こんにちは! ジェネラル号第2弾です。
桜の開花も少々遅れ気味ですが春になっていく事が嬉しくなってきましたね。
このブログも何だかんだともう3年になります。満足のいく数の製作は出来ていませんがお陰様で見て頂いている方は当初に比べてかなり多くなりました。
毎回「何を作ろうか?どんなキットが喜んで頂けるか?参考にしてもらえるか?」考えない日はありません。
もっと多く作業時間を増やせれば良いのですが、弊社の様な弱小零細企業は代表の私自身も営業から製作まで行わなければなりません。
ビンボー暇なしって感じでしょうか?
ビンボーで考えるのが今後の模型業界です。
政府は景気が回復しつつある様に言いますが私には何のことやら? って感じです。
模型業界はどんどん衰退し、新製品も色替えやパケチェンが多く商品に魅力が無いせいで消費者も離れていくばかり、、、、。
ホビーショーに行った方ならお解りでしょうが閑散として寂しい状態、それでも何もしない模型業界、不思議な業界です。
この話はすればするほど疑問が大きくなって取集がつかなくなるのでこの辺で止めておきますが、これから模型業界は何処へ向かうのでしょう?
そんな中、弊社も負けない様これからも精進し創業30年の向けて頑張りたいと思います。
負けるな! 零細企業!
さて製作に入りましょう!
前回の続きになりますが今回も大変地味な作業です。余り面白くないとは思いますが素晴らしい完成品にするためには必要な作業です。
どうか飽きずに最後まで付き合って下さいませ。
最初はキャブからです。運転席自体は単なる箱組なので簡単ですが、パーツ同士の合いがイマイチで屋根の周囲には飾り帯の段が付いているのもののこれが全く合いません。
パテを使用して出来る限り綺麗に繋がるように修正します。

シャーシの製作に入りましょう。
今回のキットはとにかく修正やヒケ処理などがてんこ盛りでタミヤ製しか知らない方には驚愕の連続だと思います。
しかし修正する技術がテクニックの幅を広げどんなキットにも対応できる技術を育ててくれます。
確かにピッタリ合うタミヤの製品は最高ですが、タミヤではリリースされていないキットにも皆さんは興味あるはずです。
その為にも失敗を恐れずチャレンジする事は大切ではないでしょうか?

下の写真は前後進用のレバーですが左が加工後、右が加工前です。
一目瞭然ですがバリだらけ、出来る限り綺麗に切取りスッキリさせてから形の悪いボルトは切取り新規に取り付けています。

シャーシを組み終わりました。ヒケや狂いが多いので修正しながら組み立てますが、比較的修正はしやすく苦労する事は余りありません。
やはりボルトの再現が宜しくありません。ここもボルトを全て削り取り新規に取り付けます。
又、付くべき所にボルトがありません。実機の写真などを参考にしてボルトを追加します。完成後には余り見えないので拘る必要は無いかもしれません。
更に、フロント部分のフェンダーを取り付けた際、地面に対して正しく取り付けが出来ません。調整して取り付ける事が必要です。
フェンダー部分の取り付けステーは実車にはリベットで取付られていますがキットには再現されていません。
ここもリベットを再現してリアル感を高めます。

組み上がったシャーシです。ヒケなどが多く修正しながらの組み立てですが比較的にシッカリ組み上げる事が出来ました。
古いキットですが手間をかけてバランスを重視しながら組み上げれば誰でも綺麗に組み立てる事が出来ます。

仕上げのサーフェイサー塗装を行い塗装に備えておきます。

さて、シリンダー部の組み立てですがやはりここもボルトの再現が宜しくありません。
写真を見て頂くと右側の既存のパーツは見た目にボルト再現の様になっていますが、実は中心に突起がわずかにあります。
実車を見るとナットで固定されているのですがこれでは雰囲気が出ません。
ここも既存のモールドを削り取りほぼ同じサイズのナットを取り付けて完成度を上げてみました。

結果的に殆どのボルトを再生し、側面にはリベット表現がされていなかったので実機に合わせて追加しています。

前側の台車ですここもカッチリ組み立てる為にかなり調整しています。
当然ボルト類はここでもすべて新規に取り付けています。

ボイラー部もいよいよ形になってきました。
ヘッドライトの台座も取り付けましたがボイラー部の取り付け部分にガイドがあります。しかしこのガイド取り付けた後もかなり目立ってしまいそうなので、実機に合わせてガイドを削り取りライトの台座を取り付けました。
結果的にボイラー部分の殆どのボルトを交換してしまいました。

