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こんにちは! GSX1100Skatana最終回の御時間がやって参りました!

今回は早々に更新させて頂きました! 今回で完成です。じっくり見てやってくださいませ!
完成に向けてまだ細かい部分が残っているので、ディティールアップを行いながら製作していこうと思います。

最初の作業はカウルの取り付けステーです。このステー厳密に言うと形は似ていますがかなりアバウトなんです。
どうしてくれようか? と悩みましたが本気で作るとほぼ作り直しになってしまいます。
そういう訳にもいかないので出来る限り雰囲気重視という形にしました。

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太さの違う本体のフレームは出来るだけ同じ雰囲気になる様に整形します。ヘッドライト取り付け部にボルトがありません。
0.5mmプラ板からポンチで3mmの〇を切り抜きワッシャーを作り、ボルトを貼り付け指定位置に取り付けました。
裾にはカウル固定用の冶具の為に小さなステーが付いているので追加で取付けています。
最も問題なのが本体フレームに取り付ける部分です。全く形が違います! 新規に製作しようと思ったのですが形状が複雑で取り付けた後の強度が心配になる形だったので諦め、形状変更と肉抜き穴のみ追加し雰囲気重視で作ってみました。
上の写真と見比べて頂ければ御理解頂けると思います。


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ヘッドライトの加工です。
メッキ仕上げになっていますが裏側は大きな押しピン跡があり見た目が宜しくありません。
正面側は反射板になっていてそのままメッキを使用したいので、裏側のピン跡を綺麗に処理してメッキの反射部をマスキングして裏側をサーフェーサーで下地処理をしておきます。

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ライトケース裏側はややくすんだシルバーに塗装し、ヘッドライト周囲はセミグロスブラックで塗装します。
実車はこのような姿なんです。メッキのまま使用しても余り見えないので問題はありませんが、こんな所にも拘りがあると面白いのではないでしょうか?

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更に拘ったのがヘッドライトの調整用ネジです。
下の写真はその部分のパーツですが本来は中央のステーはスプリングに覆われたシャフトです。
出来るだけ実車の様な形に作り変えます。

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どうでしょうか? かなりリアルになりました。スプリングはやや斜めに付いていますが中を通っているシャフトは真っ直ぐに付いています。
実車では光軸を調整する際にネジ込むとスプリングが変形しているのが普通です。又、シャフトより大きめのスプリングが使用されているので下の様な斜めに付いていても問題はありません。
フレームにヘッドライトが組み込まれますが上部に留め金がありません。これも実車に合わせて追加加工しました。

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フレームとヘッドライトが組み上がった状態です。かなりリアルになりましたね。

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大切な部分を忘れておりましたのでもう一つ追加する事にしました。
ヘッドライトは配線する予定なのでヘッドライトケース裏側のゴムカバーを作ります。真ん中の穴は配線用の穴です。
パテで造形して接着します。

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この部分はゴム製なので艶消しブラックが適当です。これでヘッドライトは終了です。

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カウルステーに取り付けてみました。ステーの上部フレーム取り付け部分は本来は形が違いますが外せる様にしたいので、敢えて取り付けやすくする為にキットの形状を利用しています。


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リアウィンカーの配線です。実車と同じ形にしましょう。
3.5mmのポンチを利用して薄いプラ板を抜きます。真ん中に適当な大きさのボルトを接着し更に中心部に0,4mmの真鍮線を立てます。
これをやや金色がかったシルバーで塗装します。チタンゴールドでもいいかもしれません。


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先程作ったものをステー裏側に接着して配線を差し込めば終了です。案外簡単でしょ。
こんな部分も見えやすいのでチョット工夫するだけでリアルになりますね。


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ハンドルを製作しましょう!
下の2枚の写真は加工済みですがチョットディティールが足りません。上の写真はボルトが足りないので2か所追加しています。
下の写真はネジのモールドが無いので、ピンバイスで穴を開けて適度な大きさのリベットを打ち込みネジを再現しています。
左右同じ方法で追加を行います。
ちなみに写真はグロスブラックで塗装していますがこれはデカールを貼る為です。自作で表記文字を作り貼り込みます。


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ハンドルを取り付けてみました。ハンドルのスイッチ部に文字があるのが判りますでしょうか?
これだけでリアルになりますよね~。やや文字が大きめですがこれ以下に小さくすると文字が読めません。
多少妥協して文字が読める限界でデカールを製作しています。

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ブレーキマスターの点検窓を作るのを忘れておりました。ハンドルは接着してしまったので無理やり点検窓をつくりました。
最初に作っておけば楽だったのに、、、、。実際こういう場面は多いんですよ~。

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ブレーキペダルやリンケージ類ですが、成型上ボルトは丸かったりドーム状であったりと恰好が良くありません。
既存のボルトを切り取って同じサイズのボルトを付け替えて綺麗な形に修正します。
この部品もメッキでしたが押しピン跡なども大きいのでメッキを剥がして修正してから塗装します。

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フットペダルです。裏側に大きく肉抜き穴が空いていますが実車にはありません。アルテコ瞬間パテで埋めて整形しますが、同時にステーの差し込み穴も成型上実車と同じにはなっていないため、ステーが差し込める様プラ板で土台を作りパテで整形します。
これでステーを差し込むことが出来ます。
又、ペダル裏には金属製のバンドが付いており片側のみボルトが付いているのでこれも再現しておきます。

DSCN8053_2.jpg


塗装するとこんな感じになります。

IMG_20171130_094635_2.jpg


フットペダルのステーですが磨きだしの様な光沢仕上げなのでメッキ調の塗装を施します。
又、ボルトのみ実車はメッキなのでミラーフィニッシュを貼り込み雰囲気を演出します。

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ペダル周りの完成です。フレームとは全く違う色合いになっているのが判りますでしょうか?
これが全て同じシルバーだと面白みが全く無くなってしまいますし、メッキのまま使用するとバリとパーティングラインがハッキリ判ってしまうので玩具っぽくなってしまいます。
やはり場所や機器類の性質で素材が違っているので塗り分けはグレードアップに欠かせません。

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配線用のコネクターです。黒いのはヘッドライトの配線用コネクターになります。リアル感を求めるなら是非作ってみては如何ですか?

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シールドの製作です。
ここで驚き! シールドの裏側に押しピン跡が4か所もあるではありませんか!
ステーと仮組してもハッキリ見えて誤魔化せません。

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こうなったら消すしかありません。1000番のペーパーで丁寧に削り取り平滑にします。
その後磨きが楽に出来る様丁寧に2000番で磨き上げます。ここで綺麗に磨ければその後の作業がかなり楽になります。

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透明感を戻す作業です。粗めのコンパウンドで丁寧に磨き擦り、傷が殆ど無くなったら仕上げ用のコンパウンドで磨き倒します。これで綺麗な透明度が戻ります。
この方法はカーモデルのガラスにキズがあった際や飛行機モデルのキャノピーのパーティングラインを消すのにも役立ちます。是非お試し下さい。

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押しピン跡は全く分かりません。この後塗装です。

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KATANAのシールドはクリアーではありません。少しスモークが入っています。
カスタム仕上げであればスモークブラックで濃い目に塗装しても良いのですが、実車に合わせるには薄めに塗装します。
今回はスモークグレーでかなり薄く塗装しています。

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スモークグレーは乾燥に時間がかかるので要注意です。焦って触ってしまい指紋が付いたりしたら再塗装時にムラになりやすくなります。
十分な乾燥時間を置いてからスクリーンのふちをセミグロスブラックで塗装して完成です。
個人的にはもっと暗い色の方が好きなんですが一応実車を踏まえて気持ちだけ暗くしてみました。

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シートです。
形は手を入れる必要は無いのですが、シートの全周にかなりエッジが立っておりリアル感がありません。
オートバイのシートは中にコーンが入っており、上からシート地の合皮が巻いて貼り込んでいるのが普通です。
エッジを綺麗に取り、サンドペーパーで丸めておいた方が裏側にシート地が巻き込んでいるように見えます。
小さな事ですがこんな部分も大切なんです。

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シートはバックスキン調になっているので再現したい所ですが中々完全なバックスキンの再現は出来ません。
今回は手軽に近い雰囲気を造ってみました。
サーフェイサーを500番などの粗い缶スプレーでまぶす様に塗装します。簡単に言うと振りかけるって感じでしょうか、
全体にザラ付く感じになったら乾燥させて又同じことを繰り返します。5~6回程度でかなりザラザラな表面になってきます。
指定の色で塗装して終了したら、仕上げに保護も踏まえて艶消しクリアーの缶スプレーで、先ほどのサーフェーサーと同じ要領で4~5回まぶす様に塗装すれば下の写真の様な状態になります。
ホームセンターなどでバックスキン調のスプレーも販売されていますが、粒子が粗い為スケールオーバーになってしまいます。
このスケールであれば先ほどの方法でそれらしく表現できるのでお勧めです。


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バックミラーです。
ステーをグロスブラック、ミラー部をセミグロスブラックで仕上げると良いと思います。


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ミラー部分ですがそのままメッキを使用しても問題はないと思います。ただやや色合いが明るすぎてやや玩具っぽく見えます。
実車のミラーの雰囲気を演出するのであれば、ミラーテープやミラーフィニッシュを貼って再現した方が落ち着いた感じに仕上がるのでお勧めです。


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いよいよ組み立てです。
ヘッドライトをフレームに取り付けます。先程ヘッドライトに裏側に付くコネクターも製作したので組み付けて配線を行います。


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反対側です。


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ここからが手間のかかる作業です。
実車の写真を見ながらパイピングの本番です。出来るだけ解る部分は配線してみました。
キットでは実車と同じ機器類は付いていないので省略が多くなりますが、徹底的にやる方は同じ機器類を自作してパイピングをするしかないでしょう。
ですがこの部分のパイピングは自己満足の世界です。タンクを取り付けたら外側から見えません。
但しハンドルとヘッドライトの間はカウルが付いても見えるので、実車さながらのパイピングを施すと雰囲気は抜群です。


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反対側です。出来るだけ実車のパイプの太さを考慮して不自然にならない様に気をつける事が大切です。
このパイピングの方法ですが余りにも複雑で、ブログで簡単に説明が出来ず御理解頂けないのが残念です。
パイピングはF1モデルなどのレーシングカーが最も一般的ですが、バイクでも見える部分にパイピングを施すのは精密感を上げる為に有効なテクニックです。
私が今回行ったパイピングは雰囲気を上げる為のパイピングで実車を再現している物ではありません。
実車を再現するにはキットで再現されていない機器類の追加が必要です。
ショップにはコネクターやパイピング用のコードなど様々なアイテムが販売されています。そういったアイテムを利用して無理のない範囲で楽しみながら行うのが楽しいと思います。


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カウルとタンク、シートを取り付けてみました。
この時点で完全にKATANAになりましたね~。ヘッドライト廻りも実車と同じ形になりしっくりきます。


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ここで私はガックリ来ました。
シートの取り付け方法です。表側からネジで止める! なっ何で?! 正直こうなっているのを完全に忘れていました。
本来こういった止め方ではないので研究して止め方を考えた方が良いでしょう。
ちなみにアングルネジ止めしなくても接着すれば良いのですが、私は今後のメンテナンスの事を考慮して外せるようにしました。
現行のキットでは間違ってもこんなシートの止め方はしないと思います。
取りあえず今回はこれで御勘弁を、、、、、、。

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先程仕上がったスクリーンを取り付けました。中々良いではありませんか! この後バックミラーとナンバーを付けて
完成です。

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ナンバーは適当に付けました、番号は私の幸運の番号なのでこのバイクにも付けてみました。
ちなみに私のバイクはこういうナンバーは付いていません。

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完成しました! 如何なもんでしょう?

