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[atelier souvenir vol.05]1/12 KAWASAKI Ninja ZX-14 第ニ回

Category: atelier souvenir  

皆さんこんにちはZX14R第2回の御時間です。

最初に4月14日からの九州熊本地方の大地震での被災者の方々に心よりお悔やみ申し上げます。
未だ不安定な状態が継続していますが、一日も早く収束して元の生活に戻れるよう心からお祈り致します。


では早速参りましょう。
今回はエンジン関係を製作する予定でしたが、カウル関係の外装だけでそれなりの量になってしまったためにエンジン関係は次回にさせて頂きたく思います。お待ちになっていた方には申し訳ありません。この場でお詫び申し上げます。

では最初は初公開、私の愛車ZX14Rでございます。
2016年仕様でHigh Grade ABSという贅沢な仕様なんです。ブレンボのブレーキやオーリンズのサスペンションなど、別購入すると非常に御高い装備がリーズナブルな価格でセットになったバイクですね〜。
以前乗っていたバイクを下取りして購入したのですが、Kawasakiのワークスカラーであるグリーンに一目惚れして買ってしまいました。
マフラーが標準仕様ではないので参考になりませんがそこは御勘弁下さい。
購入しても乗る時間が余り無いのでまだ走行キロは45キロ程度、慣らしも終わっていません。

会社の前で撮影したので撮影のシチュエーションが良くありませんが模型の資料用に各部のカットを用意しました。模型とは年式が違うので各部の違いがありますが資料としてご覧ください。


CIMG4111.jpg


CIMG4112.jpg


今回は私のバイクの詳細写真を入れてリアリティを少し考えながら製作してみましょう。

まずは前回のウレタン塗装の後の研ぎ出しからです。
前回述べたようにデカールが非常に薄い為にデカール段差が余りありません。2000番のサンドペーパーで丁寧に表面をフラットに仕上げます。くれぐれも無理に強くかけず表面の薄皮一枚剥ぐつもりでペーパーがけします。
くれぐれもエッジはかけ過ぎないようにしてください。



CIMG3835.jpg


下の写真をよく見て下さい。綺麗にペーパーがけが出来た時は表面は完全な艶消し状態になります。
デカールの淵の段差が消えない場合はその部分だけ光沢が出てしまいます。全体を光に当てて段差が艶消しになるように
丁寧にペーパーがけをすることが重要です。


CIMG3837.jpg


ペーパーが終了したらコンパウンドで磨きます。
最初は粗目で全体を磨きますが磨き過ぎないようにします。目安としては表面が多少光沢が出て、ライトなどに当ててペーパーの磨き傷が消える程度ぐらいでしょうか? コンパウンドが粗い分下地が出ないように注意します。


CIMG3838.jpg


次は細目です。ここで十分な光沢が出るまで磨きます。綺麗に磨けたらこの時点でライトなどが映り込む様になります。
下の写真は粗目終了時なのですがこの時点で多少光沢が出ているのが解りますでしょうか?


CIMG3841.jpg


仕上げです。更に深い光沢と完全鏡面にこの時点で仕上げます。
一方の方向だけでなくあらゆる方向から小さな傷を取ります
又、基本的に各コンパウンド用の磨き布が必要ですが、特にこの仕上げ時の磨き布は新しい専用の物を使ってください。
全ての作業を同じ布で行うと、せっかく仕上げをしたのに粗いコンパウンドが磨き布に付いているせいで磨きながら新たな傷を付ける原因になります。


CIMG3842.jpg


磨き終わりました。全てのパーツが同じ光沢が出る様にすることが大切ですよね。


CIMG3843.jpg


さて、磨きが終ったら少しディティールアップを行います。
予め穴を開けてあったカウルにリベットピンを入れます。この作業は比較的に初心者には難しいらしく上手くいかない事が多い様です。
コツと言っても特には有りませんが、一つだけあるとすれば穴が狭いとピンが入りにくい為、挟んでいるピンセットに力が入り飛ばしてしまうという事が最も多い様です。
という事はピンを簡単に差し込めれば問題は解決するのではないでしょうか?

差し込む穴にもう一度入れるピンより気持ち大きい穴を開けてピンが簡単に差し込めるようにします。
大きいと言っても誤差は0.1程度にします。0.3mmのピンであれば0.4mmのの穴を開けるという事です。


CIMG3844.jpg


先の細いピンセットを使用して大きめに開けた穴に差し込みます。


CIMG3845.jpg


差し込んだら裏から瞬間接着剤で点付けします。
ここでの注意はピンが動かないように裏で押さえますが、指の腹で押さえる事は避けて下さい。指の腹で押さえると瞬間接着剤が表側のピンの周囲に少しでも漏れた場合は指に付着して表面を汚してしまいます。爪の先などでピンの頭のみを押さえて裏側からほんの少量の瞬間接着剤で固定します。
固定中に瞬間接着剤が多く出過ぎた場合はティッシュペーパーなどで直ぐ吸い取ってください。
固定出来たら瞬間接着剤が硬化する前に、表側のピンの頭をピンセットなどの先端で押し込むように押さえます。これで多少ピンが浮いていた場合は元の位置に戻ります。又、面倒でもピンは一気に全て差し込むのではなく一か所ごとに行なった方が紛失事故も無いので安心です。


