こんにちは、第二回目のアトリエスーベニールのお時間がやってまいりました!
なんて、気取ってみましたが、今回も詳しく解説してハウツーをやって参りたいと思います。
さて前回は如何でしたでしょうか?
もう知ってることだよ! なんて方も多いとは思います。
でも私はこの最初の作業が一番ワクワクするんです、もちろん完成時は当然ですよ。
何となく「はじめるぞ~!」って感じでしょうか。
前回に予め説明しなければならない事を忘れていましたのでここでご説明させて下さい。
模型を作るにあたっての基本的な順番ですが、
1.ボディ (パーティングライン消し、筋彫り、改造、デカール貼り、クリヤー塗装 研ぎ出し1回目)
2.シャーシー (塗装、タイヤ組み、組み立て等)
3.室内 (塗装、ディティールアップ、組立等)
4.ボディ最終組立 (研ぎ出し2回目、ディティールアップ、組立)
上記の順番で作業を進めて行く予定です。
ボディから製作するのが最初になりますが、この理由は研ぎ出しを行うためです。
ウレタンクリヤーの場合はこの季節で2~3日間、ラッカークリヤーなら約8日間ほど乾燥に必要です。
その間に他の部分を進めて行くのが効率的なんです。
勿論、説明書の順番で組み立てても良いのですが、慣れた方は既に実践していることと思います。
今回は先にご説明した順番で製作しますので、初心者の方は是非、この順番で製作してみて下さい。
尚、研ぎ出しが2回ある理由は研ぎ出しの時に詳しくご説明いたします。
早速始めましょう!
前回は基本的にどのカーモデルでも共通する基本的な製作方法を御紹介しましたが
今回はチョット難易度が上がります。
エッチングパーツを利用してディティールアップを行うのですが、出来ればやっておきたい
工作をご紹介したいと思います。
先にボンネットピンをエッチングパーツに交換する為の最初として切取り作業をしましたが
次は屋根にある2か所のエアーダクトをエッチングパーツに交換する為の下加工をしてみましょう。
エッチングを使用しない場合はここは参考としてお付き合いください。

アオシマ製

ホビーデザイン製
現在アオシマ製純正エッチングパーツとホビーデザイン製のパーツの2種類が販売されています。
内容は基本的には同じですがホビーデザイン製はディスクブレーキも再現していますし、
ダッシュボードのトグルスイッチも同梱されていますので今回はホビーデザイン製を利用します。
純正のパーツを利用する方も基本的には同じですので参考にして下さい。
ここでエッチングパーツの取り扱い方です。
切取り方法ですが、その前に1つ。昔のエッチングパーツはやや厚く切取りにくいものが多かったと思いますが、
現在はエッチングパーツの再現も非常に細かく、小さいパーツも多い為にかなり素材が薄くなっています。
その為に曲がりやすくなっていますので、簡単な衝撃で曲がってしまう事もしばしば、丁寧な扱いが大切です。
市販されているエッチングバサミを利用するか、カッターで切り取るかどちらかになりますが
エッチングバサミを使用する場合は無理せずに他のパーツを曲げないように切り取ります。


カッターの場合はチョットしたコツが必要です。私の場合は金属板の上か、ベー ク板の上で切り取っています。
非常にエッチングは曲りやすいので硬い板の上で押し付けるように切り取ります。
慣れない方はやはりエッチング専用ハサミで切取った方が無難かもしれません。
切取り途中にやむなく曲げた場合はラジオペンチのギザギザの刃が付いていないタイプで
丁寧に挟んで戻すのが良いでしょう。
いずれにしても一度曲げてしまった金属は完全には戻りません、丁寧な扱いをするように注意が必要です。

さて、どちらの方法で切り取っても切り取った後のゲート部分の処理をしなければなりません。
荒いやすりで仕上げるとゲートのバリが引っかかって曲げてしまう原因になります。
ここはチョット高価ですがダイアモンドやすりで仕上げます。こういう時の為に 是非1本手に入れておきましょう。
良い道具はリスクを減らしてもくれる最高のパートナーになってくれます。

※赤枠部分が今回使うパーツです。
さて加工です、エアーダクトのエッチングは3枚のパーツで構成されています。
閉めた状態の場合は一番下になるのメッシュ部は使用せず上面側の2枚を使用して貼り合わせて既存のダクトモールを削り取り、ペーパーで仕上げて屋根の定位置に接着する方法をとります。
開いた状態にされる方はちょっと難しいので気合を入れて進めましょう。

実車と同じように再現してみましょう、まず大きさを確認するためにエッチングを合わせてみて確認します。


ピンバイスで大きめの穴をいくつも開けて穴と穴の間にニッパーを入れて切断します。カッターでも自信のある方はそちらでも大丈夫です。




真ん中が抜けたらカッターで少しずつ切り拡げて、エッチングがピタッと収まるまで加工します。
後で塗装するので塗膜の厚みを考えて気持ちだけ大きくしておくのが良いでしょう。
エッチングのメッシュ部パーツが開口部に埋まるように慎重に穴を開けましょう。
なかなか難しいかもしれませんが上手に出来ると自信に繋がるので頑張りましょう!


