こんにちはZX14の第4弾最終回の御時間です。
最初にこのZX14Rの作例の中で使用した専用ディティールアップパーツは入手が困難だとお話ししましたが、現在はまだ入手が出来る様です。使用してみたい方は早めに御入手ください。
この前、公園で子供たち5〜6人が集まっているのを見かけました。元気に公園で遊んでいるんだな〜なんて思っていたら、皆が円に座ってスマホでゲームをしているんです。もちろん会話はしていません。
何とも複雑な気持ちになりました。私もスマホは利用していますがゲームをしたことは1度もありません。
ゲームが悪いと思っているのではなく、何故小学生の子供たちが体を使って遊ぶことをせず、公園でゲームをしているのかが分かりませんでした。
以前、家内と二人で焼肉屋さんに行った時も、隣の席のカップル2人とも焼肉をつまみながらスマホを延々と長時間いじっているんです。
勿論会話はありません。その二人は恋人同士だと思いますがこれが今の恋愛の姿なのでしょうか?
テレビで某バス会社の運転手が、スマホをいじりながら高速を運転しているのが報道されて大きな問題になりました。
電車に乗れば乗客の大半が携帯をいじっているし、未だ歩きスマホは無くならず、自転車を運転しながらのスマホも一向に無くなりません。
携帯電話は人を良くも悪くも変えてしまいました。こんな事を思っている私が愚かなのでしょうか?
一体世の中どうなってしまったのでしょう? どこに向かっているんでしょう? そんなことを考える今日この頃です。
ちなみに先ほどの小学生、4時間後に同じ場所を通ったらまだ同じ状態でした。
さて気分を変えて参りましょう!
前回製作したエンジンとフレーム、リヤアクスルの合体です。
雰囲気が出てきましたね〜。メカニカルなこの状態はオートバイモデルの一つの醍醐味ではないでしょうか?
私自身この状態が一番楽しくなってきます。
とりあえず両側の状態をご覧ください。


さて、これからディティールアップの作業です。
メーター関係にはデカールを貼って再現するのがオートバイの定番スタイルですね。前回モデルカーズで製作したHONDA CB400Fはメーターに保護用のガラスパーツがセットされていて驚きましたが、やはり今までのバイクキットには再現されていません。
この保護用のガラスを再現してみましょう。
至って簡単な作業です。透明の0.3mmのプラ板に5mmのポンチで丁寧に抜きます。これで保護板が出来ます。
問題は接着方法ですが、ガラスの周辺を接着するのは至難の業ですし、流し込み接着剤で接着するとデカールを侵してしまい危険です。又、接着剤が十分でないとデカールとガラス面に空気が残ってしまい見た目が綺麗ではありません。
そこでエポキシ接着剤を使用します。
デカールの上にエポキシ接着剤を少々多めに塗ります。その上にガラスパーツを置いて接着剤が広がって周辺にハミ出さない程度に押さえます。これで空気が入らず綺麗な透明感が出来る訳です。
大切なのはエポキシ接着剤の量です。接着するガラス面に十分広がる程度の量にすることです。少ないと接着剤が広がり切れず空気が残ったままになり見た目が綺麗にはなりません。
失敗してもエポキシ接着剤は硬化時間が長いので保護ガラスを一度取り外して再接着出来ます。ガラスの大きさを考えて適切な量を塗ってください。
今回のZX14はセンターに情報用の液晶がありますが、実車では上面を全て覆うように保護ガラスが付いています。今回は液晶パネルとメーターのみに留めました。
写真を見て頂くとメーターの表面が光っているのが解ります。この方法はカーモデルのダッシュボードでも同じ方法で保護ガラスが再現出来ます。それほど難しくもないので是非チャレンジして下さい。




メーターとタンクを取り付けてみました。かなりバイクらしくなってきました。

次はマフラーです。
写真を見て頂くとエキゾーストパイプの裏面にかなり大きな押しピン跡が残ってます。
エキパイ自体はタミヤの綺麗なメッキがかかっているので使用したいのですが、やはりこの押しピン跡は気になりますしパーティングラインの所で半分に割ったようなメッキのかかり方なので、上面から見ると違和感が出てしまいます。
やはりマフラーのパーティングラインや接着ラインは無い方が綺麗ですよね。という事でメッキを剥がしてしまいましょう。
メッキを剥がす方法は皆さんご存知ですよね。漂白剤に漬けるだけです。
綺麗に剥がれたらパーティングラインと押しピン跡を綺麗に処理してサフを塗装します。


マフラーの塗装です。
今までオートバイのマフラーは焼き色を付けたり色々チャレンジして来ましたが、今回はノーマルマフラーなので派手には出来ません。
標準のエキパイはチタンゴールドの様な色なのでチタンゴールドで塗装すれば問題は無いと思います。
中には使用感を演出したい方もいらっしゃると思います。その場合は、濃いブラウン系の塗料でエキパイの湾曲部分にグラデーション塗装を施し、同系の色でドライブラシをかけるとそれらしくなって雰囲気が出てきます。
今回は新車の設定ですので、チタンゴールド塗装後エキパイの付け根部分などに薄っすらと黒でグラデーション塗装をかけて仕上げています。
写真では解りににくいでしょうが目視では少しだけ入っているんです。
エキパイの分岐後方部分は表面を2000番のペーパーでツルツルの表面に仕上げた後、メッキシルバーで塗装して仕上げています。
メッキシルバーを塗装の際は下地が大切です。表面が荒れていたり塗装の粉がのっていると綺麗な表面にはなりません。
面倒でも出来る限る綺麗な下地を作って塗装してください。


サイレンサー部分もメッキを剥がしているので、接着後接合部分を綺麗に処理して仕上げておきます。
実車もサイレンサーはメッキ仕上げなのでここは得意のミラーフィニッシュを貼り込みます。
前後のパーツは取り付けずにサイレンサーの筒のみに貼り込む方が綺麗に仕上がります。
貼り込む際にミラーフィニッシュにゴミが付かない様に注意して取り付け部分を避け少しずつ貼り込みます。

写真の様に取り付け部分を避けて前後に余りが出る様に貼り込み、良く切れるカッターで丁寧に切り取ります。
ミラーフィニッシュの継ぎ目は内側に来るようにしてください。元々ミラーフィニッシュの継ぎ目は余り判りませんので継ぎ目は目立ちません。
これで継ぎ目のないサイレンサーが完成しました。
本体への取り付け部分は大半が隠れてしまうので、シルバーで塗装すれば取り付けた後も殆ど分からなくなり違和感がありません。



もう一つ小さい部分にも手を入れましょう!
リヤブレーキペダルのペダル部分の形状が棒状になっています。これは押しピンがペダル外側にあるのでこういった形状になったものだと思います。
カッターを使用して丸い棒状から平たく加工します。これで本来の形になってくれました。



マフラーを組み込んで各パーツを組み立ててみました。
マフラー如何ですか? メッキを剥がして塗装したエキパイですがそれほどの違和感は有りませんよね。
サイレンサーのミラーフィニッシュの貼り込み状態も綺麗に仕上がってこれも違和感はありません。
もちろんメッキの光沢には敵いませんが模型としては十分ではないでしょうか?

サイドスタンドには0.5mmの真鍮線でフックを作りミニスプリングを取り付けてディティールアップしてみました。
リアル感の向上に繋がったと思います。

ハンドルにも手をいれます。
アクセルワイヤーを取り付ける部分の形状が上面に向いています。実車は横に曲がって向いているのでこれを再現します。
アクセルワイヤーの基部そのものの形状は少し違いますが、ワイヤーが横を向くだけで雰囲気が変わります。この作業は簡単ですので是非お勧めです。
元のコード差し込み部分を切り取り、0.5mmのピンバイスで穴を開け真鍮線を差し込み再現します。
この時実車はブレーキマスターとブレーキレバーがパイプで繋がっているので、レバーとマスターにそれぞれ真鍮線を差し込んでおきます。
この後、通常に塗装してパイピングを施せばリアル感が出ます。

ハンドルが完成しました。
マスターとレバーが繋がっているのが解りますでしょうか? もちろんクラッチ側も同じです。
繋がっているパイプにメッキっぽい色が見えるのはコードの両側にミラーフィニッシュを細く貼りバンドを再現しているからです。

ハンドルを取り付けてパイピングを施しました。
写真では見にくいと思いますがアクセルワイヤーのハンドル側を見て頂くと繋いでいる状態が解ります。
細いコードを繋ぐために一回り太めのコードをコネクターに見立てて繋いでいます。
実車もコードが接続されている部分は殆どコネクターによって繋がっています。小さな部分ですがコードが細く出来てスケール感の向上に役立ってくれるので、是非チャレンジしてみてください。

全てのカウルを装着して完成です。
バックのシチュエーションが非常に良くないので申し訳ありませんが完成したバイクをご覧ください。
一つ気になったのがサイドスタンドを使用して立たせた場合、バイクの傾斜が強すぎる様です。今後はこの部分も改修しなければいけませんね。


