普通に起きるのがレベル製やAMT、モノグラムなんです。
しょうがないのでドライヤーで温めて出来るだけ合うように曲げて修正します。
お湯に漬けて修正する方法もありますが、くれぐれも温め過ぎに御注意を!


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ボディの最終仕上げです。
表面にサーフェイサー塗装をしますが、これから最終仕上げを行うためのサーフェイサー塗装なので厚く塗装せず全体にムラなく薄めに塗装してます。


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サーフェイサーが乾燥したら再度ペーパーがけです。1000番を中心に表面を徹底的に磨き倒します。
写真を見ると解ると覆いますが、あれだけ最初に磨いたにも関わらずドアとフェンダー部分の境目が平滑に磨かれていません。
境目上部に磨き残りが出るという事は面が合っていないという事です。全て磨いたら再度サーフェイサーを吹いて処理を繰り返します。
この作業が整形する最後の処理になるので拘って徹底的に行います。
終了後通常通りにサーフェイサー塗装を再度行っておきます。


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今回のボディカラーはやはりアメ車らしくメタリックにしようとは決めていましたが肝心のカラーが決まりません。
ですがメタリックにすることだけは決めているので、メタリックが美しく映えるボディを作ります。
最後のサーフェイサー塗装が終ったボディの表面を見てみると、多少梨地っぽくなっているのが解ります。
この状態で塗装しても問題は無いのですが、メタリックの粒子が表面の凸凹に乗る為に荒れたメタリック色になってしまいます。
一見解らないとは思いますが、表面を処理されたボディのメタリック色塗装と比べると一目瞭然で違いが解ります。
(厚めにボテッと塗装すれば解りませんが、、、逆に比較しても解らないとすれば確実に塗膜が異常に厚いという事です)

そこで簡単に表面処理をする道具としてスポンジヤスリを使用します。
余り荒いと下地が出てしまうので細目程度で表面を磨きます。


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丁寧に下地を出さないように表面を完全なフラットな状態を作ります。研ぎ出しが出来る方であれば研ぎ出しの最初のペーパーがけと同じ要領で行ってください。
もし下地が出た場合は再度サーフェイサーを塗装して表面を処理します。
ここでも前面を処理しますが上手く出来るとサーフェイサーの表面が半艶っぽく光ってきます。


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これで終了です。
写真が悪いので見にくいのですが最初のダレたボディから見違えるほどシャープなボディになりました。


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ボンネットですがもう一つ加工をしなければならない点が出てきました。
ボンネットパーツの窓側にメッキのモールが入るのですがモールドの筋がありません。これではおかしいのでボディに合わせてスジボリを行います。


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ボディに合わせてマスキングテープで仮止めをします。
ビニール製のマスキングテープをボディ両側のモールドに合うよう貼り付けます。


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元々筋が無いので逸れないようにゆっくり慎重に軽く卦がくつもりで筋を入れます。
上手く出来たらボディ側と同じ深さになるようにスジボリを行います。


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さて塗装です。
色々悩んだ末にダークなグリーンにしました。箱絵がグリーンメタリックなので迷いましたが最も似合う色の様な気がします。
ですが箱絵のグリーンは好みでは無いので自分の好みのダークなグリーンメタリックにしてみました。


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塗装が終了しましたが、このメタリックグリーンはクリヤーグリーンの配合比率が高い為乾燥に時間がかかります。
こういった独特なカラー(モデルカーズで製作したR35のメタリックレッドなど)は十分な乾燥時間を取りましょう。


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細部塗装です。
エンジンルームの塗装ですがここはかなり迷いました。通常の車のエンジンルームの基本色は大抵ボディカラーが普通です。
当然同じであろうと思いましたが、箱絵の完成写真では艶消しの黒になっています。色々な資料を見ても余りトリノのエンジンルームの写真は見つからず、レストアされたものは派手なカラーに塗り替えられ合わせてエンジンルームも塗り替えられている資料が殆どです。
オリジナル的な写真や同年代の車のエンジンルームを見てもやはり黒が多い様です。
それを考慮して私的には出来るだけオリジナルのトリノにしたいこともあり最終的には箱絵に準じた黒にしました。


