皆さん平成最後の更新です、平成では皆さんに大変お世話になりました。
平成は私にとってとても大きい時代でした、思えば平成の最初は起業する為に奮闘で始まり、公私共に人生で最も変動の大きい時代でありました。
ナガエアートが新しい時代を迎える事が出来、とても嬉しく皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも宜しくお願い致します。
では今回の作業です。
最初はヒューズボックスになりますが実はキットについているヒューズ箱は全て同じサイズの物を流用して再現する形になっています。
ですが実車は3種類の大きさのヒューズ箱が使用されています。又、見た目にも一目でわかる大きさの差異なのでここは実車の雰囲気を再現する為にも3種類を作ってしまいましょう。
作ると言っても幅を詰めれば良いだけで難しい物ではありません。実車は規格があるのでサイズは決まっていますが写真を見ているだけでは完全なサイズは判りません。
おおよそ似た雰囲気に仕上がれば十分だと思います、勿論拘る方はサイズを調べてスケールの大きさに縮小して作れば良いのですが初心者にはまず難しい事です。
あくまで模型です、雰囲気が一番大切なのです、皆さんご存知のタミヤ模型のキットも実車をディフォルメしてより迫力のあるそれらしい形に変更しています。
鉄道模型でも同じ考えで良いと思うのでヒューズ箱のサイズが敢えて記載しませんが写真からそれぞれが大きさが違うと御判断頂ければ十分です。
製作方法ですが簡単に記述しておきます。
小さいヒューズ箱は長手方向真ん中ので2つに割り0.7mm程度切断面を削り、再度貼り合わせて復元します。
大きい物は同じように2つに割り0.8mm程度のプラ板を挟み込んで接着して復元します。
もう一つはキットのままのヒューズ箱を使用するば3種類のヒューズ箱が出来るという訳です。
但しキットのパーツには蓋の留め金がモールドされていますが表面を処理するとモールドが消えてしまいます。
そのままでも良いのであれば問題ありませんが消えたモールドを再現したい場合は0.1mmのプラペーパーで製作すれば比較的簡単です。
今回私の製作した物は留め金を再現しています。
手間がかかるのは仕方が無いと思いますが作業自体は非常にシンプルです。又、キットには車両分のヒューズ箱パーツが入っているので失敗しても予備は十分あります。頑張ってチャレンジしてみましょう。
ちなみに1番右手は何も加工してない状態です。

さてここが今回悩んだ部分です、当初は小さい碍子を使う予定でかなりのスケールと種類を集めて合わせてみましたが
どれもイマイチ雰囲気が合いません、悩んだ末使用したのがタッピングビス。
これでもやや大きいのですがこの下のサイズでは細すぎる感じがありましたので0.6mmのタッピングビスを使用しています。
ビスの頭がやや大きいのでヒューズ箱側の穴を少し広げて高さが合うよう0.6mmのプラ板を穴の底に入れて高さを調整し瞬間接着剤で固定しています。
これであればパッとみても碍子に見えると思います。

ちなみに使用したネジがこれ!案外良い感じが出るんですよね~。


屋根にビスがギリギリ入る穴を開けて適度な高さになる様調整して瞬間接着剤で固定しています。
固定出来たら真鍮線をそれとなく曲げてヒューズ箱の予め開けておいた穴に差し込みます。


