こんにちは。更新が遅くなって申し訳ありません、ちょっと業務が立て込んで作業が進みませんでした。
では今回もお付き合い下さいませ。
近頃、模型を作らなくなった子供が多くなりました。
私の子供のころはプラモデルを作った事の無い男の子は居なかったように思います。
子供にとっては、何かを組み立てる、想像するという能力は大人より優れていてチョットした玩具は紙などを使って作ってしまうぐらい器用な子は多かったと思います。
中学生ぐらいになると音楽に興味が湧いてきて殆どの男子は何らかの楽器、特にギターを弾くようになる子が多かった気がします。
今はカッターが使えない、ハサミもろくに使えない子供が多くなり自分では何も作れない不器用な子供が多く、楽器などには全く興味を持たない中高校生が多くなりました。
今は運転免許も持っていない、又、車に興味を持たない若者も多い様です。
子供の頃、工作や機械に興味を持たなかった事が影響しているのでしょうか?
私が若い頃は運転免許が欲しくてしょうがありませんでした。
免許を取ったら可愛い彼女を作って隣に乗せて江の島あたりにドライブしたいと本気で思っていたりしました。そんな経験、ありますよね?
本来、日本人は器用な民族で物作りが大好きな国民のはずだったと過去形でしかないのでしょうか?
一日中スマホをいじっている若者を見ると何とも言えない気持ちになります。
これも単なる時代の流れなのでしょうか?
さて気を取り直して、第4回目のスーベニールです!
前回ディティール塗装を行った際、最後に前側面のサイドモールのウィンカーを塗装説明するのを忘れてしまいました。
特に難しい塗装ではありませんが一応御説明をさせて下さい。
サイドモールを黒で塗装した後、ウィンカー部をマスキングします。最初はシルバーで塗装して下地を作った後、クリヤーオレンジで塗装するだけです。
面倒な方はオレンジを使用しても良いと思いますがクリヤーの方が実感が出るのでお勧めします。
今回はいよいよ形が見えるデカール貼りになります。
特に難しいという訳ではありませんが、綺麗に貼るコツをご紹介しましょう。
前回、窓枠などのディティール塗装を先に施したのはもう一つ理由があります。
通常は赤い部分は塗装で表現するのが多く慣れた方は殆どがこの方法ですが、今回は初心者に難しいマスキングをして無理な塗装をしなくてもキットに付いているデカールで十分再現出来ます。もちろん慣れた方は無条件で塗装で再現することをお勧めします。
その場合は赤の塗装後、淵の黒いラインのみデカールを切り取って貼れば簡単です。
さて貼り方の第一歩はデカールの切取りです。
皆さんは台紙ごと切り取っていませんか? それはそれで問題は無いのですが、作業中所々切り取っていると一部が無くなったり、折れたりしてしまう事も経験しているのではないでしょうか?
私は模型を始めた頃から使っているちょっとしたテクを御紹介します。



台紙の上からカッターを入れるのですが台紙の厚みの半分ほどの深さで表面を切り、ピンセットなどで表面の台紙をデカールごと剥ぎ取る方法です。
この方法で全て切り取っていくと台紙の形状が変わらないので保管もしやすく、デカールの番号も良く分かります。
おまけに台紙が半分の厚みしかないので水の浸透性が高く早く台紙から剥がれます。
今までこの方法を使用出来なかったデカールは海外製品を含め一度もありません。
最初はチョットしたコツが必要ですが慣れると簡単に出来る様になります。
時に切り込みが浅く台紙が薄すぎてデカールが切れてしまいそうになる場合は別な場所から剥がすかもう一度浅く切り込みを入れれば大丈夫です。
いずれにしても慎重によくデカールを見て剥がしてください。
貼り込みです。


私はデカール貼りには綿棒は一切使用しません。
綿棒の細かい屑がデカール糊と一致に張り付いてしまったり場所やデカールの形状によって引っ張り過ぎて破れたり、馴染ませるのが大変だったりするからです。
私は全て筆で貼っています。デカールをボディの上に乗せて定位置が決まったら平筆で中央から四方へ水を掃き出すように貼り付けます。
馴染みにくい場合はデカールフィッターを使用して同じように中央から四方へ掃き出します。
特にカーブや曲面には筆の柔軟性を利用できるので大活躍しますし、溝や凹みなどでも活躍してくれます。
私は幅の広い物と狭くやや小さい平筆で貼っていますが、カーボンデカールを曲面に貼る時もこの方法です。
是非一度お試しください。

自分も筆で貼ってみたい方にデカール用の筆の説明です。
筆は平筆を使用しますが、余り柔らかい筆は水を掃き出しにくいので硬めの筆を使用した方が良いと思います。
又、販売されている筆は毛足が長いので根元から7mmほどでカットして使用します。毛足が短くなるとその分弾力が出てきます。
ハサミで丁寧に切るのですが、初めてだと斜めに切れてしまうので少しずつ切って最後に微調整で切りそろえる方が無難です。
使用しているうちに毛先の先端が曲ってきます。曲がってきたらその部分を切りそろえれば問題ありません。
このデカール用の筆は余り安い物だと毛が抜けて直ぐダメになります。出来るだけ良い平筆をお勧めします。
ちなみに私のデカール用の筆は15年使用しています。綿棒より経済的です。

貼りこむ順番は赤い部分です。
一番大変なのは後ろのナンバープレートが付く場所でしょう。

定位置が決まったら無理せずに中央から四方へ少しずつなじませながら貼り付けます。

途中限界を感じたら初めてデカールフィッターを使用します。
特に両テールランプに近い立ち上がり部分はかなり大変です。
多少デカールが切れても諦めず貼ってください。最後にタッチアップすれば良い事です。
テクニック向上の為にも是非頑張ってください。
そしてここでのコツは最初からフィッターを使用しない事です。
限界まで貼り付けてからフィッターを少しずつ塗って貼り付けます。
たまに沢山デカールフィッターを塗ってほっておくなんて方法も耳にしますが、初心者にはお勧めしません。
先ほどの方法で貼り込みに慣れて、フィッター使用時のデカールの反応が良く理解出来た上での技法です。

キットにはマルボロのデカールがありませんのでタブデザイン社製のモンテカルロラリー用マルボロデカールを使用します。
バンパーとボディの側面にピレリのデカールがありますが、これはバンパーを一度ボディにはめてからデカールを貼り、継ぎ目をカッターで切断します。

デカールを貼り終えたらいよいよウレタンクリヤーの塗装です。

今回は研ぎ出しを楽にする方法を御紹介しましょう!
普通はクリヤー乾燥後にデカールの厚みをボディと同じ表面にする為に
1500〜2000のペーパーをかけてからコンパウンドで磨くのが一般的です。
でも1500〜2000番の細かいペーパーを使用して段差消しをすること自体が大変ですよね。
おまけにひょっとするとペーパーのかけ過ぎでデカールの部分のクリアが薄くなりすぎて磨いている最中地が出てしまう、なんてこともあるかもしれません。

