明けましておめでとうございます!
本年も一緒に模型を楽しんで頂ける様宜しくお願い致します。
今年はどんな年になるのでしょうね~。新潟などでは大雪で大変な様で、九州でも雪が降り全国的に大寒波の様な状態です。
日本を宇宙から見たら殆ど真っ白け~になっているのでは?
ところで雪は御好きですか? スキーをする方なら好きでしょうが実際雪国の方々はかなり苦労しているんです。
私はどちらかというと余り好きではありません。子供の頃に父の仕事の都合で新潟県に数年住んでいたことがあります。
雪の時期は何処見ても真っ白けっけ~で外で遊ぶと言ってもプラスチック製の短いスキーでストックも使わず滑ることぐらい。
おかげでそれなりにスキーが出来る様になりました。
今ではスタンダードなスノーボードも、子供の頃はベニヤ板をソリの様に作って遊んでいたので上手なものです。
ですが雪の季節が来ると最も嫌だったのが雪かきです。寒い早朝に殆ど毎日のように学校に行く前の仕事で本当に嫌で仕方が無かったです。
(楽しかったのは移住した最初の年だけでした)
おかげで大人になっても余り雪が好きではなく、スキーも全く興味がなくなり今ではスキー板すら持っていません。
今でも住んでいる方々には本当に大変だと思います。私の様な数年しか住んでいないのにこの様に思うのは大変贅沢だと思います。
私は今はスキーはしませんが、スキーなどで遊びに行く方も雪の地方の生活は大変な苦労を伴う事を多少なりとも知って頂ければと思います。
さて本年の第1回目です! 当初大型キットを作る予定でしたが、昨年から数台作ったカーモデルにチョットハマってしまい今回もカーモデルを製作させて頂きました。(元々カーモデラーだという事を忘れてました、笑)
今回の御題はY31グロリアグランツーリスモSVです。以前お話しましたが私の車遍歴の中でも最も好きだった車です。
私が所有していたのはセドリックでしたが今回はグロリアにしてみました。
色は黒! 皆さんの苦手な色でしょうか? キットが古い分多少手を入れて美しいグロリアにしたいと思います。

部品自体は少ないですね~。内装もバスタブ仕様ですが私の記憶ではこの前後からバスタブ内装が多くなった気がします。

では作業に入りましょう!
パーティングラインを消します。比較的にトランク、ボンネットパーティングラインが深く高さのズレが多少あるので丁寧に繋がるように整形します。800番程度のペーパーで行うと効率が良いですよ。
フェンダーアーチにもバリが出ていますので、丁寧に処理しておきます。
ペーパーをかけながら思ったのですがボンネットにウィンドウォッシャーのノズルがありません。研ぎ出しには有り難いのですが模型としてはチョット困るので後に再現します。

スジボリですが全体的にはやや浅めです。特に窓の下側は塗り分けをしやすくする為にもある程度の深さは必要です。
丁寧に行いましょう。私は30度刃のカッターで全てスジボリしますがカッターでスジボリを行うのは難しいので皆さんは専用のツール等で行って下さい。

ここまでの作業はどのキットでも行うので過去のブログを見て頂ければ御理解頂けると思います。
問題はここからです。全体的なフォルムは非常に良いのですが何となく違う部分が多いので手を入れます。
この時点でリアバンパーはのみ問題が無いので取り付けておきますが、フロントバンパーはかなり手を入れる必要があります。
この時点では取り付けはしません。

ボディの状態を見るので一度サーフェイサーを薄めに塗装して傷を確認します。
ここで気が付いたのが、ドアのサイドモールが実車とは少し違っておりやや厚めに出来ています。実車の様な厚みになる様サンドペーパーで削り薄くします。