ここまでの作業で一通りは終了ですがここで確認の意味でもサーフェイサーを塗装して状態を確認します。



何とか形になりました。この状態を全ての車両に行えば終了ですがパンダグラフの接合テストを行っていません。
次回はこのテストを行いいよいよ塗装になります。
これで今回は終了です。
平成時代には皆様に本当にお世話になりました、新しい時代になってもモデラーとして皆さんと共に模型作りを精一杯頑張りたいと思います。
どうか今後も御支援のほど宜しくお願い致します。
では新しくなった時代でお逢いしましょう。
P.S出来れば平成で完成したかったな~。
連休中にバイクの納車があるので今からワクワクしています!
合掌 礼
平成は私にとってとても大きい時代でした、思えば平成の最初は起業する為に奮闘で始まり、公私共に人生で最も変動の大きい時代でありました。
ナガエアートが新しい時代を迎える事が出来、とても嬉しく皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも宜しくお願い致します。
では今回の作業です。
最初はヒューズボックスになりますが実はキットについているヒューズ箱は全て同じサイズの物を流用して再現する形になっています。
ですが実車は3種類の大きさのヒューズ箱が使用されています。又、見た目にも一目でわかる大きさの差異なのでここは実車の雰囲気を再現する為にも3種類を作ってしまいましょう。
作ると言っても幅を詰めれば良いだけで難しい物ではありません。実車は規格があるのでサイズは決まっていますが写真を見ているだけでは完全なサイズは判りません。
おおよそ似た雰囲気に仕上がれば十分だと思います、勿論拘る方はサイズを調べてスケールの大きさに縮小して作れば良いのですが初心者にはまず難しい事です。
あくまで模型です、雰囲気が一番大切なのです、皆さんご存知のタミヤ模型のキットも実車をディフォルメしてより迫力のあるそれらしい形に変更しています。
鉄道模型でも同じ考えで良いと思うのでヒューズ箱のサイズが敢えて記載しませんが写真からそれぞれが大きさが違うと御判断頂ければ十分です。
製作方法ですが簡単に記述しておきます。
小さいヒューズ箱は長手方向真ん中ので2つに割り0.7mm程度切断面を削り、再度貼り合わせて復元します。
大きい物は同じように2つに割り0.8mm程度のプラ板を挟み込んで接着して復元します。
もう一つはキットのままのヒューズ箱を使用するば3種類のヒューズ箱が出来るという訳です。
但しキットのパーツには蓋の留め金がモールドされていますが表面を処理するとモールドが消えてしまいます。
そのままでも良いのであれば問題ありませんが消えたモールドを再現したい場合は0.1mmのプラペーパーで製作すれば比較的簡単です。
今回私の製作した物は留め金を再現しています。
手間がかかるのは仕方が無いと思いますが作業自体は非常にシンプルです。又、キットには車両分のヒューズ箱パーツが入っているので失敗しても予備は十分あります。頑張ってチャレンジしてみましょう。
ちなみに1番右手は何も加工してない状態です。

さてここが今回悩んだ部分です、当初は小さい碍子を使う予定でかなりのスケールと種類を集めて合わせてみましたが
どれもイマイチ雰囲気が合いません、悩んだ末使用したのがタッピングビス。
これでもやや大きいのですがこの下のサイズでは細すぎる感じがありましたので0.6mmのタッピングビスを使用しています。
ビスの頭がやや大きいのでヒューズ箱側の穴を少し広げて高さが合うよう0.6mmのプラ板を穴の底に入れて高さを調整し瞬間接着剤で固定しています。
これであればパッとみても碍子に見えると思います。

ちなみに使用したネジがこれ!案外良い感じが出るんですよね~。


屋根にビスがギリギリ入る穴を開けて適度な高さになる様調整して瞬間接着剤で固定しています。
固定出来たら真鍮線をそれとなく曲げてヒューズ箱の予め開けておいた穴に差し込みます。


ここまでの作業で一通りは終了ですがここで確認の意味でもサーフェイサーを塗装して状態を確認します。



何とか形になりました。この状態を全ての車両に行えば終了ですがパンダグラフの接合テストを行っていません。
次回はこのテストを行いいよいよ塗装になります。
これで今回は終了です。
平成時代には皆様に本当にお世話になりました、新しい時代になってもモデラーとして皆さんと共に模型作りを精一杯頑張りたいと思います。
どうか今後も御支援のほど宜しくお願い致します。
では新しくなった時代でお逢いしましょう。
P.S出来れば平成で完成したかったな~。
連休中にバイクの納車があるので今からワクワクしています!
合掌 礼
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皆さんお待たせいたしました。ここの所弊社の倉庫整理と移動などで全く作業が出来ませんでしたが、ようやく再開できました。
今回もお付き合い宜しくお願い致します。
前回から配管作業を行いましたが全ての工程写真を公開するとかなり長くなってしまうこともあり、同じ様な部分は予め進めておきました。
下の写真は8割ほど配管が終っている状態です。