私はここで思い切って1000番のサンドペーパーで段差消しをしています。時間もかからないので早い早い!
そんなに荒いペーパーで大丈夫か? って当然疑問ですよね。
もちろん調子にのってペーパーがけしていると下地までって事なりかねませんので、慎重に行います。
1000番で段差消しと表面の波や荒れを消した後、ここでコンパウンドの登場では無いんです。

もう一度ウレタンの再塗装をするんです。
ここでの注意は最初のウレタンクリア塗装と違い、2回目はかなり薄く希釈します。
大体約40%ぐらいでしょうか。この希釈したウレタンクリアをボディに薄く塗装します。2度3度塗装する必要はありません。
1回でボディがぬらっとした感じになれば十分です。
もし多少表面がザラついたら、その部分にウレタンの希釈液のみをエアーブラシで表面に薄く塗ります。
ウレタンの希釈液が表面のザラつきを溶かして平滑になってくれます。
上手く塗装が出来たら乾燥後磨きが必要無いくらい美しく光ってくれます。
このままでも良いですし、ゴミなどが入っていたらそこだけ磨いて終了でも良いと思います。
完全な鏡面を目指す方は2000番のペーパーで研いだ後コンパウンドで磨きます。

丸で囲んでいる場所を見て頂くとお解りだと思います、かなり希釈しているのですがヌラッと光っていますよね。
一度で薄く塗装しただけですがこんなに光るんです。
今回はここまでです。
如何ですか? 変わった方法だと思った方も多いでしょうね。実はこの方法もかなり以前から行っています。
何度も言いますが、この方法でなければダメと言う事はないんです。
試行錯誤して自分でやりやすい方法が出来ればそれが一番です。私の方法はあくまでも一例です。
私の方法を真似て頂くのも良いですし、新しい技法へのヒントとして利用して頂いても結構です。
楽しく模型製作が出来る事が一番大切です。
次回は仕上げの研ぎ出し鏡面仕上げを行います。最後の肝になりますね〜
それに加え、ディティールの再塗装です。
では次回まで
では今回もお付き合い下さいませ。
近頃、模型を作らなくなった子供が多くなりました。
私の子供のころはプラモデルを作った事の無い男の子は居なかったように思います。
子供にとっては、何かを組み立てる、想像するという能力は大人より優れていてチョットした玩具は紙などを使って作ってしまうぐらい器用な子は多かったと思います。
中学生ぐらいになると音楽に興味が湧いてきて殆どの男子は何らかの楽器、特にギターを弾くようになる子が多かった気がします。
今はカッターが使えない、ハサミもろくに使えない子供が多くなり自分では何も作れない不器用な子供が多く、楽器などには全く興味を持たない中高校生が多くなりました。
今は運転免許も持っていない、又、車に興味を持たない若者も多い様です。
子供の頃、工作や機械に興味を持たなかった事が影響しているのでしょうか?
私が若い頃は運転免許が欲しくてしょうがありませんでした。
免許を取ったら可愛い彼女を作って隣に乗せて江の島あたりにドライブしたいと本気で思っていたりしました。そんな経験、ありますよね?
本来、日本人は器用な民族で物作りが大好きな国民のはずだったと過去形でしかないのでしょうか?
一日中スマホをいじっている若者を見ると何とも言えない気持ちになります。
これも単なる時代の流れなのでしょうか?
さて気を取り直して、第4回目のスーベニールです!
前回ディティール塗装を行った際、最後に前側面のサイドモールのウィンカーを塗装説明するのを忘れてしまいました。
特に難しい塗装ではありませんが一応御説明をさせて下さい。
サイドモールを黒で塗装した後、ウィンカー部をマスキングします。最初はシルバーで塗装して下地を作った後、クリヤーオレンジで塗装するだけです。
面倒な方はオレンジを使用しても良いと思いますがクリヤーの方が実感が出るのでお勧めします。
今回はいよいよ形が見えるデカール貼りになります。
特に難しいという訳ではありませんが、綺麗に貼るコツをご紹介しましょう。
前回、窓枠などのディティール塗装を先に施したのはもう一つ理由があります。
通常は赤い部分は塗装で表現するのが多く慣れた方は殆どがこの方法ですが、今回は初心者に難しいマスキングをして無理な塗装をしなくてもキットに付いているデカールで十分再現出来ます。もちろん慣れた方は無条件で塗装で再現することをお勧めします。
その場合は赤の塗装後、淵の黒いラインのみデカールを切り取って貼れば簡単です。
さて貼り方の第一歩はデカールの切取りです。
皆さんは台紙ごと切り取っていませんか? それはそれで問題は無いのですが、作業中所々切り取っていると一部が無くなったり、折れたりしてしまう事も経験しているのではないでしょうか?
私は模型を始めた頃から使っているちょっとしたテクを御紹介します。



台紙の上からカッターを入れるのですが台紙の厚みの半分ほどの深さで表面を切り、ピンセットなどで表面の台紙をデカールごと剥ぎ取る方法です。
この方法で全て切り取っていくと台紙の形状が変わらないので保管もしやすく、デカールの番号も良く分かります。
おまけに台紙が半分の厚みしかないので水の浸透性が高く早く台紙から剥がれます。
今までこの方法を使用出来なかったデカールは海外製品を含め一度もありません。
最初はチョットしたコツが必要ですが慣れると簡単に出来る様になります。
時に切り込みが浅く台紙が薄すぎてデカールが切れてしまいそうになる場合は別な場所から剥がすかもう一度浅く切り込みを入れれば大丈夫です。
いずれにしても慎重によくデカールを見て剥がしてください。
貼り込みです。


私はデカール貼りには綿棒は一切使用しません。
綿棒の細かい屑がデカール糊と一致に張り付いてしまったり場所やデカールの形状によって引っ張り過ぎて破れたり、馴染ませるのが大変だったりするからです。
私は全て筆で貼っています。デカールをボディの上に乗せて定位置が決まったら平筆で中央から四方へ水を掃き出すように貼り付けます。
馴染みにくい場合はデカールフィッターを使用して同じように中央から四方へ掃き出します。
特にカーブや曲面には筆の柔軟性を利用できるので大活躍しますし、溝や凹みなどでも活躍してくれます。
私は幅の広い物と狭くやや小さい平筆で貼っていますが、カーボンデカールを曲面に貼る時もこの方法です。
是非一度お試しください。

自分も筆で貼ってみたい方にデカール用の筆の説明です。
筆は平筆を使用しますが、余り柔らかい筆は水を掃き出しにくいので硬めの筆を使用した方が良いと思います。
又、販売されている筆は毛足が長いので根元から7mmほどでカットして使用します。毛足が短くなるとその分弾力が出てきます。
ハサミで丁寧に切るのですが、初めてだと斜めに切れてしまうので少しずつ切って最後に微調整で切りそろえる方が無難です。
使用しているうちに毛先の先端が曲ってきます。曲がってきたらその部分を切りそろえれば問題ありません。
このデカール用の筆は余り安い物だと毛が抜けて直ぐダメになります。出来るだけ良い平筆をお勧めします。
ちなみに私のデカール用の筆は15年使用しています。綿棒より経済的です。

