こんにちは! 角文観光押田運送第4弾の御時間でございます!
今回は随分更新が遅くなり申し訳ありませんでした。業務が立て込んで中々作業が進まず更新の間が空いてしまい申し訳ありませんでした。
先月モデルカーズで掲載させて頂いた「あぶない刑事 R35GTR」をワンダーフェスティバルでも展示させて頂いた所、非常に高い評価を頂きました。特にボディカラーについては大変高い評価を頂きこの場を借りてお礼申し上げます。
又、モデルカーズをご覧になった方のお声にもお礼申し上げます。
では早速参りましょう! 最初の作業はサイドバンパー製作です。
パーツを見て驚き! もの凄いヒケです。おまけにゴミまでくっついて残念な仕上がり、、、、。
この手のトラックはサイドバンパーも大切な装飾の一つです。斜めに見たときサイドスカートが波をうっていては台無しです。
ここはメッキを剥がして化粧直しと参りましょう。

まずは漂白剤に漬けこみメッキを剥がします。ものの数分で綺麗に剥がれます。
表面の黄色っぽい部分はメッキの下地のクリヤー塗装です。この塗膜を剥がすつもりで平滑面を出しますが、パテを使わず削って平滑面を出します。
治具を使用しないと平面が出ません。適当な治具にサンドペーパーを両面テープで固定して丁寧に表面を磨きます。
特に長いパーツはヒケがかなり深いので大変ですが、角や端がだれない様に丁寧にペーパーがけします。
どうせメッキを剥がしたのですから裏面の押しピン跡もアルテコ瞬間接着パテで埋めて処理します。


綺麗に処理できました。
ここからが本番です。表面はミラーフィニッシュを貼り込んで再現しますが裏側は必要ありません。
実車も裏側は表面と同じ光沢ではありません。裏側のみサーフェイサーを塗装してシルバーで塗装仕上げ、更にクリアコートをしておけば十分です。
又、裏側には取り付けステーが付くのでこの方が接着強度が保てます。

表面ですが殆ど塗料が乗っていない状態です。ミラーフィニッシュを貼る以上塗装は必要ないのですが表面の状態は重要です。
ミラーフィニッシュの貼り付きを強くする為にも表面は光沢気味になっている方が理想です。
塗料が表面に巻き込んで多少付いているのですがこれを綺麗にペーペーで磨いて落とします。
2000番のペーパーでしっかり磨き上げ滑らかで綺麗な表面を作ります。その上からミラーフィニッシュを貼り込むわけです。
更にしっかり貼り付けたければ薄く光沢クリアーを塗装するのも良いのですが、サフが無い以上クリヤー塗膜の定着が余り良好ではありません。
ミラーフェニッシュの貼り直し中にクリヤー塗膜が剥がれる危険性もあるので御注意下さい。
危険性を回避するなら最初の方法で表面を処理し、物足りない様でしたらコンパウンドで磨いて光沢を出した方が確実です。

ミラーフィニッシュを貼りこみます。作業は平面ですので簡単です。
適当な大きさにカットして空気やゴミが入らないように片側からゆっくり指の腹を使って押し付けながら伸ばすように貼り込みます。
貼り込みが終了したら四隅をカットして側面を貼り込みます。
簡単のカットするには余った部分を平滑な台やテーブルの上で写真の様にバンパーに沿って切ると綺麗に切れます。
これで綺麗なサイドバンパーが完成しました。





説明書にバンパー取り付けステーの位置寸法が記載されていますが私の予想が的中!
説明書の寸法では微妙に位置が違い、安定した状態で接着出来ません。
床板の取り付ける部分の実寸を計り床下に合わせて取り付けます。

