[atelier souvenir vol.02] 1/24 シトロエン DS19 第一回

Category: atelier souvenir  

大変ご無沙汰致しました。
お楽しみハウツーの再開です!今後のハウツーをどうしようかと色々考えた末、今回は新しいキットに着手する事にしました!
勿論セリカも今後は時々行いますが暫くは新しいキットを進めて行こうと思います。
さて前置きはこの辺で早速キットの御紹介です。今回ハウツーで使用するのは発売されたばかりのエブロ製の名車シトロエンDS19です。
元々クラッシックカーが好きなのでこの手の車に挑戦してみようと考えてみました。
又、以前頂いたご意見を出来るだけ反映しようと考えた末、シトロエンDS19に盛り込もうと考えました。
勿論ボディカラーは黒、エンジンパイピングも施し。ウレタン研ぎ出し、多少のディティールアップってところでしょうか?
今回はおさらいも含め初めての方の参考になる様ハウツー本が出来るほどの内容で
じっくり取り組んで行きたいと思います。最後の完成まで行うので是非ご参考にして下さい。
初心者以外の方は「もう知ってるよ~」って部分はすっ飛ばして頂くか適当にご覧ください。


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さてこのシトロエンDS19キット内容ですがボンネット開閉、今日珍しくドアまで開閉できるタイプで室内まで見事に再現された好キットです。
窓のサッシはメッキ仕上げで質感も十分、独特のボディ形状も見事に再現しています。
この手の車があまり好きではない方も自分の技量をアップするのにも最適なキットと言えそうです。
部品点数は多少多めですが、最新のキットですのでストレス無く組めそうです!

でも正直な所、キットの値段が高くなったな~とよく考えます。
売れない分一個当たりの単価が上がるのは当然ですが、これでは今まで以上にモデラーが居なくなってしまうようで悲しい気分にもなります。
今では輸入キットの方が安く、国産は高いイメージになってきていますよね。
日本の模型業界の先はかなり不安な状態であることは皆さんご存知の通りですが、このままでは更に不安が加速しそうです。


さて気分を変えて始めましょう!最初はボディと外装パーツの下地処理とサーフェイサー塗装です。

最初はパーツの切出しです、ボディの構成を考えてボディカラーのパーツを切出しておきます。
ここでゲートからの切取り注意点です。ニッパーは必ず刃の平たい方をパーツに側にして約1㎜程度パーツ側にゲートを残して切り取りましょう。
その後残っているゲートをカッターで丁寧に切取ったあと1000番程度のペーパーで仕上げ処理をします。
カッター処理の途中などでゲート部分を切り取り過ぎたり、穴が開いてしまった場合は瞬間接着剤、又はアルテコ瞬間パテ
などで少量盛り付けてサンドペーパーで修正しましょう。


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次はパーティングライン処理です。前回同様パーティングラインの入っている場所に黒のマーカーで印を入れてみました。
パーティングラインが解りにくい方、ご参考にどうぞ。


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1000番のペーパーでボディ形状を変えない様、丁寧に処理します。


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ボディ表面にあるパーティングラインは全て処理するのは当然ですが、更に美しくするためにあまり見えない部分もチョット拘ってみましょう。
窓枠や屋根の開いている部分の淵にもパーティングラインはあります。ここも1000番で形を変えないように軽くペーパーがけします。


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他にもボディの下面やフェンダーアーチの部分にもパーティングラインがあるんです。
カッターの背を利用して軽くカンナがけの要領で小さなバリを取って綺麗な裾やフェンダーアーチを作ります。
最後はここもペーパーで処理して滑らかにします。
全て終了したら指の先で撫でてみると滑らかになっているのが解ります。
今回のキットはかなり出来の良い綺麗なボディなので殆ど判りません。特に無理に行わなくとも良いのですが、古いキットはバリがそれなりに出ているので、こういう場所の処理も手を抜かずに処理して美しいボディに仕上げましょう。


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最後はスジボリです。
全体的はそれほど悪くないのですが、やはりドア上部などはやや筋が浅い様です。
ここはやはりスジボリをしてしっかりしたラインを作った方が良いですし、
リヤのトランクのパネルラインももう少し深い方が良いのでトランクのラインもスジボリをします。


