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[atelier souvenir vol.04]1/32 押田運送 二代目角文観光 第ニ回

Category: atelier souvenir  

お待たせいたしました!
第2回のお時間がやって参りました!
寒いですね〜。お正月は春の様な気候だったのに、、、でもこれが本当の冬ですよね〜。
こういった暖冬はドカ雪が心配になりますが、適度な雪で終わってほしいですね〜。

さて寒さも吹き飛ばすつもりで模型三昧と参りましょう。
今回は写真てんこ盛りでの製作です。大変だとは思いますが最後までお付き合い下さい。

前回のキャブが終了してウレタン塗装となるのですが、ここで今一つ物足りません。
側面寝台部分の窓にあるモールです。メッキ表現なのでチョットだけメリハリが足りない気がします。ここだけ墨入れを行ってメリハリをつけてみましょう。
墨入れに使うエナメル塗料は濃いグレーです。ジャーマングレーで代用しても問題ありません。
ここでウンチクを一つ! 墨入れ時に使用するカラーですが、たまに無条件で黒を入れる方がいます。墨入れ自体は個人の好みですが白い車のドアパネルなどに黒を入れるのはどうでしょう? 強調したのは分かりますが非常に野暮ったい感じがしませんか?
私はプロになって直ぐに墨入れを止めました。というのも以前から疑問があったんですね。
実車に墨などありません。影によって黒くっぽく見えるだけではないでしょうか? という事は車のカラーと同系色を墨入れする方が自然ですよね。
例えば赤い車には赤に多少の黒を混ぜて暗い赤にしたり、黄色い車の場合はデザートイエローを使用したりという事です。
現在は15〜6年前から全くボディに墨入れするのは止めてしまいましたが、一番自然なのは出来る限りドアパネルなどはスジボリで深くする事だと思 います。その方が影が出来やすく自然に見えます。

実は墨入れを止めた時は私がプロで最も早くやめたので周りからは「墨入れしてないじゃん〜」なんて良く言われました、、、。
以前ガンダムを製作した時、パール塗装にしてウレタン研ぎ出しした時も墨入れはしませんでした。でもスジボリの多さには参りましたけど、、、。
基本的に私自身ひねくれ者なんでしょうね〜。プロがやっているのを見て違う方法ばかり考えていました(若かったのでしょうね〜笑)
スクラッチなどの大幅な改造などを見ると何となく腹が立ってきて

こんな事、素人の俺に出来る訳ないだろう! 腕自慢してんじゃね〜何が模型誌だ! 誰でも出来る事を教えろよ!

なんて勝手に思っていました。気がつけば自分もプロになっていましたが、、、、、、、、」。
それもあって出来るだけ皆さんに解りやすく御紹介し、解らない部分は出来るだけ早くお答えするよう努めさせて頂いております。


余計なお話しはここまでにしましょう、最後はウレタンクリア—で仕上げます。
ウレタンクリアの塗装については以前のブログを参考にして下さい。


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シャーシー製作と参りましょう。
しかし良く出来たキットだと感心します。基本は中心にフレームがあって両側から挟み込む構造なのですが、何が凄いかってこの方法ならあらゆる大型トラックのスタイルが販売出来ます。側面のフレームを変えれば、低床4軸車などにも側面フレームを交換するだけです。軸となるフレームは他の車両にも共通で使用出来て、誰が作っても歪みの無い綺麗なフレームに出来上がるんですから凄いです。


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基本的なシャーシー構造は上記の写真のパーツになります。早速組み立ててみましょう。
外側のフレームの上面と下面、両方の真ん中にパーティングラインがあります。当然実車には無いのでこれは綺麗に処理します。
磨き過ぎで表面がダレ無いように治具にペーパーを貼り付けて磨く事をお勧めします。