貼りこむ順番は赤い部分です。
一番大変なのは後ろのナンバープレートが付く場所でしょう。

定位置が決まったら無理せずに中央から四方へ少しずつなじませながら貼り付けます。

途中限界を感じたら初めてデカールフィッターを使用します。
特に両テールランプに近い立ち上がり部分はかなり大変です。
多少デカールが切れても諦めず貼ってください。最後にタッチアップすれば良い事です。
テクニック向上の為にも是非頑張ってください。
そしてここでのコツは最初からフィッターを使用しない事です。
限界まで貼り付けてからフィッターを少しずつ塗って貼り付けます。
たまに沢山デカールフィッターを塗ってほっておくなんて方法も耳にしますが、初心者にはお勧めしません。
先ほどの方法で貼り込みに慣れて、フィッター使用時のデカールの反応が良く理解出来た上での技法です。

キットにはマルボロのデカールがありませんのでタブデザイン社製のモンテカルロラリー用マルボロデカールを使用します。
バンパーとボディの側面にピレリのデカールがありますが、これはバンパーを一度ボディにはめてからデカールを貼り、継ぎ目をカッターで切断します。

デカールを貼り終えたらいよいよウレタンクリヤーの塗装です。

今回は研ぎ出しを楽にする方法を御紹介しましょう!
普通はクリヤー乾燥後にデカールの厚みをボディと同じ表面にする為に
1500〜2000のペーパーをかけてからコンパウンドで磨くのが一般的です。
でも1500〜2000番の細かいペーパーを使用して段差消しをすること自体が大変ですよね。
おまけにひょっとするとペーパーのかけ過ぎでデカールの部分のクリアが薄くなりすぎて磨いている最中地が出てしまう、なんてこともあるかもしれません。

私はここで思い切って1000番のサンドペーパーで段差消しをしています。時間もかからないので早い早い!
そんなに荒いペーパーで大丈夫か? って当然疑問ですよね。
もちろん調子にのってペーパーがけしていると下地までって事なりかねませんので、慎重に行います。
1000番で段差消しと表面の波や荒れを消した後、ここでコンパウンドの登場では無いんです。

もう一度ウレタンの再塗装をするんです。
ここでの注意は最初のウレタンクリア塗装と違い、2回目はかなり薄く希釈します。
大体約40%ぐらいでしょうか。この希釈したウレタンクリアをボディに薄く塗装します。2度3度塗装する必要はありません。
1回でボディがぬらっとした感じになれば十分です。
もし多少表面がザラついたら、その部分にウレタンの希釈液のみをエアーブラシで表面に薄く塗ります。
ウレタンの希釈液が表面のザラつきを溶かして平滑になってくれます。
上手く塗装が出来たら乾燥後磨きが必要無いくらい美しく光ってくれます。
このままでも良いですし、ゴミなどが入っていたらそこだけ磨いて終了でも良いと思います。
完全な鏡面を目指す方は2000番のペーパーで研いだ後コンパウンドで磨きます。

丸で囲んでいる場所を見て頂くとお解りだと思います、かなり希釈しているのですがヌラッと光っていますよね。
一度で薄く塗装しただけですがこんなに光るんです。
今回はここまでです。
如何ですか? 変わった方法だと思った方も多いでしょうね。実はこの方法もかなり以前から行っています。
何度も言いますが、この方法でなければダメと言う事はないんです。
試行錯誤して自分でやりやすい方法が出来ればそれが一番です。私の方法はあくまでも一例です。
私の方法を真似て頂くのも良いですし、新しい技法へのヒントとして利用して頂いても結構です。
楽しく模型製作が出来る事が一番大切です。
次回は仕上げの研ぎ出し鏡面仕上げを行います。最後の肝になりますね〜
それに加え、ディティールの再塗装です。
では次回まで
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【第十一回】初めてのサクランボ狩り
Category: 未分類
こんにちは。今回はスーベニールをお休みします。
御心配なさらず! 数日で次の分を御紹介します。
初めて山梨へさくらんぼ狩りに行ってきました。
以前より妻が「さくらんぼ狩り行こうよ!」と言われていたのですがお恥ずかしい話
日帰りバスツアーを一度も利用したことが無く、元々人混みが苦手なのでついつい逃げていましたが
今は何でも経験と思い行って来ました。
私と妻とスタッフの横山君と神宮司君の4人、平日なので他のスタッフはお留守番で申し訳ないのですが
代休という事で楽しんできました。

京王多摩センター駅に7時20分発のバスなので朝6時に起床しているせいで少し眠いのですが遅れずに集合。
今回お世話になった中央観光のバスです。
観光バスはエアポートリムジン以外殆ど乗った事が無いので何だかテンションが上がってきました。
今回は非常に参加者が多く、大型バス2台でのツアーです。

最初は八ヶ岳のチーズケーキ工房へ行ったのですが、私は甘いものがやや苦手でして、、、
妻はお土産と称しどっさりチーズケーキやチーズを買い込んでました。
チーズケーキ工房の前でおどけてポーズしているのはひょうきん者の神宮司君です。

昼食は清里ハイランドパークのバイキングでしたがお腹が空いていたせいで写真を撮るのをさっぱり忘れていました。
食事が終ったら自由時間が1時間ほどあったので散策に出かけました。


元々スキー場なのでリフトに乗って山頂へ。横山君と神宮司君も楽しそうにはしゃいでいます。
山頂まで結構あるんですね〜。
リフトに乗って約10分天気は曇りでしたので見晴らしはイマイチでしたが
何とも空気が違うせいかすがすがしい気分になります。

下にレストランが見えます。

本邦初公開! 私の妻です! 今回のさくらんぼ狩りの首謀者です。

次は小海線に乗って清里駅から野辺山駅の一区間に乗車、JR線標高日本一がここにあるんですね。
清里駅は初めてですが、何ともメルヘンチックな建物が多く、路線バスも可愛いでしょ。


このミルクポットの建物は妻が言うには有名らしいです。

今はシーズンオフの様でみんな閉まっています。

SLも展示してあり、都内の駅にはとてもあり得ない雰囲気を持っていました。

車内から記念碑を撮影、上手く撮影出来ませんでした。トホホ、、

野辺山駅に到着後、キハE200の最新車両を撮影! と思ったら撮影が間に合わずこんな写真しか撮れませんでした。


駅前でバスに乗ろうと思ったら素敵なバスが停まっていました。竹久夢二の生誕130年記念車の様です。
余りに素敵なカラーなのでこれも撮影。場所がもっとよければ良い写真が〜、、、


さて最後のさくらんぼ狩りです。山梨の白根に向かいます。
さくらんぼの畑は道が狭いのに大型バスが上手く走っていきます。バスの運転手さんは本当に運転が上手いんですね〜
当たり前か!