穴が綺麗に仕上がったらメッシュを張り付けてから蓋をするようにします。
エッチングを利用する場合はこの時点で接着はしませんので、後の為に大切に保管しておきましょう。
ディアゴスティーニみたいですね。

いよいよサーフェイサーの塗装です。
エアーブラシでサーフェイサーを吹く方法と缶スプレーのサーフェイサーを吹く方法がありますが、
今回はお手軽に缶スプレーのサーフェイサーを利用します。
サーフェイサーとはシンナーで溶いたパテと考えるのが簡単かと思います。
簡単に言うと液体状のパテをぶっかけて傷を埋めちゃうって事です。
サーフェイサーにはタミヤ製やクレオス製などが代表的で、ガイアノーツやモデルカステンというのもあります。
他にもピンクサフや目の細かさが違うものなどもあり用途によって使い分ける事が出来ます。
基本的には好みもありますが、カーモデルの場合は出来るだけ細かい番数のサフが良いでしょう、
赤い車などはピンクサフなどが便利です。
私は主にはクレオス製のMr、サーフェイサー1200を利用しています。
塗装の仕方です。
中々上手に缶スプレーが吹けない方が多い様で、確かに慣れないとチョット難しいかもしれません。
過去にもプラモを作ろうや、塗装ハウツーDVDの「塗装にチャレンジ入門 編」、、模型雑誌などでも御紹介してきましたが
動画の方が解りやすく動画の無いブログで御理解いただくのはチョット難しいかもしれませんが、理屈で理解して頂ければ幸いです。
まずは缶スプレーを理解してください。
缶スプレーは中のガスの圧力によって塗料を噴射します。
塗料の噴射が異常に弱い場合は、缶スプレー自体が非常に古い場合はガスが自然に抜けて残量が少ない場合が多い様です。
その場合は綺麗に吹く事は難しいかもしれません。
中のガスが冷えている場合も同じように塗料が勢いよく噴射出来ません。
この場合は温めるとガスの圧力が戻ってくれます。温め方には色々ありますが危険が無いのが湯煎です。
やり方は40度~50度程度のお湯に2~3分スプレー缶を漬け込むだけです。お湯の量が少なければ缶を横にしてくるくる回せば良いだけです。
間違っても沸騰又は寸前や直火、ドライヤーの長時間当てはしないでください。事故やケガの元です。
場合によっては爆発事故になりかねません、くれぐれも気を付けてお取扱い下さい。



ボディを治具に固定します。
手が汚れない為や乾燥していない塗装面を触らずに済むようボディを治具に固定します。
私の場合は殆ど小さい空瓶を利用して両面テープで固定し、小さいパーツなどは爪楊枝や橋などを利用して両面テープで固定しています。
パーツの治具は他の方法もありますが後の作業でもありますので別方法は追々ご説明します。
塗装方法です。
最初は練習です。スプレーのノズルを押したままにするのではなく、指先が軽快に「シューッ!」と音が切れるように吹いてみます。
連続で短く「シュッ!シュッ!シッ!」と吹いてみてください。多少塗料が無駄になってしまいますがここは我慢して練習してみましょう。
慣れてくると今度は少し長く「シューッ!」て感じに音が出るように吹いてみます。これも連続して行ってください。
必ず吹き終わりは音が切れるように塗装を止めます、これは塗料を薄く塗装するコツでもあるので出来るようになるまで練習してみて下さい。
長くノズルを押したまま塗装するとサーフェイサーが多く出過ぎて、ボディにベッタリ塗料が乗ってしまい、垂れたり、せっかくの筋彫りが埋まってしまう事になります。
慣れないうちは先ほどの方法で上手く塗装しても表面がざらつく場合があります、その場合は1500番~2000番のサンドペーパーかスポンジペーパーなどでボディの表面をサーフェイサーを削って地が出ないように磨いてざらつきをに処理すれば大丈夫です。
慣れれば簡単に美しい平滑な表面が出来るようになります、諦めずに塗装して見て下さい。


まずは塗装角度です、治具を持って缶スプレーとボディの距離が約25cm~30cmほどに保ちます。
ボディに対して真っ直ぐ噴射が当たるようにします。
写真の様に左から右に塗装します。すべての面に行いますが、最初は無理せず薄くサーフェイサーを塗装します。

乾燥後、2回の塗装を行います。
ボディ塗装を缶スプレーで行う場合も方法は全く同じです、是非習得してください。



サーフェイサーの塗装が完了しました。
細かな傷が綺麗に埋まり、筋彫りもクッキリ出ています。
2回目はここまでになります。
御理解して頂けましたでしょうか? 今回の内容はチョット難しかったかもしれませんね、でも諦めずに頑張ってみて下さい。
説明が足りなかったり、さらに聞きたい事、御意見等があった場合は何時でも気軽にご相談ください。
出来るだけ早くお返事します。
今回も参考になったと思う方がいらしたら、面倒だとは思いますがポチッと拍手ください。
今後のハウツー改良の参考にさせて頂ければと思います。
次回はエアブラシでのボディ塗装、ボディ ディティール塗装です。エアブラシの取り扱い方なども含めて
御紹介します。
では次回まで、しばしお別れです~
なんて、気取ってみましたが、今回も詳しく解説してハウツーをやって参りたいと思います。
さて前回は如何でしたでしょうか?
もう知ってることだよ! なんて方も多いとは思います。
でも私はこの最初の作業が一番ワクワクするんです、もちろん完成時は当然ですよ。
何となく「はじめるぞ~!」って感じでしょうか。
前回に予め説明しなければならない事を忘れていましたのでここでご説明させて下さい。
模型を作るにあたっての基本的な順番ですが、
1.ボディ (パーティングライン消し、筋彫り、改造、デカール貼り、クリヤー塗装 研ぎ出し1回目)
2.シャーシー (塗装、タイヤ組み、組み立て等)
3.室内 (塗装、ディティールアップ、組立等)
4.ボディ最終組立 (研ぎ出し2回目、ディティールアップ、組立)
上記の順番で作業を進めて行く予定です。
ボディから製作するのが最初になりますが、この理由は研ぎ出しを行うためです。
ウレタンクリヤーの場合はこの季節で2~3日間、ラッカークリヤーなら約8日間ほど乾燥に必要です。
その間に他の部分を進めて行くのが効率的なんです。
勿論、説明書の順番で組み立てても良いのですが、慣れた方は既に実践していることと思います。
今回は先にご説明した順番で製作しますので、初心者の方は是非、この順番で製作してみて下さい。
尚、研ぎ出しが2回ある理由は研ぎ出しの時に詳しくご説明いたします。
早速始めましょう!
前回は基本的にどのカーモデルでも共通する基本的な製作方法を御紹介しましたが
今回はチョット難易度が上がります。
エッチングパーツを利用してディティールアップを行うのですが、出来ればやっておきたい
工作をご紹介したいと思います。
先にボンネットピンをエッチングパーツに交換する為の最初として切取り作業をしましたが
次は屋根にある2か所のエアーダクトをエッチングパーツに交換する為の下加工をしてみましょう。
エッチングを使用しない場合はここは参考としてお付き合いください。