各場所にそれらしい雰囲気が出る様に太さの違う真鍮線や洋白線を使用して再現していく事は前回述べましたが、太い線の部分の工作は前回御紹介しています。細い線も少し御紹介しておきます。
作業する場所の名が解らないので赤丸で印します。
モールドの後を再現すれば良いのでモールドの繋がっている部分に穴を開けます、出来るだけ違和感の無いよう中心に開けておきましょう。

モールドに再現されている配管止めの位置に配管止めを差し込んでおきます。

この場所ではやや細い線で再現します。箱状の穴の中に0.3mmの真鍮線、又は洋白線を差し込み曲げたい位置をピンセットで掴みモールドと同じ形になる様丁寧に曲げます。
同じ形状の物が多く必要な場合は上手く出来た真鍮線に合わせて複数作っておくと後の作業が楽になります。

下の様な形状なれば良いと思います。

出来た真鍮線を配管止めに通して少量の瞬間接着剤で固定します。
この配管用の線を曲げるのは様々な方法があります。
図面を引いてそれに合わせる方法もありますし治具を作り製作する方法もありますが初心者の方には非常に面倒で大変ですし図面を描く事も治具を作る事も大変で難しいものです。
展示するならともかく個人で楽しむのでしたら実寸合わせで十分ですし2両程度のパンタ付き車の編成であれば少し曲げ方が違っていても見た感じ判りません。(大きく違う場合はダメですよ)
又、実車でも同じ形式の車両の配管が微妙に違う事もあります。自分で満足出来る事が一番大切な事なのでイメージに合わせて工作しましょう。
他に方法はあるかもしれないので簡単に出来る方法を考えてみるのも楽しいかもしれませんね。

ちなみに避雷器前にある箱の配管は下の写真の様に箱から直接パンダグラフの台枠につなっがています、
しかしながらこの状態では衝撃や触れただけで曲がったり外れてしま場合もあります。

そこで実車にはありませんがシッカリした配管を作ることも方法なんです。
完成後にパンタが破損し交換したりする場合はかえってこの配管が邪魔になり、パンタ交換中に配管の塗料が剥がれたりする事もよくある事です。
下の写真の様に配管止めを使い動かないようにしておくのも手です。パンタの両側の配管も同じ様に上手くパンタ下にまとめて固定しておく事も良いでしょう。
この場合は各配管がパンタの台枠に繋がる事はありませんがメンテナンスを考えたら一番良いと思います。
中には実車と違うなどと言う方がいるとは思いますが工作する方であれば理解できる事なので自分の好きな方法に仕上げれば良いでしょう。
ちなみに走行を目的とする方であればパンタの破損は気を遣う所です、交換しやすい事が大切ではないでしょうか。
勿論ディスプレイ目的であれば全ての配管をパンタのあるべき場所に繋いで再現した方が良いですよね。

避雷器の加工です。
実は阪急用の避雷器を持っていなかったので小田急用を代用にして使用しました。
見た目は殆ど同じなのですが避雷器の側面に開いている複数の穴の位置がやや高い位置にあるだけなのでよほどのマニアか拘る方でなければ簡単に気が付かないほど似ています。
このままでは取り付け出来ないので少し加工します。この避雷器下部には台とボスが付いていますが必要ありません、
切飛ばしてヤスリをかけて平滑に処理しておきます。

