[atelier souvenir vol.09]1/32 トラック野郎熱風5000キロ 第ニ回

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お待たせいたしました!熱風5000キロ第2回の御時間です!

12月に入り皆さんも何となく忙しくなってきたのではないでしょうか? 私も思うように今一つままならない右手を駆使して今回も全力で参りたいと思います。
前回の記事は思っていた以上に皆さんの御支持が頂けた様でとても嬉しく思いました。
やはり御支持が頂けると俄然やる気が湧いてきます。皆さんに心からお礼申し上げます。
又、私の手の怪我を心配して多くの方に御見舞いの御連絡やメール、コメントを頂いた事もこの場を借りて再度お礼申し上げます。


さて今回はウレタンクリアー塗装が最初の作業になります。初心者の方にも簡単に理解出来る様に多少遠回りになりますが、研ぎ出し方法を出来るだだけ理解して頂ける様御紹介させて頂こうと思います。
私のブログを以前から見て頂いている方はもう御存知でしょうし、研ぎ出しやウレタン塗装をすでに行っている方は必要が無いのでこの辺は適当に飛ばしてお読みください。

まだウレタン塗装をしたことが無い方や迷っている方に最初はウレタン塗装の利点を御紹介しておきましょう。
ウレタン塗料で仕上げたボディとラッカー塗装仕上げの最大の違いは見た目の光沢具合でしょう。
ウレタンクリアー仕上げはラッカーでは出せない深い光沢が得られる事が大きなポイントです。塗料のヒケが殆ど出ないので、1度の塗装終了時の状態で硬化するので乾燥後の研ぎ出し作業の目安(塗料の厚みなど)確認がしやすくなります。
その点ラッカーは完全に乾燥させてヒケの状態を見てから更に再塗装を重ねる事が通常です。

又、表面硬度が高いのでラッカー仕上げに比べ、爪でチョット擦った程度ではキズすら入りませんしデカールの保護にも強い効果を発揮するので、デカールの劣化も殆どありません。弊社のHPで御紹介させて頂いている電撃ホビー時代に作例で製作した「トラック野郎故郷特急便」はボディ、荷台共ウレタン塗装で、完成後7〜8年ほど経過していますが現在でも製作当時のままの美しさを維持しています。

乾燥時間もウレタン塗料は最大72時間もあれば完全硬化しますが、ラッカー塗料はウレタンと同じ厚みで塗装すると最大1か月以上を要します(状況、季節等によっても違います)。私の様なせっかちな方には少々苦しい期間ですね〜。
これはウレタン塗料は2液混合した時点で化学反応硬化するのに、対してラッカーはシンナー成分が揮発して乾燥する為です。

不利な点は価格がやや高価な事でしょうか? ウレタン塗料はラッカーに比べて3倍程度の価格が一般的な様です。
又、2液混合性なので慣れないと必要量が把握できないので塗料の無駄を出してしまう事も挙げられます。
エアーブラシなどの器具の手入れも重要で、ウレタン塗料が残らないように出来るだけ綺麗に洗浄しなければなりません。
もし塗料が残っていて忘れた場合はエアーブラシの中で固まりブラシは再起不能になります。(自分の気持ちもですよね〜)

以上が基本的な違いになると思いますが、どちらを使用するかは個人の自由です。自分にとって扱いやすい方でも良いですから、より技術向上でチャレンジするのも良いでしょう。

ではウレタンクリア塗装を行いましょう!
前回ボディ塗装とデカール貼りを終えましたが、この時点で出来れば同じボディカラーのパーツも塗装をしておきましょう。
一緒にウレタンクリア塗装が出来るので効率が良くなります。同じ色のパーツは出来る限りまとめて塗装する習慣が身に付くと完成までの時間が大幅に短縮できます。

ウレタンの調合ですが、各メーカーの説明書には既定の量の割合が記載されております。
私の経験上ですが大抵硬化液が多少足らなくなるのが殆どです。というのもキッチリと計って調合する事が難しいからです。
理由としては模型に使用するウレタン塗料は大量に塗装する以外、1/24程度のカーモデルのボディ1台に使用する量は多くはありません。
タミヤなどの空瓶を使用して混合させるのが普通ですが、瓶の中で表面張力が発生するので見た目でも正確に計量がしにくいものです。
よほど精度の良い微妙な量が計量できる計量器を使用するか、予め瓶の重さを計り内容量の増加分で計算しなければキッチリ計るのは困難です。
そこまでしなければならないと大抵の方は「めんどくせ〜」となりますよね。当然私も同じです。
ですから私もほぼ割合が合えばOKとして普通に使用しています。現在までに問題があったことは一度もなく、皆さんが目にした私の作例は全てその適当方法で混合して塗装されています。