アオシマ製

ホビーデザイン製
現在アオシマ製純正エッチングパーツとホビーデザイン製のパーツの2種類が販売されています。
内容は基本的には同じですがホビーデザイン製はディスクブレーキも再現していますし、
ダッシュボードのトグルスイッチも同梱されていますので今回はホビーデザイン製を利用します。
純正のパーツを利用する方も基本的には同じですので参考にして下さい。
ここでエッチングパーツの取り扱い方です。
切取り方法ですが、その前に1つ。昔のエッチングパーツはやや厚く切取りにくいものが多かったと思いますが、
現在はエッチングパーツの再現も非常に細かく、小さいパーツも多い為にかなり素材が薄くなっています。
その為に曲がりやすくなっていますので、簡単な衝撃で曲がってしまう事もしばしば、丁寧な扱いが大切です。
市販されているエッチングバサミを利用するか、カッターで切り取るかどちらかになりますが
エッチングバサミを使用する場合は無理せずに他のパーツを曲げないように切り取ります。


カッターの場合はチョットしたコツが必要です。私の場合は金属板の上か、ベー ク板の上で切り取っています。
非常にエッチングは曲りやすいので硬い板の上で押し付けるように切り取ります。
慣れない方はやはりエッチング専用ハサミで切取った方が無難かもしれません。
切取り途中にやむなく曲げた場合はラジオペンチのギザギザの刃が付いていないタイプで
丁寧に挟んで戻すのが良いでしょう。
いずれにしても一度曲げてしまった金属は完全には戻りません、丁寧な扱いをするように注意が必要です。

さて、どちらの方法で切り取っても切り取った後のゲート部分の処理をしなければなりません。
荒いやすりで仕上げるとゲートのバリが引っかかって曲げてしまう原因になります。
ここはチョット高価ですがダイアモンドやすりで仕上げます。こういう時の為に 是非1本手に入れておきましょう。
良い道具はリスクを減らしてもくれる最高のパートナーになってくれます。

※赤枠部分が今回使うパーツです。
さて加工です、エアーダクトのエッチングは3枚のパーツで構成されています。
閉めた状態の場合は一番下になるのメッシュ部は使用せず上面側の2枚を使用して貼り合わせて既存のダクトモールを削り取り、ペーパーで仕上げて屋根の定位置に接着する方法をとります。
開いた状態にされる方はちょっと難しいので気合を入れて進めましょう。

実車と同じように再現してみましょう、まず大きさを確認するためにエッチングを合わせてみて確認します。


ピンバイスで大きめの穴をいくつも開けて穴と穴の間にニッパーを入れて切断します。カッターでも自信のある方はそちらでも大丈夫です。




真ん中が抜けたらカッターで少しずつ切り拡げて、エッチングがピタッと収まるまで加工します。
後で塗装するので塗膜の厚みを考えて気持ちだけ大きくしておくのが良いでしょう。
エッチングのメッシュ部パーツが開口部に埋まるように慎重に穴を開けましょう。
なかなか難しいかもしれませんが上手に出来ると自信に繋がるので頑張りましょう!


穴が綺麗に仕上がったらメッシュを張り付けてから蓋をするようにします。
エッチングを利用する場合はこの時点で接着はしませんので、後の為に大切に保管しておきましょう。
ディアゴスティーニみたいですね。

いよいよサーフェイサーの塗装です。
エアーブラシでサーフェイサーを吹く方法と缶スプレーのサーフェイサーを吹く方法がありますが、
今回はお手軽に缶スプレーのサーフェイサーを利用します。
サーフェイサーとはシンナーで溶いたパテと考えるのが簡単かと思います。
簡単に言うと液体状のパテをぶっかけて傷を埋めちゃうって事です。
サーフェイサーにはタミヤ製やクレオス製などが代表的で、ガイアノーツやモデルカステンというのもあります。
他にもピンクサフや目の細かさが違うものなどもあり用途によって使い分ける事が出来ます。
基本的には好みもありますが、カーモデルの場合は出来るだけ細かい番数のサフが良いでしょう、
赤い車などはピンクサフなどが便利です。
私は主にはクレオス製のMr、サーフェイサー1200を利用しています。
塗装の仕方です。
中々上手に缶スプレーが吹けない方が多い様で、確かに慣れないとチョット難しいかもしれません。
過去にもプラモを作ろうや、塗装ハウツーDVDの「塗装にチャレンジ入門 編」、、模型雑誌などでも御紹介してきましたが
動画の方が解りやすく動画の無いブログで御理解いただくのはチョット難しいかもしれませんが、理屈で理解して頂ければ幸いです。
まずは缶スプレーを理解してください。
缶スプレーは中のガスの圧力によって塗料を噴射します。
塗料の噴射が異常に弱い場合は、缶スプレー自体が非常に古い場合はガスが自然に抜けて残量が少ない場合が多い様です。
その場合は綺麗に吹く事は難しいかもしれません。
中のガスが冷えている場合も同じように塗料が勢いよく噴射出来ません。
この場合は温めるとガスの圧力が戻ってくれます。温め方には色々ありますが危険が無いのが湯煎です。
やり方は40度~50度程度のお湯に2~3分スプレー缶を漬け込むだけです。お湯の量が少なければ缶を横にしてくるくる回せば良いだけです。
間違っても沸騰又は寸前や直火、ドライヤーの長時間当てはしないでください。事故やケガの元です。
場合によっては爆発事故になりかねません、くれぐれも気を付けてお取扱い下さい。