フロントバンパーの改造です。
実車に比べて前方にかなり出気味です。仮組すればわかるのですがとてもバンパーが大袈裟に見えてリアル感がありません。
余談ですがアオシマ製の同車種も車全体のフォルムは比較的良いのですが、バンパーの形状は同じ様な形状です。
バンパーは車の顔ですので、フロント部分には特に拘って実車に近いイメージが欲しいですよね。
ちなみにフジミ製の場合はフロントバンパーのみ前方に張り出し気味で、アオシマ製のの場合は前後ともに張り出し過ぎです。
又バンパーの幅も両方共広めになっています。どちらのメーカーもどうして実車の形が再現できなかったのでしょうね?
今回はフジミ製なので、フロントバンパーを出来るだけ実車に近い形状にお手軽改造します。本当に拘るとフルスクラッチになってしまう程実車とは形状が違っています。これキット作った方は皆さん「?」だったのではないでしょうか?
肝心な加工写真は私のミスで無くなってしまったので、切り詰めた部分を表示しておきます。
加工内容はバンパーを1.2mmほど詰め、やや幅広のバンパーを片側0.3mmほど詰めます。
それに付随する仕上げを行い形状を変更します。

ボディとの接合部も同じように1.2mmほど切取ります。この際バンパー上面のモールが無くなってしまうので上面モールは再生して新規に作り直します。
ボディとの接合用ボスは切り取らない様にしておけば取り付けが楽になるので出来るだけ残す様に加工します。

写真の順番がチョット違いますが御容赦下さいませ。

フォグライトは平面にクリアレンズを貼り付ける様になっているので見た目が良くありません。穴を開けて奥行きが出る様にします。
ウィンカーも同じように穴を開けておきます。

バンパーの完成です。フォグライトの穴の部分を見て頂くと少しだけ周囲に元の部分が残っています。これはレンズを入れた時にリブとしてレンズが止まる様にする為です。

如何でしょうか? かなり良い感じになったのでないでしょうか?
実車はこの程度しか貼り出していません。これでグランツーリスモSVにらしい姿になりました。
このキットの外見上最も改修したい部分です。

おまけですがチョットした比較をしてみましょう。右がアオシマ製、左が加工後のフジミ製です。一目瞭然ですよね。
フジミ製もアオシマ製と同じくらい前方に張り出していました。フロントグリルを取りつけた際に側面から見てバンパーがチョット出ているぐらいが最も雰囲気が良くなります。
アオシマ製を製作する場合はフェンダーアーチ自体も張り出し気味なので更に加工が必要になります。
私が考えたのは、フジミ製のバンパーは前後別パーツになっているので先ほどの加工を行った上、移植することで解決できると思います。
アオシマ製はバンパーが一体成型で切り離し加工をしなければなりませんので御注意!

後ろのバンパーも比べてみましょう。重なっている上がフジミ製、下がアオシマ製です。明らかにアオシマ製が全体的に大きく実車とは違う形状になっています。バンパーの中央の張り出しモール下の部分もアオシマ製は非常に幅が狭く実車とは全く違っています。
アオシマ製のグランツーリスモSVを作る場合はリアバンパーもフジミ製のバンパーを移植するのが良いでしょうね。
どちらが良いかというより基本的に模型はメーカーのディフォルメ次第です。どちらが好みか? って事だと思います。

作業の続きです。フェンダーアーチにはメッキのモールが付いていますが実車はバンパーにモールがかかっています。
曲げる事が出来るビニール製のマスキングテープを使用して延長します。繊細な作業なので丁寧にゆっくり正しい位置に入れます。

モールは入りましたがバンパーとボディとでモールが途切れています。ここも実車に合わせパテで埋めて繋がる様にします。
その際モールドに違和感が出ない様にサンドペーパーで整形しておく事が大切です。

バンパーの側面に継ぎ目がありません。ここも実車に合わせてスジボリを新たに入れます。

全て整形が終ったらボンネットにウィンドウォッシャーのノズルが付いていないので、実車の資料などを参考に位置を決めて0.4mmのピンバイスで印用に穴を開けておきます。その後サーフェーサーで仕上げます。