処理した裏側に固定用の真鍮線を差し込むために穴を開けておきます。この穴の径は好みでOKです。

横から配管が差し込むので側面にも穴を開けておきます。ここは使用する真鍮線の太さで穴を開けます。

避雷器に真鍮線を差し込み屋根の所定位置に差し込み瞬間接着剤で固定します。

側面に穴が開いているので方向を間違えない様にしましょう。
避雷器が固定出来たら配管を行い終了です。

これで大抵の部分の配管が終わりました。
確かにとても手間がかかり面倒なのは言うまでもありませんが、最初のモールドに比べたらかなり立体的でメカニカルな感じに変わりました。
まだ最終仕上げには至りませんがこの時点で完成時のイメージは十分出来ますよね。

さて当然ながら妻板に廻る配管もしなければなりません。
塗装を考えると屋根とボディが別の方が面倒なマスキングがかなり楽になるので良いのですがどうしても塗装後では
配管止めの作業が出来ません。そこでボディに接着します。
流し込み接着剤で裏側から全周に出来るだけ接着剤が流れる様に接着します。
屋根パーツを指で押さえてピッタリ合わせて接着しないと屋根にたわみが出たり膨らんで固定されてしまうと修正出来ません。
表側も確認しながら行いましょう。

形になりましたね~、ここまで来ると楽しくなってきます。
でもまだ完成には遠いんだな~これが!

さて妻部になりますがやや真鍮線が太い事もあり曲げにくいかもしれません。
簡単に曲げる方法は何かを使用してテコの原理で曲げる方法です。私は曲げたい部分にピンセットのヘリを使用して
確実に曲げる方法を使っています。

横に曲げる場合はシッカリしたラジオペンチやピンセットペンチなどを使い丁寧に曲げていきます。
曲げる位置は曲げた部分から計り油性ペンなどで印を入れてから曲げるのが確実です。

2本目も製作してイメージが判るよう仮組してみました、ここで2本が同じような形で並んで曲がる様にしなければなりません。
初心者の方は上手く行かなければ何度でも挑戦してみて下さい。
外側の配管は後から取り付けが出来るので内側の配管に合わせて加工します。

配管止めで固定します、私が使用したのはマッハ製の割ピンです、これであれば配管の隙間を適度に作ってくれるので重宝します。
各配管ごとにピンを使用しなければならないのでかなり手間ですが丁度良い配管止めが無い場合はこの方が綺麗に仕上がります。
裏から瞬間接着剤で固定する事をお忘れなく!

反対側の配管も行いました。これで基本的な部分は終わりです。
キットのモールドはありませんでしたが実車に有る配管を追加しています。どれかお解りですか~?

今回はここまでです。
如何でしたでしょうか?本当は全ての配管の一つ一つを丁寧に御紹介したかったのですが相当な写真枚数になり長くなってしますので泣き泣き割愛させて頂きました。
作中に少し述べていますがこの配管加工法は行う人によって様々あります。今回はヒューズ箱に繋がる細い線を洋白線で再現していますが実車らしく簡単に形を作るのであれば銅線でも代用できます。
カーモデルの場合もおなじで場所によって線材を変えて再現した方がリアル感も増してきます。
要するにどの様か形にしたいかではないでしょうか?
次回はヒューズボックスの加工と床下の加工に入る予定です。
私ごとなのですが新しくバイクを購入しました。その名もKawasakiゼファー1100RS御存じの方もいるのではないでしょうか?
じつは20年ほど前に乗っていたバイクなのですが手放してしまったのですがもう一度乗ってみたいと以前より思っていたところに極乗車と出会ってしまったのです!
20年以上たっているのに非常に綺麗な状態でオリジナルのままの姿、(未カスタム)4000キロほどの走行キロ、タンクカラーも私が以前所有していたものと同じ!
屋根保管なので錆も殆ど無し!プレミアが付いているので新車より少し高くついてしまいましたが悩んだ挙句購入!
おまけに平成が終ります。新しい気持ちで乗りたいので車検証が令和になる為に5月に登録してもらおうなんて考える始末!
馬鹿ですね~どうして男はおもちゃが大好きなんでしょう?妻も呆れているようですが元気なオジサンは頑張ります!
いずれは必ず極乗車のZ1を手に入れたい!と夢見るオッサンでした。
では次回までお別れです。
今回もコメント等お待ちしています!
合掌 礼
今回もお付き合い宜しくお願い致します。
前回から配管作業を行いましたが全ての工程写真を公開するとかなり長くなってしまうこともあり、同じ様な部分は予め進めておきました。
下の写真は8割ほど配管が終っている状態です。