ボディを治具に固定します。
手が汚れない為や乾燥していない塗装面を触らずに済むようボディを治具に固定します。
私の場合は殆ど小さい空瓶を利用して両面テープで固定し、小さいパーツなどは爪楊枝や橋などを利用して両面テープで固定しています。
パーツの治具は他の方法もありますが後の作業でもありますので別方法は追々ご説明します。
塗装方法です。
最初は練習です。スプレーのノズルを押したままにするのではなく、指先が軽快に「シューッ!」と音が切れるように吹いてみます。
連続で短く「シュッ!シュッ!シッ!」と吹いてみてください。多少塗料が無駄になってしまいますがここは我慢して練習してみましょう。
慣れてくると今度は少し長く「シューッ!」て感じに音が出るように吹いてみます。これも連続して行ってください。
必ず吹き終わりは音が切れるように塗装を止めます、これは塗料を薄く塗装するコツでもあるので出来るようになるまで練習してみて下さい。
長くノズルを押したまま塗装するとサーフェイサーが多く出過ぎて、ボディにベッタリ塗料が乗ってしまい、垂れたり、せっかくの筋彫りが埋まってしまう事になります。
慣れないうちは先ほどの方法で上手く塗装しても表面がざらつく場合があります、その場合は1500番~2000番のサンドペーパーかスポンジペーパーなどでボディの表面をサーフェイサーを削って地が出ないように磨いてざらつきをに処理すれば大丈夫です。
慣れれば簡単に美しい平滑な表面が出来るようになります、諦めずに塗装して見て下さい。


まずは塗装角度です、治具を持って缶スプレーとボディの距離が約25cm~30cmほどに保ちます。
ボディに対して真っ直ぐ噴射が当たるようにします。
写真の様に左から右に塗装します。すべての面に行いますが、最初は無理せず薄くサーフェイサーを塗装します。

乾燥後、2回の塗装を行います。
ボディ塗装を缶スプレーで行う場合も方法は全く同じです、是非習得してください。



サーフェイサーの塗装が完了しました。
細かな傷が綺麗に埋まり、筋彫りもクッキリ出ています。
2回目はここまでになります。
御理解して頂けましたでしょうか? 今回の内容はチョット難しかったかもしれませんね、でも諦めずに頑張ってみて下さい。
説明が足りなかったり、さらに聞きたい事、御意見等があった場合は何時でも気軽にご相談ください。
出来るだけ早くお返事します。
今回も参考になったと思う方がいらしたら、面倒だとは思いますがポチッと拍手ください。
今後のハウツー改良の参考にさせて頂ければと思います。
次回はエアブラシでのボディ塗装、ボディ ディティール塗装です。エアブラシの取り扱い方なども含めて
御紹介します。
では次回まで、しばしお別れです~
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こんにちは、皆さんありがとうございます!
考えていたハウツーは思っていた以上に皆さんの御賛同を頂けたようでとても嬉しいです。
今回のハウツーは私の中でも非常に意味のあるものにしたいと思います、
そこでハウツーの時のブログのみ専用の新しい工房の名前を付けてみました。
[atelier souvenir]
「アトリエ スーベニール」と読みます。
意味は自分にとって特別な物、お土産とでも言いましょうか?
自分にとって大切な物を作って頂けたらと思い名付けてみました。
さて、第一回アトリエスーベニール模型製作にあたって何を揃えるのかどの順番から製作するのか?
などを皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
題材にするのはアオシマ、BEEMAX、1/24 WRCセリカST165にしてみました、
セリカのファンと言うよりWRCのファンにとっては念願のキット化だと思います。
以前はタミヤのセリカをスタジオ27のトランスキットを組まないと中々再現できない上に加工も多く
初心者には技術的、価格的にも手の出しにくい商品でした。
そんなセリカを選んだ理由は現時点で全国の模型店等で十分入手が出来ますし、
レーシングカーはデカールが多いのでデカールの貼り方やデカールの段差を埋める研ぎ出し方法などもあります。
基本的にカーモデルで使うテクニックは殆ど詰まっています。
勿論! 一番はカッコ良いからであります! ライトポッドなどのパーツがカッコ良いではありませんか?
又、ディティールアップ用のエッチングパーツも販売されているのでこのキットにしてみました。
もし同じキットをお持ちだしたら御一緒に製作してもらえれば幸いです。
出来るだけ解りやすく初心者向けにしますが、ベテランの方には少々もどかしいかもしれません。
おさらいのつもりで、又、ご友人などの初心者の方々へのアドバイス用に利用してください。
初心者や出戻りモデラーさんの為に本気で取り組んでいきます。