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チェーンを交換しているのでリアルな足回りになりました。

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カウルの中に見えるパイピングがリアル感を演出してくれます。

DSCN8364_20171203173528efe.jpg


ヘッドライトとカウルの隙間も実車の様な感じになりました。

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今回随所にボルトの交換や追加を行いましたが、使用したのはこれです!
モンモデル製のボルトセットです。ミリタリー用の様な気もしますが使えれば何でも使う私として大変重宝するパーツです。
片側がボルト、裏面がナットの表現になっているので両方使用すると正しい形が表現できます。
3種類ほど販売されていますがサイズが違うので使用するスケールに合わせて選ぶのが良いでしょう。

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これで完成です! 長かったですね~。今回も200枚を超える写真を載せました。ストレートに組めばこれほど時間はかからないのですが拘ると倍以上の時間が必要でした。

最初の目標としてキシキシ言わない模型になりました。キシキシと音がするのは組み方が甘かったり精度が悪い場合に音が出ます。
軋み音はプラモデルの安っぽさにも繋がるので、シッカリ接着して組むことが重要なんです。
又、資料も大切ですね。ストレートで手早く沢山作るもの楽しいのですが実車の資料と睨めっこして違いを発見し修正しながらじっくり模型製作するのも楽しさの一つだと思います。
今回の様にこれだけ改造してしまうと「俺には出来ないな~」「難しいな~」と思う方も居るでしょうが、決してそんな難しくはありません。
方法さえ知ってしまえばどなたでも製作出来ます。

バイク模型の楽しさはやはりエンジンが丸見えって事でしょうか。メカニカルな構造はスケールが大きくなればなるほどリアルに造形されているので、更に手をかける事で一段とリアリティを持つようになります。
自宅のディスプレイスペースの問題もあると思いますが、やはり大きなスケールの完成品は存在感が全く違います。
皆さんも是非大きなスケールのキットを手掛けて楽しんで頂ければと心から思います。

現在日本ではオートバイが売れない状況が続いているそうです。勿論自動車も同じ状況ですがバイクが売れないので模型も新しいバイクの模型がリリースされません。非常に悲しい状況です。
昔は魅力的なバイクが排気量問わず沢山販売されていました。道路交通法がドンドン厳しくなりバイクが走れない道も増え
バイク乗りには厳しい状態です。
以前国会の中継を見ていた時にもバイク4大メーカーが日本にあるのにバイクの販売低下の問題が審議されていました。
もっと多くのバイクファンが増えてバイク模型を作る方も増えて欲しいと思います。


次回も早々にアップしますが、久しぶりにカーモデルです。
サクッと製作するつもりなので(年内完成目標です!)又お付き合いください。
年始には又大きなスケールにチャレンジしてみようと思います。

今回もコメント、御質問等お待ちしております。今回は完成ので評価や御叱り、案外面白かったな~なんて思って頂けたら
励みになりますので是非ポチッとお願い致します。

写真のクオリティが低いので申し訳ありません。近々にギャラリーにアップしますのでそちらも合わせてご覧ください。
又、書き下ろしの様な物なので間違いや不明な分があるかもしれませんがあった際は御了承ください。
では次回まで御機嫌よう~。

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 2017_12_03


みなさんこんにちは! KATANAの4回目です。

冬になってきましたね~、私の怪我も殆ど治ってきたのでようやく外出できるようになりました。
所で皆さんは御好きな季節は夏ですか? それとも冬? 私は冬なんです。確かに夏は開放的な気分はありますが、私は冬の澄んだ空気が好きなんです。仕事場から富士山が見えるのですが、夏場は空気の濁りのせいであまり見えません。
ですが冬は雪を被った富士山が天気が良ければ毎日見えます。
空も雲が少なく遥か彼方まで青く広がっているのを見ると本当に清々しい気分になります。
バイク好きの私には冬は寒いので少し辛いのですが、クリスマスも大好きですし妻の誕生日も12月なのでやや出費はかさむもののそれでも冬が好きなんですね~。
これから冬の本番がやってきます。皆さんも風邪などひかないよう御注意下さいね。


さて製作ですが今回はバイクらしい形になりそうです。
それでは今回の作業に入りましょう!
前回、リアアクスルをフレームに組み込むまででした。前回の写真でもお解りの方もいらっしゃるでしょうがチェーンガードが付いていません。
これはチェーン取り付け時に邪魔になるので本体にチェーンを組んでから取り付ける為です。

チェーンの取り付けは下側で最後の結束を行った方が簡単です。又、前側のスプロケットは軽く回るようにしておくと作業が非常に楽になります。
下の写真はチェーンを取り付けて完了した所です。この後チェーンのコマに墨入れや汚しを少し入れるとリアルに仕上がります。
上記の作業が終了したらチェーンガードを取り付けます。


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サスなどを取り付ける前にブレーキホースも取り付けましょう!
実車は写真の様にスプリングで保護されています。アクスルの内側を這わせて途中でコードをカットして細いコードを繋ぎます。
適当な長さのスプリングをカットして細い部分のコードを挿入してスプリング自体でブレーキキャリパーに繋げば完成です。
難しく聞こえるかもしれませんが、キット付属のコードに丁度良いスプリングの径が合わないので、一回り細いコードの上にスプリングが被っているだけです。
こんな所ですが実車と同じ雰囲気が演出出来るのでお勧めです。
1/12スケールでは中々出来ないディティールアップです。


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サスペンションの組み立てです。時に改造も必要なさそうですがサスの下側に波状のモールが有ります。
説明書ではクロームシルバー塗装の指定ですが実車はメッキです。
このパーツは元々メッキではないので黒に塗装した後ミラーフィニッシュで再現します。余分を切り取りにくい形状なので
慎重に切り取ります。


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サスペンションの完成です。特に改造と何もしていませんが拘ったのは質感です。
実車の様な見た目にする為に各部品ごとに色調を変えています。
これだけですが意外にリアルなサスに見えます。シルバー指定の塗装指示がされていても各部分で少しずつ色を変えたシルバーを使用する事でリアル感が向上します。常にスタッフの指導時に話すのですが、
「塗装は塗り絵ではありません。その材質を極限まで再現するのが塗装です。プラはプラらしく、金属は金属らしく、ゴムはゴムらしく、布は布らしく見えなければなりません」
これが弊社の塗装概念です。
皆さんも是非、質感の再現に拘ってみて下さい。


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チェーンガードとサスを取り付けチェーンは少しだけ汚しを入れてみました。
如何でしょう? 妙なリアル感が出ていませんか? 前側のスプロケットは何もしていませんがカバーを接着するので見えなくなります。

残念なのはサスペンションが自重で動かない事です。実車はメインスタンドを立てるとリアタイヤが下に下がります。
スタンドを外した場合は自重でかなりフレームが下がるのですがこの状態には動いてくれない事です。
最初からサスが縮んだ状態で作るのも手ですがそれではメインスタンドを使うと違和感が出ます。
ここは諦めるしかなさそうです。


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リアブレーキのマスターを作るのを忘れておりました。
完成後はカバーで見えませんが敢えてチョット拘ってみました。点検窓の部分にブレーキオイルが入っている様御絵描きしてUVジェルを流し込み保護ガラスを再現してみました。


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如何でしょう? 悪くないですよね~(笑)


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センタースタンドを取り付けます。後はめ加工に変更しているので穴を合わせて2mmのプラ棒を差し込み固定、ボルトを再現するのでボルトを取り付けてシルバーに塗装し終了!
っと言いたい所ですがエンジンサイドのSUZUKIのロゴデカールが、、、、、、。
私のミスで引っかけて剥がれてしまいました、、私としたことが、、、。
と、気分を変えてタミヤに連絡! デカールを送ってもらい無事終了! 冷や汗かきました、、、。


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さていよいよフロントの作業です。これが終ると一段とバイクらしくなります(ワクワク!)

では始めましょう! フロントフォークのサスですがメッキ加工がしてあります。このメッキのまま接着しでも継ぎ目は消せませんしリアル感を損なうので、塗装で再現する為に漂白剤に漬け込んで剥がしてしまいましょう!


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インナーとスプリングを挟み込み接着しておきます。


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継ぎ目を綺麗に処理してサーフェーサーを塗装、下地を作っておきます。
これからが拘りです。サスのアウター部分は基本的に削り出しの様な状態です。磨いた金属にクリアーを塗装してあるのが実車です。
この部分の再現がかなり厄介です。クロームメッキの様な輝きでもありませんし、ギラギラしたシルバー塗装でもありません。
おまけにどことなく黄色味がかっている様な、、、、。いずれにしてもインナーチューブの色合いとははるかに違います。
そこで考えたのがわずかに黄色味帯びた多少年式がたったような金属色です。
ガイアのステンレスシルバーをベースにゴールド少々とクリアーイエローをわずかに入れ、少し暗めにする為にメタリックグレーをほんの少し入れてみました。この度合い非常に僅かなので割合が書けないほどです。
この色については各自色々挑戦してみるのが良いかもしれませんね。中には「いや違う!ただのシルバーだ」という方も居るでしょうし「もっと暗めの色だった」という方も居るでしょう。御好みで調色しても良いと思います。
出来ればメッキシルバーで調色したかったのですが、メッキシルバーは他の色を混ぜると途端にメッキ感が無くなります。
通常のシルバー系で調色し塗装するか、メッキシルバーを使用するのも手です。
ちなみに写真では普通にシルバーに見えますが実際は気持ち黄色味がかっています。
この後各部の塗り分けを行います。


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フロントフォークの塗装は実車を参考に塗装すれば良いのですが、一部メッキ再現が必要な場所があります、
ブレーキキャリパー取り付け部のボルトはメッキが正しい形です。ミラーフィニッシュを使用してこの大きなボルトのみ
メッキ表現します。
方法は簡単です。ボルト天面にやや大きめのミラーフィニッシュを貼り周囲の余った部分を下に折り曲げておきます。
細く切ったミラーフィニッシュをボルト側面に巻き付ける様貼り込めば終了。


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塗装が終了したら実車の様にクリアーコートを塗装します。
ラッカー系のクリアーで仕上げるのも良いのですがフロントフォーク自体をラッカー系で塗装しているので、単純に上からラッカー系クリアーを塗装すると場合によってシルバーの光具合がやや落ちる心配があります。
塗料に反応しないウレタンクリアーで仕上げればこのままの状態で仕上げる事が出来ます。


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ブレーキキャリパーですが、リアと同じようにブレーキ液注入口が一体成型で再現されています。やはりここもモールドを削り取って新規に製作します。
左側が加工したものです。


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更に追加加工しましょう。無くても目立ちませんがあればリアル感は絶対保証付き! ケーブルのガイドです。
実車の形を参考に洋白線の0.4mmを加工して作ります。


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取付方法はフロントフォーク下の取り付け位置に0.5mmで穴を開け、プラ棒を差し込み接着します。
そのプラ棒に製作したガイドを差し込み瞬間接着剤で固定します。難しく見えますが案外簡単です。


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最後にボルト表現をしたいので、適当なボルトを瞬間接着剤で固定しボルトをシルバーに塗装すれば実車の様になります。


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ちなみに下の写真は手持ちの実車資料本の物です。フロントフォークが映っていますが追加したケーブルガイドが確認出来ますでしょうか。
こんな所にも拘りを持って作業すると楽しと思います。


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ハンドル関係もメッキで安っぽくなっているので剥がしておきます。
赤い丸の部分を見てください。角ばっているのが判ります。実車は左の様な姿です。これは金型の成型上仕方が無いので
実車に合わせて加工しておきます。
又、丸のかかっている部分に大きな肉抜き穴が空いています。当然これは実車には無く、パーツを取り付けた後も少し見えてしまいます。
裏側に押しピン跡がありますしややヒケも出ています。一緒に埋めて整形しておきましょう。
処理が終わったらメッキシルバーで塗装しておきます。


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とりあえず組んでみました。この時点で不具合があるか確認しておきます。


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フロント周りのパイピングですがキットのままでは全て同じ太さでリアル感がありません、
ケーブル類は目的に応じた太さでなければなりません。特にブレーキパイプはオイルが流れるのでやや太めになっています。
ここは太めのパイプを使用します。パイプに文字が書いてありますがこれはトップスタジオ製の物です、
実車も文字が書いてある場合が多いのですが、書いてある内容はどうであれ雰囲気は十分演出してくれます。
又、ブレーキホースの上側にはスプリングで保護されているので、適当な径のスプリングを使用してディティールアップをしています。


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反対側です。メーターケーブル用とはケーブルの太さが違うのが判りますでしょうか?


