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[atelier souvenir vol.01]1/24 ST165 セリカGT-FOUR '91 モンテカルロラリー 第四回

Category: atelier souvenir  

こんにちは。更新が遅くなって申し訳ありません、ちょっと業務が立て込んで作業が進みませんでした。
では今回もお付き合い下さいませ。

近頃、模型を作らなくなった子供が多くなりました。
私の子供のころはプラモデルを作った事の無い男の子は居なかったように思います。
子供にとっては、何かを組み立てる、想像するという能力は大人より優れていてチョットした玩具は紙などを使って作ってしまうぐらい器用な子は多かったと思います。
中学生ぐらいになると音楽に興味が湧いてきて殆どの男子は何らかの楽器、特にギターを弾くようになる子が多かった気がします。
今はカッターが使えない、ハサミもろくに使えない子供が多くなり自分では何も作れない不器用な子供が多く、楽器などには全く興味を持たない中高校生が多くなりました。
今は運転免許も持っていない、又、車に興味を持たない若者も多い様です。
子供の頃、工作や機械に興味を持たなかった事が影響しているのでしょうか?
私が若い頃は運転免許が欲しくてしょうがありませんでした。
免許を取ったら可愛い彼女を作って隣に乗せて江の島あたりにドライブしたいと本気で思っていたりしました。そんな経験、ありますよね?
本来、日本人は器用な民族で物作りが大好きな国民のはずだったと過去形でしかないのでしょうか?
一日中スマホをいじっている若者を見ると何とも言えない気持ちになります。
これも単なる時代の流れなのでしょうか?


さて気を取り直して、第4回目のスーベニールです!

前回ディティール塗装を行った際、最後に前側面のサイドモールのウィンカーを塗装説明するのを忘れてしまいました。
特に難しい塗装ではありませんが一応御説明をさせて下さい。
サイドモールを黒で塗装した後、ウィンカー部をマスキングします。最初はシルバーで塗装して下地を作った後、クリヤーオレンジで塗装するだけです。
面倒な方はオレンジを使用しても良いと思いますがクリヤーの方が実感が出るのでお勧めします。

今回はいよいよ形が見えるデカール貼りになります。
特に難しいという訳ではありませんが、綺麗に貼るコツをご紹介しましょう。

前回、窓枠などのディティール塗装を先に施したのはもう一つ理由があります。
通常は赤い部分は塗装で表現するのが多く慣れた方は殆どがこの方法ですが、今回は初心者に難しいマスキングをして無理な塗装をしなくてもキットに付いているデカールで十分再現出来ます。もちろん慣れた方は無条件で塗装で再現することをお勧めします。
その場合は赤の塗装後、淵の黒いラインのみデカールを切り取って貼れば簡単です。

さて貼り方の第一歩はデカールの切取りです。
皆さんは台紙ごと切り取っていませんか? それはそれで問題は無いのですが、作業中所々切り取っていると一部が無くなったり、折れたりしてしまう事も経験しているのではないでしょうか?
私は模型を始めた頃から使っているちょっとしたテクを御紹介します。



CIMG9405.jpg


CIMG9406.jpg


CIMG9407.jpg


台紙の上からカッターを入れるのですが台紙の厚みの半分ほどの深さで表面を切り、ピンセットなどで表面の台紙をデカールごと剥ぎ取る方法です。
この方法で全て切り取っていくと台紙の形状が変わらないので保管もしやすく、デカールの番号も良く分かります。
おまけに台紙が半分の厚みしかないので水の浸透性が高く早く台紙から剥がれます。
今までこの方法を使用出来なかったデカールは海外製品を含め一度もありません。
最初はチョットしたコツが必要ですが慣れると簡単に出来る様になります。
時に切り込みが浅く台紙が薄すぎてデカールが切れてしまいそうになる場合は別な場所から剥がすかもう一度浅く切り込みを入れれば大丈夫です。
いずれにしても慎重によくデカールを見て剥がしてください。

貼り込みです。


CIMG9461のコピー


CIMG9466のコピー


私はデカール貼りには綿棒は一切使用しません。
綿棒の細かい屑がデカール糊と一致に張り付いてしまったり場所やデカールの形状によって引っ張り過ぎて破れたり、馴染ませるのが大変だったりするからです。
私は全て筆で貼っています。デカールをボディの上に乗せて定位置が決まったら平筆で中央から四方へ水を掃き出すように貼り付けます。
馴染みにくい場合はデカールフィッターを使用して同じように中央から四方へ掃き出します。
特にカーブや曲面には筆の柔軟性を利用できるので大活躍しますし、溝や凹みなどでも活躍してくれます。
私は幅の広い物と狭くやや小さい平筆で貼っていますが、カーボンデカールを曲面に貼る時もこの方法です。
是非一度お試しください。


CIMG0022.jpg


自分も筆で貼ってみたい方にデカール用の筆の説明です。
筆は平筆を使用しますが、余り柔らかい筆は水を掃き出しにくいので硬めの筆を使用した方が良いと思います。
又、販売されている筆は毛足が長いので根元から7mmほどでカットして使用します。毛足が短くなるとその分弾力が出てきます。
ハサミで丁寧に切るのですが、初めてだと斜めに切れてしまうので少しずつ切って最後に微調整で切りそろえる方が無難です。
使用しているうちに毛先の先端が曲ってきます。曲がってきたらその部分を切りそろえれば問題ありません。
このデカール用の筆は余り安い物だと毛が抜けて直ぐダメになります。出来るだけ良い平筆をお勧めします。
ちなみに私のデカール用の筆は15年使用しています。綿棒より経済的です。