まずは初心者の方へ、私の模型への気持ちをお話ししたいと思います。
以前から「プラモを作ろう」や模型誌などでお話していることですが、完成品の出来が良い悪いの
判断をするのは止めましょう! 悪い判断が多くなると模型作り自体が嫌になります。
模型はある意味自己満足の世界でもあります、出来に左右されず最後まで楽しく製作する事が一番大切です。
出来なかったテクニックも製作数が増えていくと出来るようになってきます。
プロの特殊なテクニックに憧れるのは良い事ですが、決してそれに惑わされず自分で出来る範囲で楽しんで下さい。
元々日本人は器用な民族です、今は男女共に「作る」をしなくなってしまったのは悲しい事です。
是非男女共に「作る」を楽しんで下さい。私の心からのお願いです。
早速始めましょう!
レッスン1
最初は全体を知ることです、全体像を知ることは完成時の状態を想像できるので
自分に拍車がかかってワクワクしてきますよね、そこが大切な第一歩です。
さて、全てのパーツを確認して説明書と照らし合わせます、
この作業はとても大切で、この時点で組立の順番や塗装の工程、エッチングを付ける場所などを考えます、
私自身今でも作例など製作する時も毎回行う作業です。
セリカのキットの内容です。
パーツの量も多すぎず少なすぎずって感じでしょうか?

パーツの切出しです。

ニッパーは平たい方をパーツ側にしてパーツから約1mm程度の場所で切り取ります。
ここで大切なのは切れないニッパーや極度に安いニッパーを使用せず出来るだけ良く切れる
ニッパーを御用意ください。どうしてか? クリヤーパーツであれば場所や厚みによって必ず
パーツまで破損させます。切れないニッパーは押しつぶして切るので特にクリヤーパーツには
とっても危険です。
長い目で見れば多少高くても十分元は取れると思います。


切り取ったらカッターで丁寧に残りのゲートを切り取ります、綺麗に出来たら1000番のペーパーで
処理して綺麗にします。
ボディを構成するパーツの一式です、とりあえずこのパーツで始めてみましょう。

最初はパーティングラインを消しましょう。

マジックで線を描いた部分がパーティングラインです、パーティングラインとは何か?
プラモデルは射出成形で作ります、当然金型を使って作るのですがこの金型の合わせ目をパーティングラインと呼びます。
本来、車には無いラインが出来るのは製品をオス型とメス型を合わせて作りますが、金型を分解したとき
スムーズに製品が取り出せるようにあえて実車には無いラインを入れているわけです。
最近は金型技術が向上しているのでかなり隠れた部分に出るよう設計されていますが、
それでも多少なりは出来てしまいます、これも楽しいと割り切ってペーパーをかけましょう!

1000番のペーパーでやみくもに消すのではなくディティールを変えないように丁寧に消していきます。
サンドペーパーの扱いについてここで一言、適度な大きさに切って使用するってのは誰でもわかりますよね。
私が言いたいのはそこではなく、水研ぎが出来る事です。
水研ぎとは水で濡らす、または水を垂らしてペーパーをかけるのですが、目詰まりがしにくいってことなんです
ペーパーは長く使えるし経済的! って考えますよね、
これって初心者には非常に危ないんです。ペーパーが長く持つってことは長く削れるわけで、
削り過ぎても判らないってことなんです。
慣れた方なら問題はありませんが、水で濡らすと削っている感覚が水によって摩擦が減るので感じにくいんです。
最初は無理せずドライな状態でペーパーを使用して滑る様になったら即新品に交換した方が安全です。
特に研ぎ出しの時ほど危険なんですね~、デカールを削っていても判らないんです、
おまけに濡れているので目視でも判断しにくいし、
削り粉が表目にべったり付いてしまって判断の邪魔にもなるんです、
最初は非経済的でも手に感触が完全に解るまでドライで処理してみてください。
さて、マジックの書いたラインは綺麗に消えましたが、実はまだパーティングラインがあります。
それは窓やフェンダーなどボディの裾部分です、金型はここをラインにして分割しているのが殆どです、
私はカッターの背を利用して軽く削ぎ取っていきます。



糸くずのような削りカスが出来ると思います、丸く仕上げるのではなくあくまでも角を落とすだけです。
そのあとはペーパーで軽く撫でてやります、触ってみると最初とは違いひっかかりも無く
綺麗に処理されているはずです。
ボディを見て頂くとボンネットのキャッチピンが前後2カ所、計4カ所モールドされています、これは
是非エッチングパーツに交換しましょう。見た目が非常に良いのは当然ながら研ぎ出しも楽になります、
既存のモールドを無理をせずに少しずつ切取り1000番のサンドペーパーで綺麗に処理します。



もう一つ、ウィンドウォッシャーノズルはこの時点で切り取ってしまうのも手です、
この突起のせいで研ぎ出しの邪魔になりますし、研ぎ出し中にだれて形が悪くなります。

切取った後は元の位置がわかるように0.4㎜のピンバイスで位置が判る様に穴を開けておきます。

ウォッシャーノズルは研ぎ出し後に再生すれば問題ありません。
さて次は皆さんが失敗しやすい筋彫りです。
ドアやボンネット、リヤゲートなどを筋彫りしますが、
どうして筋彫りをするのか? パネルラインが浅いとサフや塗料を重ねているうちに筋が埋まってしまい
ドアなどがハッキリしなくなります。場所によっては墨入れも出来なくなってしまいます、
予め深くして塗膜の分を深くしてラインが出るようにする為です。
筋彫り用の道具は数あります、筋彫り用の針が最もポピュラーでしょうか?
どれでも使いやすい物を使用するのが良いでしょう。
ちなみに私は昔から30度の角度が付いたカッターです、先が欠けてもすぐ新しい刃が使用できます。
デザインナイフは直ぐ先が欠けてしまうし、不器用な私には持ち手が棒状な為に
手元で回ってしまうので私は苦手で使用しません。
デザインナイフで十分慣れているのであればそれでも大丈夫です。
問題は手元が狂ってしまうことですが力が入り過ぎというのが最大の原因です。
それでは手元が狂わないように筋彫りをすればいいんです! なんて無責任な! 出来ないから困っているんですよね~。
では持ち方から、筋彫りを入れる部分から約45度の角度で固定するつもりで力を入れずゆっくり撫でていきます。
決していきなり筋彫りを入れようとはせず、軽くカッターの先が細い線を描いている程度の力で往復せず、
一方向だけで行います。少しずつ削れて深くなってきたら多少力を入れて本筋彫りをするわけです。