今回でZX14は終了です。
如何でしたでしょうか? 私的には今回の作例は心残りがかなり多かった気がします。
実は御紹介し忘れてたのがタイヤのパーティングラインを処理してありますがその部分が抜け落ちてしまいました。
他にも多々そういった部分があるのが心残りです。
又、車種の選定が悪かったのか今回のオートバイの作例は他のトラックなどに比べ皆さんの御興味もイマイチの様で、皆さんの求めている作例では無かった様な気がします。
次は同じオートバイでもGPマシンを製作してみようとは思いますが、反省も含め十分な検討が必要だと感じました。
ですがGPマシンを製作する場合も今回の一般車の作例は必ず参考になる部分があると思います。参考になる部分があった場合は是非今後の模型製作時に応用してみて下さい。
次回のキットの製作は決まっていません。今回の反省を踏まえて皆さんに興味が持って頂けるような作例を考えようと思います。
皆さんに更に御興味を持って頂けるよう精進しようと思います。
最後に九州地震の被災者の方々に一日も早い平常の日々が訪れる様心からお祈りいたします。
微力ではありますが出来る限りの募金や御支援をさせて頂ければと思います。
では今回も御賛同頂けたらポチッとお願い致します。
最初にこのZX14Rの作例の中で使用した専用ディティールアップパーツは入手が困難だとお話ししましたが、現在はまだ入手が出来る様です。使用してみたい方は早めに御入手ください。
この前、公園で子供たち5〜6人が集まっているのを見かけました。元気に公園で遊んでいるんだな〜なんて思っていたら、皆が円に座ってスマホでゲームをしているんです。もちろん会話はしていません。
何とも複雑な気持ちになりました。私もスマホは利用していますがゲームをしたことは1度もありません。
ゲームが悪いと思っているのではなく、何故小学生の子供たちが体を使って遊ぶことをせず、公園でゲームをしているのかが分かりませんでした。
以前、家内と二人で焼肉屋さんに行った時も、隣の席のカップル2人とも焼肉をつまみながらスマホを延々と長時間いじっているんです。
勿論会話はありません。その二人は恋人同士だと思いますがこれが今の恋愛の姿なのでしょうか?
テレビで某バス会社の運転手が、スマホをいじりながら高速を運転しているのが報道されて大きな問題になりました。
電車に乗れば乗客の大半が携帯をいじっているし、未だ歩きスマホは無くならず、自転車を運転しながらのスマホも一向に無くなりません。
携帯電話は人を良くも悪くも変えてしまいました。こんな事を思っている私が愚かなのでしょうか?
一体世の中どうなってしまったのでしょう? どこに向かっているんでしょう? そんなことを考える今日この頃です。
ちなみに先ほどの小学生、4時間後に同じ場所を通ったらまだ同じ状態でした。
さて気分を変えて参りましょう!
前回製作したエンジンとフレーム、リヤアクスルの合体です。
雰囲気が出てきましたね〜。メカニカルなこの状態はオートバイモデルの一つの醍醐味ではないでしょうか?
私自身この状態が一番楽しくなってきます。
とりあえず両側の状態をご覧ください。


さて、これからディティールアップの作業です。
メーター関係にはデカールを貼って再現するのがオートバイの定番スタイルですね。前回モデルカーズで製作したHONDA CB400Fはメーターに保護用のガラスパーツがセットされていて驚きましたが、やはり今までのバイクキットには再現されていません。
この保護用のガラスを再現してみましょう。
至って簡単な作業です。透明の0.3mmのプラ板に5mmのポンチで丁寧に抜きます。これで保護板が出来ます。
問題は接着方法ですが、ガラスの周辺を接着するのは至難の業ですし、流し込み接着剤で接着するとデカールを侵してしまい危険です。又、接着剤が十分でないとデカールとガラス面に空気が残ってしまい見た目が綺麗ではありません。
そこでエポキシ接着剤を使用します。
デカールの上にエポキシ接着剤を少々多めに塗ります。その上にガラスパーツを置いて接着剤が広がって周辺にハミ出さない程度に押さえます。これで空気が入らず綺麗な透明感が出来る訳です。
大切なのはエポキシ接着剤の量です。接着するガラス面に十分広がる程度の量にすることです。少ないと接着剤が広がり切れず空気が残ったままになり見た目が綺麗にはなりません。
失敗してもエポキシ接着剤は硬化時間が長いので保護ガラスを一度取り外して再接着出来ます。ガラスの大きさを考えて適切な量を塗ってください。
今回のZX14はセンターに情報用の液晶がありますが、実車では上面を全て覆うように保護ガラスが付いています。今回は液晶パネルとメーターのみに留めました。
写真を見て頂くとメーターの表面が光っているのが解ります。この方法はカーモデルのダッシュボードでも同じ方法で保護ガラスが再現出来ます。それほど難しくもないので是非チャレンジして下さい。




メーターとタンクを取り付けてみました。かなりバイクらしくなってきました。

次はマフラーです。
写真を見て頂くとエキゾーストパイプの裏面にかなり大きな押しピン跡が残ってます。
エキパイ自体はタミヤの綺麗なメッキがかかっているので使用したいのですが、やはりこの押しピン跡は気になりますしパーティングラインの所で半分に割ったようなメッキのかかり方なので、上面から見ると違和感が出てしまいます。
やはりマフラーのパーティングラインや接着ラインは無い方が綺麗ですよね。という事でメッキを剥がしてしまいましょう。
メッキを剥がす方法は皆さんご存知ですよね。漂白剤に漬けるだけです。
綺麗に剥がれたらパーティングラインと押しピン跡を綺麗に処理してサフを塗装します。


マフラーの塗装です。
今までオートバイのマフラーは焼き色を付けたり色々チャレンジして来ましたが、今回はノーマルマフラーなので派手には出来ません。
標準のエキパイはチタンゴールドの様な色なのでチタンゴールドで塗装すれば問題は無いと思います。
中には使用感を演出したい方もいらっしゃると思います。その場合は、濃いブラウン系の塗料でエキパイの湾曲部分にグラデーション塗装を施し、同系の色でドライブラシをかけるとそれらしくなって雰囲気が出てきます。
今回は新車の設定ですので、チタンゴールド塗装後エキパイの付け根部分などに薄っすらと黒でグラデーション塗装をかけて仕上げています。
写真では解りににくいでしょうが目視では少しだけ入っているんです。
エキパイの分岐後方部分は表面を2000番のペーパーでツルツルの表面に仕上げた後、メッキシルバーで塗装して仕上げています。
メッキシルバーを塗装の際は下地が大切です。表面が荒れていたり塗装の粉がのっていると綺麗な表面にはなりません。
面倒でも出来る限る綺麗な下地を作って塗装してください。


サイレンサー部分もメッキを剥がしているので、接着後接合部分を綺麗に処理して仕上げておきます。
実車もサイレンサーはメッキ仕上げなのでここは得意のミラーフィニッシュを貼り込みます。
前後のパーツは取り付けずにサイレンサーの筒のみに貼り込む方が綺麗に仕上がります。
貼り込む際にミラーフィニッシュにゴミが付かない様に注意して取り付け部分を避け少しずつ貼り込みます。

写真の様に取り付け部分を避けて前後に余りが出る様に貼り込み、良く切れるカッターで丁寧に切り取ります。
ミラーフィニッシュの継ぎ目は内側に来るようにしてください。元々ミラーフィニッシュの継ぎ目は余り判りませんので継ぎ目は目立ちません。
これで継ぎ目のないサイレンサーが完成しました。
本体への取り付け部分は大半が隠れてしまうので、シルバーで塗装すれば取り付けた後も殆ど分からなくなり違和感がありません。



もう一つ小さい部分にも手を入れましょう!
リヤブレーキペダルのペダル部分の形状が棒状になっています。これは押しピンがペダル外側にあるのでこういった形状になったものだと思います。
カッターを使用して丸い棒状から平たく加工します。これで本来の形になってくれました。



マフラーを組み込んで各パーツを組み立ててみました。
マフラー如何ですか? メッキを剥がして塗装したエキパイですがそれほどの違和感は有りませんよね。
サイレンサーのミラーフィニッシュの貼り込み状態も綺麗に仕上がってこれも違和感はありません。
もちろんメッキの光沢には敵いませんが模型としては十分ではないでしょうか?

サイドスタンドには0.5mmの真鍮線でフックを作りミニスプリングを取り付けてディティールアップしてみました。
リアル感の向上に繋がったと思います。

ハンドルにも手をいれます。
アクセルワイヤーを取り付ける部分の形状が上面に向いています。実車は横に曲がって向いているのでこれを再現します。
アクセルワイヤーの基部そのものの形状は少し違いますが、ワイヤーが横を向くだけで雰囲気が変わります。この作業は簡単ですので是非お勧めです。
元のコード差し込み部分を切り取り、0.5mmのピンバイスで穴を開け真鍮線を差し込み再現します。
この時実車はブレーキマスターとブレーキレバーがパイプで繋がっているので、レバーとマスターにそれぞれ真鍮線を差し込んでおきます。
この後、通常に塗装してパイピングを施せばリアル感が出ます。

ハンドルが完成しました。
マスターとレバーが繋がっているのが解りますでしょうか? もちろんクラッチ側も同じです。
繋がっているパイプにメッキっぽい色が見えるのはコードの両側にミラーフィニッシュを細く貼りバンドを再現しているからです。

ハンドルを取り付けてパイピングを施しました。
写真では見にくいと思いますがアクセルワイヤーのハンドル側を見て頂くと繋いでいる状態が解ります。
細いコードを繋ぐために一回り太めのコードをコネクターに見立てて繋いでいます。
実車もコードが接続されている部分は殆どコネクターによって繋がっています。小さな部分ですがコードが細く出来てスケール感の向上に役立ってくれるので、是非チャレンジしてみてください。