最後は台車の取り付けです。この取り付けパーツも非常に合いが悪いので調整して取り付けます。
これで本体は終了です。これから再度サーフェイサー塗装を施し本塗装に入ります。



見て頂いている方には変化が少ないので余り面白くないとは思いますが、もしこのキットを作っていらっしゃる方が見て頂いていれば、最初より大きく変わっていくのが御理解頂けると思います。それ程実際は大きく変化しているんです。
元々、日本人には馴染みの無い機関車なので鉄道ファンの方には興味を持って頂けないとは思いますが、現在発売されている鉄道のSLキットもかなり古いキットなので、製作する際の参考にして頂けるのではないかと思います。
しかしこのキットの製作は地味な作業のてんこ盛りですが時間だけは相当かかっています。
正直な感想ですが完成時は非常に見栄えが良くかなり華やかになりますが、製作過程が余りにも地味な作業が多いので皆さんに御紹介する作品としてはダメだったのでは? と感じています。
ですがここまで来たらこんなキットも面白いんだと思って頂けるように頑張ります。
次回はテンダーの製作です。塗装まではもう少しお時間がかかりますが丁寧な作業が完成度を上げる事は言うまでもありません。
塗装後の美しい状態を作る為にもじっくりと下地処理やディティルーアップに時間を使う事も大切ではないでしょうか?
今回はここまでです。
次回は多少塗装も行いたいと思いますのでお楽しみに〜。
御意見ご相談等ありましたらコメント下さいませ。
桜の開花も少々遅れ気味ですが春になっていく事が嬉しくなってきましたね。
このブログも何だかんだともう3年になります。満足のいく数の製作は出来ていませんがお陰様で見て頂いている方は当初に比べてかなり多くなりました。
毎回「何を作ろうか?どんなキットが喜んで頂けるか?参考にしてもらえるか?」考えない日はありません。
もっと多く作業時間を増やせれば良いのですが、弊社の様な弱小零細企業は代表の私自身も営業から製作まで行わなければなりません。
ビンボー暇なしって感じでしょうか?
ビンボーで考えるのが今後の模型業界です。
政府は景気が回復しつつある様に言いますが私には何のことやら? って感じです。
模型業界はどんどん衰退し、新製品も色替えやパケチェンが多く商品に魅力が無いせいで消費者も離れていくばかり、、、、。
ホビーショーに行った方ならお解りでしょうが閑散として寂しい状態、それでも何もしない模型業界、不思議な業界です。
この話はすればするほど疑問が大きくなって取集がつかなくなるのでこの辺で止めておきますが、これから模型業界は何処へ向かうのでしょう?
そんな中、弊社も負けない様これからも精進し創業30年の向けて頑張りたいと思います。
負けるな! 零細企業!
さて製作に入りましょう!
前回の続きになりますが今回も大変地味な作業です。余り面白くないとは思いますが素晴らしい完成品にするためには必要な作業です。
どうか飽きずに最後まで付き合って下さいませ。
最初はキャブからです。運転席自体は単なる箱組なので簡単ですが、パーツ同士の合いがイマイチで屋根の周囲には飾り帯の段が付いているのもののこれが全く合いません。
パテを使用して出来る限り綺麗に繋がるように修正します。

シャーシの製作に入りましょう。
今回のキットはとにかく修正やヒケ処理などがてんこ盛りでタミヤ製しか知らない方には驚愕の連続だと思います。
しかし修正する技術がテクニックの幅を広げどんなキットにも対応できる技術を育ててくれます。
確かにピッタリ合うタミヤの製品は最高ですが、タミヤではリリースされていないキットにも皆さんは興味あるはずです。
その為にも失敗を恐れずチャレンジする事は大切ではないでしょうか?