窓のサッシなどディティールがハッキリしない場合は、ビニール製のマスキングテープを
ガイドにして筋彫りすると比較的簡単に入れる事が出来ます。


ここで大切なのは同じ深さにするために何回筋彫りをしたのかを覚えておくことと、
少しでも刃先が欠けたと思ったらケチらずに新しい刃を使用する事が失敗しないコツです。
上手く出来ると糸くずのようなカスが出ます、感触を忘れず何度も行ってみてください。
ちなみに失敗して反れてしまった場合も焦らずにアルテコ瞬間接着パテなどで埋めてペーパーで処理後
気を取り直して再度挑戦してください、慣れが大事です。
今回はここまでです。
次は別売のディティールアップ用エッチングパーツ使用前の処理、加工とサーフェイサーでの下地処理を
御紹介致します。2〜3日中に更新致しますのでお楽しみに!
如何でしたか? 出来るだけ解りやすくしたつもりですが、もし説明が足りなかったり聞きたい事があった場合は
何時でも気軽にご相談ください、出来るだけ早くお返事します。
又、今回から拡大用の写真の大きさが変わりました、以前より大きいので是非拡大して御活用下さい。
ここまで読んで頂いて。参考になったと思う方がいらしたら、面倒でもポチッと
拍手ください、
今後のハウツーの参考にしたいと思います。
もしご提案があれば是非お聞かせください、皆さんとより良いハウツーにしていければと思います。
では次回も宜しくお願い申し上げます。
考えていたハウツーは思っていた以上に皆さんの御賛同を頂けたようでとても嬉しいです。
今回のハウツーは私の中でも非常に意味のあるものにしたいと思います、
そこでハウツーの時のブログのみ専用の新しい工房の名前を付けてみました。
[atelier souvenir]
「アトリエ スーベニール」と読みます。
意味は自分にとって特別な物、お土産とでも言いましょうか?
自分にとって大切な物を作って頂けたらと思い名付けてみました。
さて、第一回アトリエスーベニール模型製作にあたって何を揃えるのかどの順番から製作するのか?
などを皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
題材にするのはアオシマ、BEEMAX、1/24 WRCセリカST165にしてみました、
セリカのファンと言うよりWRCのファンにとっては念願のキット化だと思います。
以前はタミヤのセリカをスタジオ27のトランスキットを組まないと中々再現できない上に加工も多く
初心者には技術的、価格的にも手の出しにくい商品でした。
そんなセリカを選んだ理由は現時点で全国の模型店等で十分入手が出来ますし、
レーシングカーはデカールが多いのでデカールの貼り方やデカールの段差を埋める研ぎ出し方法などもあります。
基本的にカーモデルで使うテクニックは殆ど詰まっています。
勿論! 一番はカッコ良いからであります! ライトポッドなどのパーツがカッコ良いではありませんか?
又、ディティールアップ用のエッチングパーツも販売されているのでこのキットにしてみました。
もし同じキットをお持ちだしたら御一緒に製作してもらえれば幸いです。
出来るだけ解りやすく初心者向けにしますが、ベテランの方には少々もどかしいかもしれません。
おさらいのつもりで、又、ご友人などの初心者の方々へのアドバイス用に利用してください。
初心者や出戻りモデラーさんの為に本気で取り組んでいきます。

まずは初心者の方へ、私の模型への気持ちをお話ししたいと思います。
以前から「プラモを作ろう」や模型誌などでお話していることですが、完成品の出来が良い悪いの
判断をするのは止めましょう! 悪い判断が多くなると模型作り自体が嫌になります。
模型はある意味自己満足の世界でもあります、出来に左右されず最後まで楽しく製作する事が一番大切です。
出来なかったテクニックも製作数が増えていくと出来るようになってきます。
プロの特殊なテクニックに憧れるのは良い事ですが、決してそれに惑わされず自分で出来る範囲で楽しんで下さい。
元々日本人は器用な民族です、今は男女共に「作る」をしなくなってしまったのは悲しい事です。
是非男女共に「作る」を楽しんで下さい。私の心からのお願いです。
早速始めましょう!
レッスン1
最初は全体を知ることです、全体像を知ることは完成時の状態を想像できるので
自分に拍車がかかってワクワクしてきますよね、そこが大切な第一歩です。
さて、全てのパーツを確認して説明書と照らし合わせます、
この作業はとても大切で、この時点で組立の順番や塗装の工程、エッチングを付ける場所などを考えます、
私自身今でも作例など製作する時も毎回行う作業です。
セリカのキットの内容です。
パーツの量も多すぎず少なすぎずって感じでしょうか?

