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お待たせいたしました! 最終回でございます!

9月です! 秋の訪れです! 食欲の秋、読書の秋、何でも欲のてんこ盛りの秋です。
皆さんも欲張ってますか〜?

では参りましょう!
今回の最初の作業は非常に地味〜な作業なので「なんか面白くね〜し」なんて思う方が多いとは思いますが、この地味〜な作業がとても大切なんです。
最初に記述していますがこの手のキットの最大の問題はパーツの成型状態です。
バリ? あったり前田のクラッカーって感じでしょうか? どのパーツを見てもランナーから切り離し塗装とはいきません。
下の写真はリヤの板バネの写真ですが、パッと見てもバリが多いのが解ります。実際はその程度ではなくモールも怠いので
丁寧に整形しなければなりません。


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板バネ側面は型ズレがあり、恐ろしい程のパーティングラインがあるので形を出していきます。


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マフラーエンドです。この写真はマフラー後方なのですがこの排気穴どうでしょう? とてもマフラーと言える穴の開き方ではありませんよね。
おまけにランナーから切り取った跡が非常に大きいのが解りますでしょうか? これはゲートの周りにメッキの下地剤が溜まっていて、その上からメッキがかかっているのでこんな状態になるんです。
こんなの使えませんよね〜。

ここでワンポイントです!
通常メッキ剥がしは漂白剤等に付け込むと簡単に剥がれますが、レベルやモノグラム、AMTなどのカーモデルに付ているメッキパーツは簡単には剥がれません。2〜3日漬けておいても裏側が剥がれていても表は半分も剥がれません。
ある程度落としてからワイヤーブラシでディティールを潰さない程度に磨くか、予め磨いてから漬け込むのも方法です。
又、エアブラシでパーツを洗浄するつもりでラッカー系溶剤のみで表面を吹き飛ばす様に塗装すれば、表面のクリア塗料が溶けてメッキが剥がれやすくなります。ですが余り過剰に溶剤をかけるとパーツ自体が溶けたり破損しかねませんので要注意が必要です。
多少苦戦するかもしれませんが、マフラーエンドの様なパーツであればサンドペーパーで磨いてメッキを取ってしまった方が楽だと思います。


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当然ここはピンバイスで加工してマフラーの排気口が出来る限り薄くなるように広げていきます。同時に穴の奥行きも足りないので、深く穴を開けてリアル感が出る様にします。


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加工が済んだらエキパイに接着します。
この時も注意が必要なのはエキパイとマフラーエンドを繋ぐボスは当然ながら位置が合いません。とりあえずボスに入れても隙間が尋常な空き方ではないので、ここは接着して綺麗に繋がるように加工します。
エキパイ塗装をしてからマフラーエンドにミラーフィニッシュを貼り込んで仕上げます。


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取りあえず塗装して組んでみました。
流石に苦労して整形したので取り付けたパーツは十分見るに堪える程度になりましたが、国産キットの数倍は製作時間がかかっています。
これも楽しい一つではありますけどね、、、、(出来れば無い方が良いのですが、、、)


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ここで試験です。キットのパーツ精度が悪い以上4輪が地面にキッチリ接地出来ない事も多いので、必ず足回りが完成したらタイヤを掃かせて確認します。
4輪が接地しなかった場合は、接地しない車輪のサスペンションにスペーサーを入れるなりの調整をします。
タイヤが浮いているとカッコが悪いですからね〜。ちなみに今回は問題がありませんでした。


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お次はエンジンです。これも同じで怠いモールドとバリとの格闘です。
全体的には怠いモールドなのでカッチリした印象にはなりませんが、出来るだけ良く見えるように製作します。
パーツ自体を丁寧に整形して塗装するのは言うまでもありませんが、少しでもリアル感を作る為に太すぎるファンベルトなどは細く加工した方が良いでしょう。


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削り終わったパーツです。ファンベルトは元のパーツの半分以下の太さにしました。


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エンジンが大体出来ました。エンジンはブルーなんですね〜。ですが何故こんな色なんでしょう?
パーツの合いが余り良くないので十分な擦り合わせを行い確実に組んでいきます。
メッキパーツは基本的に剥がしてシルバーで塗装しオリジナルのエンジンの配色にしました。


CIMG6901.jpg


ここで多少リアル感が出る様、簡単なパイピングをしておきましょう。
エンジン本体がやや大味気味なのでワンポイントになる様ディティールアップを施します。0.4mmのピンバイスでディストリビューターに穴を開けて同じサイズのコードを差し込み、瞬間接着剤で固定します。本来は黒のプラグコードなのですが、チョットだけカスタムっぽくイエローコードを使用しました。


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このパーツなんだ? と思われた方多いでしょうね〜。
これは前回バンパーから切り離したフォグライトのパーツです。最初の状態ではフォグランプの中までメッキの下地剤がこんもり溜まっており、とてもレンズが収まる状態ではありません。メッキを剥がしてみましたがパーツ自体にも問題がある様でやはりレンズが入りません。
こうなったら荒療治です。フォグライトケースの底を抜きレンズに合うように削り広げます。かなり大きくしないとレンズが入らないので御注意を!
削り終わったらサーフェイサー塗装を行い更にペーパーで綺麗に仕上げておきます。
処理が終ったらシルバーに塗装して、抜けた裏側にミラーフェニッシュを貼りレンズを付ければ終わりです。
地味な改修ですが判る人には判るって事で自己満足に浸りましょう!