CIMG3846.jpg


ここで荒業になりますがウレタン塗装の方のみ出来る簡単な塗装です。
カウルの裏側は半艶の黒になりますがこの塗装をするにはかなりのマスキングが必要になります。
私の様なズボラな性格の方はこのマスキングが結構めげる作業の方もいるのではないでしょうか? そんなあなたに朗報です!
マスキングを殆どしません!
下の写真を見てみるとマスキングしているのは一か所のみ、それも簡単にしているだけです。
では行ってみましょう! 通常のラッカー系の半艶の黒を表側に出来る限りかからない様に角度を考えながら裏面を塗装します
注意点は本来マスキングすべき部分は薄く塗装する事です。


CIMG3847.jpg


裏側がムラなく綺麗に塗装出来たら、マスキングするべきところを綿棒にエナメル溶剤をしみこませて拭き取るだけです。
「どうしてラッカーなのにエナメル溶剤で拭き取れるの?」と思う方がいらっしゃるでしょうがこれが出来るんです。
下の写真はカウルの前部の淵を綿棒で拭きとっています。これはウレタンにラッカーが食い付かないからです。
丁寧に綿棒でシコシコ拭き取るだけなのでマスキングより早く簡単です。
ここでポイントです。ウレタンを裏側にも塗装しておかなければなりませんが、表の様に厚く塗装する必要はありません。均一に薄く塗装してあれば十分です。もう一つは表面が荒れていない事も大切です。荒れていると塗料が綺麗に拭き取り切れません。
多少荒れている場合は研ぎ出し時に綺麗に磨いてフラットな光沢面を作っておくことが大切です。


CIMG3848.jpg


CIMG3849.jpg


表側に吹きこぼした後もご覧の通りです。簡単に拭き取れます。
表面に思った以上に塗料が全体に付着していても仕上げ用コンパウンドで表面を拭き取り程度で軽く磨けば、目視で分かりにくい表面に付いた塗料も綺麗になります。その場合は裏側の半艶の塗装面にコンパウンドが付かないように注意してください。コンパウンドの粉が取りにくくなります。

この方法はかなり昔から私の手抜き作業として私の中ではオフィシャル的になっている方法で、作業時間の短縮の為に行っているものです。カーモデルの場合もボディ裏側を黒で塗装する場合は同じ方法を使用しています。
但し! ウレタン塗装を行っている方のみ使用できる方法です。ラッカーのみの方は面倒でもマスキングをして下さい。
これはウレタン塗料にラッカーが反応しにくい事と、表面の塗膜の硬度が強いから出来るテクニックです。


CIMG3851.jpg


この勢いで外装パーツを完成させましょう。

タンクキャップのディティールアップをする前に、まずは実車のタンクキャップを見てみましょう。


CIMG4125.jpg


キットにはメッキのタンクキャップが付いているのですが実車はメッキではありません。
メッキを剥がしてセンター部分をセミグロスブラックで塗装した後、マスキングして外側のリングをシルバー塗装を施した方が実感が出ます。
今回は以前購入したホビーデザイン製のZX14RとZZR1400兼用のディティールアップパーツを使用しますが、現在は入手が困難なので無理に改造する必要はありません。あくまで参考にご覧ください。
今回の作例では、元のタンクキャップパーツの表面をエッチングパーツの厚み分を削ってから先ほどのエッチングセットに入っているエッチングパーツを貼り付けて再現していますが、実車の様にキャップの両側の凹みは再現されていません。形を尊重するのであればキットのキャップを使用した方が良いと思います。


CIMG3878.jpg


CIMG3880.jpg


ヘッドライトユニットです。
さすがタミヤ製です。全てのパーツが気持ちよく組むことが出来ます。一つだけ手を入れたのはヘッドライトレンズの裏側に反射板がないため、ハセガワのミラーフィニッシュを貼り再現した点です。


CIMG3852.jpg


これで一通り外装パーツが完成しました!


CIMG3974.jpg


如何でしたか? エンジン関係も御紹介するつもりでしたが、外装だけでそれなりの情報量になってしまったので次回にしました。外装組み立てのコツは掴めましたでしょうか?
オートバイはエンジンが剥き出しなのでそこに大きな魅力がありますが、やはり美しい外装をまとって初めて完成度が大きく上がるのではないでしょうか?
特に今回の様なカウル仕様のバイクはその効果は大きいと思います。

又、今回はエッチングパーツセットを使用して効果的な部分を演出していますが、特に使用しなくても丁寧に製作すれば必ず素晴らしい完成品になります。
今回使用したエッチングセットは現在は入手出来ない様ですが、リベットピンなどは比較的に入手しやすいのと比較的簡単なディティールアップだと思いますので、リベット再現だけでもチャレンジして製作して頂けたらとても嬉しいです。
次回のエンジン関係も場所によってエッチングパーツを使用しますがそれも個人の自由ですし、表現方法の一つだと思ってご覧ください。

最後に一言、私の所に頂く御意見の中に上手く出来ないと思っているモデラーさんへ、上手に作る事を意識し過ぎないでください。
上手く出来なくても嘆く必要もガッカリする必要はありません。上手に作る事より楽しんで作る事が一番大切です。
プロモデラーの作例はあくまで参考だと割り切りましょう。確かに上手に出来た方が嬉しいとは思いますが模型の楽しさはそれだけではありません。
自由な発想で自分にとって大切な作品が出来れば十分ではないでしょうか?
私のブログ作例はそういったモデラーさんの参考になればと思い製作しています。ブログ内のメッセージやメールなどで皆さんお困りの製作方法や上達方法、再現方法などどんな事でも御相談ください。一緒に模型を楽しみましょう!



今回も御理解頂けた様でしたら何時ものポチッとお願い致します。
それでは次回まで御機嫌よう〜!
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 2016_04_08

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プロフィール

keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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