全てのカウルを装着して完成です。
バックのシチュエーションが非常に良くないので申し訳ありませんが完成したバイクをご覧ください。
一つ気になったのがサイドスタンドを使用して立たせた場合、バイクの傾斜が強すぎる様です。今後はこの部分も改修しなければいけませんね。


今回でZX14は終了です。
如何でしたでしょうか? 私的には今回の作例は心残りがかなり多かった気がします。
実は御紹介し忘れてたのがタイヤのパーティングラインを処理してありますがその部分が抜け落ちてしまいました。
他にも多々そういった部分があるのが心残りです。
又、車種の選定が悪かったのか今回のオートバイの作例は他のトラックなどに比べ皆さんの御興味もイマイチの様で、皆さんの求めている作例では無かった様な気がします。
次は同じオートバイでもGPマシンを製作してみようとは思いますが、反省も含め十分な検討が必要だと感じました。
ですがGPマシンを製作する場合も今回の一般車の作例は必ず参考になる部分があると思います。参考になる部分があった場合は是非今後の模型製作時に応用してみて下さい。
次回のキットの製作は決まっていません。今回の反省を踏まえて皆さんに興味が持って頂けるような作例を考えようと思います。
皆さんに更に御興味を持って頂けるよう精進しようと思います。
最後に九州地震の被災者の方々に一日も早い平常の日々が訪れる様心からお祈りいたします。
微力ではありますが出来る限りの募金や御支援をさせて頂ければと思います。
では今回も御賛同頂けたらポチッとお願い致します。
スポンサーサイト
こんにちは長江です!
ZX14R第3回です。今回は時間を空けずに更新が出来ました!
九州が大変な時にこんな事やってていいのか? とも迷いました。
ですがお待ち頂いている方の為にも更新しました。
では早速参りましょう! エンジン関係になります。テクニカルな部分が多く出てきますので御参考にして下さい。
まず最初はフレームから行いましょう!
フレームは左右貼り合わせなので2パーツです。特に難しくも無いのでここは割愛させて頂きますが、前回同様専用のエッチングパーツを使用してチョットだけディティールアップします。
今回のブログ中で行うディティールアップは、他のバイク模型製作時にエッチングを使用する際にも十分利用できる方法です。テクニックの一つとして参 考にして下さい。

フレームの左右に付くステップガードは、キットのままだと実車の物に比べかなり厚みがあります。裏側から削り薄々加工を施してからスリットに穴を開けて再現する方法が手軽で簡単です。いずれにしても薄く仕上げるだけで実感が出るので是非手を入れてみて下さい。
私は今回は切り取とってエッチングに交換します。この時、気を付けなければならないのはステップガードの取り付け部まで切り取ってしまわない事です。
切り取ってしまうと新規のステップガードが取付出来なくなります。下の写真の様に取り付け部を残して切り取ります。
(見やすくするためにフレームは黒で塗装してあります)

使用するステップガードはフレームに瞬間接着剤で貼り付けるのが普通ですが、取り付け部の面積が小さい為しっかり固定出来ないと思われます。
そこでステップガードの取り付け部にあるボルトの表現部分に0.4mmのピンバイスで穴を開けておきます。
開け終わったらオリジナルのパーツと同じように曲げて形を作ります。

フレームに少量の瞬間接着剤で仮固定をしてフレーム側にステップガードの穴をガイドに穴を開けます。

穴を開け終わったらリベットを差し込み裏から瞬間接着剤で固定します。これで十分な強度は保てますし見た目もグレードアップします。
先ほども述べましたがこういったパーツが無い場合はステップガードの裏を削り、折れない程度の厚みまで削るのが良い方法です。

さていよいよエンジン本体です。
エンジンは同じ塗装指定がある場合は、一緒に塗装してしまう方が時間短縮や手間の軽減にもなります。予め同じ塗色になる部分は接着して組み立てておくのがベストです。
タミヤ製なので特にパーツが合わないなんてことはありませんが、やはり多少は手を入れないと綺麗な仕上がりにはなりません。
特にエンジンヘッドと本体に目視で解るほどの隙間があります。
この程度の隙間でも接着力が不足して外れてしまう事もあります。やはりエンジンには隙間が有ってはいけませんよね。
この隙間を綺麗に面一にしましょう。

まずは本体のボス(接着の時部品同士がずれないようにする出っ張り)を切り取ります。このエンジンの形であればボスが無くても取り付けミスは無いと思うので思い切って切り取りましょう。

サンドペーパーを平らな治具に貼り付けて表面を削って平らにします。エンジンヘッドも同様に接着面をサンドペーパーで平らに処理します。

簡単ですよね。これで綺麗に合いました。

エンジンを組み立てました。ここも特に難しくもなく指定された通りに組めば問題はありません。
カウルの無いバイクであればエンジンに使用されているボルトを全て削り取り、ディティールアップ用のボルトを差し込めばグレードアップしますが、このバイクの場合は完成後は見えなくなるのでこれで良しとしました。
一つだけ手を入れたのはコード類です。キットに付属しているコードはとにかく太い! 場所によってコードは変えた方がリアリティが出ます。
コードの交換方法は後ほど御紹介致します。


エンジン本体は完成しました。これからが更にリアルなディティールアップを行いますが、前もお話ししたようにこのキット専用のディティールアップパーツは現在入手が出来ません。再販を待つしかないので申し訳ないですが、ディティールアップパーツを使用した場合のパーツの違いなどを参考にして頂ければ幸いです。
まずはディスクブレーキです。実車のブレーキディスクを見てみましょう。


金属製のブレーキディスクには必ずブレーキパッドの擦り傷があります。これを再現すると驚くほどリアリティが増します。
最近はハセガワやタミヤのレーシングバイクのディティールアップパーツが豊富で、その中にもディスクブレーキが入っていることが多いと思います。
レーシングバイクの場合はブレーキディスク自体がカーボン製なのでこの方法は使用出来ませんが、今回の様な一般車やカーモデルに使用できる簡単なディスクブレーキのディティールアップを御紹介します。
リューターの先に固定して180番のサンドペーパーで傷を入れるだけです。目視で解る方がリアリティが出ます、具合を見ながら慎重に入れましょう。
リューターへの固定はリューターによって違いますが、簡単な方法はプラ板などを使用して土台を作り両面テープで固定するのが一番簡単です。
カーモデルの場合はブレーキキャリパーの部分が欠けているエッチングも多いので、この方法の方が簡単に作業が出来ます。

終了したブレーキディスクです。光の当たっている部分を見て頂くと良く解ると思います。
裏も同じ方法で傷を入れます。

キットのブレーキディスクとの比較です。一目瞭然ですよね。
厚みもキットの物の半分以下ですし金属感も十分です。こういったディティールアップパーツを使用しない場合の簡単なディティールアップ方法ですが、ブレーキディスクに本来開いている穴をピンバイスで開ける方法があります。墨入れで再現も良いのですがこの方法の方が一番簡単で見栄えが大きく向上します。
この方法は先月のモデルカーズのR35GTRにも使用しています。
R35 GTRの詳細はこちらから


完成したブレーキディスクをホイールに取り付けてみました。
ブレーキディスクの光具合が金属感を演出しているのでリアル感が出ましたよね。

お次はチェーンです。
専用ディティールアップパーツの中にスプロケットとチェーンが入っていたので交換してみました。
ですがこの車両のチェーンは金色を使用しているのに付いていたのはシルバーのチェーンセットです。塗装も考えましたが元から金色の方が見栄えが良いので、スプロケットのみ使用してチェーンはホビーデザイン製のヤマハYZR M1用のチェーンを使用しました。
前側のスプロケットはヤマハの物を使用していますが、ギアーボックスの中に納まって見えなくなるのであえてZX14の物を使用しませんでした。
写真のスプロケットにはまだボルトが付いていませんが、この後六角ボルトを取り付けました。

リヤアクスルが完成しました。チェーンが変わっただけで見栄えが大きく変わったのがお判りでしょうか?
スプロケットの金属感もそうですが後方から見た際にチェーンが透けているのでかなりリアルになっています。
私が思うにはオートバイのディティールアップの中で最も効果が高いのは、コードの交換とワイヤーホイールのリム張りだと考えていますが、このチェーン交換は製作するバイクに合ったパーツが入手さえ出来ればかなり高いリアル効果が演出できます。

実車の写真です。現在は金色のチェーンは使用されていませんが各部の色合いは御参考になるのではないでしょうか?
スプロケットの色やチェーンなど是非参考にして下さい。

フロントフォークのディティールアップです。これも専用ディティールアップパーツを使用しています。
現在リリースされているレーシングバイクのキットは有り難い事に殆どこのフロントフォークのディティールアップパーツが販売されています。
特にタミヤ製の場合は純正のパーツが販売されているのでとても嬉しい事です。
オートバイの完成時に最も目立つ効果になる、フロントフォークのディティールアップはやはり金属感でしょう。
特にインナーチューブの金属感はかなりリアルな効果を出してくれるので是非交換してみて下さい。
又、整形上のパーティングラインが無いので、整形して形が悪くなり楕円の様な状態になる事もありません。少々お値段が高いのが気になりますが効果は絶大です。是非チャレンジしてみて下さい。

