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こんにちは、涼しくなりましたね〜秋になってきました。
私は夏が苦手なので秋が来たことはとても嬉しいんですね〜。


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昨夜は月が地球に元も近い位置になるそうで通常よりも14%大きく見えるんだそうです。
そんな凄いスーパームーンってことで写真を撮ってみました。


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これは夜景モードでも撮影です。
でも普段意識していないせいで大きく見えていることが実感できません。トホホ、、、、


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雲が無くなった瞬間に望遠レンズで撮影してみました。
月の表面が見えますよね。


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最後はお遊びで作ってみたアライグマです、皆さんご存知のキャラクターだと思
います。
遊び半分で作ったので適当に塗装してしまいました、辛い突込みは勘弁してくだ
さい。

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 2015_09_29


こんにちは!
最終回の第4回です、今回は完成まで進めますので楽しんでご覧ください。

まず最初は内装の表現ですが、革張りの現代車であれば半艶の黒やなどで比較的リアルの出来ますが、
布製やファブリックなどの表現は案外難しいものです。
シートのパーツ自体の表面がツルッとしていては塗装しただけではやはり同じ状態です。
これを少しでも布っぽく表現する、もしくはファブリック調に表現する方法は無いものか?

あるんです!

完全再現とは言いませんがそれなりの雰囲気は出すことが出来るんです。簡単な方法を御紹介しましょう。
缶スプレーの艶消しクリヤーを塗装が終了したシートなどの上に塗装するのですが、
塗装というより振りかけると言うかまぶす、とでも表現した方が良いかもしれません。
要するに、缶スプレーを塗装したいものから出来るだけ離して上から小刻みにシャワーの様に塗装します。
これを乾燥させながら自分の納得がいくまで少しずつ振りかけていきます。そうすると表面が梨地になって再現できます。

自身のある方はエアーブラシでも出来ます。
コンプレッサーの気圧をかなり低めに設定して、やはり缶スプレーの時と同じ様に振りかけながら塗装します。
エアーブラシでの表現方法の方が細い塗料の粒子になるので、再現としてはこちらの方がお勧めです。
他にもアクリル系の塗料をわざと多少ムラをだして雰囲気が出てきたら表面を軽くスポンジのペーパーで軽く磨く方法などもありますが、上級者向けなので最初の方法が簡単で しょう。
もう一つの方法は情景用の缶スプレーを予めシートに塗装して御好みか指定の塗料で塗装する方法もあります。
この場合は情景用の缶スプレーの粒子が表現したい物と合えば最も簡単な方法です。

ファブリック再現ならシートに予め接着剤を塗っておき、情景用の細かいパウダーを接着した上から塗装する方法もあります。(以前はバックスキン調のスプレーもありました)
大胆な方法は布を貼るって方法もありますが、元々パーツがスケールに合った大きさなので下手に布を貼ってしまうと
とてつもない大きなシートになってしまったりシートがドア内貼りなどに干渉して取り付けられなくなります。
又、スケールが小さい為にシートの縫い目の再現が美しく表現出来ません。やはり塗装で表現した方がスッキリして良いと思います。
今回はシートはブルーにしてみました。


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ドアの内貼りの塗装です。
最初にアイボリーの部分を塗装してブルーで内貼りを塗装します。
この時点でブルーの部分が梨地っぽくなっているのが分かりますでしょうか?
場合によっては梨地にしたくない部分はマスキングしておけば問題はありません。


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ディティール塗装です。
ドアの内貼りの一部にメッキのモールが有ります。説明書には特に指定がありませんがこれは是非再現したいものです。

マスキングテープを貼った上から先の尖ったもので罫書きを入れて下のモールをハッキリさせます。
私は爪楊枝を使用していますが、パーツに傷を入れない物であれば何でも大丈夫です。
下のモールに沿って良く切れるカッターで切り込みを入れます。
カットした部分を剥がしてから塗装します。
この部分はシルバーでもメッキシルバーでもお好みで大丈夫です。
もう一つの表現方法はハセガワのミラーフィニッシュで再現する方法です。
これはお好みで再現してください。


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内貼りの塗装が終了しましたがまだ終わりではありません。
この車の内貼りの周りはボディと同色です。ここはチョット拘ってみましょう。
まずはブルーとアイボリーの部分はせっかくの梨地仕上げです。この部分はマスキングしておきます。
知っている方も多いとは思いますが、通常マスキングテープの市販品はタミヤですと18mmが最大ですし他メーカーでも似たような幅が模型店で入手しやすいマスキングテープだと思います。

重ねてカバーするのも良いのですが、テープの貼り合わせから塗料が漏れる心配を無くすアイテムがあります。
ホームセンターには模型店で取り扱わない幅のマスキングテープがあります。
今回は30mmを使用しますが他にも50mmもありますしそれ以上の幅の物もあります。
おまけに模型店で購入するより安価で殆どが何本かセット販売なので経済的です。これを利用して1枚でマスキングします。
方法は先ほどと同じで、マスキングが終ったらボディカラーの黒で塗装します。


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黒での塗装が終了したら仕上げになります。
ドアの黒い部分はボディと同じ金属の部分です。ボディ塗装がウレタン仕上げなので同じ表現をしてあげましょう。
ウレタン塗装をするのですがこの部分を研ぎ出すのは大変ですので、ここは塗装のみで仕上げます。
コツはウレタンの希釈を少し多めにして薄く塗装します。
下地が荒れている様でしたら黒い部分に一度1000番程度のサンドペーパーで均しておきます。

ここで注意です。ウレタン塗装が終った所で即マスキングテープを剥がします。
ウレタンは完全硬化するとかなりの硬度になります。マスキングラインがウレタンで固まるとマスキングテープを剥がすのも難しくなる上に、下手をするとマスキングを剥がしている最中に黒い部分のウレタンも一緒に剥がれてしまいます。
ウレタンが硬化する前に剥がしておけばそういう心配は無くなります。
マスキングテープを剥がす途中、パーツがシッカリ固定されていないと落としたりして思わぬ事故につながります。


