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こんにちは! 今年最後の製作になります!

昨日、愛車にスタッドレスタイヤを買いました。今年は雪どうなんでしょうね~。
所詮東京の雪なんて大したことはありませんが、今月下旬に群馬県に温泉旅行する事もあり特に早めに購入しました。
実は昨年の12月にエスカレードという車に乗り変えました。お金も無いのに無理して購入しましたが大きなSUVは男の憧れとでもいうのでしょうか?
購入して丁度1年になります。

いかんせんこの車のスタッドレスタイヤがべらぼうに高いんです。正直泣きました。清水舞台ってこういう時に使う言葉なんでしょうね~。
でも妻の要望が山の温泉と誕生日が12月下旬って事もあり、見栄を張って山の温泉に連れて行くなんて約束したもんだから大変!
凍結が心配でディーラーに電話をしてタイヤの要望を伝えたら目の玉が飛び出る御値段! 涙を浮かべながら「こんなんとても無理やん!」

何とかノーマルタイヤで行けないものかと考えていたら周りの友人や宿に確認した所「スタッドレスタイヤは必要です」と一言いわれてしまい更に大変!
結局オートバックスで、、、、。
宿賃よりもはるかに高くついて、、、くそっ! 軽々しく言うんじゃなかった! 12月の群馬県の天気を知っておくべきだった、! ええカッコしてもうた!
今となっては、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、(いつもより点が多いんす)
でも皆さん! 奥さんは本当に心底大切にしましょう!(くそっ!くそっ!)

私なんぞ東京住まいなので大雪が降る土地の事を考えるととても申し訳ないと思ってしまいます。
タイヤのハメ替えは面倒なのでホイールごと購入しましたがせいぜい3月までしか必要がありません。
そんな意味ではもったいない気もしますが、、、、、、、安全には変えられませんね~。


では早速今回の御題に入りましょう!
今回はあぶない刑事のレパードを製作してみたいと思います。
もう一つ、涙無くては語れ合いお話を一つ!
実はかなり昔ですがセドリックY31ブロアムVIPに乗っていた時期がありました。勿論新車ですよ!
ですが購入時に一番欲しかったのがこのレパードだったんです。
いかんせん非常に高い車で見積もりをもらってビックリの御値段。妻に見せるやいなや「アハハ、、」なんて意味不明な笑いを、、、、。

積極どうしても3000ccの車に乗りたくて購入を死ぬほど考えましたが、レパードの購入は無理! っと断念! 結局Y31型セドリックブロアムの3000ccを購入したわけです。
勿論4ドアハードトップしたのでかなりカッコ良く、素晴らしい車でしたので気に入っていましたがやはりどこかで「レパード欲しかったな~」なんて考えていました。
レパードより見た目を上げたかった私はセドリックにBBSの3ピースホイールを入れて調子にのって走っていた時期も今では懐かしく感じます。
いずれにしても私にとって最もバブリーな車で、今でも憧れているのは間違いありません。
(結局、何で3000ccを買ったのか?グランツーリスモSVにしておけばよかったのに、、)
その後Y32、Y33とグランツーリスモアルティマを乗り継ぐ結果になりました。

それでは製作に入りましょう!
パッケージにはタカとユージの写真が、、、、素敵! ってそんなことはどうでもいいですよね。


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キット内容は一般的なドアなどのオミットキットなので部品は多くはありません。ボディは基本的に新しいのでプロポーションはかなり優秀ですが、シャーシはアオシマ、フジミなどの御決りで「使いまわし」ってやつです。
この手のカーモデルは外見が大切なので目をつぶるしかなさそうです(シャーシ改造何て面倒だし、、、)
って事で外見重視のモデルを作ってみたいと思います。
勿論、ディティールアップ出来る場所などは手を入れて美しいレパードを作ってみましょう!


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ボディですがプロポーションはかなり良く出来ていると思います。昔に比べてボディ自体も薄目に出来ているので、ピラーなども薄い分シャープな仕上がりが期待できそうです。

さ~て! どこから手を付けるかな~って感じで製作意欲が湧いてきました。


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最初はスジボリです。昔のキットに比べると遥かにキッチリスジが入っているので十分な気もしますがやはり一応しておくべきだと思います。
時にサイドの窓モールはやや気持ち怠い部分があります。ゆっくりと筋を入れてモールドがハッキリ出る様にします。

今回はスジボリを行う場所を全て御紹介します。


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ドアのスジボリです。ドアのスジがモールドの部分でやや薄くなっています。本来車のドアが開く以上モールの部分もドアも切れているので同じ深さになる様スジボリします。


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ボンネットのスジボリです。
左右のスジが同じ深さになり端から端まで均一になる様丁寧にスジボリを行います。


DSCN8371.jpg


トランクです。
上面のスジボリは当然ですが後ろも忘れてはいけません。ここも均一になる様全周スジボリを行います。


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ここでワンポイントです。研ぎ出し作業がある以上出来るだけ邪魔な物は無い方が研ぎが楽です。アンテナなどは自作で簡単に再現できるので最後の段階で取り付けた方が簡単です。
このまま残しても良いのですが、磨いている最中アンテナに触れてしまい尖っている先が丸まってダレてくる可能性があります。
後で自作方法を御紹介しますので安心して切り飛ばしてしまいましょう。