出来上がったパーツを組んでみました。なんともリアルですね〜。

今回はここまでです。次回は完成になります。
今回の作例はオートバイ模型のディティールアップをしない方には余り興味が湧かなかったり、難しいと感じる方には申し訳ありません。
ですが御参考にして頂ければ本当に好きなバイク模型を製作する際にディティールアップパーツの使用時に役立ってくれます。
使用した専用ディティールアップパーツは無くてもリベット交換するだけで雰囲気はかなり良くなりますし、ブレーキディスクもピンバイスで穴を開けるだけで透けた感じが演出できるので効果的ですがやはり手間はかかります。
手間を惜しまない事が完成度を上げる事に繋がるのではないでしょうか?
又、トラック模型でもカーモデルでも素敵な完成品にするテクニックは一つのジャンルのみへの興味ではなく、色々なジャンルの模型製作を通して様々な表現方法を習得して、臨機応変に製作する事が模型製作の向上に繋がります。
私がいつも模型製作時に重点を置いているのが「表現」です。塗装は塗り絵ではありません、
その物の持つ質感を再現する事です。布は布らしく、金属は金属らしく、ゴムはゴムらしくって事でしょうか。
私の様に金属のディティールアップパーツを使用しなくても塗装方法だけでも十分な表現が出来ます。
是非、塗装に拘って模型製作してみて下さい。
では次回、完成ですが次作の案が決まっていません。皆さんが見てみたい御希望があればメッセージかコメントで御意見下さい。
最も多い希望のキットを製作してみたいと思います。では次回逢いしましょう!
今回も御理解頂けた様でしたらポチッとお願い致します。
ZX14R第3回です。今回は時間を空けずに更新が出来ました!
九州が大変な時にこんな事やってていいのか? とも迷いました。
ですがお待ち頂いている方の為にも更新しました。
では早速参りましょう! エンジン関係になります。テクニカルな部分が多く出てきますので御参考にして下さい。
まず最初はフレームから行いましょう!
フレームは左右貼り合わせなので2パーツです。特に難しくも無いのでここは割愛させて頂きますが、前回同様専用のエッチングパーツを使用してチョットだけディティールアップします。
今回のブログ中で行うディティールアップは、他のバイク模型製作時にエッチングを使用する際にも十分利用できる方法です。テクニックの一つとして参 考にして下さい。

フレームの左右に付くステップガードは、キットのままだと実車の物に比べかなり厚みがあります。裏側から削り薄々加工を施してからスリットに穴を開けて再現する方法が手軽で簡単です。いずれにしても薄く仕上げるだけで実感が出るので是非手を入れてみて下さい。
私は今回は切り取とってエッチングに交換します。この時、気を付けなければならないのはステップガードの取り付け部まで切り取ってしまわない事です。
切り取ってしまうと新規のステップガードが取付出来なくなります。下の写真の様に取り付け部を残して切り取ります。
(見やすくするためにフレームは黒で塗装してあります)

使用するステップガードはフレームに瞬間接着剤で貼り付けるのが普通ですが、取り付け部の面積が小さい為しっかり固定出来ないと思われます。
そこでステップガードの取り付け部にあるボルトの表現部分に0.4mmのピンバイスで穴を開けておきます。
開け終わったらオリジナルのパーツと同じように曲げて形を作ります。

フレームに少量の瞬間接着剤で仮固定をしてフレーム側にステップガードの穴をガイドに穴を開けます。

穴を開け終わったらリベットを差し込み裏から瞬間接着剤で固定します。これで十分な強度は保てますし見た目もグレードアップします。
先ほども述べましたがこういったパーツが無い場合はステップガードの裏を削り、折れない程度の厚みまで削るのが良い方法です。

さていよいよエンジン本体です。
エンジンは同じ塗装指定がある場合は、一緒に塗装してしまう方が時間短縮や手間の軽減にもなります。予め同じ塗色になる部分は接着して組み立てておくのがベストです。
タミヤ製なので特にパーツが合わないなんてことはありませんが、やはり多少は手を入れないと綺麗な仕上がりにはなりません。
特にエンジンヘッドと本体に目視で解るほどの隙間があります。
この程度の隙間でも接着力が不足して外れてしまう事もあります。やはりエンジンには隙間が有ってはいけませんよね。
この隙間を綺麗に面一にしましょう。

まずは本体のボス(接着の時部品同士がずれないようにする出っ張り)を切り取ります。このエンジンの形であればボスが無くても取り付けミスは無いと思うので思い切って切り取りましょう。

サンドペーパーを平らな治具に貼り付けて表面を削って平らにします。エンジンヘッドも同様に接着面をサンドペーパーで平らに処理します。

簡単ですよね。これで綺麗に合いました。

エンジンを組み立てました。ここも特に難しくもなく指定された通りに組めば問題はありません。
カウルの無いバイクであればエンジンに使用されているボルトを全て削り取り、ディティールアップ用のボルトを差し込めばグレードアップしますが、このバイクの場合は完成後は見えなくなるのでこれで良しとしました。
一つだけ手を入れたのはコード類です。キットに付属しているコードはとにかく太い! 場所によってコードは変えた方がリアリティが出ます。
コードの交換方法は後ほど御紹介致します。


エンジン本体は完成しました。これからが更にリアルなディティールアップを行いますが、前もお話ししたようにこのキット専用のディティールアップパーツは現在入手が出来ません。再販を待つしかないので申し訳ないですが、ディティールアップパーツを使用した場合のパーツの違いなどを参考にして頂ければ幸いです。
まずはディスクブレーキです。実車のブレーキディスクを見てみましょう。


金属製のブレーキディスクには必ずブレーキパッドの擦り傷があります。これを再現すると驚くほどリアリティが増します。
最近はハセガワやタミヤのレーシングバイクのディティールアップパーツが豊富で、その中にもディスクブレーキが入っていることが多いと思います。
レーシングバイクの場合はブレーキディスク自体がカーボン製なのでこの方法は使用出来ませんが、今回の様な一般車やカーモデルに使用できる簡単なディスクブレーキのディティールアップを御紹介します。
リューターの先に固定して180番のサンドペーパーで傷を入れるだけです。目視で解る方がリアリティが出ます、具合を見ながら慎重に入れましょう。
リューターへの固定はリューターによって違いますが、簡単な方法はプラ板などを使用して土台を作り両面テープで固定するのが一番簡単です。
カーモデルの場合はブレーキキャリパーの部分が欠けているエッチングも多いので、この方法の方が簡単に作業が出来ます。

終了したブレーキディスクです。光の当たっている部分を見て頂くと良く解ると思います。
裏も同じ方法で傷を入れます。

キットのブレーキディスクとの比較です。一目瞭然ですよね。
厚みもキットの物の半分以下ですし金属感も十分です。こういったディティールアップパーツを使用しない場合の簡単なディティールアップ方法ですが、ブレーキディスクに本来開いている穴をピンバイスで開ける方法があります。墨入れで再現も良いのですがこの方法の方が一番簡単で見栄えが大きく向上します。
この方法は先月のモデルカーズのR35GTRにも使用しています。
R35 GTRの詳細はこちらから


完成したブレーキディスクをホイールに取り付けてみました。
ブレーキディスクの光具合が金属感を演出しているのでリアル感が出ましたよね。

お次はチェーンです。
専用ディティールアップパーツの中にスプロケットとチェーンが入っていたので交換してみました。
ですがこの車両のチェーンは金色を使用しているのに付いていたのはシルバーのチェーンセットです。塗装も考えましたが元から金色の方が見栄えが良いので、スプロケットのみ使用してチェーンはホビーデザイン製のヤマハYZR M1用のチェーンを使用しました。
前側のスプロケットはヤマハの物を使用していますが、ギアーボックスの中に納まって見えなくなるのであえてZX14の物を使用しませんでした。
写真のスプロケットにはまだボルトが付いていませんが、この後六角ボルトを取り付けました。

リヤアクスルが完成しました。チェーンが変わっただけで見栄えが大きく変わったのがお判りでしょうか?
スプロケットの金属感もそうですが後方から見た際にチェーンが透けているのでかなりリアルになっています。
私が思うにはオートバイのディティールアップの中で最も効果が高いのは、コードの交換とワイヤーホイールのリム張りだと考えていますが、このチェーン交換は製作するバイクに合ったパーツが入手さえ出来ればかなり高いリアル効果が演出できます。

実車の写真です。現在は金色のチェーンは使用されていませんが各部の色合いは御参考になるのではないでしょうか?
スプロケットの色やチェーンなど是非参考にして下さい。

フロントフォークのディティールアップです。これも専用ディティールアップパーツを使用しています。
現在リリースされているレーシングバイクのキットは有り難い事に殆どこのフロントフォークのディティールアップパーツが販売されています。
特にタミヤ製の場合は純正のパーツが販売されているのでとても嬉しい事です。
オートバイの完成時に最も目立つ効果になる、フロントフォークのディティールアップはやはり金属感でしょう。
特にインナーチューブの金属感はかなりリアルな効果を出してくれるので是非交換してみて下さい。
又、整形上のパーティングラインが無いので、整形して形が悪くなり楕円の様な状態になる事もありません。少々お値段が高いのが気になりますが効果は絶大です。是非チャレンジしてみて下さい。