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ドアの内貼りの塗装終了です。この後アームレストとウィンドウノブなどを取り付けます。


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シャーシーに室内フロアーとシートを流し込み接着剤で取り付けました。


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フロントウィンドウですが、これ凄いんです! 接着が不要でハメ込みになっています。
それもかなり綺麗にハメ込むことが出来るのでとても楽しくなってきます。

ここで非常に大切なお話です。
このキットの説明書には指定が無いのですが、この車のフロントウィンドウにはゴムの窓枠が実車はあります。
説明書には指定されてなくても実車と同じようにセミグロスブラックでのゴム枠表現の塗装を是非行いましょう。

私の場合は黒になる部分の全てをカッターの背で綺麗にメッキを剥がして塗装しましたが、面倒な方は
メタルプライマーの缶スプレーなどで下地塗装をしてからマスキング塗装をすれば問題は無いと思います。
この方が良いと思いませんか?


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ガラスの取り付けです。流し込み接着剤での接着でも大丈夫ですが接着が少し時間が必要です。
乾く前に外れてしまいガラス部品を汚してしまった何て経験ありませんか?
私はこういう場合は瞬間接着剤で点付けで固定します。
強度が必要な場合は瞬間接着剤で仮止めをした後、流し込み接着剤を流して触らないように乾燥させます。


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屋根のパーツの取り付けですが、ボディ側の屋根の取り付け部にはウレタンが塗装されています。
当然、通常の接着剤では接着出来ません。エポキシ接着剤か瞬間接着剤で固定します。
瞬間接着剤で行う場合はくれぐれも流し過ぎないようにしてください。


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ドアの取り付けです。
説明書ではボディをシャーシーの取り付けてからドアを組立てヒンジをボディに接着するようになっていますが、
組み立てる前に取り付けた方が簡単で楽に取り付ける事が出来ます。
又、ドアも写真の様に内装パーツにヒンジをハメてからボディに取り付けて最後にドアパネルを取り付けた方が
簡単に取り付ける事が出来ます。
説明書のまま製作するのではなく、工夫を凝らして組み立てると楽に作業が進みます。


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ここで一つ残念ですな部分の修正です。
このキットはかなり優等生だと思いますが、一つ残念な事がございます。
ヘッドライトハウスのパーツは取り付け方向が決まっているのですがランナーのゲート跡がパーツの真上にきてしまっているのです。このまま取付けると、切った跡がはっきり残ってしまいます。
目立たなくするために、取り付ける前にゲートを綺麗に処理してゲート跡の部分にハセガワのミラーフィニッシュを
適当な大きさにカットしてゲート跡の上に貼りましょう。これで殆ど分からなくなります。
良いキットなので正直ここはゲート跡は下になるようにして欲しかったですね。


DSCN2749のコピー


DSCN2752_2のコピー


テールライトはメッキのベースの上にテールレンズを取り付けますが、テールライトよりベースが少し大きく
ライトの周りにメッキの枠が見えるようになっています。
ちなみにテールライトの塗り分けが説明書の通りだと年式などに合わないような気もします。
ここは資料等で確認をした方が良いかもしれません。
メッキを剥がして接着するのも方法ですが、ここはメッキが透けて綺麗なテールライトに見える様にエポキシ接着剤などで
固定した方が美しく組むことが出来ます。
ヘッドライトレンズなどもエポキシ接着剤などで固定した方が美しく組むことが出来るのでお勧めです。


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フロントのヘッドライトの下のあるスモールランプのパーツです。
クリヤーパーツなのでそのまま取り付ける事が出来ますが、黒いボディにクリヤーのスモールランプを取り付けると
スモールランプの周りが黒く透けて余りカッコ良くありません。
せっかく塗装しても流し込み接着剤などで接着すると塗料が溶けて汚くなります。そうならない為にエポキシ接着剤で固定します。


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いよいよボディの取り付けです。
完成まで後一息って所です。ボディを合わせてタイヤハウスの裏側4か所にボスがあり差し込んで取り付けます。
周りを汚したくないので、瞬間接着剤を少量使用して固定します。この方法が一番楽ではないでしょうか?

ここでの注意です。
ボディを組んだ後、タイヤを取り付けますが、フロントのアクスルが細い為に非常に破損しやすいので無理にホイールのボスを差し込むと折れる危険性があります。
フロントはボスの先を細くして、ポリキャップに圧入しやすい様にしてから組み立てます。


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さてここまで来ました、中々カッコが良いではありませんか?
最後の外装パーツのドアノブやミラーなどはエポキシ接着剤で接着します。

先ほどから使用しているエポキシ接着剤ですが非常に便利な物です。
エポキシの利点は完全硬化すると十分な強度が得られますし、ある程度乾く前なら失敗してエポキシ接着剤がはみ出ても
エナメルシンナーで綺麗に拭き取れます。
又、瞬間接着剤の様に白く濁ることもありません。

ヘッドライトレンズなどを取り付ける際はとても便利です。是非揃えて頂きたい接着剤です。
ただ2液混合なので多少面倒かもしれませんね。

先ほど運転席のドアの取り付けの際、ガラスパーツをハメ込んでいましたが、何となく動きが欲しいと急に思い、
運転席のガラスのみ適度な高さにカットしてガラスが降りた状態を再現してみました。
特に難しい作業でもなく、自分の好みのガラスの降り位置でガラス部品をカットして接着するだけです。
どの車でも出来ますので少し変化が欲しい方は是非チャレンジしてみて下さい。