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メーターの製作です。メーターデカールを貼る部分に押しピン跡ががあります。
デカールを貼れば目立たないのでしょうが、デカールが乾燥した際この押しピン跡の部分は浮いた状態になります。
下に密着していないため目視で丸く浮き出てしまうのでシッカリ表面処理をしておきましょう。


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メーターにもひと手間です。メーター側面に溝がありますが、これはメーターの調整用ノブが付く位置です。
小さな部分ですが有るべき物です。メーター本体の指定位置に0.4mmの穴を開けておきます。
プラ棒を加工してスイッチらしく作り0.4mmの真鍮線を差し込みメーターに瞬間接着剤で固定します。
小さな部分ですが何とも手を入れた感が出ますよね~。


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塗装してデカールを貼ったら上面に保護ガラスのパーツを取り付けますが、皆さんどの様に接着していますか?
私の場合はデカールの上にエポキシ接着剤を多めに塗りガラスパーツを乗せて抑え込みます。全体にエポキシがいきわたるように注意して気泡を抜きます。
淵からハミ出た接着剤をエナメル溶剤を綿棒などに漬けて拭き取ります。エナメル溶剤ですがタミヤ製のエナメル溶剤でクリアパーツを拭くとヒビが入ったりして破損する恐れがあります。
その為にも私はタミヤ製と比べて浸透率が弱いガイアノーツ製のエナメル溶剤で拭き取っています。これであればクリアパーツの破損の恐れも無いので安心です。


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ここはおまけですが、使用しているエポキシ接着剤は下の写真の物です。通常のエポキシ接着剤では経年変化により黄色く変色しますがこの接着剤は殆ど変化しません。
クリアパーツを接着する際は是非使用してみては如何でしょう。


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フロントフォークを取り付ける前にサイドスタンドを忘れておりました。
通常に取り付けようと思ったのですが良く見るとバリが酷く綺麗ではありません。この際塗り直しを行うため、金属製なのでダイヤモンドヤスリでガリガリと削っていきます。パーティングラインが全周にあり押しピン跡もあるので、結局ほどんど削ってしまいました。
仕上げに1000番のペーパーで仕上げてメタルプライマーを塗装しグロスブラックで仕上げます。


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本体に取り付けました。如何ですが? オリジナルを知っている方なら「あら!綺麗ね~」なんて言ってくれると思います。


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フロントフォークを取り付けました。バイクらしくなりましたね~。


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パイピングですがワンポイントです!
バイクのパイプ類は這わせる場所などの違いで保護されていることが多く、ケーブルの上にカバーのゴムホースが被っている事も多いんです。
下の写真はプラグコードですがエンジンの熱で痛みにくい様にカバーを表現するとリアル感が出ます。

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プラグコードをセットしてみました。何となくリアルに見えませんか? こんな所も1/6スケールならではなんですね。
さすがに1/12では難しい表現方法だと思います。
♪大きい事は良い事だ~(^^♪

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ここでマフラーの取り付けです。
説明書ではフロントフォークを組む前に取り付ける様になっていますが、取り付けてしまうと前輪が無い分、作業中にテーブルに置く際マフラーが当たる傾向があります。綺麗に塗装してあるので傷を付けたくありません。
このタイミングであれば前輪が付いているのでマフラーが作業台に擦れる心配はありません。

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マフラー自体はグロスブラックなのですがマフラーエンドは半艶の方が実車っぽくなります。

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とりあえず形になりました。私はバイクのこの姿が一番好きで美しく見えるんです。
走る事だけに特化した状態と言いますか、、、、、魅力的に感じるんですね~。

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今回はここまでです。次回は完成です!
如何でしたでしょうか? 本当に御理解頂こうと思うと組み立て説明書並み以上の内容が必要になるので、何処まで写真を掲載すれば良いのかいつも考えてしまいます。
又、本気でかなり詳しくするとブログとは言えないほどの内容になり、皆さんが最後まで見てくれるのか心配です。
難しいですね~。
それでも模型雑誌よりも写真枚数も多く詳しくやっているんですけどね~。
それはともかく、バイク模型を作ってみようと思って頂ければ幸いです。

今回も前回の様に見せ方の方法って感じで行ってみました。チープなプラスチックをリアルな質感で表現する事が模型で最も大切な事ではないでしょうか?
世の中には色々な完成品のミニカーなどがあります。中にはバイク模型も本当に精巧に出来ており私自身も感心する物もあります。
ですが拘りに拘って製作した模型はどんな完成品より魅力があり美しいと思います、

中には完成品が神様的な見方をする方もいますが何処まで行っても大量生産品です、塗装にしても丁寧に塗装された一品ものには勝てません。
自分で精魂込めて拘って作った完成品はそれぐらい素晴らしい物だという事です。
そんな素晴らしい模型を作るモデラーさんが一人でも多く増えていく事を願っています。

次回は完成です。パイピングの追加、外装などです。
今回も、なるほど~、どうすればいいの? なんて方コメントお待ちしています。いつも見て下さる方も宜しくお願い致します。
早めに更新できそうです。では次回まで御機嫌よう~。

 2017_11_29


こんにちは! GSX1100Skatanaの3回目です。

実は先週更新しようと頑張っていたのですが不慮の事故がございまして更新が出来ませんでした。
というのも自宅の駐車場車輪止めに足を引っかけて転倒し怪我をしてしまいました。
ジャンパーに手を入れて車のキーでロックをかけたのですが転倒した際、手が抜けず、、、、。
右顔面強打、右肩、右足打撲という有様、おでこに大きなコブを作り目の周りはパンダの様な面、おまけに右ひざを大きく擦りむき打撲という近年まれにみるドンくさい怪我をしてしまいました。

とても人前に出せる容姿ではなく足も曲げられません。多少良くなるまで暫くお休みさせて頂いておりました。
年寄りは治るのが遅いですし怪我も大きくなりやすいのに注意が足りませんね~。
何とか仕事に復帰してブログ用の製作が出来る様になりました(営業は顔が戻るまで無理ですけどね)。
そんな中お待たせした事もありかなり頑張って内容の濃いブログにさせて頂きました!
今回も皆さんの御参考になればと思います。


では作業に入りましょう!
前回はエンジンを乗せてパイピングなどを少し施して終了しましたがもう少しパイピングを施してみましょう。
テールライトやウィンカーの配線です。実車のテールライト裏にはストップランプ用とポジションランプ用の2種類の配線がありますが、ここは雰囲気だけという事で片方のみとウィンカーのみをします(配線してもカバーを取り付けると殆ど見えません)。
実車の配線は各ケーブルが太めのチューブでまとめて保護されています。同じような形を作る為に太めのチューブに各配線を5mm程度差し込み瞬間接着剤で固定します。テール部には配線用の穴があるので差し込みここも瞬間接着剤で固定します。
ウィンカー側はこの時点では本体を取り付けていないので後で配線します。
写真の様にフレーム打ち側に這わせてフレーム前方のイグニッションコイルまで引き込んでおきます。
下の写真は途中でナイロンバンドで止めてありますが実車もこの様な形になっています。ちなみに使用している小さなナイロンバンドはモデルファクトリーヒロ製の物です。

基本的に忠実に実車に合わせようとするとランプケースや周辺にも改造や追加が必要になりますし、フレームのバー上部には鍵穴が付いたりと随分違うので大変です。雰囲気重視で作業します。


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マフラー製作です。ここでもディティールアップを行います。
最初はマフラーの継ぎ目消しを行います。マフラー後方はやや表面がヒケ気味なので全体をペーパーがけするかパテなどでヒケを埋めて表面を平滑に処理します。


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ここで小さなディティールアップを行います。
キットではフレームへの取り付けステーがマフラー本体と一体になっているのですが、実車は溶接でステーが取り付けられています。
この部分もチョット拘って実車の様な姿に変更します。

パーツ状態はステーとマフラーの接合板がありません。0.3mmのプラ板を加工してマフラー側に貼り付け溶接跡を再現します。
この時、キットのパーツ状態では取付板がステーと直角に付いてしまいます。実車は多少の湾曲で取り付く様になっているのでステー内側の裾を削りマフラーの曲面に合うよう整形しておくと実車感が増します
実車は取付板の幅がもっと狭いのですがキットの取り付け位置状態では同じ幅に出来ないのでやや広めに作っています。


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マフラーは継ぎ目だけ消して使用しても良いのですが、ここも実車に拘りたいのでマフラー集合部とマフラー自体をフレームに合わせ仮止めし、何度か確認してから瞬間接着剤で仮止めを行い位置が決まってから本固定します。


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接着が終ったらフレームから取り外しマフラーの加工に入ります。

キットでは集合部側面に細いリブが付いています。これは恐らく接合部を再現しているものですがただのリブにしか見えません。
実車はこのリブを上面と下面の合わせ目で溶接されており、内側にも存在するのですが表側のみです。
このままでも良いのですがもう少しリアルに見せたいので新たに作り直し裏側も再現します。

リブを全て削り取りサンドペーパーで表面を綺麗に処理します。後に溶接跡を再現するので継ぎ目消しをする必要はありませんがパーツのズレは大敵です。丁寧にパイプ形状になる様処理しておきます。
この時、マフラーとの継ぎ目もただ埋めるのではなく段差が無いようにパテなどで整形しておきます。


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先程処理した部分に溶接跡を再現しました。内側も追加で表側と同じ要領で再現します。
溶接跡の再現方法はフレーム製作時に行っているので割愛させて頂きます。

このままの状態ではかなり目立ちますがサーフェイサーを数回塗装し本塗装を行うと塗膜の厚みで自然に見えるようになります。


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マフラーエンドの全周がかなり厚くなっています。キットの成型上仕方が無いのですがリアルにする為に手を入れましょう。
カッターなどを利用してマフラーエンド内側を削り薄く仕上げます。全周均一になる事が大切です。
加工が終ったら磨きにくい場所なので400番程度の粗めのペーパーを小さく折って磨きやすく持ちやすい状態を作り仕上げます。
全周綺麗に処理で来たら1000番程度のサンドペーパーで仕上げておきます。


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左が加工後、右が加工前です。加工後は約半分以下の厚みになりました。実車もかなり薄いので良いディティールアップになります。


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残りはエキパイですが押しピン跡が大きくパーティングラインもハッキリしているのでパテを利用し形を崩さない様に丁寧に仕上げておきましょう。

塗装して完了です。塗装は実車と同じ艶のあるブラックで塗装します。
私は単純に黒を使用していますが、実車の古い車両などには場所によって薄っすら下の金属が透けています場合があります。
これは経年変化ですが古くなったバイクは長い間手入れなどで磨かれているので塗装が薄くなっている為です。
この状態を再現するにはシルバーを塗装してクリアブラックを重ね吹きし、所々磨いていたであろう場所を何となく透けるようにすると再現できます。
今回は新車のつもりなので面倒な方は私と同じように黒一色で問題ないと思います。


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カウル類の仕上げ作業です。いつもは最初に行うのですがフレーム製作が楽しくて後回しになってしまいました。
第一回で組み立てたカウルはシルバーまで塗装をしてありましたので黒い部分も塗装しウレタン仕上げに入ります。