又、フロントのアクスルの板バネにもセンターにパーティングラインが表と裏両面にあります。ここは結構目立つので手を抜かず丁寧に処理して仕上げる事が大切です。
流し込み接着剤を使用して各パーツをしっかり接着して十分な強度を作ります。接着剤については今は殆どの方が「流し込み接着剤」を使用してると思いますので説明は割愛させて頂きます。


CIMG1086.jpg


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基本のフレームが出来ました。
このフレームに同じ色になるパーツを全て取り付けます。この方が塗装が楽になります。
この時点で一つ注意です、写真のリヤアクスル取り付け部のハリにシルバー塗装の電装部品があります。これはこの時点で取り付けずフレームの赤塗装が終った後に取り付けます。あくまでここではシャーシーと同じカラーになる部品のみ組み立てます。
これはエアーブラシでの塗装での方法ですが、缶スプレーなどで塗装を行う場合はどうしても細部に塗料が入りません。
その点を顧慮して出来るだけセクションごと組み立て、缶スプレーで塗装が出来る事を確認して最後に組み合わせるのが良いと思います。
エアーブラシの方はこのシャーシーでは殆どの部品を取り付けても塗装が可能です。


CIMG1089.jpg


各、パーツを取り付けた状態です。
殆どのパーツをフレームに取り付ける事ができますが、リアデフはやはり塗料が十分に入り込むとは思えません。
又、エアサスの部品も黒塗装なので別にする関係上デフも別塗装をした方が作業が楽になります。


CIMG1094.jpg


シャーシーの塗装です。
ボディではやや色合いを沈ませる為にボディのメッキの上から塗装していますが、シャーシーは目立たない場所であってもしっかり目立って欲しいものです。
予め発色を良くする為に白をしっかり塗装してから赤を塗装します。この方がシャーシーの赤が美しく映えるようになります。

又、説明書ではボディとシャーシーは同じ3番の赤色指示していますが、実車はボディとシャーシーの色は全く違う赤なのでここは調色します。
私が調色したのは、モンザレッドに蛍光レッドを15%、シャインレッドを20%程度、これも好みですので御好きな色合いを調色します。
実車のシャーシーは明るい色で明らかにボディとは違います。リアル感を演出するのであればここは拘りたいですよね〜。


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塗装が終了して組み立てに入りましょう。
先ほどセクション別で塗装したものを取り付けます。ここで出来ればやっておきたいタッチアップです。
後輪のアクスル関係は別塗装をしています。取り付けの際、後輪の前側と後ろ側をバーで繋ぐのですがこの中心部分の裏側が赤いままです、フレームから出ている取り付け部分は最初にシルバーに塗装しています。この部分を自然に見せるために裏側をタッチアップして補修します。


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先ほどの赤塗装が終了したパーツは組み終えましたが、細部のパーツがまだ付いていません。
細部のディティールパーツもチョットした手間をかけた塗装でグッと雰囲気が上がります。
では最初にマフラーと参りましょう! 組み立ては至って簡単なので割愛しますが、一部だけディティールアップしましょう。
このマフラーには吹き出し口の穴が開いていません。これはおかしいですよね〜。
簡単に開ける方法を御紹介します。最初にマフラーのパーティングラインを取りペーパーで処理します。
千枚通しなどでマフラー中心に印を付けます。ここで目立たない様な印の付け方ではなく、ある程度深くピンバイスのガイドになる程度印を付けると後の作業が楽になります。

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先ほどの印をガイドに0.5mmのピンバイスで丁寧に垂直に穴を開けます。
深い方がそれらしく見えるので出来るだけ貫通しないように深く穴を開けます。


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最初は0.5mmで穴を開けましたが、少しずつサイズを上げて穴を開けます。
はじめは大きく開けないで少しずつバイスのピッチを上げて穴を開ける事が大切です。
いきなり大きな穴を開けようとするとバイスの抵抗が大きい為、残す部分が薄いので破損の原因になります。
焦らず、丁寧な作業が大切なんです。