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8ドアの上部のメッキパーツの後ろにロケット型のテールライトの様な物があります。
ここも指定がありませんがどの実車を見ても赤いレンズが入っています。
キットの中にはそれらしいパーツはある様なのですが大きさが小さく実車と違っています。
ここは簡単に再現してみましょう。
ロケット型の後ろに凹みがあります。この中をクリヤーレッドで塗装します。
そのあとにガイアノーツのUV硬化ジェルを使用して再現します。このジェルは紫外線が当たると硬化する性質を持った便利なツールです。
爪楊枝などで適量を塗装した上から流し込みます。ジェルなので空気が入らない様に気をつけて両側が同じよな形になるようにジェルを盛ります。多少 レンズの表面を球形にしたいので表面張力を利用して多めに盛ります。
盛り終わったら硬化させるために付属の専用ライトでUVライトで固めます。20~30秒ほど当てれば硬化します。

 
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ナンバープレートはシルバーに塗装してデカールを貼り、光沢の缶スプレーで薄くクリヤー塗装をして取り付けます。

正直な所でかなり迷ったのですが、やはり既存パーツのワイパーが物足りません。エッチングのワイパーに交換してみました。
このワイパーですが手持ちに同じ形状の物が無かったので、ブレードの幅だけ同じにして似たようなワイパーアームで代用しました。
既存のパーツのワイパーは問題ありませんが、エッチングワイパーに交換する場合はボンネットとフロントウィンドウの隙間が比較的に狭いので場合によってはボンネットが閉まらなくなります。
塗装前に少し削ってワイパーが収まるように幅を広げるか、エッチングワイパー自体の高さを調整してください。

拘る方はかなり色々なメーカーからエッチングワイパーが販売されています。同じ形のワイパーを探して取り付けて下さい。
エッチングワイパーはリアル感を高める最高のアイテムだと思います。
今後の模型製作の為にも各メーカーのエッチングワイパーを揃えておくと便利です。


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完成で~す! 星、三つです~!


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何とか完成しましたが合計4回のハウツーですが如何でしたか?
今回は過剰なディティールアップではなく、比較的にどなたでも出来るディティールアップを施して製作してみました。
一通り製作を振り返ってみて感じたのは、もっと御紹介すべき部分があったのではないか? などと考えても見ましたが
それは今後の課題にさせて頂ければと思います。

今回のエブロ製シトロエンを製作して感じた点を御報告させて頂くと、タミヤやアオシマなど他メーカーが手を出さないキットをリリースしてくれたことは大変事は嬉しい事です。
過去にもエレールの1/16などもありましたが、とても初心者にお勧めできるキットではありません。
そういう意味では今入手できる最も良いキットであることは間違いなさそうです。

難を言えば説明書に不明な点がいくつかあったのは残念です。もう少し実車の考証が必要だったのでは? と思います。
価格もかなり高い印象です。模型が売れない時代に数を抑えて販売するには当然単価が上がるのは仕方がないと思いますが、せめてシトロエンのエンブ レムなどやミラー部分はタミヤの様なインレットマークなどを同梱して欲しかったと言うのが本音です。

エンジン部分の再現度は少々物足りない感じです。エアクリーナーは本来エンジンにステーで取り付けられていますが
ステーそのものの再現が無いのでエアークリーナーが空中に浮いている状態になっていたりします。
説明書のまま製作するとどの仕様なのかもイマイチ不明です。大変古い車なのでしょうがないかもしれませんね。
難も多少ありますが現代のキットなので組み立てやすく、難しい部分も特には無く、メッキパーツの窓枠等、基本的には
大変良く出来たキットだという感想です。
今回のキットの製作ガイドを見て頂いて一人でもこのシトロエンDS19を製作して頂ければ幸いです。

ブログの中で完成品の写真を入れようと考えましたが、スタッフが綺麗な写真を撮ってくれたので弊社のギャラリーに
紹介させて頂きました。こちらからどうぞ↓


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次回はどんなキットにするか? これからじっくりと考えてみたいと思います。
ありきたりなキットではなくて、あまり完成品を見る事の無いような物も考えています、
これからも頑張って御紹介します。是非ご覧ください!

今回の製作でも説明不足な点や分からない事などどんな事でもお気軽にコメント下さい。
これからの製作の為にも是非ご感想を頂ければと思います。

ありがとうござました! 合掌! 礼!

 2015_09_16


こんにちは! 第三回のシトロエンDS19です!
前回のウレタン研ぎ出しの技法は御理解頂けましたか?
一人でも多くの方が上手になって頂いて模型製作が人生のスパイスになって頂ければ幸いです。
皆さんも日々多忙な毎日をお過ごしでしょう。暇な人ほど無趣味で何もしません。
忙しいからこそ何かを作る作業は心にゆとりをもたらしてくれると思います。

さて余計な事はこの辺にして早速エンジンの組み立てに入りましょう!
このシトロエンはエンジンの資料はネットなどでも多く検索出来ますが各部の色が年式や仕様によって「これだ!」と言うのが中々決まりません。
又、非常に古い車ですのでオーバーホールされている車も多く各部の色やエンジンの補器類が違っていたりします。
今回はキットのパーツを検証して最も多く標準であろうと思われるカラーにしてみました。
シトロエンのコアなファンでなければ完全な再現はチョット難しいかもしれません。

ここでウンチクです!
このキットの塗装指示はタミヤ製の塗料ナンバーで指示されていますが基本的に参考程度にして
実車に使用されている色を中心に考える事がより良い完成品になってくれます。
又、タミヤの指定の場合はエナメルかアクリルの指定になるのでラッカー系の塗料を使用する方には解りにくくなります。
例えばフラットアルミの指定は基本的にシルバーの艶無しを意味していますが、実車にタミヤのフラットアルミの色と
同じ色合いの場所は殆どありません。
艶の無いシルバーであれば、ガイアノーツのステンレスシルバーの方が美しく、それらしく見えます。
私の場合はエンジンブロックは基本的にシルバーに少量の黒かグレーを混ぜて塗装してから、半艶クリヤーなどでくすませて鋳造っぽく見せる事も多く、実車の写真を見て黒鉄色にシルバーと少量の白を混ぜて表現する場合もあります。