奥方と横山君もがっついて食べてます。どうやら横山君は酸っぱいのが当たったようです。

神宮司君は脚立を使って上部のさくらんぼを取まくり〜食べまくり〜。
みんな50個ほど食べた様です。当然私も負けじと同じだけ食べ尽くしました!
人生でこれだけさくらんぼ食べたのは初めてです。
無事に6時過ぎに多摩センターに到着、楽しい1日でした。
初めての経験でしたが、バスツアーって結構楽しいんですね〜誘ってくれた妻に感謝!
今回のツアーで9,980円です。自分たちで行こうと思ってもガソリン代や高速料金などを考えると
この金額で中々これだけの事は出来ないと思ってしまいました。
私は安い事に余り拘りませんが安い分、多くツアーに行けるのはお得ですね。
正直な所、この頃何でも初めて体験をしてみようと思っていたので、良い経験になりました。
自分の好き嫌いを別にチャレンジする事は大切な事なんですね。
今までの自分と違う自分になりたい方は何でも未経験にチャレンジしてみると、
その中でワクワク感が生まれるとこんな自分があったのか? と感じて自分を見直します。
とある友人が「近頃刺激が無い」と漏らしていたことがあります。これも同じことです。
何もしないから刺激が無いんですね。
そんな私は初めて経験で今まで全く興味がなかったゴルフに挑戦しています。
私の尊敬する経営者の方にゴルフクラブを一式頂く事になってこの機会に始めてみようと思いました。
まだド素人は愚か、下手までもいっていないのですがせめてド素人ぐらいにはなりたいので頑張っています。
とにかく行動を起こすことでしょうね。
もう、次のツアーに行きたくなって探し出す長江でした!
では数日中にスベニールでお逢いしましょう。
御心配なさらず! 数日で次の分を御紹介します。
初めて山梨へさくらんぼ狩りに行ってきました。
以前より妻が「さくらんぼ狩り行こうよ!」と言われていたのですがお恥ずかしい話
日帰りバスツアーを一度も利用したことが無く、元々人混みが苦手なのでついつい逃げていましたが
今は何でも経験と思い行って来ました。
私と妻とスタッフの横山君と神宮司君の4人、平日なので他のスタッフはお留守番で申し訳ないのですが
代休という事で楽しんできました。

京王多摩センター駅に7時20分発のバスなので朝6時に起床しているせいで少し眠いのですが遅れずに集合。
今回お世話になった中央観光のバスです。
観光バスはエアポートリムジン以外殆ど乗った事が無いので何だかテンションが上がってきました。
今回は非常に参加者が多く、大型バス2台でのツアーです。

最初は八ヶ岳のチーズケーキ工房へ行ったのですが、私は甘いものがやや苦手でして、、、
妻はお土産と称しどっさりチーズケーキやチーズを買い込んでました。
チーズケーキ工房の前でおどけてポーズしているのはひょうきん者の神宮司君です。

昼食は清里ハイランドパークのバイキングでしたがお腹が空いていたせいで写真を撮るのをさっぱり忘れていました。
食事が終ったら自由時間が1時間ほどあったので散策に出かけました。


元々スキー場なのでリフトに乗って山頂へ。横山君と神宮司君も楽しそうにはしゃいでいます。
山頂まで結構あるんですね〜。
リフトに乗って約10分天気は曇りでしたので見晴らしはイマイチでしたが
何とも空気が違うせいかすがすがしい気分になります。

下にレストランが見えます。

本邦初公開! 私の妻です! 今回のさくらんぼ狩りの首謀者です。

次は小海線に乗って清里駅から野辺山駅の一区間に乗車、JR線標高日本一がここにあるんですね。
清里駅は初めてですが、何ともメルヘンチックな建物が多く、路線バスも可愛いでしょ。


このミルクポットの建物は妻が言うには有名らしいです。

今はシーズンオフの様でみんな閉まっています。

SLも展示してあり、都内の駅にはとてもあり得ない雰囲気を持っていました。

車内から記念碑を撮影、上手く撮影出来ませんでした。トホホ、、

野辺山駅に到着後、キハE200の最新車両を撮影! と思ったら撮影が間に合わずこんな写真しか撮れませんでした。


駅前でバスに乗ろうと思ったら素敵なバスが停まっていました。竹久夢二の生誕130年記念車の様です。
余りに素敵なカラーなのでこれも撮影。場所がもっとよければ良い写真が〜、、、


さて最後のさくらんぼ狩りです。山梨の白根に向かいます。
さくらんぼの畑は道が狭いのに大型バスが上手く走っていきます。バスの運転手さんは本当に運転が上手いんですね〜
当たり前か!


奥方と横山君もがっついて食べてます。どうやら横山君は酸っぱいのが当たったようです。

神宮司君は脚立を使って上部のさくらんぼを取まくり〜食べまくり〜。
みんな50個ほど食べた様です。当然私も負けじと同じだけ食べ尽くしました!
人生でこれだけさくらんぼ食べたのは初めてです。
無事に6時過ぎに多摩センターに到着、楽しい1日でした。
初めての経験でしたが、バスツアーって結構楽しいんですね〜誘ってくれた妻に感謝!
今回のツアーで9,980円です。自分たちで行こうと思ってもガソリン代や高速料金などを考えると
この金額で中々これだけの事は出来ないと思ってしまいました。
私は安い事に余り拘りませんが安い分、多くツアーに行けるのはお得ですね。
正直な所、この頃何でも初めて体験をしてみようと思っていたので、良い経験になりました。
自分の好き嫌いを別にチャレンジする事は大切な事なんですね。
今までの自分と違う自分になりたい方は何でも未経験にチャレンジしてみると、
その中でワクワク感が生まれるとこんな自分があったのか? と感じて自分を見直します。
とある友人が「近頃刺激が無い」と漏らしていたことがあります。これも同じことです。
何もしないから刺激が無いんですね。
そんな私は初めて経験で今まで全く興味がなかったゴルフに挑戦しています。
私の尊敬する経営者の方にゴルフクラブを一式頂く事になってこの機会に始めてみようと思いました。
まだド素人は愚か、下手までもいっていないのですがせめてド素人ぐらいにはなりたいので頑張っています。
とにかく行動を起こすことでしょうね。
もう、次のツアーに行きたくなって探し出す長江でした!
では数日中にスベニールでお逢いしましょう。
こんにちは、第3回目のアトリエスーベニールです。
この頃暑さが厳しくなってきて模型よりもビールが欲しい今日この頃ではないでしょうか?
私も同じ状態ですが、ここは チョット我慢してお付き合いください。
さて前回、サーフェイサーの塗装までご紹介しましたが上手く出来ましたでしょうか?
難しくてまだの方は「練習あるのみ!」とでも言いましょうか、慣れると簡単ですので諦めずにチャレンジしてください。
キットの製作方法はこれでなければダメというものはありません、今回のハウツーは基本的な製作方法です。
皆さんの工夫次第で更に良い工作技術が生まれてきます。
今回は本塗装に入りますが前回のサーフェイサーの缶スプレー塗装とは違いエアーブラシでの塗装です。
もうバリバリエアーブラシでの塗装が出来る方は必要ありませんが、これから使ってみたい、
始めたばかりでどうも上手く塗装出来ない方に参考になる様お話しさせて頂きます。
エアーブラシは2種類あります、シングルアクションとダブルアクションというもの。
難しい事は省略しますが、簡単にご説明するとシングルはエアーブラシのトリガーを押してエアーを解放し塗装します。
ダブルもここは同じなのですが、ダブルは更にニードルが後方に動き、吹きつけの量が調整が出来ます。
これによって柔軟な塗装が出来ます。種類が豊富なのもダブルの魅力です。
高価なものは殆どがダブルですし、デザインもおしゃれな物も多いので選ぶのも楽しくなります。
どちらを選ぶかは個人の自由ですが、この先、長く模型製作をするのであればダブルアクションをお勧めします。
技術が向上してくると、柔軟な塗装が出来るダブルアクションが必要になってきます。
口径は一般的には0.3mmのノズルと、0.2mmのノズルの2種類のエアーブラシがあれば大体塗装はカバー出来ます。
私は更に細いノズルの物や太い物、スペアを入れて6本のダブルアクションのエアーブラシを所有しますが
普通は前述した2種類の口径でとりあえず問題ないでしょう。
勿論0.3のブラシ1本でも塗装は出来ますが、0.2mmがあると更なる細吹きが可能になります。
マフラー焼けの塗装やグラデーション的な塗装は0.2の方が明らかに細く綺麗に塗装できるので
是非揃えて頂くと塗装の幅が広がります。