各場所にそれらしい雰囲気が出る様に太さの違う真鍮線や洋白線を使用して再現していく事は前回述べましたが、太い線の部分の工作は前回御紹介しています。細い線も少し御紹介しておきます。
作業する場所の名が解らないので赤丸で印します。
モールドの後を再現すれば良いのでモールドの繋がっている部分に穴を開けます、出来るだけ違和感の無いよう中心に開けておきましょう。

モールドに再現されている配管止めの位置に配管止めを差し込んでおきます。

この場所ではやや細い線で再現します。箱状の穴の中に0.3mmの真鍮線、又は洋白線を差し込み曲げたい位置をピンセットで掴みモールドと同じ形になる様丁寧に曲げます。
同じ形状の物が多く必要な場合は上手く出来た真鍮線に合わせて複数作っておくと後の作業が楽になります。

下の様な形状なれば良いと思います。

出来た真鍮線を配管止めに通して少量の瞬間接着剤で固定します。
この配管用の線を曲げるのは様々な方法があります。
図面を引いてそれに合わせる方法もありますし治具を作り製作する方法もありますが初心者の方には非常に面倒で大変ですし図面を描く事も治具を作る事も大変で難しいものです。
展示するならともかく個人で楽しむのでしたら実寸合わせで十分ですし2両程度のパンタ付き車の編成であれば少し曲げ方が違っていても見た感じ判りません。(大きく違う場合はダメですよ)
又、実車でも同じ形式の車両の配管が微妙に違う事もあります。自分で満足出来る事が一番大切な事なのでイメージに合わせて工作しましょう。
他に方法はあるかもしれないので簡単に出来る方法を考えてみるのも楽しいかもしれませんね。

ちなみに避雷器前にある箱の配管は下の写真の様に箱から直接パンダグラフの台枠につなっがています、
しかしながらこの状態では衝撃や触れただけで曲がったり外れてしま場合もあります。

そこで実車にはありませんがシッカリした配管を作ることも方法なんです。
完成後にパンタが破損し交換したりする場合はかえってこの配管が邪魔になり、パンタ交換中に配管の塗料が剥がれたりする事もよくある事です。
下の写真の様に配管止めを使い動かないようにしておくのも手です。パンタの両側の配管も同じ様に上手くパンタ下にまとめて固定しておく事も良いでしょう。
この場合は各配管がパンタの台枠に繋がる事はありませんがメンテナンスを考えたら一番良いと思います。
中には実車と違うなどと言う方がいるとは思いますが工作する方であれば理解できる事なので自分の好きな方法に仕上げれば良いでしょう。
ちなみに走行を目的とする方であればパンタの破損は気を遣う所です、交換しやすい事が大切ではないでしょうか。
勿論ディスプレイ目的であれば全ての配管をパンタのあるべき場所に繋いで再現した方が良いですよね。

避雷器の加工です。
実は阪急用の避雷器を持っていなかったので小田急用を代用にして使用しました。
見た目は殆ど同じなのですが避雷器の側面に開いている複数の穴の位置がやや高い位置にあるだけなのでよほどのマニアか拘る方でなければ簡単に気が付かないほど似ています。
このままでは取り付け出来ないので少し加工します。この避雷器下部には台とボスが付いていますが必要ありません、
切飛ばしてヤスリをかけて平滑に処理しておきます。

処理した裏側に固定用の真鍮線を差し込むために穴を開けておきます。この穴の径は好みでOKです。

横から配管が差し込むので側面にも穴を開けておきます。ここは使用する真鍮線の太さで穴を開けます。

避雷器に真鍮線を差し込み屋根の所定位置に差し込み瞬間接着剤で固定します。

側面に穴が開いているので方向を間違えない様にしましょう。
避雷器が固定出来たら配管を行い終了です。

これで大抵の部分の配管が終わりました。
確かにとても手間がかかり面倒なのは言うまでもありませんが、最初のモールドに比べたらかなり立体的でメカニカルな感じに変わりました。
まだ最終仕上げには至りませんがこの時点で完成時のイメージは十分出来ますよね。