デカールを貼ります。
このデカールはスカートの長さより約1mm強程短く出来ています。これは足りないのではなく実車も両端に届いていないからです。
又、裾部分もメッキの部分を残すのが正しい位置になります。
私も最初は戸惑いましたが、実車を見て確認すると良く理解できます。貼り位置は説明書に記載されていません。
メーカーは初心者の為にも貼位置を説明書に記載した方が良いのでは?
又、メッキの上にデカールを貼る作業はチョット注意が必要です。メッキの表面は塗装の表面と違い非常に平滑でデカールがとても食いつきやすい状態です。
定位置に貼り付ける為にバンパーの上でずらそうとしても動きにくいのでデカールを破ったりしかねません。
そこで滑りを良くする為に、デカール水に中性洗剤を数滴入れて貼り込みます。これで十分メッキ上でも移動するので定位置に貼りやすくなります。
ちなみに写真のデカール表面に泡が付いているのは中性洗剤です。貼り終えて乾燥したら真水で表面を必ず洗い流しましょう。


デカールを貼り終えたらやはり表面の保護はしておきたいものです。
ラッカークリヤーの場合はプライマー塗装してからクリヤー塗装になります。でも私は相変わらずウレタンクリヤーで保護します。
こういった平たいパーツであれば研ぎ出しもしやすいのでデカールの段差を取り美しく仕上げてみるのも手です。
面倒な方は吹きっぱなしでも大丈夫でしょう。

サイドバンパーステーのゲート処理をします。
ステーはメッキなのでシルバーでタッチアップしても良いのですがチョットグレードアップしましょう。
下の写真はステーの裏側ですが、ゲートの跡がハッキリ残っています。そこにミラーフィニッシュを小さく切って巻いて隠します。
メッキも色合いがあるので全く同じとはいきませんが、塗装するより綺麗なはずです。
一部だけ色合いが変わるのが嫌な方はステーの端から端まで一気に巻いてしまうのも手です。この方が全く判りません。


ここで他の部分も御紹介します。
後輪フェンダーの表側にもゲートが出来ます。この部分は表側なので塗装では辛いですよね〜。
そういう場合はゲートの部分だけではなくチョット広めに処理して端から端まで隠れるようにミラーフェニッシュを貼り込みます。
これで全く分かりません。
如何ですか? 手間はかかりますが見た目は抜群に綺麗ではありませんか。
メッキのゲート処理については御悩みの方が多いのではないでしょうか? タミヤなどは出来る限り表面にゲートが無いような工夫やアンダーゲート処理がなされていますが他のメーカーではまだまだ通常のゲートも多い様です。今回のキットはアンダーゲートになっているパーツとそうでないパーツが混在しているので、組立途中で表側に出る部分はやはり処理をしなくてはなりません。
そういった意味でもミラーフィニッシュを上手に使うのは必要なテクニックではないでしょうか?
以前はモデラーズ製のメタルックという金属箔もあり、私にとっては大切なアイテムで以前からゲート処理は基本的に貼って隠すと言う方法をとっていました。
現在はメタルックは販売されていませんのでこのハセガワ製ミラーフェニッシュを多用していますが、少々お値段が高いのが残念です。
ただモデラーにとっては強い味方になってくれる事は間違いありません。

ここで余談ですが、以前他のモデラーさんに聞かれたのでここで御説明します。
私の使用しているピンセットを見て「先が尖っているようですがどこの製品ですか?」という質問を頂きました。
実はこのピンセットはタミヤ製なんです。
私はピンセットを新しく購入した時点でヤスリ等を使用して先を加工しています。
これは自分の好みなのですが、掴みやすく挟んでいても飛んだりしないように加工しています。
先端はやや薄く、千枚通し並みの加工をしているので今回のようなミラーフィニッシュを貼る場合は台紙から剥がす際や掴む時に非常に使い勝手が良く重宝します。
ちなみにこのピンセットは14年使用しており、先が丸くなると磨き直しを何度も行っているので板前さんの包丁の様に
だんだん短くなってきています。他の鶴首や長いピンセットも同じ加工がしてあるのでその時の状況で使い分けます。
オリジナルの自分専用ツールは作業に大きな効果を生みます。是非皆さんも自分専用ツールを作ってみてはいかがでしょうか。