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仕上げです。今回は2.3mmのバイスで最終的には空けています。
私が使用したのは、0.5mm、1mm、1.5mm、2mm、2.3mm、この順番です。
手間はかかりますが綺麗に開けるために手間を惜しまず作業してください。
この方法はどんな改造時でも使用できる基本です。
最後は1000番程度のサンドペーパーを丸めて切り口を軽くペーパーがけをして仕上げます。


CIMG1212.jpg


マフラーを塗装しましょう。
説明書ではシルバーのみの指定ですが、そのままでは寂しいのでアクセントをつけます。
全体をシルバーで塗装した後グラデーション塗装を入れます。マフラーの各部にアクセントをつけるつもりで行います。
他にも各部分で違うシルバーを調色して塗り分けてからグラデーション塗装を施すのも良いでしょう。
どちらでも、ご自分のセンスでリアル感が演出出来れば大丈夫です。
ちなみに私はガンメタルでグラデーション塗装をを施しています。


CIMG1214.jpg


マフラーの塗装が終了したら最後にもうワンポイント加えましょう!
マフラーエンドの吹き出し口に演出をします。グラデーション塗装時と同じぐらいの希釈度が高い黒で開口したエンド部分にそれとなく汚れを入れます。
ここで大切なの余り汚し過ぎない事と、必ず吹き出し口に対して横からではなく垂直に当てて塗装します。


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マフラー塗装の完成です。
実車ではマフラーは焼けて変色しています。よりリアルにしたいのであればフラットアースなどを混ぜてやや部分的に茶系の塗装を施したり、各部品で色を変えたり、光沢を変えるとよりリアルになります。
今回のマフラーはサイドバンパーが板状なので殆ど見えません。この程度で十分だと思います。
サイドバンパーが棒状の物であれば良く見えるので先ほどの手間をかけるのも面白いですよ。


CIMG1217.jpg


お次はエアタンク類です。
これも組み立ては割愛させて頂き、塗装を御紹介致します。
上下のパーツを接着して継ぎ目を消し、サフ、シルバー塗装を施してマスキングの後シャシーと同じ赤で塗装します。


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マスキングを剥がした状態です。
どうしてもマスキングをシッカリ行ってもマスキングテープの厚みの分は塗料が入りません。
タンクとバンドの境目が綺麗に見えるように面相筆でタッチアップします。


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各パーツを取り付けた後、赤い部品(実車の機器の名前が解りませんのですいません)に墨を入れて立体的に見えるようにディティルアップします。
小さい部分ではありますが少しでも見える部分なので手を入れてあげましょう。


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もう一つディティールアップをしましょう。
このトラックの燃料タンクはメッキ仕様です。このままメッキパーツとして使用しても良いのですが仮組してみた所貼り合わせの部分が美しくありません。モデラーとしてこれは許せない! という事で化粧をし直しましょう。
漂白剤にパーツを5分程度付けてメッキを全て剥がします。


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綺麗にメッキが剥がれたら横のパネルは取り付けずに組み立てて継ぎ目を処理します。
綺麗に処理が出来たらサーフェイサー塗装を行い塗装の準備をします。
何故塗装か? って思われるでしょう。
トラックのタンクはタンク自体の表面の保護と滑り止めを兼ねてゴムの帯が巻かれています。
この帯の部分が黒なのでこれを再現する為に半艶の黒でバンドの部分を塗装しておきます。


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これからが本番です。
ハセガワのミラーフィニッシュを貼り再現する訳ですが中々難しいので順を追ってご説明します。
最初はタンクの裏側、バンドモールが無い部分から貼り始めます。ミラーフィニッシュの継ぎ目はシャーシ側になるようにしてください。


CIMG1310.jpg


貼り方は指の腹で空気を押し出すように貼り込みます。裏側が綺麗に貼れたらバンドのモールが有る側へ貼り込みますが
ここからがチョット難しくなります。
凸凹の表面に平たいものを貼り付ける訳ですからただ貼っても綺麗にはなりません。綺麗に貼るコツを御説明します。
基本的に2本のバンドの真ん中の面から貼り付けますが写真を見て頂いて解る様に端の真ん中の部分を引っ張って貼り付けます。