又、ブレーキディスクなどもクロームシルバーではなくガイアノーツのステンレスシルバーにグラデーション塗装を施せば一般車のブレーキディスクはかなりリアルになりますし、同じガイアのスターブライトジュラルミンを使用するとスポーツカーや高級車によく見る暗い色のブレーキディスクになります。
最近のF1や現代のスーパースポーツカーのフェラーリやランボルギーニなどはカーボンディスクです。簡単に表現するのであればこれもガイアのスターブライトアイアンに適量(好みや仕様にもよります)のブラックグレーなどを混ぜて艶を落とせば表現できます。

他にもダッシュボードなどはセミグロスブラックの指定ですが少量のグレーなどを混ぜて気持ちグレーがかった黒寄りの
ブラックグレーなどでダッシュボードを塗装した方がリアル感が出ます。
皆さんが指定色で塗装する事も問題ありませんが、少しでもリアル感を追求するのであれば是非塗装色に拘ってみてはいかがでしょう?
色々な色が自分で調色して塗装して出来る様になると楽しさが倍増します。これホントです。


さて製作です!
エンジンなど同じ色のパーツは基本的に予め接着をして成形するのが基本です。
エンジン本体はどのキットも両側張り合わせでの再現になりますが、ここで大切なのはキッチリ組み上げる事です。
各パーツのチリを合わせて隙間が出ないように成形します。
特にエンジンヘッドはエンジン本体の金型上の抜きテーパ(成型したランナーを型から射出する為、角度がつけられています)がある為に必ず成形しないとエンジンヘッドが傾いてしまいます。
そうならないように平たく、仮組を行って合わせていきます。


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各部のパーツの成型が終ったら全てのパーツにサーフェイサーを塗装してから本塗装をします。
エンジンブロックはクレオスのシルバー、ミッション部分はシルバーに黒鉄色を少量混ぜて、ブロックの違いを表現します。
(パーツが多いので各パーツの塗装は割愛させて頂き申し訳ありません。)


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さてここからが今回の目玉です!
エンジンにはやはり多種多用のコードがあります。そのすべてを再現しようとするとエンジンルーム内の補器類が全て
再現されていないととても難しいですし、自作するのも手ですがそこまではメンドクサイ!なんて方も多いですよね。
でも最小限の雰囲気は欲しい物です。
そこで今回はキットの持つ再現で最小限のパイピングディティールアップを施してみましょう。
まず一番再現したいのはやはりプラグコードではないでしょうか?
ここから参りましょう!

エンジンヘッドのにはプラグを再現したような突起がありますが、ここに差し込むことの出来るコードではスケール感が台無しです。
これをスケール感にあったコードを施します。

エンジンヘッドの突起部を全て切り取りとって切り取った部分に0.7mmの穴を開けます。
ちなみにこのパーツにサフが塗装されているのは皆さんが見やすくする為です。通常は加工後サフを塗装してください。


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次は使用するコードですが今回は0.7mmのリード線の芯を全て抜いておきます。このコードはプラグに差し込む口の表現に使用します。
この芯を抜いたコードの切り口に先の尖ったもの(罫書き針など)で少し口を広げてからコード本体になる0.38mmのコードを差し込みます。
差し込んだ後、抜けないように瞬間接着剤をほんの小量使用して接着をしておきます。これを5本作ります。
コードはパイピングに支障が無いようにやや長めに切っておきましょう。
コードは0.4mmでも大丈夫です。スケール感を損なわなければ皆さんのお手持ちの物で十分です。


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先ほど作ったコードをエンジンヘッドの塗装後差し込んで裏から瞬間接着剤で止めます。


これでエンジンヘッドの完成です。
ちなみにこのエンジンヘッドはエンジンブロックの色より濃いガンステンレスで塗装しています。
これで変化が付いて良いアクセントになります。 


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お次はディストリビューターの加工です。ここも予め突起を切り取っておきます。
ここは小さい物に穴を開ける作業ですが最も難しいかもしれません。
まずコードが0.38mmなので0.4mmのピンバイスで穴を5か所開けます。
簡単に開けるには開けたい場所に千枚通しの様な先の尖ったもので強く印を付けておき、その印がガイドになって
ピンバイスが開けたい場所から逃げる事を防いでくれるので穴をが開けやすくなります。

エンジンを組み立ててからディストリビューターの穴に差し込み瞬間接着剤で固定します。
ディストリビューターにパイピング施す際は中心の一本は別の所に取り付けるので周りの4か所に取り付けます。


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こんな感じになりました。
コードが付くともリアル感が出てきます。でもこれで終了では何か物足りませんのでもう一つ手を入れてみましょう。
エンジン関係に使われているゴム系のホースには外れないようにする為に金属のバンドが巻かれています。
このバンドはエンジンに程よいアクセントになり更にリアル感を与えてくれます。これを簡単に表現しましょう。


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今回はハセガワから販売されている金属表現用のミラーフィニッシュを使用して0.5mm程度の幅で細くカットします。
これを各ホースの両エンドに巻き付けて表現します。簡単でしょ?


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塗装が終了した各パーツをエンジン本体に取り付けて完成です。エンジンとしての雰囲気は十分ではないでしょうか。

ここで一つ!
今回完成したエンジンは前述した通り説明書のまま塗装していません。実車の資料を見て最も多い塗装を施しています。
エアークリーナーのパーツもキット説明書ではセミグロスブラックとフラットブラックの指定ですがエンジンヘッドの取り付け部はシルバーで塗装、クリーナー本体部はグロスの黒で塗装した方がリアル感が出ます。

模型の塗装のセオリーは色塗りではなく、その部品のもつ材質を表現することです。
ゴムはゴムらしい色、金属は金属質感、布は布っぽくって事が大切です。
又、経年劣化による古びた感じは単純に艶を消せば表現できる物ではありません。元の材質の質感を理解した上で
ゴムの経年劣化を表現する場合はグレーに塗装して所々にシミの様な形でグラデーションを塗装すると表現出来ますし、
金属は錆や塗装の剥がれなどを表現する上で塗装しなければリアル感は出ません。
要するに本物を表現する事がモデルの完成度を一気に上げてくれるという事でしょうか。
今回は当時に新車であった頃を表現をしていますので各パーツは美しく塗装しています。


