こんにちは!トラック野郎熱風5000キロ第6回です。

あっという間に1月も終わりになってしまいました。
腱鞘炎もかなり良くなり作業も以前よりスムースに出来る様になり多少仕事らしくなりました。


作業が出来る様になって最近思うようになったのが物作りとは何なのか? という事です。
子供がハサミが使えない、鉛筆が削れないなど以前から良く耳にしますが現在も基本的には変わっておらず更に増えているとも多方面で聞きます。
学校の工作の時間で教えないのでしょうか?。
こういった子供が大人になると自分がしないので子供にもさせません。また不器用な子供が増えていく訳です。
刃物で手を切るのは危険な事ですが切った経験があるから切らない方法を考えるのでないでしょうか?
私は両親に男の子は手先が器用な方が将来便利だからと教育されてきました。
そのおかげでバイクも出来る限り自分で手を入れますし、自宅の家具や道具など殆ど自分で修理します。

物作りを知るという事は価値を考えるという事にも繋がります。以前子供に鉛筆削れる? と聞いたことがあります。
答えは「削れない、削る必要ないもん、だって鉛筆削りがあるから。」。尤もな意見ではありますが果たしてそれでいいのでしょうか?
鉛筆削りで削った鉛筆は全て同じ形で削れます。これは工業製品の量産と同じ事です。
ですが1本1本丁寧に削る事は使用目的にも合った削り方が出来ます。又、時間もかかるので価値が違います。
鉛筆削りを便利で簡単でいいじゃんと言ってしまえばそれまでですがやはり何か違う気がします。
私も鉛筆削りは利用しますが自分で削る事も当然出来ます。

勿論高額な物が良いとは全く思いませんが、通常高価な物は高価な分意味がありますし安い物は安く出来る理由があります。
物作りを知るという事はそういう意味でも大切な事ではないでしょうか?
誤解の無い様お話ししますが、安い物を否定しているのでは全くありません。

私はコンビニで買うお弁当よりお母さんが朝早く起きて作るお弁当の方が何倍も価値がある気がします。物作りを知るという事は作り手の思いも知るという事にも繋がります。
物作りの価値を知る事はそういう意味なのではないでしょうか?
こういうテーマは非常に難しく奥が深いのでこれだけの文章では私の気持ちはとても表現しきれませんが、全てを否定する前提の話ではありません。
私自身も簡単に答えが出ない難しい問題です。
皆さんに少しだけでも心に留めて頂ければ幸いです。


では作業に参りましょう! 今回は一番星号としては詰めの作業が残っています。
最初はバンパーです。前々回にウロコシールを貼りナンバーまで取り付けて終わっていますのでそこからの作業です。
バンパー上部にブルーのマーカーが付いています。ここも実車に合わせて組み上げましょう。
マーカーの基部はメッキなのですが基台はメッキではありません。メッキを剥がしてしまうと基部まで剥がしてしまうのでカッターの先か背を利用して基台部分のメッキを剥がします。剥がし終わったら残ったメッキにキズを付けない様丁寧にサンドペーパーで表面を磨きます。
その後メッキを剥がした部分をシルバーで塗装します。
又、マーカーレンズのブルーはかなり濃い色のブルーなので何度も重ね塗りをして濃いブルーに塗装して仕上げます。
完成したらエポキシ接着剤で接着します。
この部分の接着はそのままメッキを利用した方の場合はメッキを剥がして接着する事になりますが仕上がりを考えればエポキシ接着剤で固定した方が綺麗に仕上がります。
最後にサイドのマーカーと行灯を接着して完成です。


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さてお次はキャブの梯子です。パーツを見るとキャブに取り付けるステーが1本ですが実車は2本がV字型に止まっています。
又、ステーがかなり太いので見た目が良くありません。やはり実車に沿って細いステーに交換して形を変えましょう。
梯子のステーを切り取り0.4mmのピンバイスで貫通しない様に穴を開けます。同じ径の洋白線を差し込み瞬間接着剤で固定します。
キャブ側のステー取り付け位置に0.4mmの穴を開けておきます。エポキシ接着剤を洋白線に少しだけ塗りキャブの穴に差し込み固定します。


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固定する際、荷台の側面を参考に床から垂直に取り付ける事が大切です。
硬化したらもう適度な長さに切った洋白線を斜めにエポキシ接着剤で取り付ければ完成です。
意外と簡単です。是非チャレンジしてみて下さい。
こんな場所でもグレードアップに大きく効果があると思います。


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先程組み上げたバンパーを取り付けました。
斜めにならない様に良く確認してバンパーを取り付けます。斜めに取り付けてしまうと台無しです。


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ワイパーの取り付けです。
キットの野暮ったいワイパーは取り付ける気がしなかったのでエッチングワイパーを取り付けてみました。