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窓枠やフェンダートリムの塗装です。メッキ表現は基本的にミラーフィニッシュを使用して表現する事が殆どですが、車輌によって変えるのも表現として面白いのではないでしょうか?
今回のボディカラーのようなダーク系や黒などにミラーフィニッシュを使用すると窓枠が派手になり過ぎてややチープになる傾向があります。
窓枠が細い場合はまだ良いのですが今回の車輌はフロント、リヤガラスとも窓枠がやや太めなので色合いを抑えて表現した方がしっくりして良いと思います。
ですがやはりメッキの部分ではあるので出来るだけ綺麗なシルバーという事でガイアノーツのステンレスシルバーで塗装します。


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ここでワンポイントです。
最初に窓枠の筋が浅くハッキリしていない部分が多いのでスジボリを行いましたが、通常よりも少し深めに掘ってあるので
窓枠に墨を入れてハッキリさせると雰囲気が上がります。
ですがあくまで窓枠の周囲のみです。以前お話ししましたが私はドアパネルなどにはスミは入れないので流れ込まないように注意します。


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これでボディの塗装は終了です。
中々綺麗に仕上がったのではないでしょうか? ここまで来ると早く完成が見たくなります。


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さて、如何でしたでしょうか?
ハリアーを楽しみにしていた方は本当に申し訳ありません。
再生が出来なくても必ず飛行機製作は御紹介させて頂こうと思いますので今暫くお待ちください。
前3回の予定ですが次回はデカールとウレタン塗装、エンジンの製作をの予定です。



ここで前回御報告させて頂いたツーリングクラブですがクラブ名を変更する事になりました。

当初はワイルドグースという名前でしたが、挑戦的なイメージや女性が入りにくい事も考えもっと柔らかいイメージの方が良いと考えました。
私の考えるチームは最速を争う集団でも挑戦的なバイクだけの集団でもなく、初心者や女性が居て楽しく遊べるチームです。

そこで命名するの当たりやはり私が最も好きな物の名前が良いと考えました。
それは蝶なんです。蝶の詳しい生態は良く知りませんし、その手のマニアな話は弊社の横山が詳しいので語って頂くとして、個人的には蝶がふわふわ飛んでいるのを見るのが大好きなんです。

実は私のバイクやヘルメットには昔から蝶のステッカーが必ず貼ってあるのですが、これは焦らず無理せずふわふわっと優雅に走りたいとの意味を込めてアゲハ蝶のステッカーを貼ってきました。
そこで大好きなアゲハ蝶の英語名にして「クラブ スワローテール」としました!
如何でしょうか? チーム名が正式に決まったのでステッカーも製作中です! もちろん蝶をモチーフとしたデザインです。

又、少しずつ参加希望の御連絡も出てきました。参加を御希望の方は是非この機会に御連絡下さい。
数少ないモデラーのバイク乗りの皆さん! 本当に心からお待ちしています。
迷っていては何も始まりません! いつかではなく今がチャンスです!
どこかの売り込み文句の様ですね〜。
近日弊社WEBでも募集致しますので宜しくお願い致します。

では又次回お会いしましょう!
今回も製作記事のご感想等宜しくお願い致します。ポチッもお忘れなく!

 2016_08_18


お待たせいたしました! 新作の製作記事でございます!

実はもっと早く更新するつもりでしたが、久しぶりにぎっくり腰になってしまい六日間お休みしていました。
何をした訳でもなく、座っていて立ち上がっただけでこのざまで御座います。
風邪で寝込んだ時も大変ですがこのぎっくり腰というのも大変苦しいもので、何と言っても体は健康で腰だけが動かない訳ですから心のイラつきは相当なものです。風邪でない以上薬を飲んでいる訳ではないので、寝る必要もなくただテレビを見たり本を読んむ事ぐらいしかありません。
自宅に専門の先生をお呼びして治療をして頂き歩けるようになりましたが仕事は出来ない状況。
人生を考えたり、今後の自分の展望を考えたり、、、ですが所詮貧乏性なので仕事をしていないだけで不安でしょうがない有様!
そんな療養中にやる事が無いので暇つぶしで作ったのがこれです。


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部品が恐ろしく多くて正直な所、気が引きましたが「どうせ何も出来ないしチマチマ作るか。」とチャレンジしてみました。
衝動買いで買ったこのニューガンダムとシナンジュ、チタンコーティングメッキバージョンなので塗装の必要性はありません。もう一つはPGのユニコーンガンダムです。
当然ながら自宅なので塗装環境も無く腰も動かないので、無塗装ですが塗装もせずにこの仕上がり! ガンプラってすごいですね〜。
今の私の状況にはうってつけです!
ガンダムは基本的に殆ど解りませんが形が好きだし一応ガンダムも作った経験が無ければいけない! と思い購入したのですが、、、こんな状況で活躍してくれました。これで所有するガンダムは全てなんですね〜。飾り方が変だったらごめんなさい!
普段私は業務でもガンダムだけは殆ど製作しないのでスタッフに任せきりです、たまには手を出してみないといけませんね〜。