但しウレタン塗料は硬化剤が少な過ぎると中々固まらず、表面がゼリー状の状態になり表面を触れる事さえ出来ませんし、
硬化までに相当な時間が必要になる場合もあります。
又、場合によっては全く硬化しない危険な状態もあります。
その反面硬化剤が少し多い分には特に問題無く通常の時間で完全硬化します。私も同じように調合しています。
もちろん本来の性能を発揮するには的確な料を混合させるのが当然だという事は言うまでもありませんよね。
ちなみに私が使用しているのは精密屋製のウレタン塗料ですが混合は主剤8、硬化剤1、溶剤1の割合になります。
簡単に言うと全体の10%が硬化剤という事になります。

では塗装してみましょう!
塗装の方法ですが、基本的には角などを全て塗装してから先ほどの角も含め平体を均一に塗装します。
最後に角がやや薄いかな? と思ったら再度塗装をしてやや厚めになるようにします。
こうする事によって角には平面より多少塗料が厚く塗装できるので、研ぎ出し時に下地が出にくくなる対策になります。
ここで大切なのはデカールの厚みよりウレタンクリアの厚みの方が多くくならなければならない事です。


CIMG9568.jpg


ウレタンが硬化したので最初の研ぎ出しを行いますが、今回のウレタン塗装は2度吹き仕上げを行うのでチョット通常と違う部分があります。

ウレタン塗装は以前から御紹介してきましたが、今回は通常の研ぎ出し方法と2度吹き方法の両方を詳しく図解入りで御説明しようと思います。
図によって説明が重複する部分もありますが御理解ください。

通常の研ぎ出しペーパーがけは1500〜2000番のサンドペーパーで表面を磨くのが普通ですが、今回は私が良く使用する方法の2度吹きを行う為1000番のサンドペーパーでデカールの段差を平滑に仕上げます。
この方法はペーパーが粗い分削れやすくなります。下地が出やすいのでかなり丁寧で慎重な作業を行わなければなりません。
表面の具合を見ながらデカールの段差等を平滑に仕上げます。

下の写真を見るとデカールの前側周辺に色が濃く見えますが、これはデカールの段差のせいでサンドペーパーが当たっていないからです。
この様な部分が無くならないと平滑な表面は出来ません。完全に消えるまで丁寧に磨き上げます。


CIMG9569.jpg


磨きあがった状態です。上手くペーパーがかかると先ほどの濃い部分は無くなり表面が平滑な艶消しの状態になります。
この状態が研ぎ出しのコンパウンド磨き前状態になります。

先ほど述べた通常研ぎ出し方法は1500番〜2000番のサンドペーパーでこの状態を作りコンパウンドで磨き上げます。
注意するのはペーパーが細目なので目が詰まりやすく中々この状態になるまでに手間がかかります。
又、なかなか思うように磨けずに、長くペーパーをかけ過ぎて角などに下地が出てしまう事もしばしばって感じの方も多いと思います。
ここで注意です。皆さんの御使用のサンドペーパーは大抵が耐水サンドペーパーだと思います。この耐水ペーパーというのは、水を使用して磨くことによってペーパーの目詰まりを抑えて、長く磨けるように耐水仕様にしたものです。
ですがこの耐水ペーパーは水を使用する分、指に抵抗が少ない為に慣れない方は磨き過ぎる傾向になりやすくなる危険があります。
研ぎ出しは微妙な指先で感じながら行うものです。削り過ぎを防止するために水を使用せず行った方が無難です。


今回の2度吹きの場合は1000番のペーパーで磨き表面を平滑に仕上げますが、当然ペーパーが粗いのでそれなりの傷が入ってしまいます。
コンパウンドで磨いても中々簡単に光沢鏡面になりません。そこでこの状態の上からもう一度薄くウレタンを塗装して乾燥後に、通常の1500番〜2000番ペーパーで軽く磨いてからコンパウンドで磨き上げる訳です。