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もう一つ効果的なディティールアップを行ってみましょう。
エンジンルームの前側に円筒のパーツがあります。実際のこの補器の機能は分かりませんが、実車ではこのパーツには太めのホースが付いています。これはアクセントとしても是非追加したい所です。
このホースは上面のモールのラジエター寄りの片側にのみに付いています。
まずそこにを0.4mmの穴開けます。その穴に同じ0.4mmの真鍮線で差し込み用のステーを瞬間接着剤で取り付けます。
その取り付け部分にアイボリーで盛るように塗装して一体感を表現し、その後ホースを接着します。
このホースはタミヤなどにプラグ用かバイクキットのアクセルワイヤーで使用しているコードを流用しています。

普段、他の完成したキットのコードなどはジャンク部品として保管して置くとこういった場所で活躍してくれます。


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ダッシュボードの製作です。
ここはそれほど難しくは無いので要点だけを御紹介します。
エンジンルームの後ろは空いているのでここにパネルを取り付けますが表面になる部分に押しピン跡が付ています。
両側の押しピン跡は隠れるので問題はありませんが真ん中の見える部分は消しておきましょう。
私は主にアルテコ瞬間接着パテを使用していますが、このパテは食いつきが非常に良いのと新品であれば乾燥時間が1分もかかりません。古くなるとやや乾燥時間が遅くなりますがそれでも他のパテの乾燥時間とは比べ物になりません。
私の作業の効率には絶対欠かせないアイテムです。


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ダッシュボードの組立です。
ここも特に難し部分はありませんが、ダッシュボードの両側にある通風孔は墨入れをして立体感を出します。
私はタミヤの墨入れ専用の塗料を使用しています。もちろんエナメル塗料を溶剤で薄めて使用しても大丈夫です。

ここで墨入れのウンチクです。
墨入れは本来パネルラインなどをハッキリ出してリアル感を高める技法ですが、たまに白い車に黒の墨入れをトランクやドアなどに入れる方がいます。
間違った方法ではありませんが余りにもハッキリしてしまいチープに見えてボディラインが台無しって事にもなりかねません。
実物は墨が入れてあるのでは無く、あくまで陰になっているだけです。
そこでより良い墨入れ方法を御紹介します。

一番良い方法ははスジボリを出来る限り深く入れて影が出る様な深さで表現するのが理想ですが、当然墨入れが好きな方も居るでしょうし、スジボリの苦手な方も居ると思います。そんな方にお勧めの方法です。

先ほど述べた通り、実物のパネルラインは陰によって暗く見えるのでボディカーラーに合った色で墨入れします。
例えば白い車ならグレーに白を多く入れて出来るだけボディ色より少しだけ暗い色を作り墨入れします。
黒であればブラックグレー、赤であれば赤にほんの僅かハルレッドを混ぜます。
黄色のボディであればデザートイエローに白を混ぜて使用するのも手です。いずれにしても目立ち過ぎないような色で墨入れするのがボディラインを壊さない方法です。
私の雑誌レビュー初期の時はどのプロモデラーもドアなどに墨入れをしていて私も同様だった時期もありましたが、
何となく墨入れに疑問を感じ、(私の過去の作品の殆どにドアなどのパネルに墨入れの表現はしておりません)
現在のスジボリに拘って深く掘ることによって影が出来る様にしてきました。
私の場合は今回のダッシュボードの通風孔やエンジンブロックを立体的に見せる、もしくはオイル汚れを表現する程度に
墨入れを使用しています。


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墨入れを拭き取って完成したダッシュボードです。
この塗装はダッシュボードセンターにアイボリーが使用してありますが説明書ではセミグロスブラックの指定です。
資料を見る限り殆どがこの仕様なのでこの色に塗装しています。
又、ハンドルの根元のパネルは別パーツで再現していますが、継ぎ目を消していないのではなく、実車も継ぎ目が
ハッキリ出ているのでこの表現になっています。
完成したダッシュボードをボディに取り付けますが出来るだけ隙間が出ないようにキッチリ取り付けましょう。


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エンジンをボディに組み込んで最後のパイピングです。
先ほど製作した太いパイプは取り付ける補器がありません。この場合はパイプを長めに作りエンジンの奥の方に上手く潜り込ませます。
ディストリビューターのもう一本のコードを電装品のパーツに穴を開けて取り付けます。


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エンジンルームはこれで完成です。
如何ですか?何となくリアルの見えませんか?
気合を入れて更にバッテリーのコードも取り付けると更にグレードアップします。是非チャレンジしてみて下さい。


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さて如何だったでしょうか?
途中エンジンパーツの塗装は割愛させて頂いたので消化不良かもしれませんね。
今回のディティールアップ方法や墨入れの技法は基本的な方法です。これをベースに色々な再現方法を考えてチャレンジして頂けると幸いです。

毎回沢山の方にコメントやメールを頂いて心より感謝します。
皆さんの暖かい言葉は雑誌でレビューだけをしていた時にはとても感じる事が出来ませんでした。
これからも色々な作例をこのブログで御紹介したいと思っています。

では次回は最終の第4回はシトロエンの完成になります。
室内の塗装、組み立て細部パーツの取り付けの予定です。是非ご覧ください。

 2015_09_10


お待たせしました! シトロエンDS19第2回です。
前回ボディ塗装が終了していますのでウレタン塗装になります。

さてこのウレタン塗装ですが、既に技法を御存知の方はここは飛ばして頂ければ結構ですが初めての方にウンチクを一言。
ラッカークリヤーでの仕上げも無論問題は無く美しい仕上がりを期待できますがワンランク上の仕上げをしてみては如何でしょう?
ウレタンクリヤーは2液の混合で科学的に硬化させる物で、平均的には天候にもよりますが48時間以上乾燥させれば
ほぼ研ぎ出しも可能なクリヤーです。