さて、ボディは仕上がりましたがどうせならもう一つカスタムしちゃいましょう!
見た目をグーンとアップする為にサンルーフを入れます。(私のY31にも付けていました)
キットには残念ながらサンルーフは付いていません。新規に穴を開けて付けなければなりませんがサンルーフのガラスパーツが必要になります。
これがチョット厄介です。以前製作したレパードにもサンルーフパーツが付いており「あぶ刑事」仕様では使用しないので再利用と考えましたが、残念ながら形状が違っています。レパード用はやや台形になっていますがグランツーリスモSVでは長方形です。
色々思案した結果、同じフジミ製のHC33ローレルのサンルーフパーツが丁度良いので流用します。
これでしたら同じメーカーなのでプラの厚みがほぼ同じです。その分高さ調整が必要ありませんのでお手軽です。
このサンルーフ加工は要領さえ覚えれば誰でも簡単に出来ますし、サンルーフパーツが無くても開けた状態を作るのであれば開けた時に少しだけ収まり切れない部分を透明プラ板で作り、風きり板を自作すれば簡単に再現できます。

最初は使用するサンルーフパーツを所定の位置に合わせてシャープペンで型を屋根に書き込みます。
書き込んだ線の1.5mm程度内側に大穴を太めのピンバイスで開けていきます。

全周に入れた方が面倒でも後で楽なので頑張って開けましょう。

ニッパーで穴と穴に刃先を入れてカットしていきます。

ここが重要です。くれぐれも切りすぎない様に線の0.5mm程度の所までカッターで広げていきます。

治具を使いサンドペーパーでピッタリとサンルーフが収まる様に整形していきます。角は丸いやすりを使うなどして合わせていきます。
この作業は思った以上に気を遣いますがこれが見た目の決め手になるので頑張って作業します。
又、塗装をするので塗膜の厚み分は必ず広げておきます。

サンルーフを合わせた状態です。キッチリ入るのではなくゆとりを持って入る様にしておきましょう。

もう一つ大変な作業が残っています。
ガラスパーツを仮組してみると前方に一部が出てしまっています。これは必要ないので切り取りますが、屋根の開口部と同じ様に切り取るのではなく前方に0.5mm~1mm程度残して切り取ります。
この残った部分はサンルーフの受けになってくれるからです。

クリアーパーツは顔料が入っていない分非常に割れやすいものです。ピンバイスで穴を開ける際も慎重に開けないとヒビが入ってしまう程です。今回の作業の様なカッターで切り取る作業は元々もろいクリアーパーツに切れ目を入れる様な物です。
良く切れるカッターを使用するのが重要です。