さて本題です!
コメントやメールにてリクエストを沢山頂きありがとうございます!
色々考え悩み苦悩し悶絶した中、(大して悩んでいません、、)今回は戦闘機を製作します。その後は船、フィギュア・・・と参る所存です。
簡単に言うとこのブログでまだ御紹介していない物を優先したという事でしょうか?
正直な所、基本的には雑食モデラーなので他にもSF物でシービュー号やスタートレックのエンタープライズなどその手のキットも製作してみたいですね。
他にも戦車やロボットなども考えています。

今回は戦闘機のキットに挑戦致します。「飛行機なんて長江の守備範囲じゃないだろ」「上手く作れんのかよ?」なんて思っている方! チョットお待ちください! その通りです!
飛行機は御依頼品で製作するだけで余り作っていません。(特に現在はスタッフが製作しているので、、、、)
元来飛行機は大好きなのでキットを多数所有していますが中でも1次、2次大戦機が好きでなんですね〜。
簡単に言うとレシプロ機が好きなんですね。F14などはトップガン世代なので大好きですが最近のは余り、、、、、。
特にお気に入りはウィングナットウィングスのキットです。非常に高価なキットですが素晴らしい再現度で資料も付属しており、マニア向けの機体が多いのも大好きなんです。

当然製作としてF14の製作なども考えましたが作っている方が非常に多いと思い、チョット違う路線で大好きなシーハリアーをチョイスしました。
シーハリアーは個人的に大好きな機体というのもあります。なんたって垂直離陸が出来る凄い戦闘機なんですね。
ナイトハリアーなども大好きですがやはり私的に最も恰好が良いと思うのがシーハリアーFRS.1です。ブルーの機体もたまりません!

その中でも最近発売されたキネティックの1/48シーハリアー FRS.1をチョイスしました。(タミヤ製の製作記事が多いのもあります)
1/72であればそれなりの数のキットがリリースされていますが、老眼親父の私には大きい方が楽なので1/48にしてみました。
1/32のナイトアタックハリアーも所有しているので製作を考えましたが、大き過ぎで大変なので適度なサイズということです。
(元々スケールの大きいキットを好むので1/72のキットは殆ど持っていません)

又、1/48シーハリアー FRS.1はハセガワやタミヤ、エアフィックスからもリリースされておりますがキットがかなり古い為、製作中に気に入らない部分があると直ぐ改造したがる悪い癖が出ないだろうと、最近の優れたキットであればその必要は無いだろうと思ったからです。

さて素人に毛が生えた程度の私の技量ですが、どなたでも出来る事を考慮して今回はディティールアップは殆どせず、出来る限りストレート組で出来る限り美しい機体を製作したいと思っていますが、、、、、、。(上手く行くかな?、、、)
試行錯誤を覚悟の上行き当たりばったり、情熱のみの本気の製作編を笑いながらとくとご覧ください!

早速キットの内容ですがその前にこの箱絵素敵ですよね〜! ハリアーのキットのスピード感溢れる箱絵は殆どなし!
ゆったり空中浮遊状態絵ばかりですがそこが最大の魅力でもあるんですね。
キットの中身は見る限り精度は悪くなさそうですが、今までキネティックのキットを組んだことが無いので少々不安ではあります。
タミヤ製に比べると部品点数は多い様です。主翼の取り付けはタミヤが両側から差し込んで固定する分継ぎ目消しが必要ですが、このキットは主翼が1枚で整形されている分主翼の角度は正確に決まりそうです。
後は製作してみなければ解らないって所でしょうか?
シーハリアーは拘る方が多く、形状修正が定番的にもなっているようですが今回は無視!
そういった改造は気が付いても無視して、それが誤魔化せるほど美しい完成品にしましょう。
カラーはこの箱絵のロイヤルネイビー仕様に致します。