難しい作業ではありませんのでマスキング等は割愛させて頂きますが、初めて見る方の中にはセミグロスブラックの部分にもウレタンを塗装すると光沢仕上げになってしまうとお思いの方も多いと思います。

知らない方に簡単に御説明いたします。ウレタン塗膜の上に塗装しても比較的に塗料の食いつきが悪く引っ掻くだけで剥がれてしまいます。
最初にデカールを貼り塗装してからウレタンで仕上げ研ぎ出し終了後、艶を落としたい部分をマスキングして半艶クリアーなどで表面を薄っすら塗装し光沢を変えるわけです。ここで重要なのは極限まで薄く仕上げる事です。


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ウレタンクリアー塗装を行います。


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今回もウレタンクリヤーの2度吹きを行います。
2度吹きも1回仕上げも研ぎ出し作業自体は基本的に同じですが、今回はクリア磨きの状態を御理解頂きたいと思います。
表面が見やすい様シルバーの部分ではなく黒の部分で御説明いたします。

下の写真はウレタン塗装が終り乾燥した状態です。黒い部分を着て頂くと映り込みがぼやけているのが見えます。
かなり表面が波を打っています。これが最初の状態です。


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ここが大切です。軽く数回ペーパーをかけた状態です。所々ムラになってペーパーが当たりきれていないのが判りますでしょうか?
通常の研ぎ出しでもこの状態では決して綺麗な光沢は出せません。美しい光沢を出す秘訣はコンパウンド前の下地の状態が
大切なんです。


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ペーパー処理が終わった状態です。良く見て頂くと先ほどのムラが無いのが解ると思います。
1回のクリアー仕上げで研ぎ出しを行う場合はこの状態を全面に作りコンパウンドで磨き上げると鏡面に変化するわけです。

上の写真の状態でコンパウンドで磨いても美しい光沢は得られません。磨き前のペーパー処理が非常に大切な事がお判り頂けたのではないでしょうか。


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タンクのデカール部分の磨きです。下の写真のデカール周囲を見て頂くとデカールの厚みのせいでペーパーがかかっていないのがお判り頂けると思います。
完全にフラットな状態を作りますが丁寧な作業を行わないとデカールまで傷を付けて台無しになるので注意が必要です。


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下の写真は磨きが終了した状態です。デカールの周りの段差は無くなり平滑な表面になりました。


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全てペーパーがけが終った状態です。


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再度ウレタン塗装です。
時々何故2度ウレタンを塗装するのか聞かれます。大抵の皆さんはウレタンでもラッカーでも1度で終わらせて研ぎ出しするのが普通です。
私も以前はウレタン1度吹きで仕上げていました。
理由と言えるかどうか分かりませんが私個人的な好みでウレタンクリアーが限界まで厚い方が好きなんです。薄い塗膜より厚い方が深みが出ますし表面の硬度も高くなります。
あくまでも私の好みなので1度が良い方はそれで十分ですが重量感を演出するにも役立つので一度お試しください。

仕上げに入りましょう!
再度ウレタンを塗装しましたが写真を撮っても変化が無いので割愛させて頂き、仕上げの研ぎ出しに入ります。
今度は先ほどの中目のペーパーではなく細目のペーパーを使用します。2000番が丁度良いでしょう。
前の作業でデカールの段差も全くありませんし、表面も梨地状態ではなくこのままでも十分な出来ですがやはり映り込みはイマイチです。やはりここは映り込みに拘って仕上げたいものです。

作業ですが2000番で表面を先ほど御説明した様なフラットな状態になるまで磨きます。
小さなゴミもこの時点で綺麗に処理しておきましょう。


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ここからが本勝負! 磨き上げです。
最初は粗めのコンパウンドで磨きます。コツは角などの角ばったり尖ったりしている場所は丁寧に磨く事です。
ソリッドカラー(メタリック、パール以外)は多少角や隅に下地が出てもタッチアップでごまかせますがメタリックカラーは出来ません。
下地が出ない様細心の注意を払って磨き上げます。
この荒めのコンパウンドでも丁寧に磨けばかなり綺麗な映り込みが出来ますが、くれぐれも磨き過ぎない様にしましょう。
ある程度光沢に仕上がったら細目のコンパウンドで磨きます。これが最終です。

良くある質問で磨く為のコンパウンドの量を聞かれますが、磨き始めは下の写真の量を使って磨きます。
コンパウンドが少ないと摩擦熱で表面が荒れてしまう事もありえます。特にラッカー仕上げの場合は要注意です。
ある程度磨き布が表面で抵抗なく滑る程度が丁度良いでしょう。
磨きが進むにつれてコンパウンドの量を減らして様子を見ながら磨き上げを行います。


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磨きが終了しました。
写真が下手なのでイマイチ判りにくいのですが実際は蛍光灯の明かりがハッキリ写り込んでいます。
他のパーツも同じように仕上げます。


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磨き終わったパーツで艶の必要が無い部分を再度マスキングして極限まで薄く塗装したのが下の写真です。
フロントカウルのヘッドライト上部は半艶になっています。


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全てのパーツが終りました。


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リアブレーキも手を入れます。
ブレーキ液注入口が一体成型上省略されています。注入用パイプ部分を削り取り1mmのプラ棒で新規に製作します。
ちなみに奥側(ホイール側)の注入口は長くなっており側面から見ると飛び出しています。
これでブレーキがリアルになりました。


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ブレーキキャリパーのサポートステーです。
キャリパー自体に片側のみ差し込んで止めるようになっていますが本来はコの字型になっているので同じ形に変更。
反対側も同様ですが違いを見て頂く為片側のみ加工しています。
又、ボルトのモールドはボルトではなくナットになっているのが実車です。


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下の写真が本来の形です。裏側からプラ棒を差し込んでキャリパーを固定します。


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私が今回の作業で最も悩んだのがこのディスクローターです。
メッキのパーツなのでこのまま利用したかったのですが金型が古い事もありバリが多くディスクローター周囲はメクレが目立ちます。
裏側の押しピン跡も深いので後輪はともかく前輪は裏側まで見えるので隠せません。悩んだ末メッキを剥がして整形します。


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ディスクの穴も狭かったり塞がっていたりなので針ヤスリで綺麗に処理します。


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塗装に入りましょう。
サーフェイサーを塗装して下地を作った後シルバー塗装です。
元々表面にヘアライン状のモールドがあるのでクロームメッキ調の塗装は出来ません。シルバーで塗装して雰囲気重視で再現します。
所でこのシルバーですが散々悩みました。ただのシルバーでは芸がなく、メタリックグレーでは色調が暗すぎで雰囲気が出ません。
そこでファインシルバーにスーパーゴールドを少し混ぜてベースにし、クリアーイエローとクリアーレッドを調味料的に使用して出来るだけ近いディスクローターの色にしてみました。
写真ではイマイチ判りにくいので後程比較してみたいと思います。


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ディスクローターの塗装が終りました。かなり良い感じに仕上がっているので一安心です。


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ホイール塗装です。
このホイール塗装がで上手く出来ない方多いのではないでしょうか?
私も散々色々な方法で塗装してきましたが、誰しもやはり簡単な方法で塗装を終わらせたいものです。
そこでエアブラシがある方のみの方法で恐縮ですが私の塗装方法を御覧ください。

ホイールはメッキ仕上げになっていますがクローム仕上げではありません。勿論実車の金属感はありませんが個人的には十分な仕上げだと思います。そこでこのメッキを利用して塗装をします。


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最初はディスクローターの取り付け部のメッキをサンドペーパーで剥がしておきます。後に取り付ける時にメッキが接着の妨げになるからです。


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塗料を調色します。
ここでエナメル塗料を使用します。何故エナメル塗料なのか? 疑問でしょうね~。
墨入れに使用している方ならもうお解りですよね?

説明書にはメタリックグレーで塗装の指示がありますが、実車より暗めに仕上がってしまいます。実車はもう少し明るめなのでフラットアルミを4割程度の比率で混ぜてやや明るめのメタリックグレーを作ります。
エナメル溶剤を使用して希釈しますが度合いはラッカー塗料の塗装時より高めが良いでしょう。


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通常はメッキの上に塗装する場合はメタルプライマーを塗装してから本塗装を行うのですが今回はしません。理由については後ほど御説明致します。
気圧も通常時と同じで十分です。出来る限り薄めで仕上げるのがコツです。
艶が無い部分が解る様に暗めの撮影をしていますが写真が下手なので申し訳ございません。


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下の写真が塗装終了時の状態です。
ムラなく均一に塗装し十分乾燥させます。


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ここからが楽しいんです!
綿棒にエナメル溶剤をしみこませメッキを使用する部分を拭き取ります。丁寧に余り擦らず拭き取ります。
ここでワンポイントです。エナメルを使用したのはこの作業の為です。ラッカーを使用して拭き取るとメッキが痛む原因になります。
場合によってはメッキが剥がれて下地の樹脂が見えてしまったり非常に危険です。
エナメルであればその心配はありません。


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拭き取り終了です。
如何ですが? 綺麗でしょ? この方法ならどなたでも簡単に塗り分けが可能です。
このままの状態で仕上がりとするのも良いのですが、基本的にメッキの上にはエナメルでもラッカーでも塗料は食い付きません。
このままでは経年劣化や爪などが当たっても剥がれてしまいます。ここはやはり保護しておくべきです。

めんどくさい方は半艶クリアーを薄く塗装して保護するのが簡単ですがくれぐれも多く塗料を塗装しない事です。
ラッカー系はエナメル塗料を壊してしまいます。ラッカークリアー使用時は必ず極薄仕上げを行います。

再程説明が出来ませんでしたが、予めメッキ状態のホイールにプライマーを塗装して塗り分けするのも手です。しかしエナメルで拭き取り時にプライマーはラッカー系なので表面が余り強くありません。ガンダムなどの墨入れを拭き取る程度であれば何ら問題はありませんが、今回はかなり時間がかかり表面を擦る作業が多い分荒れてしまう場合もあります。
もちろんメッキも余り強く擦ると剥がれますが、メッキの方が強いので今回の方法を取ります。
「いや、私はラッカーで行っても問題ないよ」という方も居るとは思います。慣れた方なら良いのですが初心者の方の場合は試験的にラッカー系で塗装して確認した方が良いでしょう。

手間を惜しまない方には次の方法は如何でしょうか?
シッカリ表面を保護して実車の様にメッキ部は光沢、メタリックグレーの部分は半艶にしたい方はこの方法です。

エナメル拭き取りまでは同じですが表面をウレタンを塗装します。ウレタンはエナメルを侵さないのでディティールに塗料が溜まったりしない様に注意して普通に塗装しておけば十分です。
乾燥後ラッカー系の半艶クリアーをやや希釈を上げて全体を軽く艶を消す程度の塗装を行い、クレオスなどの弱めのラッカー溶剤でメッキ部を拭き取れば実車の様な雰囲気になります。
ウレタンの塗膜はラッカーにもある程度強いので、強く擦ったりツールウォッシャーの様な強い溶剤を使用しない限り表面が侵されません。今回は私はこの方法で仕上げています。

追記ですがメッキを剥がして行う場合は好みのシルバー塗装を行いウレタン塗装で表面を仕上げてからエナメル塗装をする事も可能です。
他にも様々な方法があると思います。メッキを全て剥がしてメタリックグレーで塗装しメッキ部はガンダムマーカーなどのペンで塗装するのも面白いですね。いずれにしても自分に合った方法を編み出すのも模型製作の楽しみの一つです。


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半艶クリアーを出来る限り薄く塗装しています。


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表面をサラッと溶剤で撫でて先ほどの半艶クリアーを拭き取った後、コンパクトの仕上げ目を使用して磨きます。
これで実車と同じ様になりました。
ちなみにこの手は私ではありません。コメント記述中に写真が足りない事に気が付いたので作業内容を伝えて急遽スタッフに頼んで撮ってもらいました。(基本的に私はこんな長い汚い爪はしていません!)