前方に少しだけ残っているのが判りますでしょうか? この程度で十分です。
開けた状態にするのであればもう少し幅があった方が風切り版などの加工もしやすくなります。

加工が終った所で塗装です。
ボディカラーはやはり黒でしょうね~。個人的にも最も似合う色だと思います。


今回はここまでです。
以前シトロエンで黒塗装をしましたが、黒塗装は研ぎ出しが非常に大変でわずかな傷が残っていてもすぐ判ってしまいます。
又、表面の梨地状態も簡単に見えてしまうので難しいのですが、上手に磨けると他の色には無い魅力が得られます。
さて年始第1回目は年始のバタバタもあり思ったように作業が進みませんでしたが一応塗装まで行えました。
グランツーリスモSVはセドリックにしろグロリアにしろ両方共に人気がある車種です。
その分キットの完成度にも拘り手を入れる方も多いと聞きます。今回はバンパーとサンルーフ加工のみでしたが拘り抜けばまだ手を入れる箇所がありそうです。
次回はウレタン塗装と内装ですがこれが又大変そうです。
内装はブロアム仕様になっているのでグランツーリスモSVに変更しなければなりません。どのようにするか今回よりも
次回の方がカーモデルを作る方には参考になるかもしれませんので是非次回もご覧下さい。
いつものようにコメント、御質問等お待ちしています~。
では次回まで御機嫌よう~。
本年も一緒に模型を楽しんで頂ける様宜しくお願い致します。
今年はどんな年になるのでしょうね~。新潟などでは大雪で大変な様で、九州でも雪が降り全国的に大寒波の様な状態です。
日本を宇宙から見たら殆ど真っ白け~になっているのでは?
ところで雪は御好きですか? スキーをする方なら好きでしょうが実際雪国の方々はかなり苦労しているんです。
私はどちらかというと余り好きではありません。子供の頃に父の仕事の都合で新潟県に数年住んでいたことがあります。
雪の時期は何処見ても真っ白けっけ~で外で遊ぶと言ってもプラスチック製の短いスキーでストックも使わず滑ることぐらい。
おかげでそれなりにスキーが出来る様になりました。
今ではスタンダードなスノーボードも、子供の頃はベニヤ板をソリの様に作って遊んでいたので上手なものです。
ですが雪の季節が来ると最も嫌だったのが雪かきです。寒い早朝に殆ど毎日のように学校に行く前の仕事で本当に嫌で仕方が無かったです。
(楽しかったのは移住した最初の年だけでした)
おかげで大人になっても余り雪が好きではなく、スキーも全く興味がなくなり今ではスキー板すら持っていません。
今でも住んでいる方々には本当に大変だと思います。私の様な数年しか住んでいないのにこの様に思うのは大変贅沢だと思います。
私は今はスキーはしませんが、スキーなどで遊びに行く方も雪の地方の生活は大変な苦労を伴う事を多少なりとも知って頂ければと思います。
さて本年の第1回目です! 当初大型キットを作る予定でしたが、昨年から数台作ったカーモデルにチョットハマってしまい今回もカーモデルを製作させて頂きました。(元々カーモデラーだという事を忘れてました、笑)
今回の御題はY31グロリアグランツーリスモSVです。以前お話しましたが私の車遍歴の中でも最も好きだった車です。
私が所有していたのはセドリックでしたが今回はグロリアにしてみました。
色は黒! 皆さんの苦手な色でしょうか? キットが古い分多少手を入れて美しいグロリアにしたいと思います。

部品自体は少ないですね~。内装もバスタブ仕様ですが私の記憶ではこの前後からバスタブ内装が多くなった気がします。

では作業に入りましょう!
パーティングラインを消します。比較的にトランク、ボンネットパーティングラインが深く高さのズレが多少あるので丁寧に繋がるように整形します。800番程度のペーパーで行うと効率が良いですよ。
フェンダーアーチにもバリが出ていますので、丁寧に処理しておきます。
ペーパーをかけながら思ったのですがボンネットにウィンドウォッシャーのノズルがありません。研ぎ出しには有り難いのですが模型としてはチョット困るので後に再現します。

スジボリですが全体的にはやや浅めです。特に窓の下側は塗り分けをしやすくする為にもある程度の深さは必要です。
丁寧に行いましょう。私は30度刃のカッターで全てスジボリしますがカッターでスジボリを行うのは難しいので皆さんは専用のツール等で行って下さい。

ここまでの作業はどのキットでも行うので過去のブログを見て頂ければ御理解頂けると思います。
問題はここからです。全体的なフォルムは非常に良いのですが何となく違う部分が多いので手を入れます。
この時点でリアバンパーはのみ問題が無いので取り付けておきますが、フロントバンパーはかなり手を入れる必要があります。
この時点では取り付けはしません。

ボディの状態を見るので一度サーフェイサーを薄めに塗装して傷を確認します。
ここで気が付いたのが、ドアのサイドモールが実車とは少し違っておりやや厚めに出来ています。実車の様な厚みになる様サンドペーパーで削り薄くします。