ちなみにこの写真は私がいつも使用しているクレオス製の0.3mmエアーブラシです。
細吹き用はタミヤのHG Sファイン0.2mmとオリンポス製の0.18mmを使用しています。
ちなみにブラシの下に付けている器具はレギュレータです。
又、エアーブラシのメーカーは本人の好みですのでどこでも良いのですが、エアーブラシのニードルなどの
アフターパーツが入手しやすい物を選ぶのをお薦めします。
最後にお伝えしたいのはお手入れです。エアーブラシは殆どのメーカーがある程度まで分解出来ます。
1作品終わったら、分解してツールウォッシャーで洗浄してください。
エアーブラシは大切に使えば10年以上使えます。
ちなみに私のブラシは一番長い物で13年使用しています。
塗装の道具の要ですので良い物を選ぶのをお勧めします。
コンプレッサーのご説明です。


コンプレッサーは安い物から高いものまでかなり幅がありますが、大切なことは、
安定してエアーが供給出来る事とレギュレータが付いているのが理想的です。
もう一つ欲を言えばエアーの圧力計が付いていればパーフェクトです。
特にこのレギュレータは大変有り難い物で、コンプレッサーを使用中エアーの温度差によって出る水を取ってくれるからです。
塗装中にブラシから水滴が飛び、モデルの上にかかると途中で中断、又表面を磨くなりの作業が発生します。
ここは出来るだけレギュレータ付きか別売のレギュレータを付けるなりした方が無難です。
(先ほどの私のブラシに付いているレギュレータも同じ効果です、私はコンプレッサー側と各エアーブラシに取り付けています)
初心者の方にはクレオス製のリニアコンプレッサーL5がお勧めですが、あまり安い物は作動音が大きく、うるさい物もあります。
御家庭では静かなコンプレッサーの方が良いでしょうから、環境に合わせた選び方が良いと思います。
何本ものエアーブラシを分岐して交互に使用したりする場合は高い圧力のコンプレッサーの方が良いでしょう。
圧力計は、エアーのの噴射量を感や雰囲気で設定するのではなく数字として設定できる分、いつも同じ圧力で作業が出来るので便利です。
コンプレッサー本体か圧力計のエアーの調整バルブで圧力が調整出来ます。
ちなみに私の場合はエアーブラシのホースジョイント部分の中にあるエアー弁を取り外して
常時エアーがブラシから出るようにしてあり、5本分岐を利用して3本のエアーブラシが同じ状態でセットしてあります。
この状態ではある程度の圧力が無ければ必要な圧力が供給出来ません。
分岐にはストッパーがあるので切り替えも出来ますが業務中は便利な方が良いのでこの方法をとっています。
私の使用しているコンプレッサーはアネスト岩田ミニコンプレッサーIS‐925という物です。
レギュレータと圧力計が付いているタイプで市場では3万円〜4万円で販売されています。.
塗装の前にエアーブラシの扱い方です。


まずは持ち方です。写真の様に人差し指でトリガーを引く方法と親指で引く方法がありますが、
一般的には人差し指でトリガーを引くのが普通です。ちなみに私は後者の親指での方法で塗装しています。
本人が使用しやすい方法で良いと思います。

まずはエアブラシのうがいです。写真の様にエアーブラシのトリガーを引いてエアーブラシの先を塞ぐと
カップの中で溶剤がブクブク泡立ちます。これが洗浄をする方法です。
この方法は塗料が濃すぎた場合などは、直接カップに溶剤を入れてうがいさせて混ぜる時にも使用します。

塗料は直接カップに入れるとエアーブラシのノズルなどに詰まってしまいますので止めましょう。
予め希釈してブラシのカップに入れて下さい。
直接濃い塗料を入れてしまうと洗浄も大変になります。
希釈ですが新品の塗料なら目安は塗料と溶剤が約半々です。塗料の溶剤が揮発していて濃い場合は更に多く溶剤を入れます。
この比率が必ずしもではありません。塗料の状態によっても変わることを覚えておいて下さい。
希釈して準備が出来たら一度プラ板などに試し吹きをすることが良いでしょう。
濃すぎる場合はノズルから塗料が出てきませんし、出たとしても蜘蛛の巣の様な糸が出てきたり、
塗装が出来ても表面がざらついて汚くなります。とても綺麗な塗装が出来る状態にはなりません。
又、薄すぎると、塗装中色逃げといって表面張力で端に塗料が溜まり表面が波を打ち綺麗に塗装出来ません。
何度もプラ板等で試し塗りを行って表面が滑らかな表面が出来る様ちょうど良い希釈を見つけてください。
ここでコンプレッサーのエアー調整が出来る機種をお持ちの方は、エアー圧を上げたり下げたりして塗装してみて塗装面の状態を見て下さい。
圧力が弱い場合はボテッとした厚い塗膜になり、高すぎると細かいざらつきが表面に出ます。
圧力を任意に調整出来るようになるとと綺麗な細く濃い線が描けたり薄いグラデ—ションが描けたりと楽しくなります。
エアーブラシとコンプレッサーは使い方を覚えると塗装の幅が劇的に変わってきます。
お使いの機種によっても多少の差がありますがご自分の使いやすいスタイルを見つけてみて下さい。