塗りっぱなしであればヌラっとした濡れた様な光沢が出ますし、研ぎ出しすれば独特の深みのある光沢が得られます。
又、ラッカー系のクリヤーは完全硬化までかなりの時間が必要です。
デカールが多いレーシングカーなどはラッカーの場合クリヤーの厚み次第では1か月以上も硬化するのに時間が必要ですが、ウレタンクリヤーはそれに比べ2〜3日でデカールが多い車でも仕上げまで研ぎ出しが出来ます。
硬化時の塗膜のヒケも殆どないので塗装終了時のままの状態で硬化してくれます。
ウレタンは気候の影響は余り受けないので雨天の時のラッカー系のカブリという表面がくすむ現象が起こりにくいのでクリヤー塗装が出来ますし、表面の塗膜は爪が当たった程度では傷もつきません。

難と言えば、エアーブラシを使用しなければ塗装が出来ません。
缶スプレーも販売されていますが基本的に実車用、又は屋外用の塗料しかありません。
一応模型に使う事も出来ますが、缶スプレーの中で2液を混合させるのですぐに使い切らないと残りは自然に硬化し使用できません。
又、模型用のウレタンではないので表面の塗膜が硬く研ぎ出しも大変ですし、身体に吸い込むと余り良くありません。
エアーブラシは混合にチョット慣れが必要ですが数回塗装して慣れれば問題ない程度です。
もう一つは基本的にタミヤ製などの接着剤は使用できません。
ボディ表面にパーツを取り付ける際は瞬間接着剤、又はエポキシ接着剤を使用しなけれなりません。
最後はラッカー系に比べて価格がやや高いという事でしょうか?
以上がウレタンの主な特徴です。

さて前置きはこの程度で早速塗装しましょう!
私がここ十数年使用しているのが精密屋のウレタンです。
3液がセットになって販売されています。
使用方法は主剤に対し硬化剤を10%入れて希釈液で15%程度薄めるのですが
私は基本的に硬化剤は多めに15%程度入れています。希釈も20%程度を入れて使用しています。

よくあるのがウレタン塗装中に表面がザラつく事があります。これは希釈が少ないか、エアーブラシの気圧が高すぎる場合です。
コンプレッサーの種類にもよりますが気圧計の付いたタイプで少し低めで塗装してください。
個人的な好みもありますので自分の最適な設定を見つけてみて下さい。
(エアブラシとコンプレッサーの詳しい説明については前回のセリカの製作を御参考にして下さい)


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先ほども述べましたがウレタン塗料は殆どヒケが出ないのでヒケを考えて厚く塗装する必要はありません。
全体に平均な適度な厚みで塗装するのがコツです。
尚、カドやフチなどは研ぎ出しで地が出やすいので気持ち厚めに塗装しておくのも大切です。

ここで裏技です。
ウレタンの塗装後、表面が少しゆず肌っぽくなった場合などは塗装が終わった時点で
希釈液のみを表面にエアブラシで塗装します。この希釈液が表面のウレタンを溶かして滑らかにしてくれます。
これはあくまで裏技ですので、自信が無い方はおやめ下さい。

これからが本番! 研ぎ出しです!
私が使用している研ぎ出し用のクロスです。
一枚の大きい布なので適度な大きさにカットして使用しますがお好みの大きさで大丈夫です。
横にあるタミヤの接着剤は大きさの比較ですこの程度の大きさが使用しやすいでしょう。

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まず最初は2000番のペーパーでゆず肌を無くし表面を平滑にするのが目的です。
ペーパーをかけ過ぎて下地が出ないようにカドやフチは余り強くかけずに状態を見ながら丁寧にペーパーで磨きます。
ここでのポイントはシトロエンのエンブレムにはペーパーがけはせず、エンブレムを避けてペーパーがけをすることです。
下手にペーパーがけをしてウレタンが薄くなってコンパウンド磨きの途中デカールを痛めない為にも避けておきます。
コンパウンド磨きだけでも十分に光ってくれます。


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磨き出しです。
ここが最後の肝になると言っても過言ではないでしょう!

さて参ります!
コンパウンドを使用するのですが、コンパウンドはメーカーによって使用感が異なります。
例えば3000番程度の番数の同じコンパウンドでもメーカーによってシリコンが多く入るものと少ない物、
入っていない物では磨く時の滑らかさが違ってきます。
当然個人の好みがありますのでメーカーについてはお好みをご使用して下さい。
ちなみに私はタミヤ製の細目かスジボリ堂の粗目を使用して最初の磨きを始めています。
今回はボディが黒なのでとにかくヘアラインの様な傷も出来る限り磨かなければなりません。
最初の磨きが肝心です。丁寧に出来る限り磨きますが力を入れすぎると下地が出てしまうのでくれぐれも慎重に行います。
ちゃんと磨けると粗目や細目でも映り込みが出来るほどの光沢が出ます。
この状態であれば美しい黒い光沢が得られるはずです。
今回使用したのはスジボリ堂の粗目のみでこの状態に仕上げています。


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さて仕上げの磨きです。今度はタミヤの仕上げ用を使用して新しい布で丁寧に優しく磨いていきます。
この時点でライトが映り込むのが見えますでしょうか? ここからが最後の仕上げの目安です。
私は特に磨く方法は拘っていませんが縦方向と横方向を同じ回数磨いて少しでもヘアラインの傷を取るように
工夫して磨き込みます。
最終的には布自体が傷を入れる可能性もあるので優しく磨きます。


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研ぎ出し終了です。どうでしょう? この輝き! スタンドのライトが美しく映りこんでいます!
ボディの側面も十分な輝きが出来ました。
溝などに入ったコンパウンドのカスを筆などで綺麗に取り除きお掃除します。
これで終了ですがこれからの作業でボディを何度も触るので傷を付けないように丁寧に扱いましょう。
指紋などは後で拭き取れば大丈夫です。今は綺麗に磨いたボディを眺めて酒でも飲んで自分の技術に浸ってウットリしましょう!