次は冷凍機です。
特に難しくは有りませんので指示のまま塗装して組み立てますが、一点だけ注意です。
前面の格子の冷却用の穴はエナメルの半艶又は艶消しで墨入れの技法を利用して塗装した方が綺麗に仕上げる事が出来ます。
この冷凍機はサイドバンパーを取り付けないと位置が決まらず取り付け出来ません。くれぐれも先に接着しないようにしてください。
バリューデコトラしか製作したしたことが無い方はヘビーフレイトの冷凍機の再現力は驚くのではないでしょうか?
(バリューデコトラの場合は一発成形で後ろはスカスカなタダの箱です)

ホイールのディティールアップです。
元々ホイールのセンターキャップ自体が実車の物ではなくこれも流用パーツです。
実車は3点止めですがキットは4点止め、更に三菱のマークが入りますがこれも無し、やや面倒なのでこれは流用パーツを使用しますが一つだけ拘ってみました。
実車のセンターキャップはキットとは違い一回り小さい物が付いています。そのせいでハブの赤い色がキャップの周りに見えます。
キットをそのまま組むとキャップのパーツがピッタリなのでその再現が出来ません。
そこでキャップの下を約2.5mmほどシャーシと同じ赤を塗装して組み立てます。そうするとどうでしょう?
ホイール自体がメッキなので赤い色が反射してキャップ周辺が赤く見えるようになりました。
でも次回作る際はキャップは新造したいですね〜。


後方の助手席側に付く細長い収納箱ですが、実車はFUSOのエンブレムが貼られています。キットでは再現が無いので他のキットのインレットマークを拝借して貼り付けてから文字の周りに墨入れをして再現します。

床下に付くパーツが一通り完成出来たら取付です。
ここで又問題が発生! 実車に近い表現をしようとすると各パーツが所定の位置に取り付けが出来ません。
後方の工具箱も実車の位置に取り付けようとするとスペアタイヤが邪魔で取付出来ません。最初に工具箱を取り付けてから
タイヤのホイール裏にスペーサーを入れて少し下げて取り付けます。
尚、この時点では外れる事を懸念して荷台のドレンホースは取り付けていません。このホースは完成時最後に取り付けます。
このキットの難点は説明書の説明が足りない事でしょうか? 各機器の取り付け場所がハッキリ明記されていないので仮組を何度も行い適切な場所に取り付けなければなりません。
このキットは良く見てみると専用パーツがかなり少なく、流用パーツが多いのでしょうがないのかも知れません。
床下の完成した様子です。
正直な所、どこまで実車に近いのか不安ですが、解る限り再現してみましたがまだまだ手を入れる事は出来そうです。





如何でしたか? 今回のポイントは床下は説明書のままではやや不自然なので実寸で各機器を取付る事です。
又、メッキのゲート処理はミラーフィニッシュを貼って隠すのが一番です。出来る限りゲート処理を綺麗にしてから貼るのがコツです。
しかしトラック模型は楽しいですね〜。起業する前は資金稼ぎに大型トラックで長距離輸送をしていたこともあり元々大型トラックが好きなのですが、何より大きい分完成時の迫力が好きです。
ただ大きさゆえに1/32だという事が寂しいです。出来れば1/24なら他の乗用車と並べる事も出来るのにな〜って思ってしまいます。
模型好きは時に大きさには拘っていない方が多い様です。
私自身大きいモデルが好きなので飛行機モデルは1/48、1/32が殆どで1/72は極僅かしか持っていません。
カーモデルは当然1/24が多いですが1/12のモデルもかなり多く、バイクは1/6、船舶模型は1/350がほぼ全てです。
中にはポケール製の1/8アベンタドールや最近発売された1/4ドカティパニガーレなどもあるので置き場所も大変です。
人間が小さいから大きなものに憧れるんでしょうな〜。
次回は完成になる予定ですが、急に業務が立て込んでいて都合上キャブの完成のみになるかもしれません。
更新を楽しみにしている方には本当に申し訳ありませんが何卒ご理解ください。
ですがどんなに業務に追われていても御質問には最速でお答えします。お気軽に御質問ください。
では皆さん!楽しい模型ライフをエンジョイしてください。
今回も御理解頂けたり少しでも御評価頂けたらポチッとお願い致します。
では又次回まで。
今回は随分更新が遅くなり申し訳ありませんでした。業務が立て込んで中々作業が進まず更新の間が空いてしまい申し訳ありませんでした。
先月モデルカーズで掲載させて頂いた「あぶない刑事 R35GTR」をワンダーフェスティバルでも展示させて頂いた所、非常に高い評価を頂きました。特にボディカラーについては大変高い評価を頂きこの場を借りてお礼申し上げます。
又、モデルカーズをご覧になった方のお声にもお礼申し上げます。
では早速参りましょう! 最初の作業はサイドバンパー製作です。
パーツを見て驚き! もの凄いヒケです。おまけにゴミまでくっついて残念な仕上がり、、、、。
この手のトラックはサイドバンパーも大切な装飾の一つです。斜めに見たときサイドスカートが波をうっていては台無しです。
ここはメッキを剥がして化粧直しと参りましょう。