さて塗装です、まずはボディからですが集中的に一か所を塗装しようとせず、全体にまんべんなく塗装します。
これを3回ぐらい繰り返してで全体が白くなるようにします。
吹きすぎは塗料が垂れたりしますので薄く塗装してください。
注意点は筋彫りした場所やモールドんおある場所は埋めないように塗装する事です。
丁寧な作業が美しい塗装表面を作ってくれます。
窓枠やサイドモールなどの塗装です。
どうして最初に塗装するのかって? よくお聞き下さいました!
ここは重要な点です。通常このままデカールを貼ってクリヤー塗装、研ぎ出し、ディティール塗装という順番です。
ここはチョット変えて別の方法をご紹介しましょう。
仕上げがラッカークリヤーの場合は同じラッカー系の塗装がクリヤーの上に定着しててくれますが
今回はウレタンクリヤーを使用しますので乾燥後の上からラッカー系塗料は殆ど定着しません。
場所によってはマスキングをしただけで剥がれてしまいます。
もう一つの理由は、一般車のボディにクリヤーを塗装する時はさほど厚く塗装する必要はありませんが
デカールが多く貼られたカーモデルを研ぎ出しをする場合はデカールを埋めるためにクリヤーをやや厚めに塗装する事になります。
その場合筋彫りや窓枠筋の中にどうしてもクリヤーが入り込み筋彫りが塗料で浅くなってきます。
浅くなった上にディティール塗装する場合はスッキリ感が無くなりダルく見える事もあります。
これを出来る限りスッキリ見せる為に最初に黒を塗装して最後に艶を落とすようにするわけです。
ちなみに私はラッカークリヤーでの研ぎ出しも同じ方法です。

マスキング方法です。
今回のセリカはサイドウィンドウとリヤウィンドウが窓枠で繋がっています。ここは全てマスキングします。
マスキングはまず大まかにマスキングテープを貼ります。
ここで予めの筋彫りの効果が発揮されます。爪楊枝などで窓枠をなぞり筋をなぞります。



良く切れるカッターでゆっくり切っていきます。
切取ったら再度筋彫りの部分を爪楊枝でなぞってマスキングテープを密着させます。


その後、内側や他に塗料が飛ばないようにマスキングします。
この方法が苦手な方は、マスキングテープの淵で周囲を囲みながらマスキングする方法です。
この場合、マスキングテープの両端は余り綺麗にカットされていないので、一度カッティングマットの上で
定規を利用して長手方向に切り、切った側をマスキングとして利用します。
多少面倒ではありますが塗装後のマスキングラインがガタつかず、綺麗なラインが出来ます。

このセリカの実車はドアのカーナンバーがサイドモールの上に貼られています。
その為に最初に塗装してデカール貼りを終え研ぎ出し終了後、マスキングして半艶などのクリヤーをモール等の上に薄く塗装して質感を出します。
ここで一つご参考までに、どうしてウレタンクリヤーを使用する事になったのか?
当時はウレタンクリヤーを使用するプロの方は殆どおらず、最初はバッシングさえありましたが私はウレタンクリヤーの持つ光沢に惚れてしまい今まで使用してきました。
私のモデラー人生はこの光沢に拘ってきたと言っても過言ではありません。
おかげでフジテレビの「プラモをつくろう」に出演した際「光沢の魔術師」なんて恐れ多くも愛称を頂く事にもなりました。
実は私はBBR製のフェラーリのミニカーが大好きで、このミニカーの美しく深みのある光沢を再現したかったんです。
重量感があり、高級感もある、その上、爪を当てた程度では傷もつかない強い表面に憧れて
この表現をプラモデルに表現出来ないものかと考えたのが最初でした。
以前は私もラッカーで研ぎ出しをして完成品にしていましたが、十分な乾燥時間を置いたはずなのに完成してから数か月時間が経つとデカールの表面にヒケが出来てくるのを見て「いったいどれくらい乾燥させればいいんだよ」なんていつも考えていました。
あらゆるメーカーのクリヤーを使用しても結果は余り変わらず完全乾燥まで1か月は必要だと知りました。
電撃ホビーの作例もたまに依頼が遅く、時間の無い場合はクリヤーが乾燥しきれないうちに研ぎ出しする羽目に、、、
まして当時は市販車を作らず、ラリーカーやF1、モトGPばかり製作していたのでデカールの表面のクリヤー乾燥は課題でした。
そんな時、模型用のウレタンクリヤーを知りました。
現在は精密屋のウレタンを使用していますが、当時はフィニッシャーズのウレタンを使用して試験的にいくつもボディを完成させてみました。
「これなら時間が短縮が出来てヒケの問題も解消する!」とBBR製のミニカーに近い表現が出来ると考えた訳です。
当時は模型店を営んでいたので電撃ホビーの作例を展示していたのですが、数か月たっても完成時の美しさを保てたことが決め手となり現在までウレタンクリヤーを使用しています。
ウレタンの利点は、窓枠などのメッキ部をシルバーで塗装した上にウレタンクリアーならシルバーの色合いが殆ど変わらず保護できます。
通常シルバーの上にラッカー系のクリヤーを塗装するとシルバーの輝きが落ちてくすんでしまうので注意が必要です。
更にウレタンは完全硬化すると塗膜が非常に強いので少々の事では傷が入りませんし
2〜3日で完全硬化し研ぎ出しが出来るので研ぎ出し作業までの時間が早く
仕上げた表面の塗料ヒケが殆ど無いので磨き立ての美しさが保てます。


ウレタンによる光沢表現の一例。
映り込み具合がお分かりでしょうか。
勿論ウレタンクリヤーでなければダメだと言う事ではなくラッカー仕上げでも本人の自由です。
以前もお話ししましたがこの方法でなければ! と言うのはありません、素敵な完成品になることが大切なんです。