出来上がったパーツを組んでみました。なんともリアルですね〜。

今回はここまでです。次回は完成になります。
今回の作例はオートバイ模型のディティールアップをしない方には余り興味が湧かなかったり、難しいと感じる方には申し訳ありません。
ですが御参考にして頂ければ本当に好きなバイク模型を製作する際にディティールアップパーツの使用時に役立ってくれます。
使用した専用ディティールアップパーツは無くてもリベット交換するだけで雰囲気はかなり良くなりますし、ブレーキディスクもピンバイスで穴を開けるだけで透けた感じが演出できるので効果的ですがやはり手間はかかります。
手間を惜しまない事が完成度を上げる事に繋がるのではないでしょうか?
又、トラック模型でもカーモデルでも素敵な完成品にするテクニックは一つのジャンルのみへの興味ではなく、色々なジャンルの模型製作を通して様々な表現方法を習得して、臨機応変に製作する事が模型製作の向上に繋がります。
私がいつも模型製作時に重点を置いているのが「表現」です。塗装は塗り絵ではありません、
その物の持つ質感を再現する事です。布は布らしく、金属は金属らしく、ゴムはゴムらしくって事でしょうか。
私の様に金属のディティールアップパーツを使用しなくても塗装方法だけでも十分な表現が出来ます。
是非、塗装に拘って模型製作してみて下さい。
では次回、完成ですが次作の案が決まっていません。皆さんが見てみたい御希望があればメッセージかコメントで御意見下さい。
最も多い希望のキットを製作してみたいと思います。では次回逢いしましょう!
今回も御理解頂けた様でしたらポチッとお願い致します。
皆さんこんにちはZX14R第2回の御時間です。
最初に4月14日からの九州熊本地方の大地震での被災者の方々に心よりお悔やみ申し上げます。
未だ不安定な状態が継続していますが、一日も早く収束して元の生活に戻れるよう心からお祈り致します。
では早速参りましょう。
今回はエンジン関係を製作する予定でしたが、カウル関係の外装だけでそれなりの量になってしまったためにエンジン関係は次回にさせて頂きたく思います。お待ちになっていた方には申し訳ありません。この場でお詫び申し上げます。
では最初は初公開、私の愛車ZX14Rでございます。
2016年仕様でHigh Grade ABSという贅沢な仕様なんです。ブレンボのブレーキやオーリンズのサスペンションなど、別購入すると非常に御高い装備がリーズナブルな価格でセットになったバイクですね〜。
以前乗っていたバイクを下取りして購入したのですが、Kawasakiのワークスカラーであるグリーンに一目惚れして買ってしまいました。
マフラーが標準仕様ではないので参考になりませんがそこは御勘弁下さい。
購入しても乗る時間が余り無いのでまだ走行キロは45キロ程度、慣らしも終わっていません。
会社の前で撮影したので撮影のシチュエーションが良くありませんが模型の資料用に各部のカットを用意しました。模型とは年式が違うので各部の違いがありますが資料としてご覧ください。


今回は私のバイクの詳細写真を入れてリアリティを少し考えながら製作してみましょう。
まずは前回のウレタン塗装の後の研ぎ出しからです。
前回述べたようにデカールが非常に薄い為にデカール段差が余りありません。2000番のサンドペーパーで丁寧に表面をフラットに仕上げます。くれぐれも無理に強くかけず表面の薄皮一枚剥ぐつもりでペーパーがけします。
くれぐれもエッジはかけ過ぎないようにしてください。

下の写真をよく見て下さい。綺麗にペーパーがけが出来た時は表面は完全な艶消し状態になります。
デカールの淵の段差が消えない場合はその部分だけ光沢が出てしまいます。全体を光に当てて段差が艶消しになるように
丁寧にペーパーがけをすることが重要です。

ペーパーが終了したらコンパウンドで磨きます。
最初は粗目で全体を磨きますが磨き過ぎないようにします。目安としては表面が多少光沢が出て、ライトなどに当ててペーパーの磨き傷が消える程度ぐらいでしょうか? コンパウンドが粗い分下地が出ないように注意します。

次は細目です。ここで十分な光沢が出るまで磨きます。綺麗に磨けたらこの時点でライトなどが映り込む様になります。
下の写真は粗目終了時なのですがこの時点で多少光沢が出ているのが解りますでしょうか?

仕上げです。更に深い光沢と完全鏡面にこの時点で仕上げます。
一方の方向だけでなくあらゆる方向から小さな傷を取ります。
又、基本的に各コンパウンド用の磨き布が必要ですが、特にこの仕上げ時の磨き布は新しい専用の物を使ってください。
全ての作業を同じ布で行うと、せっかく仕上げをしたのに粗いコンパウンドが磨き布に付いているせいで磨きながら新たな傷を付ける原因になります。

磨き終わりました。全てのパーツが同じ光沢が出る様にすることが大切ですよね。

さて、磨きが終ったら少しディティールアップを行います。
予め穴を開けてあったカウルにリベットピンを入れます。この作業は比較的に初心者には難しいらしく上手くいかない事が多い様です。
コツと言っても特には有りませんが、一つだけあるとすれば穴が狭いとピンが入りにくい為、挟んでいるピンセットに力が入り飛ばしてしまうという事が最も多い様です。
という事はピンを簡単に差し込めれば問題は解決するのではないでしょうか?
差し込む穴にもう一度入れるピンより気持ち大きい穴を開けてピンが簡単に差し込めるようにします。
大きいと言っても誤差は0.1程度にします。0.3mmのピンであれば0.4mmのの穴を開けるという事です。

先の細いピンセットを使用して大きめに開けた穴に差し込みます。

差し込んだら裏から瞬間接着剤で点付けします。
ここでの注意はピンが動かないように裏で押さえますが、指の腹で押さえる事は避けて下さい。指の腹で押さえると瞬間接着剤が表側のピンの周囲に少しでも漏れた場合は指に付着して表面を汚してしまいます。爪の先などでピンの頭のみを押さえて裏側からほんの少量の瞬間接着剤で固定します。
固定中に瞬間接着剤が多く出過ぎた場合はティッシュペーパーなどで直ぐ吸い取ってください。
固定出来たら瞬間接着剤が硬化する前に、表側のピンの頭をピンセットなどの先端で押し込むように押さえます。これで多少ピンが浮いていた場合は元の位置に戻ります。又、面倒でもピンは一気に全て差し込むのではなく一か所ごとに行なった方が紛失事故も無いので安心です。

ここで荒業になりますがウレタン塗装の方のみ出来る簡単な塗装です。
カウルの裏側は半艶の黒になりますがこの塗装をするにはかなりのマスキングが必要になります。
私の様なズボラな性格の方はこのマスキングが結構めげる作業の方もいるのではないでしょうか? そんなあなたに朗報です!
マスキングを殆どしません!
下の写真を見てみるとマスキングしているのは一か所のみ、それも簡単にしているだけです。
では行ってみましょう! 通常のラッカー系の半艶の黒を表側に出来る限りかからない様に角度を考えながら裏面を塗装します
注意点は本来マスキングすべき部分は薄く塗装する事です。

裏側がムラなく綺麗に塗装出来たら、マスキングするべきところを綿棒にエナメル溶剤をしみこませて拭き取るだけです。
「どうしてラッカーなのにエナメル溶剤で拭き取れるの?」と思う方がいらっしゃるでしょうがこれが出来るんです。
下の写真はカウルの前部の淵を綿棒で拭きとっています。これはウレタンにラッカーが食い付かないからです。
丁寧に綿棒でシコシコ拭き取るだけなのでマスキングより早く簡単です。
ここでポイントです。ウレタンを裏側にも塗装しておかなければなりませんが、表の様に厚く塗装する必要はありません。均一に薄く塗装してあれば十分です。もう一つは表面が荒れていない事も大切です。荒れていると塗料が綺麗に拭き取り切れません。
多少荒れている場合は研ぎ出し時に綺麗に磨いてフラットな光沢面を作っておくことが大切です。


表側に吹きこぼした後もご覧の通りです。簡単に拭き取れます。
表面に思った以上に塗料が全体に付着していても仕上げ用コンパウンドで表面を拭き取り程度で軽く磨けば、目視で分かりにくい表面に付いた塗料も綺麗になります。その場合は裏側の半艶の塗装面にコンパウンドが付かないように注意してください。コンパウンドの粉が取りにくくなります。
この方法はかなり昔から私の手抜き作業として私の中ではオフィシャル的になっている方法で、作業時間の短縮の為に行っているものです。カーモデルの場合もボディ裏側を黒で塗装する場合は同じ方法を使用しています。
但し! ウレタン塗装を行っている方のみ使用できる方法です。ラッカーのみの方は面倒でもマスキングをして下さい。
これはウレタン塗料にラッカーが反応しにくい事と、表面の塗膜の硬度が強いから出来るテクニックです。

この勢いで外装パーツを完成させましょう。
タンクキャップのディティールアップをする前に、まずは実車のタンクキャップを見てみましょう。

キットにはメッキのタンクキャップが付いているのですが実車はメッキではありません。
メッキを剥がしてセンター部分をセミグロスブラックで塗装した後、マスキングして外側のリングをシルバー塗装を施した方が実感が出ます。
今回は以前購入したホビーデザイン製のZX14RとZZR1400兼用のディティールアップパーツを使用しますが、現在は入手が困難なので無理に改造する必要はありません。あくまで参考にご覧ください。
今回の作例では、元のタンクキャップパーツの表面をエッチングパーツの厚み分を削ってから先ほどのエッチングセットに入っているエッチングパーツを貼り付けて再現していますが、実車の様にキャップの両側の凹みは再現されていません。形を尊重するのであればキットのキャップを使用した方が良いと思います。


ヘッドライトユニットです。
さすがタミヤ製です。全てのパーツが気持ちよく組むことが出来ます。一つだけ手を入れたのはヘッドライトレンズの裏側に反射板がないため、ハセガワのミラーフィニッシュを貼り再現した点です。

これで一通り外装パーツが完成しました!