まずは漂白剤に漬けこみメッキを剥がします。ものの数分で綺麗に剥がれます。
表面の黄色っぽい部分はメッキの下地のクリヤー塗装です。この塗膜を剥がすつもりで平滑面を出しますが、パテを使わず削って平滑面を出します。
治具を使用しないと平面が出ません。適当な治具にサンドペーパーを両面テープで固定して丁寧に表面を磨きます。
特に長いパーツはヒケがかなり深いので大変ですが、角や端がだれない様に丁寧にペーパーがけします。
どうせメッキを剥がしたのですから裏面の押しピン跡もアルテコ瞬間接着パテで埋めて処理します。


綺麗に処理できました。
ここからが本番です。表面はミラーフィニッシュを貼り込んで再現しますが裏側は必要ありません。
実車も裏側は表面と同じ光沢ではありません。裏側のみサーフェイサーを塗装してシルバーで塗装仕上げ、更にクリアコートをしておけば十分です。
又、裏側には取り付けステーが付くのでこの方が接着強度が保てます。

表面ですが殆ど塗料が乗っていない状態です。ミラーフィニッシュを貼る以上塗装は必要ないのですが表面の状態は重要です。
ミラーフィニッシュの貼り付きを強くする為にも表面は光沢気味になっている方が理想です。
塗料が表面に巻き込んで多少付いているのですがこれを綺麗にペーペーで磨いて落とします。
2000番のペーパーでしっかり磨き上げ滑らかで綺麗な表面を作ります。その上からミラーフィニッシュを貼り込むわけです。
更にしっかり貼り付けたければ薄く光沢クリアーを塗装するのも良いのですが、サフが無い以上クリヤー塗膜の定着が余り良好ではありません。
ミラーフェニッシュの貼り直し中にクリヤー塗膜が剥がれる危険性もあるので御注意下さい。
危険性を回避するなら最初の方法で表面を処理し、物足りない様でしたらコンパウンドで磨いて光沢を出した方が確実です。

ミラーフィニッシュを貼りこみます。作業は平面ですので簡単です。
適当な大きさにカットして空気やゴミが入らないように片側からゆっくり指の腹を使って押し付けながら伸ばすように貼り込みます。
貼り込みが終了したら四隅をカットして側面を貼り込みます。
簡単のカットするには余った部分を平滑な台やテーブルの上で写真の様にバンパーに沿って切ると綺麗に切れます。
これで綺麗なサイドバンパーが完成しました。





説明書にバンパー取り付けステーの位置寸法が記載されていますが私の予想が的中!
説明書の寸法では微妙に位置が違い、安定した状態で接着出来ません。
床板の取り付ける部分の実寸を計り床下に合わせて取り付けます。