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しっかり入りました。

いよいよサーフェイサーの塗装です。
サーフェイサーはいわゆる液状のパテです。細かい傷などをこのこの液状のパテが埋めてくれるので大切な作業です。
おまけに塗装の下地を作る上でも大切で塗装の食いつきも助けてくれます。
私は缶スプレーのサフを使用していますが出来る方はエアブラシでのサフ塗装でも大丈夫です。
私の場合は1/24以上のスケールのカーモデルには缶スプレーのサフを使用して、それ以下のスケールの場合はエアブラシでのサフ塗装をしていますが基本的には模型自身の持つディティ―ルの細かさで決めています。
1/72などの戦闘機などはエアブラシでのサフ塗装をしますが、1/32の航空機モデルには缶スプレーでの対応をしています。
又サーフェイサーには細かさが違うものがありますので、ディティールの細かい物には番数の多いサーフェイサーを使用するのが良いと思います。
いずれにしてもサーフェイサーは厚く塗装せず出来る限り薄く塗装するのがコツです。


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さてボディ塗装です。
今回は黒いボディにしますが、元々黒は隠ぺい力が高いので何度も塗り重ねをする必要がありません。
薄くムラなく塗装出来れば十分です。私はエアブラシで塗装していますが自信のある方は缶スプレーの黒でも十分です。


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ボディが塗装出来たら一部ディティール塗装をしておきます。
ボディ側面のセンターとリヤのピラーが説明書にはフラットアルミの塗装指定になっています。
ここはシルバーで塗装して艶を落とす方法で対処するので予め塗装しておきます。
今回もウレタン仕上げにするので、以前御紹介したようにウレタンの上から塗装してもしっかり塗膜が定着しません。
先に塗装してからシルバーの部分を半艶か艶消しクリヤーで最後に光沢を落とす方法にします。
又、ボディが黒の為にシルバーの粒子が付着すると目立ってしまいボディが台無しです。
そうならないように十分なマスキングをしておきましょう。


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最後の仕上げはデカールです。市販車の為にデカールは少しです。
ウレタンでコーティングするのでリヤトランクのシトロエンのエンブレムは予め貼っておきます。

さてここでデカールの切り取り方です。デカールは台紙の厚みの半分ほど切り込んでから丁寧に表面だけ剥がします。
この方法だとデカールがバラバラにならず最後まで一枚の台紙で保管が出来ますし水の浸透も早いので効率的です。
デカールは水の中に付けっぱなしにするのではなく水に浸した後、容器の側面などに貼り付けて待ちます。
こうしておくとデカールの糊が流れて張り付けが弱くなることがありませんしデカールを取り出す際に
デカール自体が折れたり曲がったりしないので安全です。
又、デカールの水取りは私は筆で吐き出すように水を抜きますが、綿棒で貼り付けを行う方はくれぐれも綿棒の糸ゴミが
デカールの糊でくっつかないように気をつけて下さい。
位置は幸いエンブレムのモールがあるのでその上に貼り付けてデカールフィッターを薄く塗って馴染ませます。


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今回は屋根をホワイトにしてみました。ホワイトと言ってもピュアホワイトではなくこの時代の白はアイボリーがかった
ホワイトなので調色して塗装しています。
このカラーはホワイトをベースに黄色や少量の茶色を数滴程度入れるだけで出来ますが、個人のお好みでお好きなホワイトを調色して塗装してください。
他にもボディと同色もあるので個人のお好みで塗装します。

これでボディ関係の塗装は終了です。
次はいよいよウレタン塗装です。


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さて如何でしたか?
前回のラリーカーに比べると作業はグッと少なくのですが基本は同じです。
説明が足りない部分もあったかもしれませんので良く理解が出来なかった場合は気軽にコメントをお願いします。
出来るだけ解りやすくご説明しますので宜しくお願いいたします。

次回はウレタン塗装と研ぎ出し、シャシー塗装などを考えています。
1週間以内にアップしますので暫くお待ちください。
良く理解出来たと思った方は是非ポチッと拍手を入れて頂けたら幸いです。
では次回まで~。
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 2015_09_03

Comments

黒塗装講座ありがとうございます! 

長江社長お久しぶりです、以前ソリッドブラックの事を質問したリフトマンです。

私のリクエストにお応え頂き感謝です!
現在私もペーパー掛けの強さ、塗装の乾燥など社長に教えていただいた事を実践してアオシマのナイト2000を製作しております。

次回はウレタンコートとの事で凄く楽しみにしております!
リフトマン  URL   2015-09-04 12:44  

リフトマンさんこんにちは! 

早速見て頂いてコメントを頂きありがとうございます!
次回はウレタンと研ぎ出しです、黒い車の光沢の出し方を行いますので
是非ご参考にして下さい。
私も以前電撃ホビーの作例でナイト2000を製作しました、やはり拘ったのは
ボディの仕上げです、焦らず丁寧な仕上げがモデルの仕上がりを左右します。
良い完成品になる様、微力ですがお力になれればと思います、
是非今後も迷った時はご相談ください。
楽しいホビーライフを祈ってます。
長江  URL   2015-09-04 19:49  

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keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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