如何でしたか? エンジン関係も御紹介するつもりでしたが、外装だけでそれなりの情報量になってしまったので次回にしました。外装組み立てのコツは掴めましたでしょうか?
オートバイはエンジンが剥き出しなのでそこに大きな魅力がありますが、やはり美しい外装をまとって初めて完成度が大きく上がるのではないでしょうか?
特に今回の様なカウル仕様のバイクはその効果は大きいと思います。
又、今回はエッチングパーツセットを使用して効果的な部分を演出していますが、特に使用しなくても丁寧に製作すれば必ず素晴らしい完成品になります。
今回使用したエッチングセットは現在は入手出来ない様ですが、リベットピンなどは比較的に入手しやすいのと比較的簡単なディティールアップだと思いますので、リベット再現だけでもチャレンジして製作して頂けたらとても嬉しいです。
次回のエンジン関係も場所によってエッチングパーツを使用しますがそれも個人の自由ですし、表現方法の一つだと思ってご覧ください。
最後に一言、私の所に頂く御意見の中に上手く出来ないと思っているモデラーさんへ、上手に作る事を意識し過ぎないでください。
上手く出来なくても嘆く必要もガッカリする必要はありません。上手に作る事より楽しんで作る事が一番大切です。
プロモデラーの作例はあくまで参考だと割り切りましょう。確かに上手に出来た方が嬉しいとは思いますが模型の楽しさはそれだけではありません。
自由な発想で自分にとって大切な作品が出来れば十分ではないでしょうか?
私のブログ作例はそういったモデラーさんの参考になればと思い製作しています。ブログ内のメッセージやメールなどで皆さんお困りの製作方法や上達方法、再現方法などどんな事でも御相談ください。一緒に模型を楽しみましょう!
今回も御理解頂けた様でしたら何時ものポチッとお願い致します。
それでは次回まで御機嫌よう〜!
最初に4月14日からの九州熊本地方の大地震での被災者の方々に心よりお悔やみ申し上げます。
未だ不安定な状態が継続していますが、一日も早く収束して元の生活に戻れるよう心からお祈り致します。
では早速参りましょう。
今回はエンジン関係を製作する予定でしたが、カウル関係の外装だけでそれなりの量になってしまったためにエンジン関係は次回にさせて頂きたく思います。お待ちになっていた方には申し訳ありません。この場でお詫び申し上げます。
では最初は初公開、私の愛車ZX14Rでございます。
2016年仕様でHigh Grade ABSという贅沢な仕様なんです。ブレンボのブレーキやオーリンズのサスペンションなど、別購入すると非常に御高い装備がリーズナブルな価格でセットになったバイクですね〜。
以前乗っていたバイクを下取りして購入したのですが、Kawasakiのワークスカラーであるグリーンに一目惚れして買ってしまいました。
マフラーが標準仕様ではないので参考になりませんがそこは御勘弁下さい。
購入しても乗る時間が余り無いのでまだ走行キロは45キロ程度、慣らしも終わっていません。
会社の前で撮影したので撮影のシチュエーションが良くありませんが模型の資料用に各部のカットを用意しました。模型とは年式が違うので各部の違いがありますが資料としてご覧ください。


今回は私のバイクの詳細写真を入れてリアリティを少し考えながら製作してみましょう。
まずは前回のウレタン塗装の後の研ぎ出しからです。
前回述べたようにデカールが非常に薄い為にデカール段差が余りありません。2000番のサンドペーパーで丁寧に表面をフラットに仕上げます。くれぐれも無理に強くかけず表面の薄皮一枚剥ぐつもりでペーパーがけします。
くれぐれもエッジはかけ過ぎないようにしてください。

下の写真をよく見て下さい。綺麗にペーパーがけが出来た時は表面は完全な艶消し状態になります。
デカールの淵の段差が消えない場合はその部分だけ光沢が出てしまいます。全体を光に当てて段差が艶消しになるように
丁寧にペーパーがけをすることが重要です。

ペーパーが終了したらコンパウンドで磨きます。
最初は粗目で全体を磨きますが磨き過ぎないようにします。目安としては表面が多少光沢が出て、ライトなどに当ててペーパーの磨き傷が消える程度ぐらいでしょうか? コンパウンドが粗い分下地が出ないように注意します。

次は細目です。ここで十分な光沢が出るまで磨きます。綺麗に磨けたらこの時点でライトなどが映り込む様になります。
下の写真は粗目終了時なのですがこの時点で多少光沢が出ているのが解りますでしょうか?

仕上げです。更に深い光沢と完全鏡面にこの時点で仕上げます。
一方の方向だけでなくあらゆる方向から小さな傷を取ります。
又、基本的に各コンパウンド用の磨き布が必要ですが、特にこの仕上げ時の磨き布は新しい専用の物を使ってください。
全ての作業を同じ布で行うと、せっかく仕上げをしたのに粗いコンパウンドが磨き布に付いているせいで磨きながら新たな傷を付ける原因になります。

磨き終わりました。全てのパーツが同じ光沢が出る様にすることが大切ですよね。

さて、磨きが終ったら少しディティールアップを行います。
予め穴を開けてあったカウルにリベットピンを入れます。この作業は比較的に初心者には難しいらしく上手くいかない事が多い様です。
コツと言っても特には有りませんが、一つだけあるとすれば穴が狭いとピンが入りにくい為、挟んでいるピンセットに力が入り飛ばしてしまうという事が最も多い様です。
という事はピンを簡単に差し込めれば問題は解決するのではないでしょうか?
差し込む穴にもう一度入れるピンより気持ち大きい穴を開けてピンが簡単に差し込めるようにします。
大きいと言っても誤差は0.1程度にします。0.3mmのピンであれば0.4mmのの穴を開けるという事です。

先の細いピンセットを使用して大きめに開けた穴に差し込みます。

差し込んだら裏から瞬間接着剤で点付けします。
ここでの注意はピンが動かないように裏で押さえますが、指の腹で押さえる事は避けて下さい。指の腹で押さえると瞬間接着剤が表側のピンの周囲に少しでも漏れた場合は指に付着して表面を汚してしまいます。爪の先などでピンの頭のみを押さえて裏側からほんの少量の瞬間接着剤で固定します。
固定中に瞬間接着剤が多く出過ぎた場合はティッシュペーパーなどで直ぐ吸い取ってください。
固定出来たら瞬間接着剤が硬化する前に、表側のピンの頭をピンセットなどの先端で押し込むように押さえます。これで多少ピンが浮いていた場合は元の位置に戻ります。又、面倒でもピンは一気に全て差し込むのではなく一か所ごとに行なった方が紛失事故も無いので安心です。

ここで荒業になりますがウレタン塗装の方のみ出来る簡単な塗装です。
カウルの裏側は半艶の黒になりますがこの塗装をするにはかなりのマスキングが必要になります。
私の様なズボラな性格の方はこのマスキングが結構めげる作業の方もいるのではないでしょうか? そんなあなたに朗報です!
マスキングを殆どしません!
下の写真を見てみるとマスキングしているのは一か所のみ、それも簡単にしているだけです。
では行ってみましょう! 通常のラッカー系の半艶の黒を表側に出来る限りかからない様に角度を考えながら裏面を塗装します
注意点は本来マスキングすべき部分は薄く塗装する事です。

裏側がムラなく綺麗に塗装出来たら、マスキングするべきところを綿棒にエナメル溶剤をしみこませて拭き取るだけです。
「どうしてラッカーなのにエナメル溶剤で拭き取れるの?」と思う方がいらっしゃるでしょうがこれが出来るんです。
下の写真はカウルの前部の淵を綿棒で拭きとっています。これはウレタンにラッカーが食い付かないからです。
丁寧に綿棒でシコシコ拭き取るだけなのでマスキングより早く簡単です。
ここでポイントです。ウレタンを裏側にも塗装しておかなければなりませんが、表の様に厚く塗装する必要はありません。均一に薄く塗装してあれば十分です。もう一つは表面が荒れていない事も大切です。荒れていると塗料が綺麗に拭き取り切れません。
多少荒れている場合は研ぎ出し時に綺麗に磨いてフラットな光沢面を作っておくことが大切です。


表側に吹きこぼした後もご覧の通りです。簡単に拭き取れます。
表面に思った以上に塗料が全体に付着していても仕上げ用コンパウンドで表面を拭き取り程度で軽く磨けば、目視で分かりにくい表面に付いた塗料も綺麗になります。その場合は裏側の半艶の塗装面にコンパウンドが付かないように注意してください。コンパウンドの粉が取りにくくなります。
この方法はかなり昔から私の手抜き作業として私の中ではオフィシャル的になっている方法で、作業時間の短縮の為に行っているものです。カーモデルの場合もボディ裏側を黒で塗装する場合は同じ方法を使用しています。
但し! ウレタン塗装を行っている方のみ使用できる方法です。ラッカーのみの方は面倒でもマスキングをして下さい。
これはウレタン塗料にラッカーが反応しにくい事と、表面の塗膜の硬度が強いから出来るテクニックです。

この勢いで外装パーツを完成させましょう。
タンクキャップのディティールアップをする前に、まずは実車のタンクキャップを見てみましょう。

キットにはメッキのタンクキャップが付いているのですが実車はメッキではありません。
メッキを剥がしてセンター部分をセミグロスブラックで塗装した後、マスキングして外側のリングをシルバー塗装を施した方が実感が出ます。
今回は以前購入したホビーデザイン製のZX14RとZZR1400兼用のディティールアップパーツを使用しますが、現在は入手が困難なので無理に改造する必要はありません。あくまで参考にご覧ください。
今回の作例では、元のタンクキャップパーツの表面をエッチングパーツの厚み分を削ってから先ほどのエッチングセットに入っているエッチングパーツを貼り付けて再現していますが、実車の様にキャップの両側の凹みは再現されていません。形を尊重するのであればキットのキャップを使用した方が良いと思います。


ヘッドライトユニットです。
さすがタミヤ製です。全てのパーツが気持ちよく組むことが出来ます。一つだけ手を入れたのはヘッドライトレンズの裏側に反射板がないため、ハセガワのミラーフィニッシュを貼り再現した点です。

これで一通り外装パーツが完成しました!