デカールを貼ります。
このデカールはスカートの長さより約1mm強程短く出来ています。これは足りないのではなく実車も両端に届いていないからです。
又、裾部分もメッキの部分を残すのが正しい位置になります。
私も最初は戸惑いましたが、実車を見て確認すると良く理解できます。貼り位置は説明書に記載されていません。
メーカーは初心者の為にも貼位置を説明書に記載した方が良いのでは?
又、メッキの上にデカールを貼る作業はチョット注意が必要です。メッキの表面は塗装の表面と違い非常に平滑でデカールがとても食いつきやすい状態です。
定位置に貼り付ける為にバンパーの上でずらそうとしても動きにくいのでデカールを破ったりしかねません。
そこで滑りを良くする為に、デカール水に中性洗剤を数滴入れて貼り込みます。これで十分メッキ上でも移動するので定位置に貼りやすくなります。
ちなみに写真のデカール表面に泡が付いているのは中性洗剤です。貼り終えて乾燥したら真水で表面を必ず洗い流しましょう。


デカールを貼り終えたらやはり表面の保護はしておきたいものです。
ラッカークリヤーの場合はプライマー塗装してからクリヤー塗装になります。でも私は相変わらずウレタンクリヤーで保護します。
こういった平たいパーツであれば研ぎ出しもしやすいのでデカールの段差を取り美しく仕上げてみるのも手です。
面倒な方は吹きっぱなしでも大丈夫でしょう。

サイドバンパーステーのゲート処理をします。
ステーはメッキなのでシルバーでタッチアップしても良いのですがチョットグレードアップしましょう。
下の写真はステーの裏側ですが、ゲートの跡がハッキリ残っています。そこにミラーフィニッシュを小さく切って巻いて隠します。
メッキも色合いがあるので全く同じとはいきませんが、塗装するより綺麗なはずです。
一部だけ色合いが変わるのが嫌な方はステーの端から端まで一気に巻いてしまうのも手です。この方が全く判りません。


ここで他の部分も御紹介します。
後輪フェンダーの表側にもゲートが出来ます。この部分は表側なので塗装では辛いですよね〜。
そういう場合はゲートの部分だけではなくチョット広めに処理して端から端まで隠れるようにミラーフェニッシュを貼り込みます。
これで全く分かりません。
如何ですか? 手間はかかりますが見た目は抜群に綺麗ではありませんか。
メッキのゲート処理については御悩みの方が多いのではないでしょうか? タミヤなどは出来る限り表面にゲートが無いような工夫やアンダーゲート処理がなされていますが他のメーカーではまだまだ通常のゲートも多い様です。今回のキットはアンダーゲートになっているパーツとそうでないパーツが混在しているので、組立途中で表側に出る部分はやはり処理をしなくてはなりません。
そういった意味でもミラーフィニッシュを上手に使うのは必要なテクニックではないでしょうか?
以前はモデラーズ製のメタルックという金属箔もあり、私にとっては大切なアイテムで以前からゲート処理は基本的に貼って隠すと言う方法をとっていました。
現在はメタルックは販売されていませんのでこのハセガワ製ミラーフェニッシュを多用していますが、少々お値段が高いのが残念です。
ただモデラーにとっては強い味方になってくれる事は間違いありません。

ここで余談ですが、以前他のモデラーさんに聞かれたのでここで御説明します。
私の使用しているピンセットを見て「先が尖っているようですがどこの製品ですか?」という質問を頂きました。
実はこのピンセットはタミヤ製なんです。
私はピンセットを新しく購入した時点でヤスリ等を使用して先を加工しています。
これは自分の好みなのですが、掴みやすく挟んでいても飛んだりしないように加工しています。
先端はやや薄く、千枚通し並みの加工をしているので今回のようなミラーフィニッシュを貼る場合は台紙から剥がす際や掴む時に非常に使い勝手が良く重宝します。
ちなみにこのピンセットは14年使用しており、先が丸くなると磨き直しを何度も行っているので板前さんの包丁の様に
だんだん短くなってきています。他の鶴首や長いピンセットも同じ加工がしてあるのでその時の状況で使い分けます。
オリジナルの自分専用ツールは作業に大きな効果を生みます。是非皆さんも自分専用ツールを作ってみてはいかがでしょうか。