CIMG9570.jpg


CIMG9571.jpg


2度目のウレタン塗装をします。先程も述べましたが2回目ですので出来るだけ薄く全体的に塗装をします。
下の写真は2度目のウレタンを塗装して硬化したものです。

デカールの段差はペーパーで処理しているので全く分かりませんが、ドアに写り込んでいる照明を見て頂くと照明が映り込んで光っています。しかしまだ綺麗にハッキリと映り込んでいる訳ではありませんよね。
このままでも十分深い光沢を持ったボディとして使用しても大丈夫ですのでここで仕上げとしても良いでしょう。


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先程述べたようにこのままでも使用できますが、やはり更なる完成度を目指すのであればやはり本研ぎは必要です。
2000番のペーパーを全体にかけますが、表面がかなり平滑で綺麗なのでさほど苦労せずとも簡単に表面を磨けます。


CIMG9591.jpg


全体にペーパーをかけたらコンパウンドを使用して鏡面仕上げに入ります。
最初は粗目を使い磨き上げます。良く御質問があるのが「目安はどこですか?」という質問です。これが又非常に難しいんですね〜。
私の場合でしか話せませんが正直な所、粗目でかなり磨き上げます。細目や極細などは仕上げとして考えているという事でしょうか。
慣れもあるので難しいのですが、角が出ないギリギリの所まで粗目で磨き倒すのが通常です。
その後細目で仕上げを行い予備的に極細で磨くといった感じです。
この目安というのは何度も失敗して指先が覚えていく部分が多いので経験を重ねる事が最も大切です。


CIMG9592.jpg


コンパウンド磨きが終了した状態です。照明の映り込みが先ほどと違っているのがお判りでしょうか?
蛍光灯の2本がハッキリ写り込んでいますよね。これが理想的な状態です。
この状態になると先ほどの物と並べると一目瞭然です。

もちろん実車はここまで光沢があるとは思えませんがあくまでも模型です。美しく輝くボディは模型の見栄えを良くして完成度を更に高めます。
これはあくまで持論ですが実車に拘る事は非常に大切ですが、拘り過ぎて見栄えが悪くなる事は避け、スケール感やスケールエフェクトも考慮し模型としての美しさを大切にした方が良いと思います。


CIMG9593.jpg


磨きが終了したらスジなどに残ったコンパウンドを取り除きます。
私は専用で硬い毛のドライブラシ用の筆で取っていますが、ウレタン塗装なのでこの程度の物では傷は入りません。
ラッカー仕上げの方は傷の原因になるので爪楊枝などを使用した方が無難です。


CIMG9594.jpg


今まで研ぎ出し方法を数々の製作記で御紹介してきましたが、今回は更に理論的に解りやすくしてみました。
特に初心者の方は理論的に理解して頂ければ大幅に研ぎ出し技術が向上します。

Aの図は塗装した状態を断面図として描いたものです。
ボディに対してデカールを貼りクリア塗装を行った状態です。クリア層の表面が波を打っているのは通常クリア塗装を行うと、塗料の粒子が重なり乾燥してザラつく状態を解りやすく描いたものです。

デカールの上まで塗膜の厚みが出来ていることが重要で、クリア層がデカールより薄いと下の図のような状態になりません。
又、余談ですがクリアを吹き終わった後、光沢があっても映り込みが弱いのは表面が波を打っている為です。


A.jpg


Bの図はサンドペーパーで磨く部分を描いてみました。ここからが研ぎ出しの最初になります。
図の中に破線が引いてありますが、この部分が余分な部分です。デカールの周辺の高さまで削ると言った方が簡単かもしれませんね。
実際には塗装した全面が波を打っていたりザラついていたりします。デカールの上部分と同じ様に平滑になるように丁寧にサンドペーパーで磨きます。


B.jpg


Cの図はサンドペーパーで磨いた状態です。
図を見て頂くとクリア層がデカール上部と周辺が同じ高さになっています。この状態がサンドペーパーで磨いた状態です。
この上からコンパウンドを使用して鏡面になるように仕上げを行う訳です。


C.jpg


Dの図は特別篇になります。
今回行っているのはこのDの図の状態です。
方法としてはA,B,C,の図と同じ方法なのですが、Dの図はクリア層がもう1層重なっているのが解りますでしょうか?
これが2度吹きの状態です。又、クリア層Aの厚みがCの図のクリア層より薄い事も解ると思います。