CIMG1313.jpg


下の面と同じ要領で真ん中を貼り終えたら爪楊枝でバンドの部分を罫書いて密着させます。
タンク端の両側は後で貼り直すので罫書きはしません。
もし空気やシワがあった場合は貼り直せば問題はありません。
この要領で全周貼っていきます慎重に丁寧に貼り付ければどなたでも必ず貼ることが出来ます。
貼り終えたら余った部分をハサミで切り取ります。


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先ほど爪楊枝で罫書いたバンドの内側部分に良く切れるカッターで切り目を入れます。


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切り目を入れたらタンク端にシッカリ貼っていないのミラーフィニッシュを切り込みを入れた部分まで剥がし再度先ほどと
同じ要領で貼り込みます。


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貼り終えたら端の余った部分の四隅をハサミで切り込んで内側に出来るだけ綺麗に曲げて爪楊枝などの先の尖った物で貼り込みます。
千枚通しの様な金属の物で貼るとミラーフィニッシュを引っ掻けて破れてしまう危険があるので爪楊枝の様な柔らかい物を使用します。


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両側とも貼り終えたら側面のタンクパネルを押し込みます。
接着は必要ありません。押し込んだだけで十分止まります。
最後はバンドの部分を貼ります。綺麗に切り取って、新たにバンドの部分だけを又同じ要領で貼り込み黒い部分を出します。


CIMG1328.jpg


タンクステーに接着して完成です。
どうですか? 継ぎ目も無く綺麗になってくれました。
今回のミラーフィニッシュ貼りは一枚で大胆貼ってみましたが、以前のピータービルトで行ったように各パネルごとに貼り付けても大丈夫です。
じゃ! どうしてこんな面倒なことをやったのかって?
答えは貼り付けの継ぎ目を出来るだけ目立たないように仕上げる為です。
今回のタンクはここまで化粧しても余り目立ちませんが、目立つ場所なども当然他のキットに出てきます。
工夫をして継ぎ目を少なくする方法や曲面に綺麗に貼り込むなどのテクニックは色々な場所で活躍してくれます。
是非ミラーフィニッシュを効果的に使用する方法を皆さんの模型製作に取り入れてみてはいかがでしょうか?


CIMG1346.jpg


全てのパーツを取り付けてシャーシーが完成しました。
各方向の写真を載せましたので御参考にして下さい。
こうなってくるとワクワクしてきます。私自身トラック製作の時に一番楽しいのはこのシャーシー製作なんです。
バイク模型もフレーム製作時が一番楽い時間です。恐らくメカニカルな部分が好きなんでしょうね〜。
特にヘビーフレイトシリーズのトラック模型はシャーシーも見応え十分なので手間をかけた分リアルになりますよね。


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今回はここまでです。
解りやすく御紹介しようとするとすごい数の写真になってしまいます。
出来るだけ要点は抑えて写真を載せたつもりですが、解らない方は又ご質問ください。

一人でも多くの方が模型の楽しさを知って頂き、モデラーが増えれば幸いです。
プロのモデラーの仕事は腕自慢ではありません。
一人でも多くのモデラーさんを増やすことが最大の務めだと思っています。
次回も出来るだけ解りやすい解説をさせて頂ければと思い今回の作例を終わらせて頂きます。

何時もの事ですが、「なるほど〜」「そこそこ頑張ったじゃない」なんて思われた方は是非ポチッとお願いします。
では次回までごきげんよう〜。

次回は荷台の製作になります。
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 2016_01_11

Comments

凄いミラーフィニシュ 

先生今晩は。
シャーシー編楽しみに待ってました。
まずは、シャーシー塗装も調色するとは思いませんでした。よく、色々ネットなんかで拝見すると下地にシルバー塗装してからレッドやメタリックレッドを塗装するのを見かけます。
私もそれに習ってその塗装をします。
でも、今度は先生の調色真似てみます。