下の写真は前後進用のレバーですが左が加工後、右が加工前です。
一目瞭然ですがバリだらけ、出来る限り綺麗に切取りスッキリさせてから形の悪いボルトは切取り新規に取り付けています。

シャーシを組み終わりました。ヒケや狂いが多いので修正しながら組み立てますが、比較的修正はしやすく苦労する事は余りありません。
やはりボルトの再現が宜しくありません。ここもボルトを全て削り取り新規に取り付けます。
又、付くべき所にボルトがありません。実機の写真などを参考にしてボルトを追加します。完成後には余り見えないので拘る必要は無いかもしれません。
更に、フロント部分のフェンダーを取り付けた際、地面に対して正しく取り付けが出来ません。調整して取り付ける事が必要です。
フェンダー部分の取り付けステーは実車にはリベットで取付られていますがキットには再現されていません。
ここもリベットを再現してリアル感を高めます。

組み上がったシャーシです。ヒケなどが多く修正しながらの組み立てですが比較的にシッカリ組み上げる事が出来ました。
古いキットですが手間をかけてバランスを重視しながら組み上げれば誰でも綺麗に組み立てる事が出来ます。

仕上げのサーフェイサー塗装を行い塗装に備えておきます。

さて、シリンダー部の組み立てですがやはりここもボルトの再現が宜しくありません。
写真を見て頂くと右側の既存のパーツは見た目にボルト再現の様になっていますが、実は中心に突起がわずかにあります。
実車を見るとナットで固定されているのですがこれでは雰囲気が出ません。
ここも既存のモールドを削り取りほぼ同じサイズのナットを取り付けて完成度を上げてみました。

結果的に殆どのボルトを再生し、側面にはリベット表現がされていなかったので実機に合わせて追加しています。

前側の台車ですここもカッチリ組み立てる為にかなり調整しています。
当然ボルト類はここでもすべて新規に取り付けています。

ボイラー部もいよいよ形になってきました。
ヘッドライトの台座も取り付けましたがボイラー部の取り付け部分にガイドがあります。しかしこのガイド取り付けた後もかなり目立ってしまいそうなので、実機に合わせてガイドを削り取りライトの台座を取り付けました。
結果的にボイラー部分の殆どのボルトを交換してしまいました。

最後は台車の取り付けです。この取り付けパーツも非常に合いが悪いので調整して取り付けます。
これで本体は終了です。これから再度サーフェイサー塗装を施し本塗装に入ります。



見て頂いている方には変化が少ないので余り面白くないとは思いますが、もしこのキットを作っていらっしゃる方が見て頂いていれば、最初より大きく変わっていくのが御理解頂けると思います。それ程実際は大きく変化しているんです。
元々、日本人には馴染みの無い機関車なので鉄道ファンの方には興味を持って頂けないとは思いますが、現在発売されている鉄道のSLキットもかなり古いキットなので、製作する際の参考にして頂けるのではないかと思います。
しかしこのキットの製作は地味な作業のてんこ盛りですが時間だけは相当かかっています。
正直な感想ですが完成時は非常に見栄えが良くかなり華やかになりますが、製作過程が余りにも地味な作業が多いので皆さんに御紹介する作品としてはダメだったのでは? と感じています。
ですがここまで来たらこんなキットも面白いんだと思って頂けるように頑張ります。
次回はテンダーの製作です。塗装まではもう少しお時間がかかりますが丁寧な作業が完成度を上げる事は言うまでもありません。
塗装後の美しい状態を作る為にもじっくりと下地処理やディティルーアップに時間を使う事も大切ではないでしょうか?
今回はここまでです。
次回は多少塗装も行いたいと思いますのでお楽しみに〜。
御意見ご相談等ありましたらコメント下さいませ。
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こんにちは!
又、1か月程更新が空いてしまいました、最近は営業ばかりで都心に行くことが多いので作業デスクに殆ど座っていない毎日です。
これではいけない! やはりモデラーは模型製作をしてなんぼのもんです。気合を入れて模型を作りたいと思います。
が!
気持ちは、、、春が近くなってきました! 手の怪我も回復してきたのでバイクにも乗りたい!
暫くバイクに乗っていなかったので果たして動くのかな? と心配でもありますが、、、、。
やりたい事、しなければいけない事、てんこ盛りです! 頑張らなければ!
それではお待たせ致しました、新しいブログネタの御報告です!
悩みました、皆さんが殆ど製作した事が無く、興味があっても購入までは、、、、と考えてしまうキット。
難しそうだから手を出したくない、キットの完成度が悪そう?など製作まで至らないと思われるキット。
考えました。無い頭を絞り真剣に考えました。やっと決まりました。
このキットは鉄道模型に当たるのでしょうか?それとも単なるスケールモデル?
正直な所解りませんが完成時の見栄えはかなり迫力があるキットではないでしょうか?
では発表します! 今回のお題は!
1/25ジェネラル号アメリカ型4‐4‐0薪蒸気機関車を製作してみたいと思います。
「知らね〜よ」と思った方! 御安心を! 私も形は多少知っていましたが(映画などの影響です)名前などは全く知りませんでした。
石炭ではなく薪を燃やして燃料にする所が良いですね〜。アメリカの古き西部って感じでしょうか?
アメリカのディズニーランドでもこういった形の機関車が走っていますよね。あちらは非常に派手な塗装でメルヘンチックですが今回の機関車は実際に走っていたカラーです。
又、この機関車はアメリカのニュージャージー州に現在、動態保存されている様です。
1855年にデビューしたこの車両ですが何と160年以上前から使用されていたとは思えないほど、美しい状態で保存されているのは凄い事ですよね。
西部劇などの映画に度々出てきそうなこの機関車をどこまで追求できるか?
今回は現在の動態保存状態を再現すべく製作してみたと思います。
ちなみに映画バックトゥーザフューチャー3でデロリアンを押した機関車も同じタイプだったと思います。
(こんなキット製作するとは思わなかったでしょう?)
このキットであれば大抵の方は製作経験が無いのではないでしょうか?(ひょっとしたら存在すら、、、)
最近再販されているので現在でも入手可能なこのキット、メーカーもMPCでかなり古いキットということもありパーツの合いがとても良いとも思えませんし苦戦する事も想像できますが、ブログを見て頂いている皆さんが更に新しい分野にチャレンジして頂ければと思っています。
私も初めて製作したのでどうなる事やら?