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ウィンドウォッシャーの噴出口も切り取ります。
ここも先ほどと同じ様に後で再現する為に切り取ります。クリアーを塗装した際に塗膜の厚みで埋もれてしまいハッキリ判らなくなったり、磨き中にモールドの頭も磨いてしまい塗装が剥がれる事もしばしばです。
こんな部分も後で取りつけた方が簡単です。


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切り取った場所がハッキリ判る様に0.4mmなどの極細ピンバイスで穴を開けておき印を付けます。
ここは重要です。簡単な傷を付けた程度ではこれから行うサーフェーサー、本塗装、クリア仕上げを行うと塗膜で埋まってしまい分からなくなります。
研ぎ出し終了時に小さく穴が空いていても新しく製作したアンテナや噴出口のパーツを取り付けてしまえば分からなくなります。

今回はヘッドライトの点灯確認用ランプは削り取っていませんが、削り取った場合はモールドを無くさない様に保管し最後に取り付けても良いと思います。
又、腕に覚えのある方は削り取った後、新規に製作するのも良いと思います。


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パーティングラインを処理します。
このキットは新しい事もありパーティングラインも余り深く無く比較的に目立ちません。ボディが白成型なのでパーティングラインが見えにくい方はサーフェイサーを薄く塗装してから処理するの手です。
モールを消さない様慎重に行いましょう。


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屋根にはサンルーフを取り付け出来る様裏側に切取り用の溝があります。しかしこの車にはサンルーフの設定がありませんので必要ありません。モールのせいでボディ表面にヒケが出ているので平らになるまで丁寧に磨きます。特にメタリックカラーを塗装する場合は光の反射でハッキリ浮き出ます。
必ず完全に平滑になるようにしてください。尚、ヒケが深そうな窪みのの場合はパテなど使用して確実に消す事が大切です。


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ここも忘れがちですが、フェンダーの内側はどのキットも基本的にパーティングラインがあります。もし忘れてしまい小さなバリが残っているとフェンダーアーチの形が悪くなり美しいボディが台無しです。


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サーフェイサーを塗装しました。
この時点では特に目立った傷も無いので進めますが、あった場合はこの時点で解決しておきましょう。


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メタリック色であるボディから塗装です。
このレパードのカラーはとても難しいカラーで指定の色では余り良い感じになりません。
確かにゴールドとい表現ですが私的にはシャンパンゴールドのやや金色寄りって感じです。
一応私の調色したレシピも書いておきますので参考にして下されば幸いです。

ボディカラーレシピ
上面基本色ゴールド
 Mrカラー8シルバー40%
 Mrカラー色の源 イエロー30%
 MrカラーGX レッドゴールド30%
下面ガンメタル
 Mrカラー8シルバー50%
 ガイアノーツカラー EXブラック50%


上記の色の配合はあくまで目安です。御好みに合わない場合は比率を変えて調整して頂く必要があります。

メタリックカラーは全体が均一に塗装されなければムラになってしまいます。丁寧な塗装が仕上がりを左右するので慎重に塗装します。
又、缶スプレーではボディカラーの代用できる物が殆どありません。クレオスからシャンパンゴールドが出ていますが余り似ていません。そういた意味ではモデラー泣かせの色だと言っても良いでしょう。


DSCN8412.jpg


ボディカラーの塗装が終了しました。中々良い感じに塗装出来たのではないでしょうか?
色々な資料を見てもかなり見え方が変わってしまう様で実車を見ないと何とも言えませんが、こんな感じではないでしょうか?
注意点はイエローを入れすぎると黄緑っぽくなるので注意してください。


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下側の塗装をするのでマスキングしました。裏側から吹き込んで表側に回らない様に窓の裏側もマスキングしています。


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横から見た状態です。製作しているのは前期型なのでマスキング位置はサイドモール上が正しい位置です。
隙間から吹きこぼしが無いよう十分マスキングテープを密着させることが重要です。


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下側もメタリックなので上面と同じようにムラにならない様気を付けて塗装します。
失敗してもこの時点では再度塗装が出来るので安心して挑戦してください。


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塗装が完了した状態です。
かなり良い色味になったと思います。メタリックは傷などを嫌うので表面に傷を入れない様気を付けて下さい。
この後デカールやミラーフィニッシュを貼るので、それらも密着性を上げる為に全体に保護も兼ねてクリアーを塗装しておきます。
これ大変重要ですから忘れないで下さいね。


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塗り分けラインの参考にしてい頂ければとサービスショットでごさいます。ちなみに表面にはクリアー塗装がされています。


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基本塗装が終った所で細部に入りましょう!
この車のサイドモールにはメッキのデザインモールが入っています。キットにはそのモールを再現する為にミラーテープが同梱されていますがやや固めで伸びない素材の物です。モールの入る部分はキチッと筋が入っている状態ではないので密着性がやや不安です。
そこで馴染みが良くカーブでも密着性が良いミラーフィニッシュを使用します。