CIMG9408.jpg


貼りこむ順番は赤い部分です。
一番大変なのは後ろのナンバープレートが付く場所でしょう。


CIMG9409.jpg


定位置が決まったら無理せずに中央から四方へ少しずつなじませながら貼り付けます。


CIMG9410.jpg


途中限界を感じたら初めてデカールフィッターを使用します。
特に両テールランプに近い立ち上がり部分はかなり大変です。
多少デカールが切れても諦めず貼ってください。最後にタッチアップすれば良い事です。
テクニック向上の為にも是非頑張ってください。
そしてここでのコツは最初からフィッターを使用しない事です。
限界まで貼り付けてからフィッターを少しずつ塗って貼り付けます。
たまに沢山デカールフィッターを塗ってほっておくなんて方法も耳にしますが、初心者にはお勧めしません。
先ほどの方法で貼り込みに慣れて、フィッター使用時のデカールの反応が良く理解出来た上での技法です。


CIMG9682.jpg


キットにはマルボロのデカールがありませんのでタブデザイン社製のモンテカルロラリー用マルボロデカールを使用します。
バンパーとボディの側面にピレリのデカールがありますが、これはバンパーを一度ボディにはめてからデカールを貼り、継ぎ目をカッターで切断します。


CIMG9683.jpg


デカールを貼り終えたらいよいよウレタンクリヤーの塗装です。


CIMG9933.jpg


今回は研ぎ出しを楽にする方法を御紹介しましょう!
普通はクリヤー乾燥後にデカールの厚みをボディと同じ表面にする為に
1500〜2000のペーパーをかけてからコンパウンドで磨くのが一般的です。
でも1500〜2000番の細かいペーパーを使用して段差消しをすること自体が大変ですよね。
おまけにひょっとするとペーパーのかけ過ぎでデカールの部分のクリアが薄くなりすぎて磨いている最中地が出てしまう、なんてこともあるかもしれません。


CIMG9765.jpg




私はここで思い切って1000番のサンドペーパーで段差消しをしています。時間もかからないので早い早い!
そんなに荒いペーパーで大丈夫か? って当然疑問ですよね。
もちろん調子にのってペーパーがけしていると下地までって事なりかねませんので、慎重に行います。
1000番で段差消しと表面の波や荒れを消した後、ここでコンパウンドの登場では無いんです。


CIMG9934.jpg


もう一度ウレタンの再塗装をするんです。
ここでの注意は最初のウレタンクリア塗装と違い、2回目はかなり薄く希釈します。
大体約40%ぐらいでしょうか。この希釈したウレタンクリアをボディに薄く塗装します。2度3度塗装する必要はありません。
1回でボディがぬらっとした感じになれば十分です。
もし多少表面がザラついたら、その部分にウレタンの希釈液のみをエアーブラシで表面に薄く塗ります。
ウレタンの希釈液が表面のザラつきを溶かして平滑になってくれます。
上手く塗装が出来たら乾燥後磨きが必要無いくらい美しく光ってくれます。
このままでも良いですし、ゴミなどが入っていたらそこだけ磨いて終了でも良いと思います。
完全な鏡面を目指す方は2000番のペーパーで研いだ後コンパウンドで磨きます。


CIMG9936のコピー


丸で囲んでいる場所を見て頂くとお解りだと思います、かなり希釈しているのですがヌラッと光っていますよね。
一度で薄く塗装しただけですがこんなに光るんです。

今回はここまでです。
如何ですか? 変わった方法だと思った方も多いでしょうね。実はこの方法もかなり以前から行っています。

何度も言いますが、この方法でなければダメと言う事はないんです。
試行錯誤して自分でやりやすい方法が出来ればそれが一番です。私の方法はあくまでも一例です。
私の方法を真似て頂くのも良いですし、新しい技法へのヒントとして利用して頂いても結構です。
楽しく模型製作が出来る事が一番大切です。

次回は仕上げの研ぎ出し鏡面仕上げを行います。最後の肝になりますね〜
それに加え、ディティールの再塗装です。


では次回まで
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 2015_06_26

Comments

 

第4回楽しみにしていました!今ちょうどカーモデル月間でして、何台かウレタンを吹いているのでとても参考になりました。話は変わりますがいま水滴に悩まされています。特にウレタン用に圧をあげると顕著になります。WAVE317にレギュレータをつけて使っているのですが1台水玉くらって吹き直し中です。やはりコンプ側にもレギュレータいるのですね。早速導入します。
次回も楽しみにしています!
てげてげ  URL   2015-06-26 19:44  

こんんちは!てげてげさん 

いつもコメントを頂いて有難うございます!
水対策に頭を抱えていらっしゃるんですね~、私も随分頭を抱えました。
出来ればレギュレータ―をもっと多く繋げたいのですが余り多すぎても空気の抵抗になり気圧が
落ちてしまいます。
やはりコンプ側とブラシに取り付けて2か所が限界かもしれませんね。
後はレギュレータの水抜きをマメにするのもお勧めします。
では又お逢いしましょう。
長江  URL   2015-06-29 08:05  

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プロフィール

keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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