如何でしたか? エンジン関係も御紹介するつもりでしたが、外装だけでそれなりの情報量になってしまったので次回にしました。外装組み立てのコツは掴めましたでしょうか?
オートバイはエンジンが剥き出しなのでそこに大きな魅力がありますが、やはり美しい外装をまとって初めて完成度が大きく上がるのではないでしょうか?
特に今回の様なカウル仕様のバイクはその効果は大きいと思います。
又、今回はエッチングパーツセットを使用して効果的な部分を演出していますが、特に使用しなくても丁寧に製作すれば必ず素晴らしい完成品になります。
今回使用したエッチングセットは現在は入手出来ない様ですが、リベットピンなどは比較的に入手しやすいのと比較的簡単なディティールアップだと思いますので、リベット再現だけでもチャレンジして製作して頂けたらとても嬉しいです。
次回のエンジン関係も場所によってエッチングパーツを使用しますがそれも個人の自由ですし、表現方法の一つだと思ってご覧ください。
最後に一言、私の所に頂く御意見の中に上手く出来ないと思っているモデラーさんへ、上手に作る事を意識し過ぎないでください。
上手く出来なくても嘆く必要もガッカリする必要はありません。上手に作る事より楽しんで作る事が一番大切です。
プロモデラーの作例はあくまで参考だと割り切りましょう。確かに上手に出来た方が嬉しいとは思いますが模型の楽しさはそれだけではありません。
自由な発想で自分にとって大切な作品が出来れば十分ではないでしょうか?
私のブログ作例はそういったモデラーさんの参考になればと思い製作しています。ブログ内のメッセージやメールなどで皆さんお困りの製作方法や上達方法、再現方法などどんな事でも御相談ください。一緒に模型を楽しみましょう!
今回も御理解頂けた様でしたら何時ものポチッとお願い致します。
それでは次回まで御機嫌よう〜!
お待たせいたしました、オートバイの作例の御時間がやって参りました!
以前もお話ししましたがオートバイが大好きで今までホンダ、スズキ、ドカティ、ハーレーダビットソンなど20台以上のオートバイに乗ってきました。
中でもKawasakiのオートバイが好きで最も多い車種に乗り継いできました。
現在はZX14RになったKawasakiのフラグシップですが以前はZZRという名前で世界最速を国内で一番に手にした名車でした。
その後、ホンダCBR1100XXやスズキGSX1300隼の登場で世界最速を譲り渡したりしましたが、それでもオートバイの最速の1台としてファンが多いのではないでしょうか? ちなみに私はこの手の大型バイクが大好きで過去にもCBR1100XXは2台乗り継ぎ、GSX1300隼は1代目が2台、現行型1台、(現行型は現在所有しています)そして今回のKawasaki車はZZR1100からZX14、そして現在所有するZX14Rになりました。
今回製作するのは以前乗っていたZX14、国内ではZZR1400となっていますがタミヤからこのZX14がリリースされているのでこのキットを製作してみたいと思います。私が乗っていたバイクもこのパールホワイトのカラーと全く同じカラーでしたので当然このホワイトバージョンを製作したします。
前回のトラックとは製作方法も多少違いますが、バイクに興味の無い方でも製作方法にヒントがあるかもしれません。バイクに興味が無くても製作方法に 興味を持って頂いて参考にして下さい。
キットの内容としてはタミヤのオートバイですので今更特に説明は要りませんよね。皆さんも御存じの通り出来が悪い訳がありません。
残念ながら当時の写真が殆どなく掲載出来る物がありませんので、細部が解りませんので現在所有するZX14Rを参考に製作します。
ZX14とZX14Rの違いは排気量やカウルの形状などのエクステリアの細部が違いますが、基本となる部分はかなり似ています。
実車を多少参考にしてリアルなZX14を製作してみたいと思いますのでお付き合いください。


今まで雑誌の作例やプラモを作ろうなどで数々のオートバイを製作してきましたが、メディアの制限が必ずあるので自由に作例を作った事がありません。
今回は皆さんのヒントになるように丁寧に製作し、見栄えのするディティールアップも行い出来るだけリアルなバイクに仕上げたいと思います。
今までオートバイの興味が無かった方が一人でも「作ってみよう!」と思って頂けるように頑張ります。
では製作に入りましょう。
最初は外装パーツです。綺麗にゲートから切取り貼り合わせのパーツは継ぎ目を処理します。
やはりカウルのピンはこのままでは恰好が良くありませんし、付属のデカールを貼るのも良いのですがここは交換する事にしましょう。
丁寧にピンを切り取り予め穴を開けておきます。

丁寧に良く切れるカッターでピンを削りとります。

手元が狂ってズレて穴が開かないように必ず千枚通しなどで強く押しつけてガイドになる後を付けます。
これが大切な作業で慣れた私でもたまにズレる事があるので注意しましょう。

先ほど印を付けたガイドに0.5mmのピンバイスで穴を開けます。

穴が開いたら表面を一度ペーパーで滑らかに処理します。これは穴を開けた際に、穴の周辺がめくれあがってできるバリなどを取って平滑にする為です。
この後もう一度先ほどのピンバイスで穴をさらって綺麗な穴を開けておきます。


ホイールにもハッキリ押しピン跡があります。これも面倒ですがアルテコ瞬間接着パテで埋めて綺麗に処理する事をお忘れなく。
カウルの外装パーツを全て下地処理が出来たらサーフェイサーを塗装して塗装用の下地を作ります。
サーフェイサー塗装については皆さん良く御存じでしょうから説明は割愛させて頂きます。
今回はパールホワイトをチョイスしたのでパール仕上げにしなければなりません。その為にホワイトに塗装してパールの下地を作ります。
下地のホワイトはガイアノーツのホワイトをムラなく綺麗に塗装します。
ここからが本番です。パールは片寄ったりしないようにムラなく全体の状態を見ながら塗装します。
ちなみに今回塗装に使用したのが写真のダイアモンドシルバーです。
シルバーとなっていますがこれは紛れもなくパールなんです。非常に粒子が細かく美しいパール塗装が出来るのでお勧めです。


外装パーツに赤いフィンのパーツがありますがホイールと同じ色になるので一緒に塗装します。
この色がやや問題で説明書にはタミヤ製缶スプレーのマイカレッドとなっていますが実車はマイカレッドの様な明るい色ではありません。
かなり濃い赤でメタリック調の濃い赤ですがメタリックレッドの様なギラギラした色でもありません。そこで一番近いのが
モデルカーズで製作したR35GTRあぶない刑事仕様でしたので、そちらの塗装したボディカラーと同じカラーで塗装します。(R35GTRの詳細はこちらから)
最初は下地のやや少し茶色がかったメタリックオレンジを調色して全体を塗装します。
このメタリックオレンジがこの赤のベースになるので良く考えて調色します。

メタリックオレンジを塗装したら乾燥後に仕上げのクリヤーレッドを塗装します。ムラなく全体に塗装します。
ここで重要なのが塗料の希釈度です。希釈し過ぎると凹んだ部分に溜まってしまい綺麗な塗装になりません。
凹みに溜まらない程度の希釈度で全体を光に当ててムラが出ないように慌てず濃い赤になるまで塗装します。

これが塗装した状態です。
同じ方法でサイドカウルのフィンも塗装します。
このままでも十分な光沢は有りますが、更に深い美しい光沢を与えてあげる為にカウル同様ウレタン仕上げを行い美しい光沢に仕上げます。

デカールを貼りましたが、私のミスでデカールを貼っている写真を撮り忘れてしまいました。写真が無いので文章で説明いたします。
デカールは何時もと同じで筆で貼り付けますが、このデカールはかなり薄いので貼り付けた表面のデカール段差が非常に小さいのでコーティングしやすいと思います。
又、本体への馴染みも良くサイドカウルの上部のみ湾曲になっているのでシワが入らないように貼らなければなりませんが、他の部分は比較的に平面なので位置だけ注意すれば良いでしょう。