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次は内装の塗装です。
今回のキットはドアが開きます。天井やピラー内側など余り見えないのでそのままの状態の方が多いとは思いますが
リアル感を少しでも演出するのであればそういう場所の塗装も大切だと思います。
やはり実車と同じような内装を表現しましょう。
マスキングをして塗装をしますが基本的に内側から塗装をするので最低限度のマスキングをしておきます。


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塗装後の吹きこぼしの処理はコンパウンドかエナメルシンナーで落とすことが出来ます。
エナメルシンナーを使用しても大丈夫かって?
大丈夫なんです。完全硬化したウレタンの表面にはエナメルは反応しません。
この程度の吹きこぼしは綿棒にエナメルシンナーを含ませて軽く拭き取ります。


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次はシャシーの組み立てです。
この車のシャシーは殆どが半艶の黒です。こういう場合は塗装を楽にする為に予めパーツを接着します。
ここで一つだけ注意です。この車にはハイドロニューマチックという油圧サスペンションを搭載しています。
このサス特有のボールがくっついたシリンダーの様なパーツがありますが、
このパーツは黒く塗装してある物とグリーンに塗装されているのもあります。
グリーンに塗装される方は別に塗装して組み立てます。
中には先端部分をペンキで丸く手塗りで塗られた個体もあるようですがこれは好みで塗装します。
今回は私の持っている資料が黒なので予め接着します。


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リヤアクスルなどのパーツにはパーティングラインがあります。カッターの背で軽く削り1000番程度のサンドペーパーで仕上げておきます。


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特にリヤのタイヤハウスの前部には泥除けのパーツが付きます。
これも同じ半艶黒なので予め接着するのですが先に取り付けてもタイヤが入るかどうかを確認します。
今回は問題が無いようなので全て接着した状態でサーフェイサーを塗装します。

サフの塗装の仕方はボディと同じですが、フェンダーの内側など奥まった部分も丁寧にサーフェイサーを塗装します。
サーフェイサーの塗装が終了したらエアブラシか缶スプレーで半艶黒に塗装し一部裾の部分がシルバーなのでこれも塗装します。


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ここで簡単なディティールアップです。
このキットのマフラーエンドにはマフラーの穴がありません。
0,5mm程度のピンバイスで丁寧に穴を開けてマフラーらしく再現します。
ある程度の深さがあった方がリアリティがアップします。

次にマフラー前部のパーツは触媒のパーツを予め接着して継ぎ目を綺麗に処理します。
このマフラーのパイプ部分には両側にパーティングラインがあります。
これもカッターの背でカンナがけをしてからペーパーがけして出来るだけ丸いパイプに見える様成形しサーフェイサーで下地を塗装します。

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成形はここで終了です。
マフラーはシルバーなのですがただシルバーだけでは味気もありません。
ここは少しだけリアルにする為にグラデーションを入れてみましょう。
触媒の両端と継ぎ目に軽く入れるだけで印象が変わるのが解りますでしょうか?
更にリアルにしたい方は全体的に茶色っぽく強めにグラデーションを入れて錆の表現をすれば完璧でしょう。
今回は新車の表現としてこの程度に留めます。


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マフラーとボディのアンダーカバーを取り付けてシャーシーは完成です。
タイヤもスムースに入れる事が出来ました。


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今回は写真が多い分長くなってしまいましたがご理解頂けましたか?
正直な所もっと写真を入れようとも考えましたが長くなりすぎるので割愛させて頂きました。
次回はエンジンの組み立てとディティールアップ、ダッシュボードの組み立てとボディの一部組立を予定しています。

今回も十分理解が出来たと思って頂けたらポチッとお願いします。
このポチッの数が理解頂けているバロメーターになっていますので是非宜しくお願いいたします。
又、いつもの通り理解が出来ない方はお気軽にご質問ください。

では次回まで暫くお待ちください。



 2015_09_06


大変ご無沙汰致しました。
お楽しみハウツーの再開です!今後のハウツーをどうしようかと色々考えた末、今回は新しいキットに着手する事にしました!
勿論セリカも今後は時々行いますが暫くは新しいキットを進めて行こうと思います。
さて前置きはこの辺で早速キットの御紹介です。今回ハウツーで使用するのは発売されたばかりのエブロ製の名車シトロエンDS19です。
元々クラッシックカーが好きなのでこの手の車に挑戦してみようと考えてみました。
又、以前頂いたご意見を出来るだけ反映しようと考えた末、シトロエンDS19に盛り込もうと考えました。
勿論ボディカラーは黒、エンジンパイピングも施し。ウレタン研ぎ出し、多少のディティールアップってところでしょうか?
今回はおさらいも含め初めての方の参考になる様ハウツー本が出来るほどの内容で
じっくり取り組んで行きたいと思います。最後の完成まで行うので是非ご参考にして下さい。
初心者以外の方は「もう知ってるよ~」って部分はすっ飛ばして頂くか適当にご覧ください。


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さてこのシトロエンDS19キット内容ですがボンネット開閉、今日珍しくドアまで開閉できるタイプで室内まで見事に再現された好キットです。
窓のサッシはメッキ仕上げで質感も十分、独特のボディ形状も見事に再現しています。
この手の車があまり好きではない方も自分の技量をアップするのにも最適なキットと言えそうです。
部品点数は多少多めですが、最新のキットですのでストレス無く組めそうです!