今回の様に粗いサンドペーパーを使用した場合はクリア層Aの表面が荒れています。そのままではコンパウンドで磨いても簡単に鏡面になってくれません。そこでもう一度、傷ついた表面にウレタン塗装でクリア層Bを塗装して平滑な状態を作る訳です。

ここでチョット難しいのはクリア層Aが厚くならないように出来るだけ薄い状態を作る事です。ペーパーで磨き過ぎると下地が出たり、デカールを傷付けたりします。ぎりぎりの所で止める事が大切です。
塗装が終了し硬化したら、表面が平滑で綺麗なので2000番でサンドペーパーをかけた後コンパウンドを使用して鏡面仕上げします。
この2回目のウレタン塗装が上手くいくと場合によっては、この時点でゴミがのった部分のみ磨く程度で鏡面になるので磨き作業が殆ど必要ない場合もあります。
表面が複雑な形や磨きにくい形状でも、この方法であれば磨かずして美しい光沢を作り出せます。

最後にウレタンクリアーで仕上げる際の裏技的な物を少しご紹介しておきましょう。
先程の通常仕上げの場合や2度吹きの場合や、吹きっぱなしで磨かない場合など表面のザラつきを出来る限り抑える方法は
塗装した表面に溶剤のみを再度ブラシで吹いてあげると、溶剤が表面のザラつきを溶かして平滑な表面が出来やすくなります。
最後の2度吹きの仕上げや吹きっぱなし方法などには非常に助かるので一度お試しあれ。


D.jpg


研ぎ出しの基本理論はお解り頂けたでしょうか?
理解してしまうと「なんだ簡単なことじゃん」と思えると思います。プロモデラーだから難しい事をしているかっていうと全然そんなことはありません。
研ぎ出しはカーモデルの完成度を高めるためには必要なテクニックです。私自身何度も角の下地が出てしまったりデカールを傷つけたり失敗を重ねてきました。最初から完璧に出来るとは思いませんが、経験を重ねれば必ず納得のいくカーモデルが出来ると思います。
是非懲りずに挑戦してください。

ボディの塗装の話ばかりで皆さんもチョット飽きてきたかもしれませんね〜。
ここで気分を変えてシャーシー製作をしてみましょう。

とてもよく出来たシャーシなので組み立てる際の問題は特にありませんが、多少手を入れると良くなりそうな部分を説明しながら組んでみましょう。
最初に気になったのがシャーシーのメインフレームの裏側にリベット表現がモールドされていますが、パーティングラインが深めに入っているせいで綺麗に見えません。削り取って無くしてしまうのも手ですが出来れば残しておきたい所です。
中級の方であればとても簡単に再現できるので技術向上の為にもチャレンジしてみましょう。


CIMG9529.jpg


最初はカッターでえぐらない様に表面のリベットのみ切り取ります。
この時綺麗にカット出来た場合はリベットのモールの部分が白く残ります。


CIMG9530.jpg


切取った後の白い部分に千枚通しなどで強く押しつけて跡を付けます。出来るだけリベットが綺麗に並ぶように慎重に跡を付けます。


CIMG9531.jpg


先程千枚通しを押し付けた後をガイドに0.4mmのピンバイスで穴を開けます。下に貫通しても問題はないのですが、貫通した裏側にめくれができた場合はカッターで処理して綺麗にしておきましょう。


CIMG9532.jpg


全部の箇所に穴を開け終わったら、サンドペーパーで全体的に処理して平らな状態に整形します。
先程の穴が埋まっているようでしたら再度穴を開けておきます。


CIMG9533.jpg


この状態のまま基本的なシャーシーを組み立てます。
ここでのコツはシャーシーを製作する際、流し込みの接着剤を使用して十分な量を流して組み立てます。
シャーシー組み立てた後先ほどの穴を再度開け直しますがより深く穴を開けておきます。
流し込みの接着剤を使用している事が後に役立ってくれます。