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完成したホイールとディスクローターを接着し組み立てましたがここで見て頂きたいのはディスクローターとスプロケットの色調です。
スプロケットはシルバー基本でやや暗めに調色した物で塗装しています。ディスクローターと色合いが全く違うのが解るでしょうか?
肉眼で見て頂くとこの差はかなり大きく、シルバー自体の輝き方も違います。これであれば実車の雰囲気を損なわないと思います。


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組み立てですがブレーキサポートのステーも受け部をコの字型に作り直しているので裏側からプラ棒を入れて固定し、その上からボルトのパーツを新規に取り付けてディティールアップしています。


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リヤアクスルの完成です。
チェーンカバーが付いていませんがチェーンを取り付ける際、邪魔になるので後で取り付けます。


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反対側です。かなりリアルになったとは思いませんか?


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取りあえずフレームに取り付けてみました。リアサスが無いのでシャコタンの様になっています。
かなりバイクらしくなりましたな~。


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今回はここまでです。
次回はリアサスを取り付け、チェーン、フロントフォークなどを予定しています。
順調に行けば後2回で完成です。今月中に完成出来るかな?

今回も写真多めで製作しましたが御理解頂けましたでしょうか?
「未だ足りないと」思う方や「ここんとこ詳しく」とい方がいらっしゃれば是非コメント下さい。
出来るだけ皆さんの模型製作の補助になるよう頑張って参ります。
私も長い間雑誌のモデラーをしてきましたが、本当に役に立つ内容は残念ながら余りありません。
出来るだけ皆さんの為になる様尽力して参ります。どうか宜しくお願い致します。

では次回まで、、、、。
何時もの様にコメントお待ちしています。

 2017_11_18


こんにちは皆さん! 今回も楽しく行きましょう! 第二弾です。

以前から私のバイク好きを度々お話しさせて頂いておりますが、最近その悪い病気が出そうになっております。
現在東京モーターショーが開催されておりますが、カワサキからZ900RSなんてZ1を彷彿させるバイクがデビューしました。
御存意の方も多いとは思いますが、現在カワサキのZ1は非常に高価なバイクで車より高いのではないかと思う程のバイクです。
そのZ1のイメージを残し現代のテクノロジーを集結したのがZ900RSの様です。
いかんせんカッコ良かです。カラーも火の玉カラーなんて心をくすぐるやんけ~。
以前購入したZRX1200ダエグのローンもあとわずか、、、、悪い虫が~いや~助けてくれ~って感じです。

でも、又バイクが欲しいなんぞ嫁に言った日にゃ~、嫁の口からどんなお言葉が、、、、、、恐ろしや~。
それでなくとも何だかんだと妙に時間が無いのでバイクに余り乗ってないし、、、一人では無駄に多い台数を持っているのに、、、
このタイミングで嫁に言ったら~?

「命あるかな? ひょっとすると人生が終わるかもしれない!」

そんな恐怖を抱きながらもくどいほど遠回りに時間をかけて、相手の機嫌の良い日を選びプレゼントなど送り付けて更に御機嫌を取り、何気なく「欲しいんだよね~」なんて言ったらイケるかな? なんて考えている今日この頃です。殆どビョーキですね。
でも他にも欲しいバイクがあるんだな~これが、、、、、、、、。

さて! 欲しい欲しい怖い怖いはこの辺にして製作に参りましょう!
前回はフレームのディティールアップを行い大体の形は出来ましたが最後のハンドルロックを追加していなかったので、これを追加しました。チョット見ただけでは解りませんがとりあえず形だけ作り後ほど蓋を追加します。
これで再度フレームを塗装し直します。

まだ実車とは違う部分がありますが、キットの設計上無理な部分や余り目立たない箇所は敢えて手をいれていません。
それでも十分リアルなフレームになったと思います。
最後にクリアーを塗装して光沢を出し終了です。


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ここで又発見! リアステップの取り付け部分に可動用のボルトがありません。当然なければ倒れませんのでやはりここも追加します。
チョットした事が模型のグレードを上げてくれるんですね~。実車同様に上側はボルトですが、下側はナットを再現します。


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エンジンを作って参りたいのですが、その前にメッキが問題です。
このままメッキを使用するのも良いのですが、バイクを知っている方なら首をかしげますよね~。
そうです! バイクのエンジンはこんな光っていないんですね~。
そこでエンジンの質感を考えてメッキを剥がし塗装で仕上げます。


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メッキパーツを漂白剤に漬けて5分程度で下の写真の状態です。
実車の写真等を参考にメッキ処理されていない部分を探して全パーツメッキ落としをしておきます。

ここでメッキ剥がしのうんちくを一つ! 日本製のキットは剥がし時間の差異はあるものの大抵この方法で剥がす事が出来ますが、海外製の一部のキットは全く剥がれない事があります。これはメッキの表面のクリアーコーティングが厚くパーツ自体の
表面に届かない為です。私の場合はクレオスのラッカー溶剤のみをエアブラシで吹きつけて表面のコーティングを溶かしてから漂白剤に漬けこみます。時間は多少かかりますが海外製キットの場合は大抵その方法で剥がす事が出来ます。

溶剤自体に漬け込む手もありますがプラスチックを侵す危険性があります。その場合はくれぐれも目を離さない様確認しながら行って下さい。
溶剤を吹き付けるのも漬けるのも嫌な方は、漂白剤に漬け込むだけでも剥がす事は出来ますがかなりの日数かかります。
それでも剥がれない場合があるので注意が必要です。
簡単なのはメッキ剥がし専用の溶剤が販売されていますので、それを使用すると簡単な様です。(ちなみに私は使用した事がありません)
尚、ゴールドメッキの場合は大抵クリアーイエローでコーティングして再現している場合が殆どです。
剥がしにくい事が多いので溶剤等で表面のクリアーを剥がしてから作業した方が良いでしょう。


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剥がし終わった状態です。
ちなみにパーツの裏側の方が早く剥がれるのは裏側にはコーティングがされていない為です。


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剥がし終わったパーツを組みます。やはり車と違いバイク模型はエンジンが見える分、大きな見せ場となります。
仮組を何度も行い各パーツがピッタリ合うようにしてから接着します。又、エンジンのモールドがパーツごとに繋がるように組み立てます。
金型のズレなどでボスの位置が狂っている場合はボスを切り取り正しい位置に接着した方が良いです。
尚、隙間は大敵なので隙間が出ない事も重要です。隙間が出るとリアル感が一気に落ちてしまいます。
下の写真の形まで組み立ててから塗装作業に入ります。


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サーフェイサーを塗装して表面処理を行います。
特に目立つのはエンジンの角にあたる部分です。側面パーツのフィンが全周に継ぎ目無く繋がっているのですが、継ぎ目で途切れてしまっています。
実車のエンジンは継ぎ目は無いので出来る限り綺麗にペーパーで継ぎ目を消します。
メッキのままではこういった処理が出来ないので、リアルなエンジンを追求するのであればやはりメッキを剥がして組み立てた方が良いと思います。


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特に手を入れる必要のないエンジンですが一ヶ所だけボルトを追加します。この部分は側面から見るとボルトが入る様膨らんでいます。その膨らみに合わせた位置にボルトを両側追加します。
これでエンジンのシリンダー部は終了です。


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ここで上部と下部を接着するとフレームに入らなくなるので別々に塗装します。

エンジンの色はやや暗めのシルバーを調色します。シルバーに黒鉄色などを混ぜても良いと思いますが、暗すぎると実車の雰囲気を損なうので、暗くし過ぎない様に調色した方がリアルです。
又、塗装後に半艶クリアーで質感を出すととてもリアルなエンジンになってくれます。
私の場合はアルクラッドのアルミシルバーで塗装しました。このカラーは良い感じに気持ち沈んたシルバーに仕上げる事が出来るので、エンジンブロックには最適だと思います。
アルクラッドの塗料はやや高価なのですが色々なメタリックカラーが揃っているので非常に重宝します。


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塗装が終りこのままでも十分なのですが、更にリアル感を演出したい場合は各ボルト類を違うシルバーで塗装し、薄くボルト周りに墨入れをするとボルトが別部品に見え更にリアルになります。
この方法はカーモデルのエンジンを製作する時も利用できるので是非チャレンジしてみて下さい。
たまにエンジンにグラデーション塗装をする方がいますが、このエンジンの大きさになると大袈裟に見えてしまいます。
かなり使い古したエンジンを再現するか、モトクロスのレース後や走行後などの汚し表現をしない限りやめた方が良いと思います。

実車のエンジンは通常使用ではそこまで汚れるものではありません。(愛車ですから洗車もシッカリしているのが普通です)
簡単に言うとオートバイの汚れは基本的にグリスやオイルです。スプロケットやチェーン、ホイールなど汚れる場所は決まっているのでそういった部分にグリス汚れやオイル汚れなどを再現した方がリアルです。


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ボルト類の色差しが終ったら墨入れを行います。
墨入れと言ってもかなり薄い状態に希釈して行います。その理由は余り強くボルトの周りに墨が残っていると全体的にクドくなって逆効果になるからです。さりげない墨入れが実車感を演出してくれます。


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エンジンの塗装が一通り終わりました。
ボルトの色合いが違うのがお解りでしょうか? これは好みですので必要のない方は行う必要はありませんが、墨入れだけでも行うとエンジンらしい雰囲気が演出出来ます。但しさりげなく入れる事が重要です。


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キャブレターの製作ですがこれも塗装に拘りましょう。
通常同じ色であれば組み立ててから塗装するのですがリアル感を出す為にも各パーツ別々に塗装します。


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キャブレター本体はかなり暗くしたアルミの様なシルバーに塗装し艶消しクリアーで仕上げ、上部と下部のパーツはメッキシルバーなどの輝くシルバーで塗装し光沢、又は半艶で仕上げて組み立てると実車のリアル感が出ます。
又、キャブレター本体はやや薄めのグラデーションか墨入れをして多少汚れた感じに仕上げるとよりリアルになります。
私は先ほど使用した薄い墨を更に希釈して全体に塗っています。


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説明書ではキャブレターにシリンダーと接続するパイプを接着する様に記載されていますが、今回はシリンダー側に取り付けます。

理由はパイプ自体が取り付け時に狂わない様に配慮さえられているのかパイプ同士が連なっている為です。
実車にはありませんのでこれを切り取ります。


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シリンダー側に取り付けた意味がお解りでしょうか?
そうです! 切り取りやすいからです。
キャブレター側だと余分なステーを切り取りにくくなるのでシリンダー側に接着してあるのです。


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切り取った後はカッターで少し整形してタッチアップしておけば大丈夫。
元々殆ど見えないので無理に切らなくても良いのですが、気分的に無いものは無いという観点で切り取った次第でございます。
又、実車の接続パイプは金属のバンドで絞められています。金属感をベースに暗い色で塗装して仕上げておいた方が良いでしょう。
写真のバンドは明るく見えていますが実際は暗めの仕上がりになっています。
塗料としてはガンメタルか焼鉄色が良いでしょう。


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お次はバッテリーです。バッテリーは中に納まっている分殆ど見る事が出来ません。こういった部分に手を入れるのは殆ど自己満足と言っても良いと思います、が、やはりここまで来たら何となく手を入れてみたいわけで、、、。
バッテリーのディティールアップって何でしょう? バッテリーコードの追加と? バッテリー液なんてのもありですね~。

色々考えた末に決めたのがバッテリーの箱自体の色替えです。元々キットにはクリアーパーツで再現されていますが、昔は多かった白いバッテリーにします。
白と言ってもただ白いのでは芸がありません。乳白色のややクリアーなやや透けるタイプのバッテリーです。
ガイアノーツからクリアーホワイトというカラーが出ておりますので、そちらを使用します。
本物のバッテリーは薄っすら透けて内側のリブが見えます。このクリアーホワイトを使用して表側から塗装します。
くれぐれも塗り過ぎて真っ白にならない様に注意して透き通る様に塗装します。
塗装したらデカールを張り付けクリアーで保護しておけば完了です。


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バッテリー上部の塗装は湯口栓の部分に黄色とありますが赤い物もあります。現在では色付きの物は殆ど見かけなくなりました。
ターミナルはシルバーより暗いメタリックグレーの方が質感が良いでしょう。又、リアルにするのであればプラス側のターミナルにパテなどでカバーを作り赤に塗装するとよりリアルになります。

後はコードを追加するだけ。
方法はターミナル部分に穴を開けて差し込み瞬間接着剤等で固定しておくだけです。
尚、コードは長めにしておいた方がタンクの下に引き込みやすくなります。
バッテリーのラックは予めグロスブラックに塗装して最初にフレームに取り付けておけば最後にバッテリーを乗せるだけです。
気分はメカニック?