でも正直な所、キットの値段が高くなったな~とよく考えます。
売れない分一個当たりの単価が上がるのは当然ですが、これでは今まで以上にモデラーが居なくなってしまうようで悲しい気分にもなります。
今では輸入キットの方が安く、国産は高いイメージになってきていますよね。
日本の模型業界の先はかなり不安な状態であることは皆さんご存知の通りですが、このままでは更に不安が加速しそうです。


さて気分を変えて始めましょう!最初はボディと外装パーツの下地処理とサーフェイサー塗装です。

最初はパーツの切出しです、ボディの構成を考えてボディカラーのパーツを切出しておきます。
ここでゲートからの切取り注意点です。ニッパーは必ず刃の平たい方をパーツに側にして約1㎜程度パーツ側にゲートを残して切り取りましょう。
その後残っているゲートをカッターで丁寧に切取ったあと1000番程度のペーパーで仕上げ処理をします。
カッター処理の途中などでゲート部分を切り取り過ぎたり、穴が開いてしまった場合は瞬間接着剤、又はアルテコ瞬間パテ
などで少量盛り付けてサンドペーパーで修正しましょう。


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次はパーティングライン処理です。前回同様パーティングラインの入っている場所に黒のマーカーで印を入れてみました。
パーティングラインが解りにくい方、ご参考にどうぞ。


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1000番のペーパーでボディ形状を変えない様、丁寧に処理します。


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ボディ表面にあるパーティングラインは全て処理するのは当然ですが、更に美しくするためにあまり見えない部分もチョット拘ってみましょう。
窓枠や屋根の開いている部分の淵にもパーティングラインはあります。ここも1000番で形を変えないように軽くペーパーがけします。


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他にもボディの下面やフェンダーアーチの部分にもパーティングラインがあるんです。
カッターの背を利用して軽くカンナがけの要領で小さなバリを取って綺麗な裾やフェンダーアーチを作ります。
最後はここもペーパーで処理して滑らかにします。
全て終了したら指の先で撫でてみると滑らかになっているのが解ります。
今回のキットはかなり出来の良い綺麗なボディなので殆ど判りません。特に無理に行わなくとも良いのですが、古いキットはバリがそれなりに出ているので、こういう場所の処理も手を抜かずに処理して美しいボディに仕上げましょう。


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最後はスジボリです。
全体的はそれほど悪くないのですが、やはりドア上部などはやや筋が浅い様です。
ここはやはりスジボリをしてしっかりしたラインを作った方が良いですし、
リヤのトランクのパネルラインももう少し深い方が良いのでトランクのラインもスジボリをします。


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しっかり入りました。

いよいよサーフェイサーの塗装です。
サーフェイサーはいわゆる液状のパテです。細かい傷などをこのこの液状のパテが埋めてくれるので大切な作業です。
おまけに塗装の下地を作る上でも大切で塗装の食いつきも助けてくれます。
私は缶スプレーのサフを使用していますが出来る方はエアブラシでのサフ塗装でも大丈夫です。
私の場合は1/24以上のスケールのカーモデルには缶スプレーのサフを使用して、それ以下のスケールの場合はエアブラシでのサフ塗装をしていますが基本的には模型自身の持つディティ―ルの細かさで決めています。
1/72などの戦闘機などはエアブラシでのサフ塗装をしますが、1/32の航空機モデルには缶スプレーでの対応をしています。
又サーフェイサーには細かさが違うものがありますので、ディティールの細かい物には番数の多いサーフェイサーを使用するのが良いと思います。
いずれにしてもサーフェイサーは厚く塗装せず出来る限り薄く塗装するのがコツです。


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さてボディ塗装です。
今回は黒いボディにしますが、元々黒は隠ぺい力が高いので何度も塗り重ねをする必要がありません。
薄くムラなく塗装出来れば十分です。私はエアブラシで塗装していますが自信のある方は缶スプレーの黒でも十分です。


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ボディが塗装出来たら一部ディティール塗装をしておきます。
ボディ側面のセンターとリヤのピラーが説明書にはフラットアルミの塗装指定になっています。
ここはシルバーで塗装して艶を落とす方法で対処するので予め塗装しておきます。
今回もウレタン仕上げにするので、以前御紹介したようにウレタンの上から塗装してもしっかり塗膜が定着しません。
先に塗装してからシルバーの部分を半艶か艶消しクリヤーで最後に光沢を落とす方法にします。
又、ボディが黒の為にシルバーの粒子が付着すると目立ってしまいボディが台無しです。
そうならないように十分なマスキングをしておきましょう。


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最後の仕上げはデカールです。市販車の為にデカールは少しです。
ウレタンでコーティングするのでリヤトランクのシトロエンのエンブレムは予め貼っておきます。

さてここでデカールの切り取り方です。デカールは台紙の厚みの半分ほど切り込んでから丁寧に表面だけ剥がします。
この方法だとデカールがバラバラにならず最後まで一枚の台紙で保管が出来ますし水の浸透も早いので効率的です。
デカールは水の中に付けっぱなしにするのではなく水に浸した後、容器の側面などに貼り付けて待ちます。
こうしておくとデカールの糊が流れて張り付けが弱くなることがありませんしデカールを取り出す際に
デカール自体が折れたり曲がったりしないので安全です。
又、デカールの水取りは私は筆で吐き出すように水を抜きますが、綿棒で貼り付けを行う方はくれぐれも綿棒の糸ゴミが
デカールの糊でくっつかないように気をつけて下さい。
位置は幸いエンブレムのモールがあるのでその上に貼り付けてデカールフィッターを薄く塗って馴染ませます。


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今回は屋根をホワイトにしてみました。ホワイトと言ってもピュアホワイトではなくこの時代の白はアイボリーがかった
ホワイトなので調色して塗装しています。
このカラーはホワイトをベースに黄色や少量の茶色を数滴程度入れるだけで出来ますが、個人のお好みでお好きなホワイトを調色して塗装してください。
他にもボディと同色もあるので個人のお好みで塗装します。

これでボディ関係の塗装は終了です。
次はいよいよウレタン塗装です。


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さて如何でしたか?
前回のラリーカーに比べると作業はグッと少なくのですが基本は同じです。
説明が足りない部分もあったかもしれませんので良く理解が出来なかった場合は気軽にコメントをお願いします。
出来るだけ解りやすくご説明しますので宜しくお願いいたします。

次回はウレタン塗装と研ぎ出し、シャシー塗装などを考えています。
1週間以内にアップしますので暫くお待ちください。
良く理解出来たと思った方は是非ポチッと拍手を入れて頂けたら幸いです。
では次回まで~。

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プロフィール

keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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