CIMG9534.jpg


組み立てが終了したら0.4mmの真鍮線を先ほどの穴に止まるまで差し込み、1mm程度残して切り取ります。


CIMG9535.jpg


全て差し込んだら400番程度のペーパーを治具に貼り付けて、切り取った真鍮線の切り口を平らに整形します。
お解りですか?接着剤を使用していませんね?
先程流し込み接着剤を十分に流したのはこの事だったんですね〜。
流し込み接着剤は樹脂を溶かす力が強いのでメインフレームと内側のフレームの間に入っている接着剤はこの時点では完全乾燥していません。
まだ中が柔らかい状態です。そこに細くて軽い0.4mmの真鍮線を差し込めば、溶けた柔らかい樹脂が接着剤の代わりになって止まってくれるんです。
勿論場所や場合にもよりますが、今回の様な場合には金属だからと言って無理に瞬間接着剤などを使用する必要は無いんです。
この後サーフェイサーを塗装し、フレーム塗装をすればコーティングされるので更に抜ける心配はありません。


CIMG9536.jpg


リベットが再生できました。特に目立つわけではありませんが、こういった方法を知っていると他の部分にも十分使える技術なので覚えておいても良いと思います。リベットなどの再生方法は他にも沢山あります。是非研究してみて下さい。


CIMG9538.jpg


シャーシーは基本色が赤なので出来る限り同じ色のパーツは組みつけます。
スッキリした綺麗なシャーシを組むためにも各パーツの下地処理を行っておきましょう。

サスペンションは板バネなのですが、残念な事に表裏両側の真ん中にパーティングラインが入っています。
当然実車には無いので丁寧に処理します。写真の様なやすりで仕上げた方が綺麗に処理できます。
サンドペーパーでも出来ますが、板バネの重なった部分などの隅や角は綺麗に仕上げが出来ません。
裏側なので目立ちませんが出来れば処理して頂きたい部分です。


CIMG9541.jpg


下の写真が処理済みですが一目瞭然ですよね。やはりこういった場所にも目を向けて丁寧な作業が出来れば完成度はよりアップすると思います。


CIMG9540.jpg


今回の製作で最も悩んだのがタンクです。このまま使用しても良いのですが、、、、、どう見てもチャーシューの様に見えます。
これは箱の形がキッチリ出ていないからです。おまけにタンクを止めるバンドは良く理解できないモールド再現なので
キッチリしたタンクにしましょう。


CIMG9561.jpg


最初にタンク自体を組み立てて接着剤が乾燥したら給油口を根元の部分から丁寧に切り離します。


CIMG9562.jpg


帯の部分を予めカッターで削り取り、サンドペーパーでタンクの表面と平滑になるように整形します。
ある程度整形出来たら継ぎ目にパテを盛って面一になるようにペーパーで整えます。
ここでのコツはバンド部分を削る際、最初から継ぎ目にパテを盛らずある程度バンドを削った後にパテで整形します。
最初からパテを盛ってしまうと、バンドの樹脂とパテでペーパーの抵抗が大きくなり成形するのが大変です。
別々に行った方が最終的には作業が楽になります。
ちなみに私は400番程度でバンドを削り800番でパテ整形しています。


CIMG9563.jpg


整形した後です。どうですか? チャーシューみたいなタンクから綺麗な箱型になりましたね。パテが残っている部分が
凹んでいた部分です。こうしてみると余り形状が良くない事が解ります。


CIMG9564.jpg


削り取ったバンドを再生します。
実車の場合は大抵が黒いゴムの帯を敷いた上から金属バンドで止まっているのが普通ですが、実車は全て赤いので目立ちません。
今回は表の金属バンドのみの再現をするために、0.1mmのプラ板を帯状に切出し接着して再現します。

私的には2枚重ねて巻くのも手だとは思いますが、今回の様なサイドバンパーの幅が広い車輌には余り効果は無いと判断して1枚のみにしてみました。


CIMG9565.jpg


CIMG9566.jpg


同じ色で塗装するパーツを組み上げました。各パーツをしっかり接着させることが大切です。

この後サーフェイサーを塗装して傷や状態を確認してから本塗装に入ります。


CIMG9567.jpg


今回はここまでです。
如何でしたでしょうか? いつもより研ぎ出しの技法については詳しく解説してみました。
まだ理解できない方は御連絡下さい、理解頂けるまでご説明しますよ。

次回はキャブ内装とシャーシー塗装です。
今私が頭を抱えているのがマフラーです。劇中ではダブルマフラーの音がしているのですが何度映画を見て研究しても
通常のマフラーとしか確認できません。といことは音の合成?って事でしょうか?
当時の道路交通法や警察との問題など、恐らく迷惑になる事が出来ない状況でしょうから、あの「ビタビタ」いう音も出せなかったのかも知れませんね。