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もう一つディティールアップを行います。最後まで悩んだのですがパイピングを追加するかどうかです。
バイクは基本的にブレーキ、クラッチ程度のパイピングが通常です。
実車も大抵のコード類はタンクやサイドカバー、シート下、フレームの内側に隠れているので殆ど見えないのが通常です。
多少配線を施し、タンクやサイドカバーを外してみる事が出来れば楽しくなりますよね~!

そこで見える程度でリアル感を高める部分のみパイピングを追加します。
最初は左サイドカバーの内部です。下の写真程度でしか見えないのでこれで十分とします。
コードの追加作業は穴を開けて瞬間接着剤で止めるだけの簡単な物ですが、コネクターなどを新造してすればよりリアルになります。
今後もパイピングは出てきますので次回方法を記述したいと思います。


DSCN7391.jpg


ここで忘れものです。行き当たりばったりですいません。

説明書には指定がありませんが、フレーム後方のウィンカーステーは実車は黒で、ボルトは金色がかったシルバーです。
チタンゴールドなどでも良いかもしれませんね。忘れずに塗装しておきます。
基本的にバイクのボルト類は殆どボディカラーなんてのはありません。使用されている場所によって色や形状も違います。
そういった部分に拘って実車を参考に塗り分ける事によって良いアクセントになります。


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サブクリーナーケースの上面ですが実車の蓋は金属だった様な気がします。蓋の部分をグロスの黒で塗装すると実車と同じになります。
このケースも指定はありませんがフレームに留めるボルトや蓋の固定用のボルトはシルバーです。


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エンジンサイドのカバー類は未だ取り付けていません。どうしてかって?
実はここもメッキを剥がすんですね~。キットのパーツはクロームミラーメッキに仕上げてありますが実車はメッキではありません。
実車は地の金属をバフがけしてメッキ調に仕上げてあります。ここでポイントです。
あくまでもメッキ調なんです。周りの映り込みも薄くバフがけしたヘアラインも見えるほどです。
キットのメッキを使用してカスタムっぽく仕上げるのも良いのですが、今回は実車に拘っている分やはりメッキは使用できません。
そこで登場するのがメッキ塗料です。各メーカーから販売されていますが今回はクレオスのメッキシルバーを使用します。

メッキシルバーを使用された方には不要な説明ですが、塗装する際に大切なポイントがあります。発色を良くするためにサーフェイサー処理を行った後、グロスブラックで表面が十分な光沢を持つよう塗装して仕上げておくことです。
ここで重要なポイントです。中にはメッキシルバーを塗装しても全くメッキ調にならないって方がいますが問題は・・・
「下地処理です!」

表面が荒れていたりゴミが付いた場合などはゴミをペーパーなどで処理した上に、コンパウンドなどで表面を磨いてから塗装しなければいけません。
それもかなりピカピカの状態、いわゆる鏡面状態が理想です。これ凄く重要なんです。

もう一つ重要なのがエアブラシの気圧です。気圧が高い場合は出来るだけ下げて塗装してください。気圧が高いとミストが細かくなりすぎて乾燥するのが早くなり、結果として表面が梨地になってしまいます。
理想としては0.3~0.5MPaぐらいでしょうか。最適の気圧は塗料の状態なども考慮して試し吹きを行い最適な気圧調整を各自で行って下さい。
表面がヌラッとした感じになれば大丈夫だと思います。上記2点がメッキシルバーの使用ポイントです。


DSCN7378.jpg


又、大抵の塗料がラッカークリアーとの相性が悪いので出来ればクリアー塗装は止めましょう。ウレタン塗料でもラッカー程ではないにしろやはり光沢が落ちます。殆どがただのシルバーに変わってしまいます。
唯一殆ど変化が無いのが水性塗料です。どうしてもクリアーを塗装したい場合は水性塗料を使用すると良いと思います。
他にもマスキングテープとの相性も宜しくありません。表面が荒れた状態になります。
マスキングが必要な場合は必ず最後にメッキシルバーで塗装する様に予定を組みましょう。
尚、アルクラッド製のクロムシルバーを除き表面はかなり強いので、通常の使用では殆ど擦れて剥がれる事はありません。
今回はメッキ塗装と言っても鏡面の様な仕上がりは必要なく、影が映る程度で十分なのでやや気圧を上げて塗装しています。

しかしこのメッキ表現ですがモデラーにとってある意味永遠のテーマかもしれませんね。

リアフェンダーの製作です。
実車のリアフェンダーはプラスチック製です。半艶の黒を塗装すれば問題はありませんがテールランプの取付金具はグロスの黒です。塗装に拘るのであればこういった部分も実車に合わせて塗装居た方が良いでしょう。
又、テールランプのハウジングは説明書ではセミグロスブラックとなっていますが実車は薄いグレーです。
ここも実車に合わせて塗装します。


DSCN7210.jpg


後輪の作業に入りますがここでもディティールアップをしましょう。
バイクキットではチェーンとスプロケットは一体成型で出来ているのが最も多いと思います。
ですが雰囲気は十分出ていても残念ながらこの一体成型のパーツではギアにチェーンが噛み合う状態では成型されていません。
しょうがないと思いつつもリアルなチェーンはバイク模型の完成度を高めてくれる事は間違いありませんよね。
そこでリアルさを求めてチェーンとスプロケットに手を入れます。

パーツを切出しスプロケットとチェーンの噛み合うギリギリのところでチェーンをカットします。


DSCN6984_2017110318535491b.jpg


実は最初は手でギアを切ろうと思い試みましたが、、、無理です! 調整していくうちにピッチが大きくなり狂いまくりです、(本当は不器用?)
カットした不要な部分のギアの切れ込みが大きいのが写真で分かりますでしょうか? これ失敗なのです。
又、モールドされたチェーンの駒の間にギアが噛むのでその部分を頭にギアを切れば出来ない事もありませんが、何故か計ってみるとピッチがイマイチ合いません。

以前、同じ作業をした時は上手く出来たのに何で今回は出来なかったんだろ~と軽く落ち込みながらも別の方法を考えました。
スプロケットのギア部を複製して組み合わせる方法です。

予めスプロケットのパーツをレジンで複製してギアのモールドの部分を切り取りとっておきます。
その後キットのスプロケットのチェーンの部分から本体ギア部のみを切り取ります。


DSCN7056.jpg


非常に難しい作業に見えますが決してそんなことはありません。
複製が出来さえすればとても簡単に綺麗なギアが再生できます。
複製はアマゾンや模型屋さんでも型用の素材が販売されてます。気泡が入らない様にレジンを流して固まれば綺麗に処理するだけ。
これなら面倒なギアも簡単に製作出来るわけです。


DSCN7057.jpg


レジンとプラなので通常の接着剤では接着出来ません。瞬間接着剤等で組んだ後、瞬間接着パテを使用して継ぎ目を処理します。
後にシルバーに塗装するので出来るだけ表面を綺麗に処理しなければなりません。


DSCN7065.jpg


これで完成です、如何ですか?上手く行ったでしょう?
これが出来れば1/12でもチェーンへの交換が出来ます。


DSCN7067.jpg


スプロケットが出来たのでチェーンを製作しまこのチェーンはタミヤのアフリカツイン用に販売された組み立て式チェーンです。
HONDAのバイクは比較的に後輪のスプロケットが小さい分、長さが足りるか心配でしたがセットは多少長く作れるようにになっているのでどのバイクでも使用可能です。勿論ギアピッチの問題はありますがタイヤを回転させてチェーンが動く動作を止めれば、ギアの間を削って調整するだけで使用出来そうです。


DSCN7059.jpg


これが完成した状態です。写真ではやや短いのですがこれは全体の半分です。残りを繋げば終了です。
正直な意見ですがこのチェーン良く出来ています。組み立てるのが非常にメンドクサイのですがここは我慢!
このチェーンを取り付けただけでリアル感はグッと増すのですから。


DSCN7063.jpg


チェーンが完成したら先ほどのスプロケットにハメて噛み具合を確かめます。噛み合いが渋い様でしたら多少薄く仕上げるか、ギアの間を針やすりなど削り調整します。
案外上手く出来たのではないでしょうか?


DSCN7066.jpg


エンジン側の小さいスプロケットも同じ方法で加工して製作して塗装をしておきます。
リアのスプロケットのボルト類は違うシルバーで塗装して墨を流し完成させます。


DSCN7396.jpg


リアスイングアームの組み立てです。
スイングアームは上下の張り合わせで作りますがアーム側面中央で別れています。実車はこの部分に継ぎ目は無くフラットの状態です。
パーツがメッキ仕上げなのでこれもメッキを落としてて組み立て継ぎ目を綺麗に処理します。

特にチェーン引きはパーツの合いがイマイチで裏側がかなりの隙間と段差が出来てしまいます。
スイングアーム裏側と平滑になる様に仕上げます。


DSCN7106.jpg


サーフェイサーを塗装していないので分かりにくいのですが、チェーン引きとアームの接合部分も綺麗に処理しています。
この部分の処理はかなり大変なので気合を入れて作業しましょう!


DSCN7107.jpg


スイングアームも溶接跡を再現してみました。
下の写真は実車と同じ位置に溶接跡を入れています。行う方は御参考にどうぞ。
リアブレーキキャリパーのサポートステーが付く部分なども溶接表現しておくとリアル感が出ます。

かなり綺麗に再現していますが実車はかなり目立つ大まかな溶接跡です。この再現は好みで良いと思います。


DSCN7116.jpg


スイングアームの塗装ですが実車はフレームと色合いが全く違います。これはスイングアームも磨き出しの為ではないかと思います。
キットがメッキ仕上げになっていたのは実車の雰囲気を演出するでしょうね。

ここも質感を出す為に、単にシルバーではフレームと同じになるのでメッキシルバーで塗装しますが、スイングアームは
鏡面ミラーの塗装表現する必要はありません。ある程度表面を平滑にして気圧を少し上げ、やや曇った感じの塗装を行えば実車の感じが出そうです。


DSCN7200.jpg


DSCN7201.jpg


塗装が終った状態です。良い感じにメッキ調の塗装が出来ました。肉眼ではかなり光っています。
先程溶接跡を再現したのですが、後ろ側のスイングアームとチェーン引きの接合部分に施すのを忘れておりました、
ここも溶接跡を再現しておきます。実車をしっている方であればかなりリアルなスイングアームのになったのではないでしょうか?
又、チェーン引きは本来別部品ですのでやや質感が違います。ここはやや黄色味のあるシルバーで塗装し質感を高めます。

さてここからが楽しい作業ですね~。フレームにエンジンが載ると盛り上がってきます。
説明書ではクリーナーを最初に取り付けてエンジンを乗せていますが、今回はフレームの前側に取り付けるエンジンステーを予め組んでいるので最初にエンジン下部を乗せました。


DSCN7139.jpg


完成した機器類を更に組み立てます。


DSCN7393.jpg


最後にシリンダー部を乗せて接着です。接着剤で汚さないように慎重に流し込み接着剤で固定します。


DSCN7394.jpg

一通り取り付けが完了しました。私はこの状態になると楽しくなってきます。
写真と実物の色合いがやや違うのでしょうがないのですが雰囲気が伝わればと思います。


DSCN7395.jpg


DSCN7398.jpg


写真の枚数から考えてそんなに時間がかかっていると思えないでしょうが、実際はかなり時間がかかっているんですよ~。
所でタンクや他のカウルどうしたの? とお思いの貴方! 忘れた訳ではありません!
フレームやエンジンを作っていたら面白くなってしまってついつい後になってしまいました。
次回は外装の完成、ホイール塗装などを行いたいと思います。又、行き当たりばったりなので申し訳ございません。

今回はここまでです。
バイク模型を作ってみたいと思って頂けたでしょうか?