フロントバンパーの改造です。
実車に比べて前方にかなり出気味です。仮組すればわかるのですがとてもバンパーが大袈裟に見えてリアル感がありません。
余談ですがアオシマ製の同車種も車全体のフォルムは比較的良いのですが、バンパーの形状は同じ様な形状です。
バンパーは車の顔ですので、フロント部分には特に拘って実車に近いイメージが欲しいですよね。
ちなみにフジミ製の場合はフロントバンパーのみ前方に張り出し気味で、アオシマ製のの場合は前後ともに張り出し過ぎです。
又バンパーの幅も両方共広めになっています。どちらのメーカーもどうして実車の形が再現できなかったのでしょうね?
今回はフジミ製なので、フロントバンパーを出来るだけ実車に近い形状にお手軽改造します。本当に拘るとフルスクラッチになってしまう程実車とは形状が違っています。これキット作った方は皆さん「?」だったのではないでしょうか?
肝心な加工写真は私のミスで無くなってしまったので、切り詰めた部分を表示しておきます。
加工内容はバンパーを1.2mmほど詰め、やや幅広のバンパーを片側0.3mmほど詰めます。
それに付随する仕上げを行い形状を変更します。

ボディとの接合部も同じように1.2mmほど切取ります。この際バンパー上面のモールが無くなってしまうので上面モールは再生して新規に作り直します。
ボディとの接合用ボスは切り取らない様にしておけば取り付けが楽になるので出来るだけ残す様に加工します。

写真の順番がチョット違いますが御容赦下さいませ。

フォグライトは平面にクリアレンズを貼り付ける様になっているので見た目が良くありません。穴を開けて奥行きが出る様にします。
ウィンカーも同じように穴を開けておきます。

バンパーの完成です。フォグライトの穴の部分を見て頂くと少しだけ周囲に元の部分が残っています。これはレンズを入れた時にリブとしてレンズが止まる様にする為です。

如何でしょうか? かなり良い感じになったのでないでしょうか?
実車はこの程度しか貼り出していません。これでグランツーリスモSVにらしい姿になりました。
このキットの外見上最も改修したい部分です。

おまけですがチョットした比較をしてみましょう。右がアオシマ製、左が加工後のフジミ製です。一目瞭然ですよね。
フジミ製もアオシマ製と同じくらい前方に張り出していました。フロントグリルを取りつけた際に側面から見てバンパーがチョット出ているぐらいが最も雰囲気が良くなります。
アオシマ製を製作する場合はフェンダーアーチ自体も張り出し気味なので更に加工が必要になります。
私が考えたのは、フジミ製のバンパーは前後別パーツになっているので先ほどの加工を行った上、移植することで解決できると思います。
アオシマ製はバンパーが一体成型で切り離し加工をしなければなりませんので御注意!

後ろのバンパーも比べてみましょう。重なっている上がフジミ製、下がアオシマ製です。明らかにアオシマ製が全体的に大きく実車とは違う形状になっています。バンパーの中央の張り出しモール下の部分もアオシマ製は非常に幅が狭く実車とは全く違っています。
アオシマ製のグランツーリスモSVを作る場合はリアバンパーもフジミ製のバンパーを移植するのが良いでしょうね。
どちらが良いかというより基本的に模型はメーカーのディフォルメ次第です。どちらが好みか? って事だと思います。

作業の続きです。フェンダーアーチにはメッキのモールが付いていますが実車はバンパーにモールがかかっています。
曲げる事が出来るビニール製のマスキングテープを使用して延長します。繊細な作業なので丁寧にゆっくり正しい位置に入れます。

モールは入りましたがバンパーとボディとでモールが途切れています。ここも実車に合わせパテで埋めて繋がる様にします。
その際モールドに違和感が出ない様にサンドペーパーで整形しておく事が大切です。

バンパーの側面に継ぎ目がありません。ここも実車に合わせてスジボリを新たに入れます。

全て整形が終ったらボンネットにウィンドウォッシャーのノズルが付いていないので、実車の資料などを参考に位置を決めて0.4mmのピンバイスで印用に穴を開けておきます。その後サーフェーサーで仕上げます。