次は冷凍機です。
特に難しくは有りませんので指示のまま塗装して組み立てますが、一点だけ注意です。
前面の格子の冷却用の穴はエナメルの半艶又は艶消しで墨入れの技法を利用して塗装した方が綺麗に仕上げる事が出来ます。
この冷凍機はサイドバンパーを取り付けないと位置が決まらず取り付け出来ません。くれぐれも先に接着しないようにしてください。
バリューデコトラしか製作したしたことが無い方はヘビーフレイトの冷凍機の再現力は驚くのではないでしょうか?
(バリューデコトラの場合は一発成形で後ろはスカスカなタダの箱です)

ホイールのディティールアップです。
元々ホイールのセンターキャップ自体が実車の物ではなくこれも流用パーツです。
実車は3点止めですがキットは4点止め、更に三菱のマークが入りますがこれも無し、やや面倒なのでこれは流用パーツを使用しますが一つだけ拘ってみました。
実車のセンターキャップはキットとは違い一回り小さい物が付いています。そのせいでハブの赤い色がキャップの周りに見えます。
キットをそのまま組むとキャップのパーツがピッタリなのでその再現が出来ません。
そこでキャップの下を約2.5mmほどシャーシと同じ赤を塗装して組み立てます。そうするとどうでしょう?
ホイール自体がメッキなので赤い色が反射してキャップ周辺が赤く見えるようになりました。
でも次回作る際はキャップは新造したいですね〜。


後方の助手席側に付く細長い収納箱ですが、実車はFUSOのエンブレムが貼られています。キットでは再現が無いので他のキットのインレットマークを拝借して貼り付けてから文字の周りに墨入れをして再現します。

床下に付くパーツが一通り完成出来たら取付です。
ここで又問題が発生! 実車に近い表現をしようとすると各パーツが所定の位置に取り付けが出来ません。
後方の工具箱も実車の位置に取り付けようとするとスペアタイヤが邪魔で取付出来ません。最初に工具箱を取り付けてから
タイヤのホイール裏にスペーサーを入れて少し下げて取り付けます。
尚、この時点では外れる事を懸念して荷台のドレンホースは取り付けていません。このホースは完成時最後に取り付けます。
このキットの難点は説明書の説明が足りない事でしょうか? 各機器の取り付け場所がハッキリ明記されていないので仮組を何度も行い適切な場所に取り付けなければなりません。
このキットは良く見てみると専用パーツがかなり少なく、流用パーツが多いのでしょうがないのかも知れません。
床下の完成した様子です。
正直な所、どこまで実車に近いのか不安ですが、解る限り再現してみましたがまだまだ手を入れる事は出来そうです。





如何でしたか? 今回のポイントは床下は説明書のままではやや不自然なので実寸で各機器を取付る事です。
又、メッキのゲート処理はミラーフィニッシュを貼って隠すのが一番です。出来る限りゲート処理を綺麗にしてから貼るのがコツです。
しかしトラック模型は楽しいですね〜。起業する前は資金稼ぎに大型トラックで長距離輸送をしていたこともあり元々大型トラックが好きなのですが、何より大きい分完成時の迫力が好きです。
ただ大きさゆえに1/32だという事が寂しいです。出来れば1/24なら他の乗用車と並べる事も出来るのにな〜って思ってしまいます。
模型好きは時に大きさには拘っていない方が多い様です。
私自身大きいモデルが好きなので飛行機モデルは1/48、1/32が殆どで1/72は極僅かしか持っていません。
カーモデルは当然1/24が多いですが1/12のモデルもかなり多く、バイクは1/6、船舶模型は1/350がほぼ全てです。
中にはポケール製の1/8アベンタドールや最近発売された1/4ドカティパニガーレなどもあるので置き場所も大変です。
人間が小さいから大きなものに憧れるんでしょうな〜。
次回は完成になる予定ですが、急に業務が立て込んでいて都合上キャブの完成のみになるかもしれません。
更新を楽しみにしている方には本当に申し訳ありませんが何卒ご理解ください。
ですがどんなに業務に追われていても御質問には最速でお答えします。お気軽に御質問ください。
では皆さん!楽しい模型ライフをエンジョイしてください。
今回も御理解頂けたり少しでも御評価頂けたらポチッとお願い致します。
では又次回まで。
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