パーツの切出しです。

ニッパーは平たい方をパーツ側にしてパーツから約1mm程度の場所で切り取ります。
ここで大切なのは切れないニッパーや極度に安いニッパーを使用せず出来るだけ良く切れる
ニッパーを御用意ください。どうしてか? クリヤーパーツであれば場所や厚みによって必ず
パーツまで破損させます。切れないニッパーは押しつぶして切るので特にクリヤーパーツには
とっても危険です。
長い目で見れば多少高くても十分元は取れると思います。


切り取ったらカッターで丁寧に残りのゲートを切り取ります、綺麗に出来たら1000番のペーパーで
処理して綺麗にします。
ボディを構成するパーツの一式です、とりあえずこのパーツで始めてみましょう。

最初はパーティングラインを消しましょう。

マジックで線を描いた部分がパーティングラインです、パーティングラインとは何か?
プラモデルは射出成形で作ります、当然金型を使って作るのですがこの金型の合わせ目をパーティングラインと呼びます。
本来、車には無いラインが出来るのは製品をオス型とメス型を合わせて作りますが、金型を分解したとき
スムーズに製品が取り出せるようにあえて実車には無いラインを入れているわけです。
最近は金型技術が向上しているのでかなり隠れた部分に出るよう設計されていますが、
それでも多少なりは出来てしまいます、これも楽しいと割り切ってペーパーをかけましょう!

1000番のペーパーでやみくもに消すのではなくディティールを変えないように丁寧に消していきます。
サンドペーパーの扱いについてここで一言、適度な大きさに切って使用するってのは誰でもわかりますよね。
私が言いたいのはそこではなく、水研ぎが出来る事です。
水研ぎとは水で濡らす、または水を垂らしてペーパーをかけるのですが、目詰まりがしにくいってことなんです
ペーパーは長く使えるし経済的! って考えますよね、
これって初心者には非常に危ないんです。ペーパーが長く持つってことは長く削れるわけで、
削り過ぎても判らないってことなんです。
慣れた方なら問題はありませんが、水で濡らすと削っている感覚が水によって摩擦が減るので感じにくいんです。
最初は無理せずドライな状態でペーパーを使用して滑る様になったら即新品に交換した方が安全です。
特に研ぎ出しの時ほど危険なんですね~、デカールを削っていても判らないんです、
おまけに濡れているので目視でも判断しにくいし、
削り粉が表目にべったり付いてしまって判断の邪魔にもなるんです、
最初は非経済的でも手に感触が完全に解るまでドライで処理してみてください。
さて、マジックの書いたラインは綺麗に消えましたが、実はまだパーティングラインがあります。
それは窓やフェンダーなどボディの裾部分です、金型はここをラインにして分割しているのが殆どです、
私はカッターの背を利用して軽く削ぎ取っていきます。



糸くずのような削りカスが出来ると思います、丸く仕上げるのではなくあくまでも角を落とすだけです。
そのあとはペーパーで軽く撫でてやります、触ってみると最初とは違いひっかかりも無く
綺麗に処理されているはずです。
ボディを見て頂くとボンネットのキャッチピンが前後2カ所、計4カ所モールドされています、これは
是非エッチングパーツに交換しましょう。見た目が非常に良いのは当然ながら研ぎ出しも楽になります、
既存のモールドを無理をせずに少しずつ切取り1000番のサンドペーパーで綺麗に処理します。



もう一つ、ウィンドウォッシャーノズルはこの時点で切り取ってしまうのも手です、
この突起のせいで研ぎ出しの邪魔になりますし、研ぎ出し中にだれて形が悪くなります。

切取った後は元の位置がわかるように0.4㎜のピンバイスで位置が判る様に穴を開けておきます。

ウォッシャーノズルは研ぎ出し後に再生すれば問題ありません。
さて次は皆さんが失敗しやすい筋彫りです。
ドアやボンネット、リヤゲートなどを筋彫りしますが、
どうして筋彫りをするのか? パネルラインが浅いとサフや塗料を重ねているうちに筋が埋まってしまい
ドアなどがハッキリしなくなります。場所によっては墨入れも出来なくなってしまいます、
予め深くして塗膜の分を深くしてラインが出るようにする為です。
筋彫り用の道具は数あります、筋彫り用の針が最もポピュラーでしょうか?
どれでも使いやすい物を使用するのが良いでしょう。
ちなみに私は昔から30度の角度が付いたカッターです、先が欠けてもすぐ新しい刃が使用できます。
デザインナイフは直ぐ先が欠けてしまうし、不器用な私には持ち手が棒状な為に
手元で回ってしまうので私は苦手で使用しません。
デザインナイフで十分慣れているのであればそれでも大丈夫です。
問題は手元が狂ってしまうことですが力が入り過ぎというのが最大の原因です。
それでは手元が狂わないように筋彫りをすればいいんです! なんて無責任な! 出来ないから困っているんですよね~。
では持ち方から、筋彫りを入れる部分から約45度の角度で固定するつもりで力を入れずゆっくり撫でていきます。
決していきなり筋彫りを入れようとはせず、軽くカッターの先が細い線を描いている程度の力で往復せず、
一方向だけで行います。少しずつ削れて深くなってきたら多少力を入れて本筋彫りをするわけです。