では次回まで暫しの御別れです。今回もコメントお待ちしています。
どうもモデラーさんは恥ずかしがり屋が多いのか中々コメント頂けません。どうか一人でも多くの方のコメント、御質問お待ちしております。勿論模型以外でも何でも結構ですよ~。

 2017_11_03


こんにちは、随分ご無沙汰してしまいました。
暫く更新しなくて大変申し訳ありません、(本当に今回は暫く空きました)心配して様々な方から応援のメールを頂き心からお礼申し上げます。
熱い夏も終わり秋らしくなってきました。秋の長雨はチョット嫌ですけどね。

暫く更新をしませんでしたが、4か月も空いてしまうと多少ながら理由をお話ししなければなりません。しかし今、お話出来るほど整理が出来ていません。
ブログが嫌になった訳ではありませんし、模型が嫌いになった訳でもありません。
個人的な問題と取り組んでいました。
このままブログを止めてしまうのも見て下さっている皆さんに申し訳ありませんし、私でも何かのお役に立てればと再開する事にしました。
えっ? 機関車はどうしたんだ? いいえ止めた訳ではありませんが、久しぶりの更新もあり新規一転!
機関車は今後も継続しますが、余り人気のあるキットではなさそうなのでたまに掲載しようと思います。

今回チョイスしたのはGSX1100S刀です! それも1/6の大きいサイズを選んでみました。
GPマシンも考えましたが初心者の方でも作りやすく、今でも簡単に入手できる大型キットであるこちらを選びました。
同じ刀でも1/12もリリースされていますが、今回は部品点数も多く再現度が格段上なのでこちらにしました。

実車の刀については今更何も御説明は要らないでしょうが、このバイクへの思いを過去を振り返ってエピソードを少しお話します。
このGSX1100刀は私が最も欲しかったバイクの1台でしたが若かった事もあり、かなりつまらない理由で購入を見送り結果的に乗る事が出来なかったバイクなんです。

30歳前半の事でした。思い切って購入しようかと迷っていた頃、私の友人が突如この刀に乗って現れました。
当然ながらバイクを手に入れた彼は嬉しさのあまり刀の魅了を語りまくります。勿論刀は私も欲しいバイクでしたので最初は話が合いましたが、彼は更にヒートアップし他のバイクを話になってきました。当時私はゼファー1100とホンダのCBR1100XXブラックバードの2台を所有していましたが、そのうちに何となく私のバイクまで話の対象に、、、、。

その中で排気量の話題になり、彼は小さい排気量では1100に勝てないと話すではありませんか。
若くて勝気な私は「1100でなくとも速いバイクはいくらでもあるでしょう」と言ったところ「勝負すればわかるよ」というからに対し「排気量は関係ないよ、技術でしょ」と腕も無いのに勢いで言ってしまいました。
無論私のバイクは2台とも1100なので使えません。かといって友人のバイクを借りる事は出来ない訳で、、(バイク好きの方ならお解りですよね)
そこで以前から欲しいと思っていたカワサキの赤いGPZ900R、いわゆる典型的ニンジャってやつです。又、映画のトップガンの影響もあり気分はトムクルーズになろうと盛り上がりこれを購入! ここで刀が欲しかった計画が完全に狂ってしまったわけです。バカでしたね~、ブログを見て下さっている方の中には呆れた方も居るでしょうね。

その後、更にバイクを増やすお金も無いので、ニンジャに乗っているうちに刀の購入は頭の隅に追いやられて、、、。
何度か運転はさせて貰ったくらいで結局購入には至りませんでした。
(勝負の結果は皆さんの御想像にお任せします)
良く考えずともくだらなくてバカバカしい話だと今でも思っている次第です。
そんな訳で、私のバイク遍歴の中で唯一手に入れる事が出来なかった悔しい思いをしたバイクなので、思いを込めて1/6の刀を選びました。

さて今回のキットですがどう料理するか?
基本的にタミヤである以上無み立て自体に問題は無いでしょう。
いつもは計画的に製作しますが、今回は完全に行き当たりばったりで多少ディティールアップなどを施しながら出来るだけリアルで美しい完成品を目指したいと思います。


DSCN6793.jpg


パーツ構成は1/12刀の約3倍って所でしょうか。やはり大きい分パーツは多いのですが最近のファットボーイやアフリカツインに比べると随分少ない気もします。パーツが多いからリアルって事ではありませんのでリアルに見える様工夫は必要かもしれません。


DSCN6794.jpg


DSCN6795.jpg


では早速作業に入りましょう!
最初はカウルなどの外装パーツです。カウルはセンター割で2パーツです。パーツ同士の合いは悪くはありませんがやはり古いキットな分、現代のキットに比べるとパテ無しでは無理です。
金型がやや古い事もあり金型の継ぎ目部分はエッジがメクレた様になっているので、綺麗な表面を作る事を心がける事が大切です。

写真では解りにくいのですが、カウル上面の内側のエッジはややメクレ現象が出ています。上面をフラットに加工して美しく仕上げます。


DSCN6800.jpg


通常のゲート処理を最初に行っておきます。


DSCN6796.jpg


カッターの背を使用しカンナ削りの要領で表面をフラットになる様整形していきます。


DSCN6801.jpg


裏面も同様に処理します。カンナがけが終ったら1000番のペーパーで綺麗に処理します。
こんな作業必要なの? なんて思われる方も居るとは思いますが、完成時にハッキリ分かるほど違いが出ます。
こういった小さな作業が完成時を左右すると言っても過言ではありません。手を抜かず美しいカウルを作る為にも是非行って下さい。


DSCN6802.jpg


カウルの両側を貼り合わせて整形しますが、重要なのはヘッドライトのハウジングを取り付ける部分は特に平滑に仕上げる事です。
この部分が平滑でないとハウジングの上部に隙間が空きとても見栄えが悪くなります。ハウジングのパーツを何度も仮合わせしながら仕上げていきましょう。


DSCN6804.jpg


上面は綺麗に成形出来てピッタリ合いますが、下の部分は悲惨なぐらい隙間が空いています。
取りあえず上面のみ綺麗に接着しておきます。


DSCN6805.jpg


先程の隙間はどうしようないのでパテで埋めます。実車のこの部分は継ぎ目などはありません。
出来る限り美しくラインが出る様綺麗に整形します。
私は強度も考えアルテコ瞬間接着パテを使用して整形しています。


DSCN6807.jpg


DSCN6809.jpg


タンクもズレたりしない様気をつけて接着し、乾燥後サンドペーパーで継ぎ目を消します。
1000番のペーパーだけでは大変な様でしたら400番であらかた整形してから1000番で仕上げるのが楽です。
タンク裏側パーツの合いがイマイチなのでやや隙間が出来ます。殆ど見えませんが気になる様ならパテで埋めて整形するのも手です。ちなみに私はキッチリ裏側も隙間なく埋めて仕上げています。


DSCN6810.jpg


外装パーツ一式です。フロントフェンダーは一体成型なのでセンターに入っているパーティングライン処理すれば良いだけ。
外装パーツは完成時に大きな影響を与えます。妥協せずに丁寧に美しく仕上げる事が大切です。
大きくてもこの辺は1/12と殆ど変わりません。


DSCN6811.jpg


お次はフレームです。
ゲートから丁寧に切り離し、、、、、、、もう皆さんには今更必要ありませんね。


DSCN6812.jpg


フレームを組む際流し込み接着剤を使用すると、仕上がりも見た目も綺麗ですが、この大きさになるとそれなりの強度が更に必要です。強度が心配な方はフレームの貼り合わせは流し込みを使用してから、フレームの各繋ぎ目は瞬間接着剤を使用すると頑丈なフレームが仕上がります。私は通常この方法で製作しています。


DSCN6813.jpg


メインフレームですがここからが大変です。
このスケールになると樹脂のヒケが出ない様フレーム裏側は肉抜きされています。
所がこの肉抜き部分は角度によって微妙に見えてしまうんですね~。勿論気にしない方は良いのですが完成時見えた瞬間多少ガックリ来る方も居ると思います。
私も後者のタイプでやはり実車と違う部分は修正したい所です。でも全て行うのは大変な作業です。
そこで、見えるであろう? 見えたら嫌だなと思う部分を埋めてしまいましょう。


DSCN6814.jpg


私は作業効率を考えてアルテコ瞬間接着パテを使用して丁寧に埋めていますが、他のパテでも大丈夫です。
フレームにシッカリ食いつけば問題はありません。
この時に押しピン跡もかなり多いのでこれも埋めてしまいましょう。


DSCN6815.jpg


パテで埋めた状態です。
何処を埋めたかだけが解れば良しとして下され。
実車はシート下のフレーム補強板も当然肉抜きの様な状態ではありませんが、ここはバイクをひっくり返さないと見えないので埋めるのは止めました。あくまで完成時置いた状態で見える部分を埋めていきます。


DSCN6816.jpg


これも重要な部分です。フレーム内側外側とも全周に渡りパーティングラインが入っています。これは必ず丁寧に全周処理しておきましょう。
もし処理せずに残っていた場合は完成時にとても残念なバイクに仕上がってしまいます。
特にカウルなどで隠れずに見えてしまう部分は丁寧に処理をしないと安っぽいチープな作品になってしまいます。
当然実車には絶対無いラインなので綺麗に処理する事が重要です。
ここもカッターの背などで削り取り削った部分が平坦にならない様丸く仕上げておきましょう。


DSCN6854.jpg


埋めた部分のパテ処理です。フレームの形状を乱さない様パテだけを綺麗に削り取りサンドペーパー仕上げていきます。
丸く仕上げるが理想ですが、多少平坦になり気味でも基本的に余り見えない部分なので大丈夫だと思います。
問題は埋まっていることが大切なんです。


DSCN6855.jpg


埋めた部分を処理してサーフェイサー塗装をしてみました。結構綺麗に埋められたのではないでしょうか?
こんな作業も綺麗に仕上がるとかなり満足感を得られますね~。
やはりこうなっていると実車感が増します。


DSCN6856.jpg


フレームを組んでいきますがここで注意点です。指定された通りに組めば問題はありませんが、ボスやはめ込み部分を全て奥まで挿入して接着してしまうと、正面から見てフレームがやや萎んだ感じになってしまいます。そうなるとオイルクーラーカバーをボスに差し込んで取り付け出来なくなります。
ここはカバーを差し込んで全体のバランスを見ながら組付けをすることが大切です。
ちなみにこのカバーですがオイルクーラーではありません。これは海外オプションではオイルクーラーを取り付ける場所になります。
通常車にはオイルクーラーは付いていないので見た目だけのカバーです。本来はプラスチック製で透けていたと思いますがキットのパーツは抜けていません。ですがさすがにパーツの形状上抜くのは無理なのでこのまま使用します。