さて今回はここまでとなります。
次回はいよいよデカール貼りとウレタンクリヤーコートになります。
ここまで来ると形が見えてくるので楽のしくなってきますね。
さて今回は如何でしたでしょうか? もっと早く製作を進めてよ! なんて思われる方も多いとは思いますが、
出来るだけ解る様にしようと思うと解説が多くなるので御理解頂ければ幸いです。
エアーブラシの技法はまだ他にも様々なテクニックがあります。今回の御紹介はごく一部でしかありません。
いずれは、エアーブラシの様々な活用法もご紹介したいと思います。
今回も内容を御理解頂けたようでしたらポチッとお願いいたします。
又、解らない点はコメント頂ければお返事させて頂きます。
では次回まで。
この頃暑さが厳しくなってきて模型よりもビールが欲しい今日この頃ではないでしょうか?
私も同じ状態ですが、ここは チョット我慢してお付き合いください。
さて前回、サーフェイサーの塗装までご紹介しましたが上手く出来ましたでしょうか?
難しくてまだの方は「練習あるのみ!」とでも言いましょうか、慣れると簡単ですので諦めずにチャレンジしてください。
キットの製作方法はこれでなければダメというものはありません、今回のハウツーは基本的な製作方法です。
皆さんの工夫次第で更に良い工作技術が生まれてきます。
今回は本塗装に入りますが前回のサーフェイサーの缶スプレー塗装とは違いエアーブラシでの塗装です。
もうバリバリエアーブラシでの塗装が出来る方は必要ありませんが、これから使ってみたい、
始めたばかりでどうも上手く塗装出来ない方に参考になる様お話しさせて頂きます。
エアーブラシは2種類あります、シングルアクションとダブルアクションというもの。
難しい事は省略しますが、簡単にご説明するとシングルはエアーブラシのトリガーを押してエアーを解放し塗装します。
ダブルもここは同じなのですが、ダブルは更にニードルが後方に動き、吹きつけの量が調整が出来ます。
これによって柔軟な塗装が出来ます。種類が豊富なのもダブルの魅力です。
高価なものは殆どがダブルですし、デザインもおしゃれな物も多いので選ぶのも楽しくなります。
どちらを選ぶかは個人の自由ですが、この先、長く模型製作をするのであればダブルアクションをお勧めします。
技術が向上してくると、柔軟な塗装が出来るダブルアクションが必要になってきます。
口径は一般的には0.3mmのノズルと、0.2mmのノズルの2種類のエアーブラシがあれば大体塗装はカバー出来ます。
私は更に細いノズルの物や太い物、スペアを入れて6本のダブルアクションのエアーブラシを所有しますが
普通は前述した2種類の口径でとりあえず問題ないでしょう。
勿論0.3のブラシ1本でも塗装は出来ますが、0.2mmがあると更なる細吹きが可能になります。
マフラー焼けの塗装やグラデーション的な塗装は0.2の方が明らかに細く綺麗に塗装できるので
是非揃えて頂くと塗装の幅が広がります。

ちなみにこの写真は私がいつも使用しているクレオス製の0.3mmエアーブラシです。
細吹き用はタミヤのHG Sファイン0.2mmとオリンポス製の0.18mmを使用しています。
ちなみにブラシの下に付けている器具はレギュレータです。
又、エアーブラシのメーカーは本人の好みですのでどこでも良いのですが、エアーブラシのニードルなどの
アフターパーツが入手しやすい物を選ぶのをお薦めします。
最後にお伝えしたいのはお手入れです。エアーブラシは殆どのメーカーがある程度まで分解出来ます。
1作品終わったら、分解してツールウォッシャーで洗浄してください。
エアーブラシは大切に使えば10年以上使えます。
ちなみに私のブラシは一番長い物で13年使用しています。
塗装の道具の要ですので良い物を選ぶのをお勧めします。
コンプレッサーのご説明です。


コンプレッサーは安い物から高いものまでかなり幅がありますが、大切なことは、
安定してエアーが供給出来る事とレギュレータが付いているのが理想的です。
もう一つ欲を言えばエアーの圧力計が付いていればパーフェクトです。
特にこのレギュレータは大変有り難い物で、コンプレッサーを使用中エアーの温度差によって出る水を取ってくれるからです。
塗装中にブラシから水滴が飛び、モデルの上にかかると途中で中断、又表面を磨くなりの作業が発生します。
ここは出来るだけレギュレータ付きか別売のレギュレータを付けるなりした方が無難です。
(先ほどの私のブラシに付いているレギュレータも同じ効果です、私はコンプレッサー側と各エアーブラシに取り付けています)
初心者の方にはクレオス製のリニアコンプレッサーL5がお勧めですが、あまり安い物は作動音が大きく、うるさい物もあります。
御家庭では静かなコンプレッサーの方が良いでしょうから、環境に合わせた選び方が良いと思います。
何本ものエアーブラシを分岐して交互に使用したりする場合は高い圧力のコンプレッサーの方が良いでしょう。
圧力計は、エアーのの噴射量を感や雰囲気で設定するのではなく数字として設定できる分、いつも同じ圧力で作業が出来るので便利です。
コンプレッサー本体か圧力計のエアーの調整バルブで圧力が調整出来ます。
ちなみに私の場合はエアーブラシのホースジョイント部分の中にあるエアー弁を取り外して
常時エアーがブラシから出るようにしてあり、5本分岐を利用して3本のエアーブラシが同じ状態でセットしてあります。
この状態ではある程度の圧力が無ければ必要な圧力が供給出来ません。
分岐にはストッパーがあるので切り替えも出来ますが業務中は便利な方が良いのでこの方法をとっています。
私の使用しているコンプレッサーはアネスト岩田ミニコンプレッサーIS‐925という物です。
レギュレータと圧力計が付いているタイプで市場では3万円〜4万円で販売されています。.
塗装の前にエアーブラシの扱い方です。


まずは持ち方です。写真の様に人差し指でトリガーを引く方法と親指で引く方法がありますが、
一般的には人差し指でトリガーを引くのが普通です。ちなみに私は後者の親指での方法で塗装しています。
本人が使用しやすい方法で良いと思います。

まずはエアブラシのうがいです。写真の様にエアーブラシのトリガーを引いてエアーブラシの先を塞ぐと
カップの中で溶剤がブクブク泡立ちます。これが洗浄をする方法です。
この方法は塗料が濃すぎた場合などは、直接カップに溶剤を入れてうがいさせて混ぜる時にも使用します。

塗料は直接カップに入れるとエアーブラシのノズルなどに詰まってしまいますので止めましょう。
予め希釈してブラシのカップに入れて下さい。
直接濃い塗料を入れてしまうと洗浄も大変になります。
希釈ですが新品の塗料なら目安は塗料と溶剤が約半々です。塗料の溶剤が揮発していて濃い場合は更に多く溶剤を入れます。
この比率が必ずしもではありません。塗料の状態によっても変わることを覚えておいて下さい。
希釈して準備が出来たら一度プラ板などに試し吹きをすることが良いでしょう。
濃すぎる場合はノズルから塗料が出てきませんし、出たとしても蜘蛛の巣の様な糸が出てきたり、
塗装が出来ても表面がざらついて汚くなります。とても綺麗な塗装が出来る状態にはなりません。
又、薄すぎると、塗装中色逃げといって表面張力で端に塗料が溜まり表面が波を打ち綺麗に塗装出来ません。
何度もプラ板等で試し塗りを行って表面が滑らかな表面が出来る様ちょうど良い希釈を見つけてください。
ここでコンプレッサーのエアー調整が出来る機種をお持ちの方は、エアー圧を上げたり下げたりして塗装してみて塗装面の状態を見て下さい。
圧力が弱い場合はボテッとした厚い塗膜になり、高すぎると細かいざらつきが表面に出ます。
圧力を任意に調整出来るようになるとと綺麗な細く濃い線が描けたり薄いグラデ—ションが描けたりと楽しくなります。
エアーブラシとコンプレッサーは使い方を覚えると塗装の幅が劇的に変わってきます。
お使いの機種によっても多少の差がありますがご自分の使いやすいスタイルを見つけてみて下さい。