ではキットを見てみましょう。
やや大味気味な感じは否めませんが、現在のキットに負けない仕上げを目指してみたいですね。
問題はメッキの処理と大味のパーツをどのように料理するか? でしょうか。
昔のキットなのでパーツ分割は目新しい物では無く、至って簡単な分割です。製作する際に特難しいという事もなさそうなので組立自体は簡単な様です。
ただこの手のキットは製作中に思いつきも多くなりやたら方向転換が多くなる傾向もあるので、、、、。


では作業に入りましょう!
説明書ではテンダー(後ろに付く石炭や薪等の燃料を積載する車輛のこと)から製作する様になっていますがモチベーションを上げる為にもやはり機関車から製作します。
最初は機関車のボイラー部分を貼り合わせて整形します。タミヤの様に「おおっ!ピッタリ!ハマって組みやす〜い」なんてことは全くありません。こちらを合わせると何でこちらがズレてるんだ? などと頭を抱えて左右のボイラーパーツを貼り合わせ、帳尻があった所で流し込み接着剤で固定、マスキングテープでシッカリ抑えて乾燥させます。
ボイラー前部と運転席側のパーツを取り付ける為に取り付け部を平らに整形しておきます。
この作業とても重要で、綺麗に合うようにしておかないと見た目が悪くなるので仮組を何度も行い丁寧に作業します。

乾燥したら継ぎ目消しです。
ディティールを消さない様に丁寧にペーパーで処理します。上手く合わない場合はパテを使用して綺麗に処理します。
綺麗に消しておかないと塗装後に継ぎ目が浮き出て残念な状態になってしまいますのでくれぐれも御注意ください。

運転席部分をボイラーに接着する前に、怠いモールドをリアルに立体的に見える様手を入れましょう。
丁寧に既存のモールを切り取りサンドペーパーで処理をします。
モールドなど削り取る場合は一回で全て切り取るのではなく少しずつ切り取るのがコツです。

真鍮線を利用して削り取ったモールドを新規に製作します。
後は元の場所に取り付けるだけです。
真鍮線で新規に製作するのは難しいと思う方はモールドと同じ太さのプラ棒を曲げて製作しても良いでしょう。
要するに一体となったモールドを立体的に別に見せる事が出来ることが大切です。
機関車の運転席はカーモデルなどと違い簡単に覗くことが出来ます。別パーツになっているだけでリアル感が増します。
確かにやや面倒な作業ではありますが是非チャレンジして頂きたい。

パイピングを取り付けようと思いましたが「この際だ!ここもリベット交換しちゃえ!」と勢いで運転席の見える部分はリベットを入れてしまいました。
結局モールドも全て切り取り新規に製作しました。下部は運転台の下になり余り見えないので手を入れません。