どうやらレプリカがある様でダブルマフラーを装着しているようですが、これを再現するとレプリカを作った事になってしまいます。
さてどうしたものでしょう? 非常に難しい選択です。
今後の課題って事にしましょう。

次回は車内インテリアやシャーシー塗装及びエンジンなどを製作します。内容が濃いだけに時間がかかりそうです。
最後まで飽きずにお付き合いくださいませ。

今回も面白かった〜や、まあまあいんじゃない〜なんて思って頂けたらポチッとお願いいたします!
是非! 沢山のコメントお待ちしていま〜す。
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 2016_12_06

Comments

おかえりなさい 

心配してましたがやはりお怪我でしたか。でもご病気とかでなくて良かったです。ご自愛くださいね。
私はマイペースで制作を重ねています。
最近オートクリアで手抜きをしていましたがやはりウレタンに戻そうと思っていたのでいろいろ再確認できました。
ご負担のない範囲で更新お願いします。
てげてげ  URL   2016-12-08 17:25  

お疲れ様です〜。 

ながえ先生、こんばんわ。
体調はどうですか?
少しずつ良くなればいいんですけどね。

ところで、今回はまたウレタンクリアーのご説明の超わかりやすい解説ありがとうございます。
ウレタンは憧れです。私は残念ながらまだなんです。
いつもガイアのクリアーで研ぎ出ししてます。
コンプのパワーが足りないんですよね〜。
いつかはって思ってるんですが。

1番星のシャーシはこれからって感じでしょうか。
エンジンやマフラー付近の塗装はどうされるのか楽しみに待ってます。
トラック模型大好き親父  URL   2016-12-08 20:02  

てげてげさんへ、ご心配をおかけしました。! 

お久しぶりです!てげてげさん!
本当に御心配をおかけいたしました、やっと作業が出来る様になりました。
未だ多少痛みは残りますが無理のない程度で製作は進めようと思います。
貴殿のHPいつも見ていますよ、レベルの高い作品を沢山製作しているのは感心するばかりです。
これからも参考にして頂けるように頑張りますので宜しくお願い致します。
長江  URL   2016-12-09 07:31  

トラック模型好き親父さん,おはようございます! 

いつもありがとうございます!
おかげさまで回復しつつあります、まだ完治とはとても言えませんが時間がかかるのは仕方ありません。
皆さんの為にも早く完治出来るように努めますので宜しくお願い致します。

ウレタン塗装はまだの様ですがそれほどコンプレッサーの気圧が高くなくても塗装出来ますよ。
タミヤの入門編のブラシではさすがに難しいとは思いますが、、、。
貴殿が精魂込めて製作した模型です末永く元気で居て頂きたいのでウレタン塗装を是非チャレンジしてみて下さい。
次回はシャーシやエンジンですので参考にして頂けたら幸いです。
では次回も宜しくお願い致します。
長江  URL   2016-12-09 07:43  

こんにちはo(^o^)o 

長江社長!こんにちは\(^o^)/手首の調子はいかがですか?僕も今年の夏難病にかかって今年はプラモデルどころではなくやっと退院してリハビリがてらアヴェンタドール諸星バージョンを作っとります。一番星製作ついに来ましたねぇ~僕も2台製作しましたが僕の場合綺麗な一番星というより自分がイメージする実物の一番星にしました。だから研ぎ出しをいつもやるところですがキャブはクリヤーの吹きっぱなし。荷台は半光沢で仕上げました。2台目に至っては配線の表現をしましたが欲を言えば前をもう少し車高を下げたかったなと。長江社長流の一番星の完成楽しみにしています。
ひろしげととら  URL   2016-12-11 09:41  

ひろしげととらさん、こんにちは! 

御御心配をおかけいたしました!少しずつ回復してきています。
怪我や病気になると普段から普通に動いている体に感謝しますよね~やはり体が資本なのでこれからは今まで以上に自分の体を大切にしようと考えるこの頃です。

ひろしげととらさんも1番星を製作したんですね、模型は個人の好みが1番です!
御自分の納得できる模型製作を頑張ってください!
私は一人でも多くの方に納得が出来る完成日になるようお手伝い出来ればと思っています。
これからも宜しくお願い致します。
長江  URL   2016-12-12 08:03  

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keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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