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タイヤを組み立ててみました。特に述べる事はありませんが、タイヤのホワイトリボンのデカールが付いているのは嬉しいですね。
このホワイトリボンが入ると何となくクラシカルなイメージになります。


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ボディが出来て室内も完了エンジンもシャシーに乗せたら組み立ててです。特に難しい事もなく普通に組めました。
ここまで来ると完成のイメージが出来上がります。


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ここでディティールアップです。最初のボディ整形中にモールドされたワイパーを削り取っています。そこでエッチング製のワイパーを取り付けます。
ここで重要なのはオリジナルのワイパーのサイズとほぼ同じ物を使用する事です。完全に同じ物は恐らく無いと思います。
この車の様にボンネットの内側にワイパーが収まるタイプは特に拘らなくても良いかもしれませんが、隙間から見えるリアルなワイパーはチラリズム的な喜びがあるので是非チャレンジしてみましょう。
ちなみにワイパーの組み立ては瞬間接着剤を使用し、本体に取り付ける際はエポキシ接着剤を利用すると上手く取り付けが出来ます。


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リヤのランプの組み立てですが、パーツが弓なりに変形していたので瞬間接着剤を使用して固定し、レンズはエポキシ接着剤で接着しています。
最大の難関はライト全体にかかるエッチングのパーツです。このパーツを取り付ける事によってトリノの特徴ともいえるハニカム状の模様が再現されます。
接着はエポキシ接着剤を利用しますが、接着剤がはみ出さない様に少量に留めて固定します。


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フロントグリルも取り付けました。グリル自体がメッキパーツですが裏側は半艶の黒で塗装した方がリアリティがあるので塗装しています。
又、このパーツの上面に大きなランナーゲートが2か所あるのでそのままでは使用出来ません。上面のメッキを全て剥がすつもりで平たい治具にサンドペーパーを貼り付けて丁寧に整形し、シルバーで塗装仕上げを行った方が見栄えは断然に良くなります。


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さて、以前から悩んでいたバンパーです。ミラーフィニッシュを貼ってみましたが1枚で貼る事はかなり難しい事が解りました。
切り貼りすると貼り合わせのラインが出来るので見た目が悪くなります。仕方が無いので塗装で表現する事にしました。

残念ながら現在販売されているメッキ表現の塗料は完全なメッキとはいきません。私自身各メーカーのメッキ系塗料を全て試験してみましたが、塗装後に表面に触れると擦れて剥げてしまったり、表面の粒子が剥がれて指紋が付いてしまう物が殆どです。
そこでそれなりのメッキの雰囲気を出せて乾燥後に表面に触れても殆ど剥がれないアートメタルコートのスーパーミラーを使用しました。

そこでこの塗料の使用にあたって注意を一言!
大切なのは下地です。面倒ですが綺麗な表面を作る為に仕方ありませんよね。最初はサーフェイサーを塗装して乾燥後2000番程度で表面がツルツルになるように磨きます。最初はサーフェイサーが殆ど剥がれても大丈夫です。細かい傷の中にサフが入り込めば問題ありません。
2回目のサーフェイサーを塗装します。次はサフが剥がれないように丁寧に表面を磨きます。場合によってはスポンジペーパーの細かい目の物を使用すれば楽に磨けます。
その後エアブラシでグロスのブラックを塗装します。乾燥後、またサフの下地が出ないように表面を磨きます。磨き布に極細目のコンパウンドを少量付けて磨いても良いでしょう。表面がツルツルの黒になったらスーパーミラーを塗装します。


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下の写真が完成です。写真が悪いので綺麗に見えませんが、意外とそれなりの仕上がりになっています。
又、ディティールアップに実車に有るリベットも表現してみました。


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バンパーを取り付けて完成となりました。


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ですがここで一つ発覚! いつも完成後に必ず実車の写真を見てチェックするのですが一瞬完成してホットしたのもつかの間、見つけてしまいました!
ラジオアンテナがありません! 実車にはちゃんとあったのです!
実車を見ながら簡単にアンテナ器台を作り0.4mmの洋白線でアンテナを再現しました。


CIMG7281.jpg


これで今度こそ完成です!


CIMG7282.jpg


如何でしたでしょうか?
我ながらかなり良い出来になったのではないかと少し感心しています。

今回は何時もと違い3回で完成なのでかなり端折って進行しましたが、ある程度出来る方なら御理解頂けたのではないでしょうか?
元々この手のキットは初心者の方は殆ど手を出さないと思いましたので、通常で出来る部分は割愛しました。
今回のテーマはボディの表面処理でしたので、そこは出来るだけ詳しくお見せ出来たのではないでしょうか?
正直な所この手のキットはとても「簡単に作れます」とはとても言えるキットではありませんが、技術力を上げる意味では好キットではないでしょうか?
タミヤ製のキットしか経験のない方には恐ろしく嫌になるかもしれませんが、どんなキットにも挑戦して頂けたら幸いです。

今回はハリアーの失敗で急遽カーモデルにしましたが、やはりこれが私の十八番でもあるので上手く出来ても当たり前なのですが
やはりカーモデルは楽しいなと感じました。
次回は修復がほぼ完了したハリアーにするか船にするかとも考えていますが、もう少し車を作りたい気持ちもあるので次回作は決まっていません。
いずれにしても皆さんに楽しんで頂ける製作内容にしたいと思っています。

では次回まで御機嫌よう〜。

今回もコメント、製作相談、質問等お待ちしています、又、いつものようにお情けでポッチを宜しくお願い致します。


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完成写真は、弊社ギャラリーにて掲載しています!

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プロフィール

keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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