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では早速製作です。
飛行機模型の製作は基本的にはコクピットが最初です。大抵のキットはここから始まると言っても過言ではありません。
最初はシートを組みますが、パーツを接着してみたら真ん中にハッキリ分かる継ぎ目が出てしまいました。
特にヘッド部分はシートパーツで隠れません。アルテコ瞬間接着パテで継ぎ目に少し盛って処理します。


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いつもの通りアルテコ瞬間接着パテを使用して整形をするのですが、、、、、、、、。
「ちょっと待てよ?このヘッドの形おかしくないかな〜」と考え不安を抱えて整形するのですが、、、。
「やっぱり変だよ〜」と独り言を言いながら、手持ちのハリアーの資料を見た瞬間!「やっぱ違うじゃん!」ガックリ。
そうなんです。私が過去製作した戦闘機の中でもこのような丸い綺麗な凹みが有るタイプのシートは余り知りません。
(ちなみにチョット手を切ってしまったので絆創膏で治療中で〜す)


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心の渦中で「改造や手を入れないんじゃないの?」と自問自答しながら、、、、、。
「やっぱ無理!こんな形状のシート無いよ〜」
結局冒頭でお話しした方針は無残に最初の段階で崩れました。
出来るだけ近い形にしようとヘッド部の両脇に0.5mmのプラ板を細く切り、両端に少し内側に寄せて接着して再度アルテコ瞬間接着パテを大盛にし形状を作る事にしました。
(私は超人なので回復力が人の何十倍も速い為指のケガは直ぐ治っちゃいました、、、嘘です)


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固まったら中央部分を削ぐようにして削りアールを付けて凹込ませていきます。


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600番程度の粗いサンドペーパーで形状を滑らかにして整形します。


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何となく形になりました。
まだ両端の平らな部分の幅が広いのでもう少し削って詰めていきます。


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もう一つこのシート自体がオフィスの社長用の椅子みたいではないか!
こんなラグジュアリーなシートにパイロットが座っている訳がない! と思いきって上部をスパッと切り落としました。


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次はシートの下にあるランディングギアのケースを作ろうと両パーツを合わせて下から見た瞬間! へな〜。
「この奥まである空間は何?」
パイロットの背の裏側はトランクになっているのかな? それともランディングギアがただ垂直に降りてくるのかしら?
という事でここでも約束を破り悪い病気が発病してしまいました。


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実際のランディングギアは曲がって降りてくるので、このとてつもない深い穴は塞ぐことにしますが、天井部分の形状や形が全く解りません。
手持ちの資料を見ても天井部分はさすがに写真すらありません。
他のキットを参考にしようと見てみましたが参考になるキットは殆どありません。又、タミヤやハセガワ製は格納庫すら再現されていません。
エッチングパーツを持っていれば参考にも出来そうですが残念ながらそれも持っていません。
しょうがないので取りあえず塞ぐだけにしてみます。

最初に収納部の後部を塞ぎます。全部一気に塞ぐのも手ですが多少の段差を付けてそれっぽく作ってみます。
0.5mmのプラ板で形状に合うようカットして後部を塞ぎます。プラ板を貼る高さはタイヤが十分収まる高さが必要です。
ボスは要らないので全て切落しておきます。


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天井部板を貼り終えたら余分をカットしてサンドペーパーで整形します。
両側から合わせて中央で繋がるようにするのですがサンドペーパーのかけ方次第で形がダレてしまうので、治具などを使用して整形します。


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整形が終了しましたがペーパーがけが悪かったので下の方隙間が出来てしまいました。
この部分はプラ板をつぎ足してピッタリ合うようにします。

とりあえず塞いだもののどうも気持ちがしっくりきません。
やはりこれだけでは何か物足りなくなってきました。
とはいえ確実に解る資料があれば十分再現できますがイマイチわかりません。
確かに最終的にランディングギアを取り付けて前部の格納扉を閉めてしまえば見えなくなり解りませんが、それでは寂しい気がします。


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資料も無いし参考になる物もありませんが天井部がペッタンコな訳はないでしょうね〜。
悩みます! 「しょうがない!適当にありがちな形状にするか!」と行ったのが下の写真。
何となくそれっぽく見えませんか?