貼り方ですがサイドのドア部分とバンパー部分ではモールの入り方が違っています。バンパーは完全に凹状態なので良いのですがドア部分は上側部分しか凹がありません。ミラーフィニッシュを定規などを使用し直線になるよう切りって帯状の物を作ります。
最初は下側のモールラインに合わせて貼り込みます。


DSCN8435_3.jpg


下側のラインに綺麗に合わせたら爪楊枝などで上側の部分の凹にあわせて馴染ませます。
くれぐれも慎重に行って下さい。強く擦るとミラーフェニッシュが破けたり溝から楊枝などが外れてボディにキズを付けかねません。


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下側は合わせてあるので上側の馴染ませたラインに沿ってゆっくりと丁寧に良く切れるカッターで切っていきます。


DSCN8438_3.jpg


余分な部分を剥がして再度爪楊枝や綿棒などで馴染ませて密着させれば完成です。


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バンパー部は凹になっているので上側と下側をカッターで切り込み剥がせば溝の底だけに貼る事が出来ます。
中にはボディにカッターを当てる行為が怖い方も居ると思います。その場合は溝の幅のミラーフェニッシュを切って作り貼り込んだ方が無難です。


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窓枠の処理です。やはりここも塗装ではなくミラーフィニッシュを使用した方が仕上がりが美しくなります。
この様な場所は適当な長さに切って下の写真の様に貼り付けて窓枠に沿って爪楊枝などでなぞり、カッターで切り取る方法が綺麗に貼ることが出来ます。この場所も先程の様にカッターをボディに当てるのが怖い方は帯状にミラーフィニッシュを切って貼る方が良いと思います。


DSCN8456.jpg


貼り終えた状態です。付属のミラーシールでは柔軟性が欠けるのでこういった場所には綺麗に貼る事が出来ません。
ハセガワのミラーフィニッシュは薄く柔らかいので大抵の場所に貼り事が出来るのでお勧めです。


DSCN8457.jpg


後ろ側です。ナンバープレートが入る場所の全周にもメッキ表現します。但し表面のみで奥と側面はメタリックグレーで塗装が必要です。


DSCN8458.jpg


ドアノブもミラーフィニッシュを貼り仕上げてみました。大体これで塗装関係とメッキ表現は終了です。


DSCN8460.jpg


デカールを貼ってボディ終了って所でしょうか? 写真を撮った場所が悪いのか映り方に問題がありますがこのカラー面白いですね~! 見る場所や光の状況によって色が変わるんです。


DSCN8461_2.jpg


この後いつものウレタンコートに入ります。


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ウレタン塗装が終りました。かなり良い艶が出ています。今回はこれで研ぎ出しですが次回の作業にしたいと思います。


DSCN8502.jpg


内装に入りますが今回は全て出来ないのでシートのみ製作します。
シートは表と裏を貼り合わせる構造です。合わせ目が結構目立つのでパテ処理は必要です。


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パテ処理をする際心がけてほしいのは角の処理です。上の写真の角を着て頂くとかなりエッジが出ているのが判ります。
乗用車のシートである以上柔らかい雰囲気は必要なので角の面取りを行い全体的に丸みを帯びた形状を作ります。
又、上の写真で確認できますがシートのリクライニング部の切れ目がありません。カッターでスジボリを行い背の部分と座る部分を別に見せるようにした方がリアリティがあります。もう一つ欲を言えばヘッドレストも境目がハッキリしないので切り込みなどを入れて別体に見えるようにした方が雰囲気が良いと思います。


DSCN8410.jpg


今まで部品点数の多いキットや手を掛けないといけない様なキットを多く作ってきたせいでしょうか、非常に早く進んでしまい1回のブログでここまで出来てしまいました。この分では2回で終了かもしれませんね。
(おっかしいな~3回の予定なんだけどな~年末までもたないかもしんない~)

今回は比較的簡単なキットで皆さんにとって知名度が高いキットを取り上げてみました。
中級者以上の方には必要ない話ですが初心者の方には参考にして頂ければと思います。

市販車のキットはレーシングカーなどに比べ、ディティールアップが少ないので見せ場が少なくなる傾向があります。(キットや車種の性質にもよりますが)
ある程度の技術があればどなたが作っても比較的甲乙付けがたい完成品になります。

他の人と差を付けようとするとヘッドライトの電飾やドアなどの開閉が出来ると良いのですが、初心者には非常にハードルが高くなります。
改造をせず美しい完成品を作るには綺麗な塗装とボディの完成度ではないかと思います。
パーティングライ処理や塗装下地に手間をかける事によって美しい塗装が完成します。キットの改造も楽しいのですが初心者の方は改造よりも美しい塗装がされた完成品になる様頑張って下さい。

では次回も1週間程度で更新する予定ですのでお待ちください。
次回は完成する予定です。

では次回まで~。
いつものようにコメントお待ちしております。ポチッも宜しく!

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keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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