ガスタンクのミラーフィニシュは、こうやって貼るんですか。
私は、キットがメッキのガスタンクはそのまま使ってました。
あるいは、自作のガスタンクを取り付けたりしてました。あまり自慢できるような代物ではありませんけどね。

今回のミラーフィニシュは少しレベルが高いかもです。真似てみたいけどね。

マフラーに穴も開けるんですね。
これは真似できそうです。
マフラー塗装も一度挑戦してみます。

私も今作っている物が終わったら、このキットを次回作に予定しています。
又、先生に質問攻撃するかも知れませんがその時は宜しくお願い致します。
トラック模型好き親父  URL   2016-01-12 22:04  

シャーシーが決めて! 

こんばんは~。
シャーシー編、楽しみにしていました。
人でいえば背骨、骨格部にあたる部分ですからここが決まると決まらないとではその出来が大きく変わってきてしまいますよね。
勉強になります!
パーツの嵌め合わせもかなりシビアになってきているんですね。
押しピンのゲート処理をキッチリ行うのはもとより、組み立てにも流し込み接着剤を使うんですネ。
いすゞフォワード、ふそうT951製作の折にはそのノウハウ首っ引きで製作したいと思います。
ところで、シャシーのゆがみ防止策として、「組み終えたシャシーは、ガラスのような水平素材の上で重しを置いて固着するまで待つ」といった手法は採られているのでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。

マフラーの表現、金属パイプを使う手もあるようですが私も同じく穴あけで表現しています。
根気が要る作業ですが、質感もしっくりくるように感じるので、現在制作中のエアロスターノンステップも同様の仕上げとするつもりです。
ちなみに、エルガ&ブルーリボン製作の折には、ワイパーのダブルアーム化を試みたく、ピンバイスで穿孔してカッターナイフ&ヤスリで仕上げるという荒業に挑戦しました。
もう少しリアルに表現したかった思いもありましたが、観ていただいた方々にも大変好評でして嬉しく思いました。

お気に入りの模型製作は、スローホビーの精神でたっぷり楽しみたいものですネ(^^)!
鈍行電車  URL   2016-01-12 23:50  

トラック模型好き親父さんへ 

おはようございます!
シャーシ塗装の件ですが、下地にシルバー塗装を施すと言うのは恐らくシャーシーのレッドを沈んだ暗い色にする為だと思います。
前のピータービルトの時のボディ塗装で使用したシルバー下地の場合はクリヤーレッドで下地を生かしていますが、シルバーを塗装した上からソリッドカラーの赤を塗装しても下地が生きてくることはありません、発色しにくいので色合いが暗くなるだけです。メタリックレッドの場合は非常に隠ぺい力が強いのでシルバーを塗装する意味が余りありません。
下地にシルバーを塗装する場合は色合いを沈ませたり、所々剥がして金属剥げを演出したりする為の塗装が殆どだと思います。
今回のトラックの実車は残念ながら見たことはありませんがネット上で写真を探して見る限りかなり朱っぽい色になっています、調色せずシャインレッドでも代用が出来そうです。
今回はチラリと見えるシャーシーの赤を際立たせたかったので白を塗装して発色を助けています。

ガソリンタンクのミラーフィニシュはそれほど難しくはありません。
ただ手間が非常にかかるだけですよ、失敗しても貼り直しが多少は出来ますし、難易度が高い場合はパネルごとに貼っても大丈夫です、メッキの継ぎ目のガタガタが出るより良いですよね。
是非チャレンジしてみて下さい。
次回の作品は同じ押田運送 二代目角文観光だという事ですので是非ご参考にして下さい。
その時も御質問は遠慮なく下さい、応援しています。
長江  URL   2016-01-13 08:04  

鈍行電車さんへ 

おはようございます!