但し! 良い子の皆さんは絶対真似をしないで下さいね〜!
飛行機ファンは非常に拘りが強いので私の様にテキトーにやっていると笑われたり蔑まれる結果をもたらしかねません。
「誰に何と言われても平気!」という心の広い方のみ自己責任においてテキトーに解釈して行ってください。


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ここでもう一つ手を入れなければならない点があります。
シートの背になるパーツです。パーツの裏側には前輪のケースを取り付ける際のガイドのリブがありますが幅が多少大きい為に収まりません。又、ケースの裾部分はボディ裏側の開口部に格納庫の裾が合わなければなりませんが全く合いません。
そこで思い切ってリブを全て削り取りピッタリ収まる様にします。
尚、精度を高めるためにこのパーツは予め片側の機体に接着しています。機体を仮組して正しい位置に取り付ける事が重要です。


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さてここから形になってきます。
まずはコクピットの塗装で通常多くのキットはメーター類のデカールが付属していますが、このキットは付属していません。
メーターの中にメモリを刻めるほど大きいメーターでもないのでここはごまかしをしましょう。
幸いモールドはそれなりに入っているのでグレーをベースにドライブラシでハッキリさせてみました。
ドライブラシは筆に塗料を含ませてからティッシュでしっかり拭き取り、エッジにこすりつける要領で塗装する事で凸面にだけ色を付ける手法です。
モニター部分はダークグレーで塗装してアクセントにしています。
私の場合はこの時点でシートは取り付けません。マスキングをする際に邪魔になるので出来るだけ後から取り付けの出来る物はこの時点では取付けません。
先にグレーで塗装して、機器類部分をマスキングしてセミグロスブラックに塗装してからドライブラシという順番で行います。


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塗装に入る前に大切な注意点があります。
下の写真は機体内部を塗装する為に機体内側に缶スプレーのサーフェイサー塗装をしていますが、表側にはサーフェイサー塗装をしていません。
1/72や1/48は特に注意です。これは機体に入っているパネルラインのモールドがカーモデルなどに比べかなり細い為、サーフェイサーなどでで埋まってしまう為です。
1/32以上のスケールの場合、はパネルラインの筋がやや太いのでそこまで心配する必要はありませんが、どちらにしてもモールドを見てサーフェイサー塗装そしても大丈夫かどうか確かめてから行ってください。
後に継ぎ目処理を行いますが、その際の小さな傷が気になる場合や塗装の定着をさせたい場合はエアーブラシでのサーフェイサー塗装を行ってください。
缶スプレーのサーフェイサーを使用してもダメではありませんが、モールドが犠牲になったりダルくなったりする恐れがあります。
くれぐれもお気を付けください。


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機体内部の塗装が終りました。コクピットと前輪の格納部分を塗り分けました。
ここでコクピットを機体に挟み込み、前輪の格納庫や他のパーツを取り付けてから機体を合わせて接着します。


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このキットは比較的に機体の合わせ面は殆どズレがないので楽でしたが、内部に挟み込んだパーツの影響で綺麗に勘合しない場合があります。
その場合は原因を追究して機体がピッタリ合うようにして接着します。
接着剤は基本的に流し込みを使用しますが、部分的に仮止めとして瞬間接着剤を使用しても大丈夫です。
但し表側から流し込んでモールドに入らないようにしてください。瞬間接着剤かモールドに入って固まってしまうとスジボリが非常に困難になります。


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理想的なのは下の写真の様に溶けたプラスチックは少しだけにじみ出る程度です。
このまま固まれば継ぎ目の処理が楽になるだけでなくしっかり接着されている状態です。
又、この状態でシッカリ乾燥すると継ぎ目を消しても殆どヒケが出ません。


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接着が完了したら接着した面が離れないようにテーピングしてしっかり接着する事が大切です。


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よく乾燥させたらマスキングテープを剥がします。
ここからが飛行機モデルの難しい所になります。継ぎ目消しを行う訳ですが、前にもお話しした様に飛行機モデルは非常に繊細なモールドが入っています。
このモールドを消さないようにペーパーがけをしなければなりません。当然隙間を埋めるためのパテも出来る限り少量にして削り過ぎないように処理をします。
私の場合は1000番でパテのみを出来るだけ削り取って、ある程度綺麗になった所でペーパーを1500番に変えて表面を磨きます。
細かい傷を残さないように、丁寧にかけて爪の先で合わせ目が解らなくなるように処理をします。
この作業簡単に見えて結構難しいんですよ。
このキットは比較的にピッタリ機体が合ったので良いのですが、古いキットなどはズレが大きいとかなりの手間になります。そこが面白い所でもあるんですね〜。