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これだけでも実感が出てきますよね。
ちなみに私が使用しているのはモデラーズ製のH型というタイプです。どのメーカーを使用しても大丈夫ですがワイパーのアームとブレードの長さはキットのパーツを参考に選定する事が大切です。

こんな所で泥除けです。
「忘れてんじゃないの?」とお思いの貴方! そうなんです、コロッと忘れておりました。
そこでどうせならここにも手を入れちゃいましょう!
キットの泥除けは実車と比較するとやや短い気がします。厚みもあるので0.3mmのプラ板で作り直し薄くして長さもやや長めにします。
リヤ側はフェンダーの取り付けステーのみを使用します。
説明書には泥除けの周囲に白く塗装指示がありますが劇中車を見る限り白い部分が見当たりません。
ここは単純に赤と黒の塗装だけで良さそうです。


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泥除けを取り付けた状態です。
泥除けの裾にメッキテープを貼る様指示がありますが実車はウロコステンレスが貼られている様です。(私の確認が正しければですが、、、)
どうでしょうか、標準の泥除けより長くなって恰好が良くなったと思いませんか?


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ここも忘れてはいけません!
1番星号には無線アンテナが付いています。キャリアの後方に付いていますがこれも再現します。
アンテナには洋白線の0.4mmを使用して根元には0,7mmの真鍮パイプを使用して差し込み0.3mmの洋白板から基台を作りハンダ付けして製作しています。パイプ部分は黒く塗装して仕上げれば完成です。
取り付けた後適当な長さでアンテナをカットします。


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最後はバックミラーです。
ボディカラーに塗装してミラー部分にはハセガワのミラーフィニッシュを貼り込みウレタン塗装でコーティングします。
硬化後、ボディにエポキシ接着剤で固定します。


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おまけですが、運転席右前に標準のラジオアンテナが付いています。これも再現しちゃいましょう!


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これで完成です。
では完成した1番星号を特とご覧ください!
影が出る様にしたかったのでアトリエのテラスで撮影しました。素人撮りなのでイマイチ写真が良くありませんが御了承下さい。
どうも写真が現物のボディカラーと少し違う色になって写ってしまいました。こんなに青くないのですが、、、、、、、。


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さて今回は如何でしたでしょうか?
結構失敗もあり、バンパーの行灯やキャブ前の行灯文字もバラバラになってしまい新規でデカールを作り直したり改造したはいいが帳尻がイマイチ合わなかったり、、、、それでも何とか完成に漕ぎつけました。

1番星号の人気は今でも非常に高く、現在でも製作代行の御相談は絶えません。非常に部品が多く手間のかかるこのキットは弊社での製作代金もかなり割高になるキットです。
それでも御依頼やお問い合わせが多いのはそれだけトラック野郎の映画自体の完成度と、故菅原文太氏と故愛川欽也氏の人気が全てでしょう。
私も若い時に映画館へ「故郷特急便」他を見に行きましたが今でも大好きな作品の一つです。

そんな作品に出てくるトラックは劇中のラストの活躍シーンが伴うとより魅力的になります。(ボロボロになってしまうんですね〜)
さすがにボロボロになった1番星号を製作した事はありませんが1度は挑戦したい作品である事は間違いありません。
映画の劇中車はトラック野郎に限らずどれも魅力的です。マッドマックスのインターセプター、バットマンのバットモービルなどキリが無い程魅力的な車が沢山あります。
劇中車のキットは製作しながら映画のワンシーンをイメージしたり他のカーモデルになどに比べると製作自体がより楽しい物になります。
皆さんも映画を見ている気持でキットを製作して楽しんで頂けると模型の楽しみが広がります。

取りあえず完成はしましたが正直な所、まだ改造できる部分は他にも多くあります。荷台の前面上に付く通気口の形状も劇中車とは違っていますし他にも電飾用の配線を増やすなど、、、、、。
次に1番星号を製作する際はそういった部分も含めて改造を施し究極の1番星号を製作したいと思います。(何時になるやら〜)

今回のトラック野郎製作が非常に楽しかったので懲りずに考えているのは別の映画に出てくる龍馬号を製作してみようと考えています。
現在リリースされている龍馬號はバリューデコトラシリーズでかなり簡素なキットなのでディティールも実車とはかなり違っています。
このキットをヘビーフレイトシリーズにヒケを取らない劇中に出てくるトレーラーを完全に再現してみたいと思います。
かなり大掛かりの改造になり時間も必要なので折を見て挑戦しようと思うのでその節は宜しくお願い致します。。

まだ次回の製作は決まっていません。現在思案中です。
作りたいキットは沢山ありますがやはりこのブログでは皆さんが楽しんで頂けるキットの製作をしたいと思っています。
そういった意味では今回の製作は自分なりの評価として55点程でしょうか?
まだまだ勉強が必要な様です。
今後も皆さんに楽しんで頂ける様頑張ります!

では今回も応援のポチッをよろしくお願い申し上げます。


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完成したモデルはこちらからも御覧頂けます!


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プロフィール

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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