さて、ボディは仕上がりましたがどうせならもう一つカスタムしちゃいましょう!
見た目をグーンとアップする為にサンルーフを入れます。(私のY31にも付けていました)
キットには残念ながらサンルーフは付いていません。新規に穴を開けて付けなければなりませんがサンルーフのガラスパーツが必要になります。
これがチョット厄介です。以前製作したレパードにもサンルーフパーツが付いており「あぶ刑事」仕様では使用しないので再利用と考えましたが、残念ながら形状が違っています。レパード用はやや台形になっていますがグランツーリスモSVでは長方形です。
色々思案した結果、同じフジミ製のHC33ローレルのサンルーフパーツが丁度良いので流用します。
これでしたら同じメーカーなのでプラの厚みがほぼ同じです。その分高さ調整が必要ありませんのでお手軽です。
このサンルーフ加工は要領さえ覚えれば誰でも簡単に出来ますし、サンルーフパーツが無くても開けた状態を作るのであれば開けた時に少しだけ収まり切れない部分を透明プラ板で作り、風きり板を自作すれば簡単に再現できます。

最初は使用するサンルーフパーツを所定の位置に合わせてシャープペンで型を屋根に書き込みます。
書き込んだ線の1.5mm程度内側に大穴を太めのピンバイスで開けていきます。

全周に入れた方が面倒でも後で楽なので頑張って開けましょう。

ニッパーで穴と穴に刃先を入れてカットしていきます。

ここが重要です。くれぐれも切りすぎない様に線の0.5mm程度の所までカッターで広げていきます。

治具を使いサンドペーパーでピッタリとサンルーフが収まる様に整形していきます。角は丸いやすりを使うなどして合わせていきます。
この作業は思った以上に気を遣いますがこれが見た目の決め手になるので頑張って作業します。
又、塗装をするので塗膜の厚み分は必ず広げておきます。

サンルーフを合わせた状態です。キッチリ入るのではなくゆとりを持って入る様にしておきましょう。

もう一つ大変な作業が残っています。
ガラスパーツを仮組してみると前方に一部が出てしまっています。これは必要ないので切り取りますが、屋根の開口部と同じ様に切り取るのではなく前方に0.5mm~1mm程度残して切り取ります。
この残った部分はサンルーフの受けになってくれるからです。

クリアーパーツは顔料が入っていない分非常に割れやすいものです。ピンバイスで穴を開ける際も慎重に開けないとヒビが入ってしまう程です。今回の作業の様なカッターで切り取る作業は元々もろいクリアーパーツに切れ目を入れる様な物です。
良く切れるカッターを使用するのが重要です。

前方に少しだけ残っているのが判りますでしょうか? この程度で十分です。
開けた状態にするのであればもう少し幅があった方が風切り版などの加工もしやすくなります。

加工が終った所で塗装です。
ボディカラーはやはり黒でしょうね~。個人的にも最も似合う色だと思います。


今回はここまでです。
以前シトロエンで黒塗装をしましたが、黒塗装は研ぎ出しが非常に大変でわずかな傷が残っていてもすぐ判ってしまいます。
又、表面の梨地状態も簡単に見えてしまうので難しいのですが、上手に磨けると他の色には無い魅力が得られます。
さて年始第1回目は年始のバタバタもあり思ったように作業が進みませんでしたが一応塗装まで行えました。
グランツーリスモSVはセドリックにしろグロリアにしろ両方共に人気がある車種です。
その分キットの完成度にも拘り手を入れる方も多いと聞きます。今回はバンパーとサンルーフ加工のみでしたが拘り抜けばまだ手を入れる箇所がありそうです。
次回はウレタン塗装と内装ですがこれが又大変そうです。
内装はブロアム仕様になっているのでグランツーリスモSVに変更しなければなりません。どのようにするか今回よりも
次回の方がカーモデルを作る方には参考になるかもしれませんので是非次回もご覧下さい。
いつものようにコメント、御質問等お待ちしています~。
では次回まで御機嫌よう~。
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