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下の写真は1000番で磨いていますが、モールドに削りカスが溜まっているのがわかります。これが一つの目安で削りカスが無くなってしまうとモールドが完全に消滅した事になります。そうならないように丁寧に磨きます。


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ついに来ました! スジボリで御座います!
車などと違いスジボリの多さと来たらそりゃ大変! 深く彫り過ぎてもいけないし幅が広くてもいけません!
とにかくテキトーな深さが必要です。何という曖昧な説明でしょうか?
ですが現時点ではこのスジボリを完全に説明出来ると言葉が無いと思われ、、、、、、。


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中々加減を御教えするのが難しいスジボリですが、一つだけ御答え出来るのは金型の都合上どうしても角度によってモールドが入れ切れず薄くなっている部分があります。そういう場合はビニール製のマスキングテープを使用します。
入っているであろう場所にガイドとしてビニール製のマスキングテープを貼り、そのガイドに沿って罫書き針などで軽く罫書いてから本番のスジボリをするわけです。


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機体自体が形になってきましたがここで又問題が!
ノーズの先にアンテナが付くのですがこのアンテナの機体に付いている部分が垂直に切り立っています。
実機はこのような形ではなく機体に繋がる様な形でなければなりません。
そこでアルテコ瞬間接着パテで簡単に造形して無い部分を足します。


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アルテコ瞬間接着パテをやや硬めに作りアンテナ基部の根元に適量を盛ります。


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カッターで大まかに整形した後1000番のペーパーで形を整えます。
下の写真は完成した状態です。これで不自然な形ではなくなりました。


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今回はこの辺で終了です。
次回は主翼などの取り付けや塗装に入ります。

やっぱり手を入れずに作る事が出来ませんでした! 申し訳ありません。
冒頭で新しい製品なので、、なんて書きましたが製作中に思ったのが「これマジで新製品?値段の割には、、、」
正直な所本音は頭を抱えました。これから先主翼など取り付けるのがかなり不安で今後の製作の予定が見えません。
ですがこう見えても一応プロとして御飯を食べている以上最後の完成までやろうと思っています。
(途中何度もやる気が無くなって、、、、ひょっとしてこの作例は失敗?)





最後にここで楽しいお知らせです!

御存じの方も多いとは思いますが私はオートバイが大好きでとても大切にしている趣味です。
スタッフや友人とツーリングしたりしてきましたが模型仲間とツーリングしたことは殆どありません。
やはり同じ趣味の仲間たちとツーリングするのはとても楽しい事です。

そこでツーリングクラブを作りたく仲間を募集させて頂こうと思います。
クラブの名前は私が水鳥の雁が好きという事で「チーム ワイルドグース」と命名しました。

募集資格は特にありませんが一応御理解頂ける範囲で決めさせて頂きます。

・男女は問いません!模型に余り興味が無くてもバイクが好きであれば大丈夫です!
・年齢  20歳以上 
・基本的に御自分で収入がある方(定年や特別な理由がある方はは問題ありません)
・普通自動二輪免許又は大型自動二輪免許保有者 
・250CC以上のオートバイ所有者
(オートバイの種類、スタイルは問いませんがトライク等はオートバイではありませんのでNGです)
・任意保険に加入している事
・マナーや他人への気遣いが出来る方(普通の方なら問題は無いと思います)
・身元がハッキリしている方

上記が基本内容です。

普段オートバイに一人で乗っていて仲間が居ない為にツーリングに行けない方や、暫く離れていたけどもう一度乗ってみようと言う方、最近免許を取ったけど殆ど近くを走っているだけでつまらないなんて方。
バイクに乗っていても中々ツーリングに行く機会が無い方やもう一度バイクに乗りたい! と持っている方!
日帰りツーリングや温泉ツーリング、美味いもん食べ歩きツーリングなどメンバーで企画してツーリングに出かけませんか?
特に女性の方は出来るだけサポート致しますので安心してご参加ください。

模型を趣味とする方の自動二輪の保有率は大変低く、正直な所それなりの人数になるかどうかわかりませんが数少ないバイク好きの参加を心より願っています。
又、弊社のHPでも近いうちに募集をさせて頂く予定です。
どうしようかな〜と迷っているあなた! この際です! 是非ご参加下さい。
参加ご希望の方は弊社にメール又はお電話にて御連絡下さい。

TEL/042-389-6621  FAX/042-389-6610
E-mail/nagae.art.pro@nagae-art-pro.com

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プロフィール

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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