さて当然ながら妻板に廻る配管もしなければなりません。
塗装を考えると屋根とボディが別の方が面倒なマスキングがかなり楽になるので良いのですがどうしても塗装後では
配管止めの作業が出来ません。そこでボディに接着します。
流し込み接着剤で裏側から全周に出来るだけ接着剤が流れる様に接着します。
屋根パーツを指で押さえてピッタリ合わせて接着しないと屋根にたわみが出たり膨らんで固定されてしまうと修正出来ません。
表側も確認しながら行いましょう。

形になりましたね~、ここまで来ると楽しくなってきます。
でもまだ完成には遠いんだな~これが!

さて妻部になりますがやや真鍮線が太い事もあり曲げにくいかもしれません。
簡単に曲げる方法は何かを使用してテコの原理で曲げる方法です。私は曲げたい部分にピンセットのヘリを使用して
確実に曲げる方法を使っています。

横に曲げる場合はシッカリしたラジオペンチやピンセットペンチなどを使い丁寧に曲げていきます。
曲げる位置は曲げた部分から計り油性ペンなどで印を入れてから曲げるのが確実です。

2本目も製作してイメージが判るよう仮組してみました、ここで2本が同じような形で並んで曲がる様にしなければなりません。
初心者の方は上手く行かなければ何度でも挑戦してみて下さい。
外側の配管は後から取り付けが出来るので内側の配管に合わせて加工します。

配管止めで固定します、私が使用したのはマッハ製の割ピンです、これであれば配管の隙間を適度に作ってくれるので重宝します。
各配管ごとにピンを使用しなければならないのでかなり手間ですが丁度良い配管止めが無い場合はこの方が綺麗に仕上がります。
裏から瞬間接着剤で固定する事をお忘れなく!

反対側の配管も行いました。これで基本的な部分は終わりです。
キットのモールドはありませんでしたが実車に有る配管を追加しています。どれかお解りですか~?

今回はここまでです。
如何でしたでしょうか?本当は全ての配管の一つ一つを丁寧に御紹介したかったのですが相当な写真枚数になり長くなってしますので泣き泣き割愛させて頂きました。
作中に少し述べていますがこの配管加工法は行う人によって様々あります。今回はヒューズ箱に繋がる細い線を洋白線で再現していますが実車らしく簡単に形を作るのであれば銅線でも代用できます。
カーモデルの場合もおなじで場所によって線材を変えて再現した方がリアル感も増してきます。
要するにどの様か形にしたいかではないでしょうか?
次回はヒューズボックスの加工と床下の加工に入る予定です。
私ごとなのですが新しくバイクを購入しました。その名もKawasakiゼファー1100RS御存じの方もいるのではないでしょうか?
じつは20年ほど前に乗っていたバイクなのですが手放してしまったのですがもう一度乗ってみたいと以前より思っていたところに極乗車と出会ってしまったのです!
20年以上たっているのに非常に綺麗な状態でオリジナルのままの姿、(未カスタム)4000キロほどの走行キロ、タンクカラーも私が以前所有していたものと同じ!
屋根保管なので錆も殆ど無し!プレミアが付いているので新車より少し高くついてしまいましたが悩んだ挙句購入!
おまけに平成が終ります。新しい気持ちで乗りたいので車検証が令和になる為に5月に登録してもらおうなんて考える始末!
馬鹿ですね~どうして男はおもちゃが大好きなんでしょう?妻も呆れているようですが元気なオジサンは頑張ります!
いずれは必ず極乗車のZ1を手に入れたい!と夢見るオッサンでした。
では次回までお別れです。
今回もコメント等お待ちしています!
合掌 礼