シャーシの製作の御質問お答え致しま~す。
この手のレベルのシャーシーは平たい物の上に置いて水平にしたりは殆どしません。
というのは、この水平が簡単に出せるように基本フレームの両側から化粧するように外側にフレームを貼っていく方法だからです。
最初の基本フレームが曲っていた場合は当然歪みを直しますが、少なくとも私の手持ちのキットは完全に水平に成形されていましたので何も調整をしておりません。
ですが他のキットや海外製のキットなどフレームがバラバラの時は水平が出るように気を遣っています。
両側のメインフレームは特に真っ直ぐであることは大切です。
組み上げも慎重に作業しますが私の経験上、完成後に平面の上で重石を置いても僅かな修正しか出来ません、最初の組み上げ時点で水平な場所で組んでいき途中で狂いが生じた場合は修正し又組んでいくのが一番良いと思っています。
ちなみにピータービルトの時も同じ方法で組んでいます。

マフラーはピータービルトの時は金属パイプに交換していますが、基本的に余り行いません。
金属パイプに交換する最大のメリットは吹き出し口の筒の厚みが極薄になる事や、金型ズレによる形の悪い状態から綺麗な丸いパイプ形状になる事です。
現在のアオシマの製品はパーティングラインも僅かしかなく、1000番程度のペーパーで軽く磨けば十分なレベルです、この場合は金属パイプに交換はしません。
ですがマフラーの穴だけは妥協が出来きません、今回のマフラーの穴あけは白いパーツのままなので分かりにくいのですがかなり際まで攻めて薄くしています、これは元の形状が綺麗な円になっているから可能なんです。
私も所有していますが、恐らくふそうT951も新しい製品ですので綺麗なマフラー形状になっていると思います。(穴は開いていないと思いますが、、、)

所でバス拝見しました、確かにワイパーがダブルアームになっていますね、素敵です。
模型の上達は何でも挑戦してみる事ですよね、私も何度キットを潰したか、、、、。
模型製作の方法は色々あります、完成時に喜びがあることが一番大切です。
これでなければならない!と言うのはありません、私の作例や他のモデラーさんの技術を参考に一番気にいった方法で楽しんで下さい。

では又、何時でも御質問ください。




長江  URL   2016-01-13 08:45  

 

今回も参考情報てんこ盛りですが、、
「こんな事、素人の俺に出来る訳ないだろう! 腕自慢してんじゃね〜何が模型誌だ! 誰でも出来る事を教えろよ!」
「プロのモデラーの仕事は腕自慢ではありません。一人でも多くのモデラーさんを増やすこと」
が響きました。ポチを10個押したいです。

最近ハマりすぎて量とスピードだけあがった私の製作ですが、今年は楽しみながらこだわるというところを大事にしていきたいと思います。
てげてげ  URL   2016-01-13 21:52  

てげてげさん、ありがとうございます! 

お解り頂けて光栄です!
プロになる前は本当に思っていたんです、参考にしようと色々な模型誌を読みましが全く参考にならず正直な所、腹立たしい気持ちでいっぱいでした。
私の今の模型製作技術は当時からプロの作例からヒントを得たものは殆どありません。
ウレタン塗装は板金塗装屋さんの実車の塗装を見て思いつき、BBR製のミニカーの光沢を再現すべく始めたものです。当然最初は実車のウレタンを使用していたので体にも影響が悪く、コストパフォーマンスも最悪な中フィニッシャーズの模型用ウレタンに出会ったわけです。
研ぎ出し技術も実車の研磨を見て参考にしました。良い磨き布が無くてストッキングで磨いたことも、、、(笑)
それ程、プロの作例は全く参考にならなかったんです。
当然ながら「プラモを作ろう」の初回のベンツの時はディレクターと相談して研ぎ出し技術を広めたいと相談してあの形になったんです。
出来ない人にとっては出来るのを見るのはやはり多少つらいはずです。
フル改造など中級モデラーでも至難の業でしょうし、中々出来る物ではありません。

このブログでは多少難しい場合は別の方法も御紹介させて頂いていますが基本的には模型を作る器用さがあれば十分出来る範囲で作例を行っています。
私の説明で解らなければ何度でもご相談に乗ります、これからも遠慮なく御質問や御相談下さいね。模型製作が生涯の友であり趣味になって頂ければと心から思います。

模型大好き親父より
長江  URL   2016-01-13 22:54  

ますます! 