DSCN6857.jpg


基本的なフレームは組み終わりましたがここも悩みどころです。
エンジンを取り付ける前側のステーですが、説明書ではエンジン搭載時に同時取り付けとあります。
フレームの一部とステーが一体なんですね。このまま説明書通りに製作するとフレームの継ぎ目を処理するのが大変になります。
それにしても、取り付けステーにエンジン固定用ボスが付いている訳でもないのに何故なんでしょう?
エンジンを仮組して入るかどうかチェックしましたが、エンジン下部のみであれば入りそうです。
フレーム塗装してからエンジンを乗せたいので、予め接着しておきこの時点で継ぎ目をシッカリ処理しておきます。


DSCN6859.jpg


ここで又、問題です。
メインスタンドはフレームに挟み込み接着になっています! って事は挟み込んで貼り合わせた後メインスタンドの成型に苦労する事という事です。更に色が違う分マスキングの苦労が、、、、、、、、。
そこで考えたのが後で組み付ける方法です。


DSCN6861.jpg


メインスタンドを挟み込むフレーム下のステーを切り取ってしまいます。


DSCN6862.jpg


切取った部分の同じ場所に真横から真っ直ぐ2mmの穴を開けます。もうお解りですよね?
そうです! 塗装して組む際、新たに真鍮線かプラ棒などを差し込んで固定させれば解決です。


DSCN6865.jpg


従って当然メインスタンドは単体で組んでしまっても問題はありません。


DSCN6864.jpg


簡単に考えていたスタンドですがこれが思ったより大変。ヒケは多いし押しピン跡も裏表沢山!
肉抜きの穴もあればパーツの合いもイマイチで結局パーツ全面をペーパーがけしなければいけませんでした。
心底、別に組み上げて良かったと思いました。


DSCN6866.jpg


何とかここまで作業が出来ました。
昔はこういったスタイルのフレームが殆どだったのですが、今では一部のバイクにしか見られなくなりました。
今ではメインスタンドすら付いていないのが普通になっているので時代を感じます。


DSCN6867.jpg


これで一通りサフェーサーを塗装して下地を仕上げます。
サーフェイサー塗装は缶スプレーを使用していますが、使用方法は過去にも御紹介しているのでここは割愛させて頂きます。


DSCN6898.jpg


ここまで来たら本塗装です。
刀は赤銀やブルーラインの入った塗装がありますがいずれもキットの年代仕様では出来ません。

例えば赤銀塗装はホイール自体のデザインが全く違うので新規にホイールを新造する必要があります。
最終型に近くなるとブレーキキャリパーも仕様が違うのでキャリパー新造、フロントフォークの改造、フロント、タンデムステップの形状変更、リヤショックの改造など多岐に渡り相当な手間が必要になります。
カラー的にはファイナルエディションの明るく輝くシルバーも素敵なのですが、その仕様に合わせる場合は更にディスクローターの形状まで変更しなければならなくなります。
色をカスタムとしてお好みで仕上げる場合は問題ありませんが、実車を忠実に再現する場合はキットの仕様を考えて出来る範囲を考えるしかないでしょう。
ですのでキットの仕様のまま製作し実車を再現する場合は、当然シルバーになります。

このシルバーですが、私の見解では実車の刀のシルバーとかなり類似しているのはタミヤ製のTS-17アルミシルバーです。
実車の色と完全に似せるには調色が必要ですが、私の経験上この色が最も実車のカラーに近く、拘って調色しても最終的に比較すると余りアルミシルバーと変わらなかった為、TS-17アルミシルバーを利用する事をお勧めします。

まずはフレームから缶スプレーで塗装します。
沢山吹くのではなく少しずつ角度を変えて何度かに分けて塗装します。


DSCN6941.jpg


ボディも同じ要領で行います。ライトの光が反射して非常に明るく見えますが実際はもう少し暗めになっています。
ゴミがのらないよう注意して塗装してください。もしゴミがのった場合は粗いペーパーで取るのではなく2000番などの細かい目でゴミを削り取る事が大切です。シルバーなどのメタル粒子が入った塗料は深い傷を入れてしまうと再塗装をしてもキズが浮き出てきます。くれぐれも再塗装する場合は表面を綺麗にフラットに仕上げてから塗装をすることが重要です。


DSCN6946.jpg


取りあえず終わったと思うのもつかの間、実車の資料とにらめっこしてたら「あれっ~?」刀のヘッドライト部の全周に厚みが無い事に驚き!
これはいかん! と調べていると最初から最後のモデルまである程度の厚みがあるではありませんか!
せっかく塗装したのに、、、、、。
こうなったら実車の雰囲気を追求しなければと作業を開始です。


DSCN6963.jpg


最初は出来る限りピッタリ合う様0.5mmのプラ板でヘッドライト上面部の淵と面一でプラ板を接着して完全に塞ぎます。強度も考え瞬間接着剤で接着。


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ヘッドライトの出る部分のおおよその場所にピンバイスで穴を開けてチマチマくり抜きます。


DSCN6966.jpg


実車を参考に同じような厚みになる様削り取り整形、その後サンドペーパーやヤスリで丁度良くなるように仕上げていきます。
これで実車の様なライトのハウジングになります。案外簡単なので気になる方は是非チャレンジして下さい。


DSCN6968.jpg


他のパーツを眺めていたらスタンドにも不満が、、、、、、。
キットの成型上しょうがないのですが、実車のスタンドの先端は固まりの様な姿ではなく板を加工して出来ています。
キットのままでは透けていないので穴を開けるのも手ですが、かなり手間と根気が必要そうです。
そんだば作っちまえ! って事で新規に製作します。


DSCN6969.jpg


最初はスタンド先端の地面接地部をスタンドの高さを変えない様に成型されている部分を削り取ります。
(すんません削り取った写真撮るの忘れてしまいました)
次に0.2mmの真鍮板を切出しオリジナルの形と同じ様に加工し、スタンドの裾の取り付け場所に切り込みを入れて差し込んだ後、瞬間接着剤で固定。
下の写真が刀のスタンドの正しい形状です。


DSCN6970.jpg


良く見ると足で踏み込む部分の滑り止めモールもありません。細いプラ板で再現して完了。
これで正しい形状のメインスタンドが出来ました。後は再度塗装して仕上げます。


DSCN6971.jpg


こりゃあかん! 気になりだしたら止まらなくなってきた!
これも最初から気になっていたのですが、フレームの接合部に溶接の跡が全く無い! 塗装したけど、ん~っ! これも追加しちゃれ!
という事で塗装は終了していますが、この上から溶接跡を再現します。本来は塗装する前に行いましょう。

この溶接跡の再現は様々な方法があります。ラッカーパテを溶剤で少しのばして盛る方法など様々ですが、今回は皆さんが比較的簡単に出来る方法で再現しようと2種類の方法をご覧下さい。

最初はフレームの長い接合部分の再現です。接跡は綺麗に作る必要はありませんがやはりグニャグニャに曲がっていては雰囲気が出ませんし汚くなってしまいます。そこでご紹介するのがプラ棒を使った方法です。
この方法は1/35の戦車などに比較的に多く使われ、かなり昔からある方法です。

まず再現したい部分に適度なプラ棒を接着します。ここで重要なのはプラ棒と言ってもかなり細いプラ板的な物をチョイスする事です。
私は0.2mm×0.5mmの板を使用しましたが、御自分が再現したいおおよその幅のかなり薄いプラ板を使用する事が大切です。
接着が完了したら流し込み接着剤をプラ板の上から何度か塗り、取り付けたプラ板を溶かすつもりで柔らかくします。


DSCN6985.jpg


私の場合は爪楊枝を使用し、先が尖っていると再現しにくくなりますのでやや先を丸くして柔らかくなったプラ板を押しつぶします。
乾燥してきたら再度接着剤を塗り柔らかくして押しつぶします。御自分の再現したい雰囲気になるまで行えば良いだけです。
この作業の決まりはありませんが、不自然にならない様にすることがコツです。
実はこの作業は案外地味な作業なんです。私などは途中であくびが出てくるほど地味な作業で少々いやになりますが、この地味な作業のおかげでどなたでも簡単に溶接跡が再現できます。


DSCN6989.jpg


お次はもう一つの方法です。先程の方法は再現部分が長い場合は良いのですが、曲がった部分や短い場所はプラ棒では難しい場所もあります。
又、パイプなどの接合部ではプラ棒ではとても難しくなります。
そこでそういった場所に最適なのがパテで再現する方法です。但しエポパテなどの粘性の高い物では作業がしにくいので、乾燥早い事で時間短縮のためにアルテコ瞬間接着パテを使用して再現します。

アルテコは主剤(粉末)硬化剤で出来ていますが、この混ぜる比率を変えてある程度粘性を持ち形が造りやすい状態になる様調合します。今度は先の尖った爪楊枝で地道に点付けの要領で盛って再現します。
そのまま固めてもかなり良い感じになりますが、溶接跡をよりリアルにしたい方はアルテコが固まる前に爪楊枝の先で軽く抑えると、溶接の跡が一層ハッキリします。


DSCN6992.jpg


こちらが終了した状態です。


DSCN6994.jpg


こちらが作業終了の状態です。アルミシルバーに塗装してしまったので見にくいかもしれませんが良く見ると解ると思います。

溶接跡は特に決まりや規律はありません。実車も同じ溶接跡はあり得ませんのでそれらしく見える様、御好きなように再現した方が作業自体も楽しくなってくると思います。


DSCN6993.jpg


最後にサーフェイサーで傷を隠し状態を確認します。なかなか良いではありませんか?
タンクが乗る部分は見えないので特に作業しなくても良いですが、見える部分は再現した方がリアル感が増しますね。
実車は適当で大まかな溶接跡ですが好みでこういった姿に再現しました。


DSCN6996.jpg


下の写真はフロントフォークの収まる部分ですが又一つ発見してしまいました! ハンドルロックのキーを差し込む部分がありません。
刀のハンドルロックは通常最も多いメインキーで行うのではありません。フレーム自体の前方にロックが付いています。
これは最初のモデルからファイナルモデルまで共通です。

この部分は次回追加しますのであしからず、気になる方は再現してみて下さい。


DSCN6997.jpg


今回はここまでです。久しぶりでしたが如何でしたか?
今回の作業内容は特に難しい所は無く、どなたでも丁寧な作業が出来れば十分製作出来ると思います。

所でバイク模型の難しさは何処なのか? 今までの経験上で私が思うのはタンクやカウルなどの美しさとエンジンの重量感、そして各機器類のリアル感ではないかと思います。
当然ながらタンクなどの塗装部分は美しい光沢を放ち、エンジンなどは各機器が機能しているかの様な質感が出せればリアル感は高まります。もう一つ私自身が最も拘るのはチャチな組み方にならない事です。

全てが樹脂で出来ているのでたわみや歪みが出やすい分、適当に組んでしまうと玩具の様な完成品になってしまいます。
シッカリ組んで狂いが出ない様にすればそれなりの雰囲気が出てきます。
特に1/6のスケールでは完成後、手で持ち上げた際キシキシと軋む音が出ます。この音が出来るだけ出ない様に組むことが出来ればその時点で玩具っぽくはなっていないと思います。

私も過去雑誌やテレビでモトGPのマシンも製作してきましたが、クラッチマスターなどのクリアコードにオイルを再現したり、ハンドルグリップに脱落防止用のワイヤーを巻き付けたり、エキパイの焼け色表現など、ディティールアップが多く出来る分リアル感は増しやすくなります。
そういった意味では市販車はやりがいが無いのかも知れませんが、先ほどの方法で製作を行えば必ず負けない完成品になります。
今回はそんな所を考えながら最後まで製作したと思います。

次回の更新は早々にアップする予定です。長くお待たせいたしませんので御安心ください。
今回も聞きたい事や不明な点、今回の内容以外でも遠慮なくコメント下さい。
又、見て下さっている方は非常に多いので大変嬉しいのですが、コメントは少ないでの遠慮せずコメントお待ちしています。

久しぶりなのでつたない文章になってしまいお許し下さい。では次回まで~。

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プロフィール

keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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