さて塗装です、まずはボディからですが集中的に一か所を塗装しようとせず、全体にまんべんなく塗装します。
これを3回ぐらい繰り返してで全体が白くなるようにします。
吹きすぎは塗料が垂れたりしますので薄く塗装してください。
注意点は筋彫りした場所やモールドんおある場所は埋めないように塗装する事です。
丁寧な作業が美しい塗装表面を作ってくれます。
窓枠やサイドモールなどの塗装です。
どうして最初に塗装するのかって? よくお聞き下さいました!
ここは重要な点です。通常このままデカールを貼ってクリヤー塗装、研ぎ出し、ディティール塗装という順番です。
ここはチョット変えて別の方法をご紹介しましょう。
仕上げがラッカークリヤーの場合は同じラッカー系の塗装がクリヤーの上に定着しててくれますが
今回はウレタンクリヤーを使用しますので乾燥後の上からラッカー系塗料は殆ど定着しません。
場所によってはマスキングをしただけで剥がれてしまいます。
もう一つの理由は、一般車のボディにクリヤーを塗装する時はさほど厚く塗装する必要はありませんが
デカールが多く貼られたカーモデルを研ぎ出しをする場合はデカールを埋めるためにクリヤーをやや厚めに塗装する事になります。
その場合筋彫りや窓枠筋の中にどうしてもクリヤーが入り込み筋彫りが塗料で浅くなってきます。
浅くなった上にディティール塗装する場合はスッキリ感が無くなりダルく見える事もあります。
これを出来る限りスッキリ見せる為に最初に黒を塗装して最後に艶を落とすようにするわけです。
ちなみに私はラッカークリヤーでの研ぎ出しも同じ方法です。

マスキング方法です。
今回のセリカはサイドウィンドウとリヤウィンドウが窓枠で繋がっています。ここは全てマスキングします。
マスキングはまず大まかにマスキングテープを貼ります。
ここで予めの筋彫りの効果が発揮されます。爪楊枝などで窓枠をなぞり筋をなぞります。



良く切れるカッターでゆっくり切っていきます。
切取ったら再度筋彫りの部分を爪楊枝でなぞってマスキングテープを密着させます。


その後、内側や他に塗料が飛ばないようにマスキングします。
この方法が苦手な方は、マスキングテープの淵で周囲を囲みながらマスキングする方法です。
この場合、マスキングテープの両端は余り綺麗にカットされていないので、一度カッティングマットの上で
定規を利用して長手方向に切り、切った側をマスキングとして利用します。
多少面倒ではありますが塗装後のマスキングラインがガタつかず、綺麗なラインが出来ます。

このセリカの実車はドアのカーナンバーがサイドモールの上に貼られています。
その為に最初に塗装してデカール貼りを終え研ぎ出し終了後、マスキングして半艶などのクリヤーをモール等の上に薄く塗装して質感を出します。
ここで一つご参考までに、どうしてウレタンクリヤーを使用する事になったのか?
当時はウレタンクリヤーを使用するプロの方は殆どおらず、最初はバッシングさえありましたが私はウレタンクリヤーの持つ光沢に惚れてしまい今まで使用してきました。
私のモデラー人生はこの光沢に拘ってきたと言っても過言ではありません。
おかげでフジテレビの「プラモをつくろう」に出演した際「光沢の魔術師」なんて恐れ多くも愛称を頂く事にもなりました。
実は私はBBR製のフェラーリのミニカーが大好きで、このミニカーの美しく深みのある光沢を再現したかったんです。
重量感があり、高級感もある、その上、爪を当てた程度では傷もつかない強い表面に憧れて
この表現をプラモデルに表現出来ないものかと考えたのが最初でした。
以前は私もラッカーで研ぎ出しをして完成品にしていましたが、十分な乾燥時間を置いたはずなのに完成してから数か月時間が経つとデカールの表面にヒケが出来てくるのを見て「いったいどれくらい乾燥させればいいんだよ」なんていつも考えていました。
あらゆるメーカーのクリヤーを使用しても結果は余り変わらず完全乾燥まで1か月は必要だと知りました。
電撃ホビーの作例もたまに依頼が遅く、時間の無い場合はクリヤーが乾燥しきれないうちに研ぎ出しする羽目に、、、
まして当時は市販車を作らず、ラリーカーやF1、モトGPばかり製作していたのでデカールの表面のクリヤー乾燥は課題でした。
そんな時、模型用のウレタンクリヤーを知りました。
現在は精密屋のウレタンを使用していますが、当時はフィニッシャーズのウレタンを使用して試験的にいくつもボディを完成させてみました。
「これなら時間が短縮が出来てヒケの問題も解消する!」とBBR製のミニカーに近い表現が出来ると考えた訳です。
当時は模型店を営んでいたので電撃ホビーの作例を展示していたのですが、数か月たっても完成時の美しさを保てたことが決め手となり現在までウレタンクリヤーを使用しています。
ウレタンの利点は、窓枠などのメッキ部をシルバーで塗装した上にウレタンクリアーならシルバーの色合いが殆ど変わらず保護できます。
通常シルバーの上にラッカー系のクリヤーを塗装するとシルバーの輝きが落ちてくすんでしまうので注意が必要です。
更にウレタンは完全硬化すると塗膜が非常に強いので少々の事では傷が入りませんし
2〜3日で完全硬化し研ぎ出しが出来るので研ぎ出し作業までの時間が早く
仕上げた表面の塗料ヒケが殆ど無いので磨き立ての美しさが保てます。


ウレタンによる光沢表現の一例。
映り込み具合がお分かりでしょうか。
勿論ウレタンクリヤーでなければダメだと言う事ではなくラッカー仕上げでも本人の自由です。
以前もお話ししましたがこの方法でなければ! と言うのはありません、素敵な完成品になることが大切なんです。

さて今回はここまでとなります。
次回はいよいよデカール貼りとウレタンクリヤーコートになります。
ここまで来ると形が見えてくるので楽のしくなってきますね。
さて今回は如何でしたでしょうか? もっと早く製作を進めてよ! なんて思われる方も多いとは思いますが、
出来るだけ解る様にしようと思うと解説が多くなるので御理解頂ければ幸いです。
エアーブラシの技法はまだ他にも様々なテクニックがあります。今回の御紹介はごく一部でしかありません。
いずれは、エアーブラシの様々な活用法もご紹介したいと思います。
今回も内容を御理解頂けたようでしたらポチッとお願いいたします。
又、解らない点はコメント頂ければお返事させて頂きます。
では次回まで。