ウレタン塗装です。
やはり先ほどのデカール段差が少ないのでそれほど厚く塗装しなくても綺麗に段差が消えました。
ですがこれはあくまでヒケの殆どないウレタン塗装だから出来るのですが、ラッカーの場合はヒケの分を考えてやや厚めに塗装した方が良いでしょう。
又、アッパーカウルとの勘合を考えてカウルとの接合部分は、あまり塗料をかけ過ぎると接合出来なくなるので注意が必要です。
更に塗装がパールホワイトなので乾燥後に研ぎ出しした際、磨き中に下地が出てもタッチアップが出来ません。
これはパールだけでなくメタリックも同様で筆でタッチアップした際に色の粒子が綺麗に広がらない為です。その為エッジなどは研ぎ出し中に下地が出ないようにやや厚めに塗装しておく事が大切です。

ウレタン塗装が終りました。
写真のパーツがウレタン塗装をした全パーツです。ホイールは実車同様光沢に仕上げます。昔は半艶などのホイールが多かったのですが現行車では一部を除いて光沢が普通です、研ぎ出しはしませんがウレタンの美しい艶を与える事によって完成時の見栄えが違います。
ゴミなどがのらないように注意してウレタン塗装ををして下さい。

今回はここまでです。
如何でしたか? オートバイの見せ場はエンジンなどのメカニカルな部分ですが、今回のカウル付きのバイクは外装パーツの美しさも大切です。
又、ネイキッドバイクもタンクやフェンダーの美しさもやはり完成度を上げるために大切です。
今月号のモデルカーズで製作したホンダCB400Fのキットインプレッションを掲載しています。是非御参考にして下さい。
次回は研ぎ出しとエンジン関係をアップします。
又、今回は有りませんでしたが、私のバイクの細部写真などを入れて解説したいと思いますのでお楽しみに〜。
今回も御理解して頂けてらポチッとお願い致します。
では次回まで。
以前もお話ししましたがオートバイが大好きで今までホンダ、スズキ、ドカティ、ハーレーダビットソンなど20台以上のオートバイに乗ってきました。
中でもKawasakiのオートバイが好きで最も多い車種に乗り継いできました。
現在はZX14RになったKawasakiのフラグシップですが以前はZZRという名前で世界最速を国内で一番に手にした名車でした。
その後、ホンダCBR1100XXやスズキGSX1300隼の登場で世界最速を譲り渡したりしましたが、それでもオートバイの最速の1台としてファンが多いのではないでしょうか? ちなみに私はこの手の大型バイクが大好きで過去にもCBR1100XXは2台乗り継ぎ、GSX1300隼は1代目が2台、現行型1台、(現行型は現在所有しています)そして今回のKawasaki車はZZR1100からZX14、そして現在所有するZX14Rになりました。
今回製作するのは以前乗っていたZX14、国内ではZZR1400となっていますがタミヤからこのZX14がリリースされているのでこのキットを製作してみたいと思います。私が乗っていたバイクもこのパールホワイトのカラーと全く同じカラーでしたので当然このホワイトバージョンを製作したします。
前回のトラックとは製作方法も多少違いますが、バイクに興味の無い方でも製作方法にヒントがあるかもしれません。バイクに興味が無くても製作方法に 興味を持って頂いて参考にして下さい。
キットの内容としてはタミヤのオートバイですので今更特に説明は要りませんよね。皆さんも御存じの通り出来が悪い訳がありません。
残念ながら当時の写真が殆どなく掲載出来る物がありませんので、細部が解りませんので現在所有するZX14Rを参考に製作します。
ZX14とZX14Rの違いは排気量やカウルの形状などのエクステリアの細部が違いますが、基本となる部分はかなり似ています。
実車を多少参考にしてリアルなZX14を製作してみたいと思いますのでお付き合いください。


今まで雑誌の作例やプラモを作ろうなどで数々のオートバイを製作してきましたが、メディアの制限が必ずあるので自由に作例を作った事がありません。
今回は皆さんのヒントになるように丁寧に製作し、見栄えのするディティールアップも行い出来るだけリアルなバイクに仕上げたいと思います。
今までオートバイの興味が無かった方が一人でも「作ってみよう!」と思って頂けるように頑張ります。
では製作に入りましょう。
最初は外装パーツです。綺麗にゲートから切取り貼り合わせのパーツは継ぎ目を処理します。
やはりカウルのピンはこのままでは恰好が良くありませんし、付属のデカールを貼るのも良いのですがここは交換する事にしましょう。
丁寧にピンを切り取り予め穴を開けておきます。

丁寧に良く切れるカッターでピンを削りとります。

手元が狂ってズレて穴が開かないように必ず千枚通しなどで強く押しつけてガイドになる後を付けます。
これが大切な作業で慣れた私でもたまにズレる事があるので注意しましょう。

先ほど印を付けたガイドに0.5mmのピンバイスで穴を開けます。

穴が開いたら表面を一度ペーパーで滑らかに処理します。これは穴を開けた際に、穴の周辺がめくれあがってできるバリなどを取って平滑にする為です。
この後もう一度先ほどのピンバイスで穴をさらって綺麗な穴を開けておきます。


ホイールにもハッキリ押しピン跡があります。これも面倒ですがアルテコ瞬間接着パテで埋めて綺麗に処理する事をお忘れなく。
カウルの外装パーツを全て下地処理が出来たらサーフェイサーを塗装して塗装用の下地を作ります。
サーフェイサー塗装については皆さん良く御存じでしょうから説明は割愛させて頂きます。
今回はパールホワイトをチョイスしたのでパール仕上げにしなければなりません。その為にホワイトに塗装してパールの下地を作ります。
下地のホワイトはガイアノーツのホワイトをムラなく綺麗に塗装します。
ここからが本番です。パールは片寄ったりしないようにムラなく全体の状態を見ながら塗装します。
ちなみに今回塗装に使用したのが写真のダイアモンドシルバーです。
シルバーとなっていますがこれは紛れもなくパールなんです。非常に粒子が細かく美しいパール塗装が出来るのでお勧めです。


外装パーツに赤いフィンのパーツがありますがホイールと同じ色になるので一緒に塗装します。
この色がやや問題で説明書にはタミヤ製缶スプレーのマイカレッドとなっていますが実車はマイカレッドの様な明るい色ではありません。
かなり濃い赤でメタリック調の濃い赤ですがメタリックレッドの様なギラギラした色でもありません。そこで一番近いのが
モデルカーズで製作したR35GTRあぶない刑事仕様でしたので、そちらの塗装したボディカラーと同じカラーで塗装します。(R35GTRの詳細はこちらから)
最初は下地のやや少し茶色がかったメタリックオレンジを調色して全体を塗装します。
このメタリックオレンジがこの赤のベースになるので良く考えて調色します。

メタリックオレンジを塗装したら乾燥後に仕上げのクリヤーレッドを塗装します。ムラなく全体に塗装します。
ここで重要なのが塗料の希釈度です。希釈し過ぎると凹んだ部分に溜まってしまい綺麗な塗装になりません。
凹みに溜まらない程度の希釈度で全体を光に当ててムラが出ないように慌てず濃い赤になるまで塗装します。

これが塗装した状態です。
同じ方法でサイドカウルのフィンも塗装します。
このままでも十分な光沢は有りますが、更に深い美しい光沢を与えてあげる為にカウル同様ウレタン仕上げを行い美しい光沢に仕上げます。

デカールを貼りましたが、私のミスでデカールを貼っている写真を撮り忘れてしまいました。写真が無いので文章で説明いたします。
デカールは何時もと同じで筆で貼り付けますが、このデカールはかなり薄いので貼り付けた表面のデカール段差が非常に小さいのでコーティングしやすいと思います。
又、本体への馴染みも良くサイドカウルの上部のみ湾曲になっているのでシワが入らないように貼らなければなりませんが、他の部分は比較的に平面なので位置だけ注意すれば良いでしょう。

ウレタン塗装です。
やはり先ほどのデカール段差が少ないのでそれほど厚く塗装しなくても綺麗に段差が消えました。
ですがこれはあくまでヒケの殆どないウレタン塗装だから出来るのですが、ラッカーの場合はヒケの分を考えてやや厚めに塗装した方が良いでしょう。
又、アッパーカウルとの勘合を考えてカウルとの接合部分は、あまり塗料をかけ過ぎると接合出来なくなるので注意が必要です。
更に塗装がパールホワイトなので乾燥後に研ぎ出しした際、磨き中に下地が出てもタッチアップが出来ません。
これはパールだけでなくメタリックも同様で筆でタッチアップした際に色の粒子が綺麗に広がらない為です。その為エッジなどは研ぎ出し中に下地が出ないようにやや厚めに塗装しておく事が大切です。

ウレタン塗装が終りました。
写真のパーツがウレタン塗装をした全パーツです。ホイールは実車同様光沢に仕上げます。昔は半艶などのホイールが多かったのですが現行車では一部を除いて光沢が普通です、研ぎ出しはしませんがウレタンの美しい艶を与える事によって完成時の見栄えが違います。
ゴミなどがのらないように注意してウレタン塗装ををして下さい。

今回はここまでです。
如何でしたか? オートバイの見せ場はエンジンなどのメカニカルな部分ですが、今回のカウル付きのバイクは外装パーツの美しさも大切です。
又、ネイキッドバイクもタンクやフェンダーの美しさもやはり完成度を上げるために大切です。
今月号のモデルカーズで製作したホンダCB400Fのキットインプレッションを掲載しています。是非御参考にして下さい。
次回は研ぎ出しとエンジン関係をアップします。
又、今回は有りませんでしたが、私のバイクの細部写真などを入れて解説したいと思いますのでお楽しみに〜。
今回も御理解して頂けてらポチッとお願い致します。
では次回まで。