ボイラー側の煙突基部ですがボルトの形がダレていて余り良くありません。思い切って削り取りモンモデル製の1/35用ボルトセットを使用してサイズの同じ物を選んで接着してディティールアップしておきます。
又、ボイラー前部の継ぎ目にあるリベットも形が綺麗に出ていません。ここは1mmのリベットを入れて再現しています。

形がしっつかりしていて良い感じです。

煙突の製作です。
煙突の本体は2パーツの貼り合わせになりますが継ぎ目を実車に合わせて加工します。
継ぎ目部は何故か両側にリベット表現がありますが実機の写真等を見ても片側しかありません。実機は6枚のパネルを端が重なるように作られている様なので、それに合わせて不要なリベットを削りヒケを処理しておきます。
表現されているリベットはこの場所もイマイチ形が良くありません。そこで全て交換する事にします。
リベットの入れ方ですが、表面のリベットをカッター等で跡が残るように削ぎ取ります。その後をガイドに千枚通しで強く跡を付けて穴を開ける為のガイドを作ります。
ガイドを頼りに0.5mmのピンバイスで穴を開けていきます。地味な作業ですが完成時に大きな効果を演出してくれます。


煙突上部にも実車はリベットが入っていますがキットにはありません。実車の写真を参考にリベットを増やしていきます。
上部はRが付いているので綺麗に穴を開ける道具としてハセガワのリベット用のテンプレートを使用すると簡単です。

煙突上部のパーツです。煙突の排煙口にはメッシュのモールドがありますがリアル感がありません。ざっくりと切り取って
煙突の上部パーツ内側に1mm程度残し新規にメッシュが乗るように加工します。又メッシュ部の中央の排煙口も綺麗に切取り、新規のメッシュ上部に移設する為にモールドのみを残す様出来る限り削り薄く仕上げておきます。
又、排煙口周囲に実機はリブが付いているのでプラ棒で再現しています。
最後にギザギザの部分は薄く見せる為に淵を削り薄く仕上げておいた方がリアル感が出ます。

リベットを差し込みます。今回はMFH製のアルミリベット(0.8)を差し込みます。
穴を開けるのも地味な作業ですが入れるのもこれまた地味な作業です。完成した姿を想像しながら地道に差し込んでいきます。
全て終了したら裏側から瞬間接着剤を流し込み固定します。

如何でしょう? かなり大変な作業ですが存在感は十分です。塗装後にはそれほど目立つとは思えませんけど、、、、。

仕上げは切り取ってしまったメッシュの再現です。ウェーブ製の金属メッシュを使用してピッタリ入る様に切り取ります。
予めメッシュが乗るように加工してあったので止まる所で接着します。
最後に中心を切り取り排煙口のパーツをエポキシ接着剤で取り付けて完成です。