窓のサッシなどディティールがハッキリしない場合は、ビニール製のマスキングテープを
ガイドにして筋彫りすると比較的簡単に入れる事が出来ます。


ここで大切なのは同じ深さにするために何回筋彫りをしたのかを覚えておくことと、
少しでも刃先が欠けたと思ったらケチらずに新しい刃を使用する事が失敗しないコツです。
上手く出来ると糸くずのようなカスが出ます、感触を忘れず何度も行ってみてください。
ちなみに失敗して反れてしまった場合も焦らずにアルテコ瞬間接着パテなどで埋めてペーパーで処理後
気を取り直して再度挑戦してください、慣れが大事です。
今回はここまでです。
次は別売のディティールアップ用エッチングパーツ使用前の処理、加工とサーフェイサーでの下地処理を
御紹介致します。2〜3日中に更新致しますのでお楽しみに!
如何でしたか? 出来るだけ解りやすくしたつもりですが、もし説明が足りなかったり聞きたい事があった場合は
何時でも気軽にご相談ください、出来るだけ早くお返事します。
又、今回から拡大用の写真の大きさが変わりました、以前より大きいので是非拡大して御活用下さい。
ここまで読んで頂いて。参考になったと思う方がいらしたら、面倒でもポチッと
拍手ください、
今後のハウツーの参考にしたいと思います。
もしご提案があれば是非お聞かせください、皆さんとより良いハウツーにしていければと思います。
では次回も宜しくお願い申し上げます。
【第十回】育てて、育てて。
Category: 未分類
久しぶりの更新で大変ご無沙汰になってしまい申し訳ありません。
作例や業務などでついつい怠ってしまいました。
何とか完成させようとキットも着手してはいますが未だ完成しない有様、とにかく頑張って完成させないといけませんね。
今回は私のもう一つの趣味の観葉植物を少しだけご紹介します。
かれこれ十数年植物を育ててきました。
実はこの観葉植物を始めたのは「植物が育たない家は運気が良くないんだよ」なんて人から言われて「ホントかな? こんな事で良くなるのかな?」なんて軽い気持ちで始めたんですが、新芽が出てくる度に嬉しくて、園芸屋さんに肥料などを買いに行く度に新しい植物を買ってしまいこの状態です。
運気が良くなるかどうかはわかりませんが、弊社が長く商売が出来たことは運気が良くなったのかもしれませんね。
私はどちらかというとそれよりも、一つの物を大切に育てていく事によって、心のあり方を勉強したような気がします。
植物は何も語ってはくれません、こちらから葉の状態や土の状態等を見て判断しなければなりません。
面倒くさがっていると植物はすぐに弱ってきます。
ある時気が付いたのは、気のせいか園芸屋さんにいる御客様は皆さん顔の表情が優しいんです。
植物がそうさせるかもしれませんね。
チョットだけ残念なのが自宅がマンションなので、当然庭が無い分育てる植物は限られますが、ベランダや室内で頑張って育てています。
その成果で株分けなどで増やしていたら部屋の中がジャングルの様になってしまい、随分な数を知り合いや社員に貰って頂いています。
写真はリビングの出窓なんですが、これ以上になると、、、って感じです。
大事なピアノもこの有様、弾いているのか?って少々怠けています。
これは一部で部屋のあちこちにあります。


完成品をもっとお見せしたいのですが、中々都合よく完成しません。
こんな私のブログでも見て頂ける方の多さを考えてて、何かモデラーさんの手伝いが出来ないものかと考えてみました。
今まで随分テレビや雑誌等でハウツーの様な事をやらせて頂きました。
そこでこのブログだけのハウツーをしてみようかと思います。
カーモデルや飛行機、船などジャンルを問わず今でも入手できるキットを中心に、初心者の気持ちになって製作方法やディティールアップの方法やウレタン研ぎ出し方法など、テクニックを含めて少しずつ完成するまでと考えていますが皆さん如何でしょう?
更新はちゃんとするのかって? もちろん最低でも1週間に一度は更新する予定です。
賛成の方がいらしたらポチッと拍手ください。
皆さんのご要望が多ければ是非やってみたいと思いますので宜しくお願いします。
作例や業務などでついつい怠ってしまいました。
何とか完成させようとキットも着手してはいますが未だ完成しない有様、とにかく頑張って完成させないといけませんね。
今回は私のもう一つの趣味の観葉植物を少しだけご紹介します。
かれこれ十数年植物を育ててきました。
実はこの観葉植物を始めたのは「植物が育たない家は運気が良くないんだよ」なんて人から言われて「ホントかな? こんな事で良くなるのかな?」なんて軽い気持ちで始めたんですが、新芽が出てくる度に嬉しくて、園芸屋さんに肥料などを買いに行く度に新しい植物を買ってしまいこの状態です。
運気が良くなるかどうかはわかりませんが、弊社が長く商売が出来たことは運気が良くなったのかもしれませんね。
私はどちらかというとそれよりも、一つの物を大切に育てていく事によって、心のあり方を勉強したような気がします。
植物は何も語ってはくれません、こちらから葉の状態や土の状態等を見て判断しなければなりません。
面倒くさがっていると植物はすぐに弱ってきます。
ある時気が付いたのは、気のせいか園芸屋さんにいる御客様は皆さん顔の表情が優しいんです。
植物がそうさせるかもしれませんね。
チョットだけ残念なのが自宅がマンションなので、当然庭が無い分育てる植物は限られますが、ベランダや室内で頑張って育てています。
その成果で株分けなどで増やしていたら部屋の中がジャングルの様になってしまい、随分な数を知り合いや社員に貰って頂いています。
写真はリビングの出窓なんですが、これ以上になると、、、って感じです。
大事なピアノもこの有様、弾いているのか?って少々怠けています。
これは一部で部屋のあちこちにあります。


完成品をもっとお見せしたいのですが、中々都合よく完成しません。
こんな私のブログでも見て頂ける方の多さを考えてて、何かモデラーさんの手伝いが出来ないものかと考えてみました。
今まで随分テレビや雑誌等でハウツーの様な事をやらせて頂きました。
そこでこのブログだけのハウツーをしてみようかと思います。
カーモデルや飛行機、船などジャンルを問わず今でも入手できるキットを中心に、初心者の気持ちになって製作方法やディティールアップの方法やウレタン研ぎ出し方法など、テクニックを含めて少しずつ完成するまでと考えていますが皆さん如何でしょう?
更新はちゃんとするのかって? もちろん最低でも1週間に一度は更新する予定です。
賛成の方がいらしたらポチッと拍手ください。
皆さんのご要望が多ければ是非やってみたいと思いますので宜しくお願いします。