ながえ先生、今晩は。
いつも、色々教えて頂きありがとうございます。
シルバー下地塗装の件よく分かりました。

先生の模型哲学に共感しました。
確かに色々なプロの方々がいますが、とても一般人が真似できる技ではありません。スクラッチで新たにパーツを作ったり全ての扉を開閉したりとか、凄いテクニックで
驚きの数々ですが逆にちょっと引いてしまう事もあります。それよりも先生のように塗装のノウハウ、例えばマスキングや調色の比率等の何かしら頑張れば何とかなるようなこのブログは、とても参考になります。みんな、完成品は綺麗にこした事はないと思いますが、一番は作る楽しさであり、次は何を作ろうかと考える事ではないかと私は思っています。
先生のコメントで更に模型にハマりそうです。
次回も楽しみにしてます!
トラック模型好き親父  URL   2016-01-14 20:21  

トラック模型好き親父さん、ありがとうございます! 

御理解ありがとうございます!
模型哲学と言う物ではないかもしれませんが、気持ちは長い間変わっていません。
初心者が増えるという事は、今後の模型業界のマーケットの拡大に繋がります。
若い人が不器用で子供にガンプラすら作ってあげられない大人が多いと聞きます、
物作りの得意な日本人として如何な事でしょうか?
スマートフォンやTVゲームで育った子供は工夫する思考能力が低いとも言われています。
今後、出来る事であれば、そういう子供たちに模型製作の面白さを通じて創意工夫やアイデアの作り方、思考を教えたいと思っています。

貴殿が仰る通り「作る楽しさであり、次は何を作ろうかと考える事」これが基本ですよね。
スクラッチしたり、フル改造は間違いではありませんが、そういうモデラーが基本では決してありません。
メーカーが苦心して作った製品を楽しく自分らしい方法で楽しむことが最も大切です。
私も一応プロですので改造はどんな事でも加工出来ますが、このブログではそういった事は余り行うつもりはありません、皆さんでも出来るかな?と思える事を行う予定です。
皆さんと楽しく語り、模型製作が出来れば幸せだと思い今後もブログを更新していくつもりです。

皆さんの暖かい言葉は心にしみます、今後も宜しくお願い致します。

長江  URL   2016-01-14 21:57  

 

長江様
昨年はお世話になりました(^o^)
今年もよろしくお願いします。
塗装は奥が深いのデスね〜~_~;
ブログ見てると出来そうな気がするのですが、練習あるのみでしばらく頑張ります‼︎
次デコトラUP楽しみにしてます‼︎
夏苅未穂  URL   2016-01-16 15:58  

美穂さんへ、。ありがとうございます。 

お元気でしたか?
御正月におめでとうメールをお送りしたのですが届いておりますでしょうか?
所で注型は上手く出来ましたか?何時でもご協力致しますので御連絡下さい。

塗装に興味を持って頂ければ幸いです。
模型は塗装に始まり塗装で終わるとも言いますしどんな完成品でも塗装の良し悪しで決まります。

組み立ては比較的簡単ですが塗装の面白さが加わると組み立てもそれに準じて難しくなります。
ですが上手く塗装が出来た時や思い通りの色が出来た時は全ての苦労が吹き飛ぶほど楽しくなってきます。
美穂さんも頑張って塗装の技術を磨いてください。
長江  URL   2016-01-16 17:25  

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keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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