先程加工したパーツを取りあえず組み立ててサーフェイサーで下地を作っておきます。

今回はここまでです。ボイラーの形は見えてきましたがこの段階では派手さが無いので、見て頂いている方ワクワクしないと思いますがここまで来るのにかなりの時間を費やしています。
今回の写真は黒やグレーだけの色合いなので確かに地味ですよね〜。ですがこの地味な作業が素晴らしい完成品に繋がります!
実機は保存されているので存在していますが、資料がやや少ないので完全に再現できるかどうかも難しいかもしれません。
ですが判る範囲で再現してみたいと思います。
写真では判断出来ないと思いますが大きさもそれなりなので迫力も十分ですが大きい分作業も多くなります。
ですがその分完成時には皆さんが「思ったより悪くないね〜」と思って頂けると思います。その為にも頑張りたいと思います。
次回はキャブ周りの組み立てと塗装になります。まだまだ先は長そうですが暫くお付き合いください。
それでは次回まで御機嫌よう〜。
いつものようにコメント、御質問等お待ちしています。
又、1か月程更新が空いてしまいました、最近は営業ばかりで都心に行くことが多いので作業デスクに殆ど座っていない毎日です。
これではいけない! やはりモデラーは模型製作をしてなんぼのもんです。気合を入れて模型を作りたいと思います。
が!
気持ちは、、、春が近くなってきました! 手の怪我も回復してきたのでバイクにも乗りたい!
暫くバイクに乗っていなかったので果たして動くのかな? と心配でもありますが、、、、。
やりたい事、しなければいけない事、てんこ盛りです! 頑張らなければ!
それではお待たせ致しました、新しいブログネタの御報告です!
悩みました、皆さんが殆ど製作した事が無く、興味があっても購入までは、、、、と考えてしまうキット。
難しそうだから手を出したくない、キットの完成度が悪そう?など製作まで至らないと思われるキット。
考えました。無い頭を絞り真剣に考えました。やっと決まりました。
このキットは鉄道模型に当たるのでしょうか?それとも単なるスケールモデル?
正直な所解りませんが完成時の見栄えはかなり迫力があるキットではないでしょうか?
では発表します! 今回のお題は!
1/25ジェネラル号アメリカ型4‐4‐0薪蒸気機関車を製作してみたいと思います。
「知らね〜よ」と思った方! 御安心を! 私も形は多少知っていましたが(映画などの影響です)名前などは全く知りませんでした。
石炭ではなく薪を燃やして燃料にする所が良いですね〜。アメリカの古き西部って感じでしょうか?
アメリカのディズニーランドでもこういった形の機関車が走っていますよね。あちらは非常に派手な塗装でメルヘンチックですが今回の機関車は実際に走っていたカラーです。
又、この機関車はアメリカのニュージャージー州に現在、動態保存されている様です。
1855年にデビューしたこの車両ですが何と160年以上前から使用されていたとは思えないほど、美しい状態で保存されているのは凄い事ですよね。
西部劇などの映画に度々出てきそうなこの機関車をどこまで追求できるか?
今回は現在の動態保存状態を再現すべく製作してみたと思います。
ちなみに映画バックトゥーザフューチャー3でデロリアンを押した機関車も同じタイプだったと思います。
(こんなキット製作するとは思わなかったでしょう?)
このキットであれば大抵の方は製作経験が無いのではないでしょうか?(ひょっとしたら存在すら、、、)
最近再販されているので現在でも入手可能なこのキット、メーカーもMPCでかなり古いキットということもありパーツの合いがとても良いとも思えませんし苦戦する事も想像できますが、ブログを見て頂いている皆さんが更に新しい分野にチャレンジして頂ければと思っています。
私も初めて製作したのでどうなる事やら?

ではキットを見てみましょう。
やや大味気味な感じは否めませんが、現在のキットに負けない仕上げを目指してみたいですね。
問題はメッキの処理と大味のパーツをどのように料理するか? でしょうか。
昔のキットなのでパーツ分割は目新しい物では無く、至って簡単な分割です。製作する際に特難しいという事もなさそうなので組立自体は簡単な様です。
ただこの手のキットは製作中に思いつきも多くなりやたら方向転換が多くなる傾向もあるので、、、、。


では作業に入りましょう!
説明書ではテンダー(後ろに付く石炭や薪等の燃料を積載する車輛のこと)から製作する様になっていますがモチベーションを上げる為にもやはり機関車から製作します。
最初は機関車のボイラー部分を貼り合わせて整形します。タミヤの様に「おおっ!ピッタリ!ハマって組みやす〜い」なんてことは全くありません。こちらを合わせると何でこちらがズレてるんだ? などと頭を抱えて左右のボイラーパーツを貼り合わせ、帳尻があった所で流し込み接着剤で固定、マスキングテープでシッカリ抑えて乾燥させます。
ボイラー前部と運転席側のパーツを取り付ける為に取り付け部を平らに整形しておきます。
この作業とても重要で、綺麗に合うようにしておかないと見た目が悪くなるので仮組を何度も行い丁寧に作業します。

乾燥したら継ぎ目消しです。
ディティールを消さない様に丁寧にペーパーで処理します。上手く合わない場合はパテを使用して綺麗に処理します。
綺麗に消しておかないと塗装後に継ぎ目が浮き出て残念な状態になってしまいますのでくれぐれも御注意ください。

運転席部分をボイラーに接着する前に、怠いモールドをリアルに立体的に見える様手を入れましょう。
丁寧に既存のモールを切り取りサンドペーパーで処理をします。
モールドなど削り取る場合は一回で全て切り取るのではなく少しずつ切り取るのがコツです。

真鍮線を利用して削り取ったモールドを新規に製作します。
後は元の場所に取り付けるだけです。
真鍮線で新規に製作するのは難しいと思う方はモールドと同じ太さのプラ棒を曲げて製作しても良いでしょう。
要するに一体となったモールドを立体的に別に見せる事が出来ることが大切です。
機関車の運転席はカーモデルなどと違い簡単に覗くことが出来ます。別パーツになっているだけでリアル感が増します。
確かにやや面倒な作業ではありますが是非チャレンジして頂きたい。

パイピングを取り付けようと思いましたが「この際だ!ここもリベット交換しちゃえ!」と勢いで運転席の見える部分はリベットを入れてしまいました。
結局モールドも全て切り取り新規に製作しました。下部は運転台の下になり余り見えないので手を入れません。

ボイラー側の煙突基部ですがボルトの形がダレていて余り良くありません。思い切って削り取りモンモデル製の1/35用ボルトセットを使用してサイズの同じ物を選んで接着してディティールアップしておきます。
又、ボイラー前部の継ぎ目にあるリベットも形が綺麗に出ていません。ここは1mmのリベットを入れて再現しています。

形がしっつかりしていて良い感じです。

煙突の製作です。
煙突の本体は2パーツの貼り合わせになりますが継ぎ目を実車に合わせて加工します。
継ぎ目部は何故か両側にリベット表現がありますが実機の写真等を見ても片側しかありません。実機は6枚のパネルを端が重なるように作られている様なので、それに合わせて不要なリベットを削りヒケを処理しておきます。
表現されているリベットはこの場所もイマイチ形が良くありません。そこで全て交換する事にします。
リベットの入れ方ですが、表面のリベットをカッター等で跡が残るように削ぎ取ります。その後をガイドに千枚通しで強く跡を付けて穴を開ける為のガイドを作ります。
ガイドを頼りに0.5mmのピンバイスで穴を開けていきます。地味な作業ですが完成時に大きな効果を演出してくれます。


煙突上部にも実車はリベットが入っていますがキットにはありません。実車の写真を参考にリベットを増やしていきます。
上部はRが付いているので綺麗に穴を開ける道具としてハセガワのリベット用のテンプレートを使用すると簡単です。

煙突上部のパーツです。煙突の排煙口にはメッシュのモールドがありますがリアル感がありません。ざっくりと切り取って
煙突の上部パーツ内側に1mm程度残し新規にメッシュが乗るように加工します。又メッシュ部の中央の排煙口も綺麗に切取り、新規のメッシュ上部に移設する為にモールドのみを残す様出来る限り削り薄く仕上げておきます。
又、排煙口周囲に実機はリブが付いているのでプラ棒で再現しています。
最後にギザギザの部分は薄く見せる為に淵を削り薄く仕上げておいた方がリアル感が出ます。

リベットを差し込みます。今回はMFH製のアルミリベット(0.8)を差し込みます。
穴を開けるのも地味な作業ですが入れるのもこれまた地味な作業です。完成した姿を想像しながら地道に差し込んでいきます。
全て終了したら裏側から瞬間接着剤を流し込み固定します。

如何でしょう? かなり大変な作業ですが存在感は十分です。塗装後にはそれほど目立つとは思えませんけど、、、、。

仕上げは切り取ってしまったメッシュの再現です。ウェーブ製の金属メッシュを使用してピッタリ入る様に切り取ります。
予めメッシュが乗るように加工してあったので止まる所で接着します。
最後に中心を切り取り排煙口のパーツをエポキシ接着剤で取り付けて完成です。

先程加工したパーツを取りあえず組み立ててサーフェイサーで下地を作っておきます。

今回はここまでです。ボイラーの形は見えてきましたがこの段階では派手さが無いので、見て頂いている方ワクワクしないと思いますがここまで来るのにかなりの時間を費やしています。
今回の写真は黒やグレーだけの色合いなので確かに地味ですよね〜。ですがこの地味な作業が素晴らしい完成品に繋がります!
実機は保存されているので存在していますが、資料がやや少ないので完全に再現できるかどうかも難しいかもしれません。
ですが判る範囲で再現してみたいと思います。
写真では判断出来ないと思いますが大きさもそれなりなので迫力も十分ですが大きい分作業も多くなります。
ですがその分完成時には皆さんが「思ったより悪くないね〜」と思って頂けると思います。その為にも頑張りたいと思います。
次回はキャブ周りの組み立てと塗装になります。まだまだ先は長そうですが暫くお付き合いください。
それでは次回まで御機嫌よう〜。
いつものようにコメント、御質問等お待ちしています。