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[atelier souvenir vol.12]1/6 GSX1100S KATANA 第四回

Category: 1/6 GSX1100S KATANA  

みなさんこんにちは! KATANAの4回目です。

冬になってきましたね~、私の怪我も殆ど治ってきたのでようやく外出できるようになりました。
所で皆さんは御好きな季節は夏ですか? それとも冬? 私は冬なんです。確かに夏は開放的な気分はありますが、私は冬の澄んだ空気が好きなんです。仕事場から富士山が見えるのですが、夏場は空気の濁りのせいであまり見えません。
ですが冬は雪を被った富士山が天気が良ければ毎日見えます。
空も雲が少なく遥か彼方まで青く広がっているのを見ると本当に清々しい気分になります。
バイク好きの私には冬は寒いので少し辛いのですが、クリスマスも大好きですし妻の誕生日も12月なのでやや出費はかさむもののそれでも冬が好きなんですね~。
これから冬の本番がやってきます。皆さんも風邪などひかないよう御注意下さいね。


さて製作ですが今回はバイクらしい形になりそうです。
それでは今回の作業に入りましょう!
前回、リアアクスルをフレームに組み込むまででした。前回の写真でもお解りの方もいらっしゃるでしょうがチェーンガードが付いていません。
これはチェーン取り付け時に邪魔になるので本体にチェーンを組んでから取り付ける為です。

チェーンの取り付けは下側で最後の結束を行った方が簡単です。又、前側のスプロケットは軽く回るようにしておくと作業が非常に楽になります。
下の写真はチェーンを取り付けて完了した所です。この後チェーンのコマに墨入れや汚しを少し入れるとリアルに仕上がります。
上記の作業が終了したらチェーンガードを取り付けます。


DSCN7858.jpg


サスなどを取り付ける前にブレーキホースも取り付けましょう!
実車は写真の様にスプリングで保護されています。アクスルの内側を這わせて途中でコードをカットして細いコードを繋ぎます。
適当な長さのスプリングをカットして細い部分のコードを挿入してスプリング自体でブレーキキャリパーに繋げば完成です。
難しく聞こえるかもしれませんが、キット付属のコードに丁度良いスプリングの径が合わないので、一回り細いコードの上にスプリングが被っているだけです。
こんな所ですが実車と同じ雰囲気が演出出来るのでお勧めです。
1/12スケールでは中々出来ないディティールアップです。


DSCN7859.jpg


サスペンションの組み立てです。時に改造も必要なさそうですがサスの下側に波状のモールが有ります。
説明書ではクロームシルバー塗装の指定ですが実車はメッキです。
このパーツは元々メッキではないので黒に塗装した後ミラーフィニッシュで再現します。余分を切り取りにくい形状なので
慎重に切り取ります。


DSCN7868.jpg


サスペンションの完成です。特に改造と何もしていませんが拘ったのは質感です。
実車の様な見た目にする為に各部品ごとに色調を変えています。
これだけですが意外にリアルなサスに見えます。シルバー指定の塗装指示がされていても各部分で少しずつ色を変えたシルバーを使用する事でリアル感が向上します。常にスタッフの指導時に話すのですが、
「塗装は塗り絵ではありません。その材質を極限まで再現するのが塗装です。プラはプラらしく、金属は金属らしく、ゴムはゴムらしく、布は布らしく見えなければなりません」
これが弊社の塗装概念です。
皆さんも是非、質感の再現に拘ってみて下さい。


DSCN7874.jpg


チェーンガードとサスを取り付けチェーンは少しだけ汚しを入れてみました。
如何でしょう? 妙なリアル感が出ていませんか? 前側のスプロケットは何もしていませんがカバーを接着するので見えなくなります。

残念なのはサスペンションが自重で動かない事です。実車はメインスタンドを立てるとリアタイヤが下に下がります。
スタンドを外した場合は自重でかなりフレームが下がるのですがこの状態には動いてくれない事です。
最初からサスが縮んだ状態で作るのも手ですがそれではメインスタンドを使うと違和感が出ます。
ここは諦めるしかなさそうです。


DSCN7879.jpg


リアブレーキのマスターを作るのを忘れておりました。
完成後はカバーで見えませんが敢えてチョット拘ってみました。点検窓の部分にブレーキオイルが入っている様御絵描きしてUVジェルを流し込み保護ガラスを再現してみました。


DSCN7862.jpg


如何でしょう? 悪くないですよね~(笑)


DSCN7863.jpg


センタースタンドを取り付けます。後はめ加工に変更しているので穴を合わせて2mmのプラ棒を差し込み固定、ボルトを再現するのでボルトを取り付けてシルバーに塗装し終了!
っと言いたい所ですがエンジンサイドのSUZUKIのロゴデカールが、、、、、、。
私のミスで引っかけて剥がれてしまいました、、私としたことが、、、。
と、気分を変えてタミヤに連絡! デカールを送ってもらい無事終了! 冷や汗かきました、、、。


IMG_20171122_115017_2.jpg


さていよいよフロントの作業です。これが終ると一段とバイクらしくなります(ワクワク!)

では始めましょう! フロントフォークのサスですがメッキ加工がしてあります。このメッキのまま接着しでも継ぎ目は消せませんしリアル感を損なうので、塗装で再現する為に漂白剤に漬け込んで剥がしてしまいましょう!


DSCN7864.jpg


インナーとスプリングを挟み込み接着しておきます。


DSCN7869.jpg


継ぎ目を綺麗に処理してサーフェーサーを塗装、下地を作っておきます。
これからが拘りです。サスのアウター部分は基本的に削り出しの様な状態です。磨いた金属にクリアーを塗装してあるのが実車です。
この部分の再現がかなり厄介です。クロームメッキの様な輝きでもありませんし、ギラギラしたシルバー塗装でもありません。
おまけにどことなく黄色味がかっている様な、、、、。いずれにしてもインナーチューブの色合いとははるかに違います。
そこで考えたのがわずかに黄色味帯びた多少年式がたったような金属色です。
ガイアのステンレスシルバーをベースにゴールド少々とクリアーイエローをわずかに入れ、少し暗めにする為にメタリックグレーをほんの少し入れてみました。この度合い非常に僅かなので割合が書けないほどです。
この色については各自色々挑戦してみるのが良いかもしれませんね。中には「いや違う!ただのシルバーだ」という方も居るでしょうし「もっと暗めの色だった」という方も居るでしょう。御好みで調色しても良いと思います。
出来ればメッキシルバーで調色したかったのですが、メッキシルバーは他の色を混ぜると途端にメッキ感が無くなります。
通常のシルバー系で調色し塗装するか、メッキシルバーを使用するのも手です。
ちなみに写真では普通にシルバーに見えますが実際は気持ち黄色味がかっています。
この後各部の塗り分けを行います。


DSCN7888.jpg


フロントフォークの塗装は実車を参考に塗装すれば良いのですが、一部メッキ再現が必要な場所があります、
ブレーキキャリパー取り付け部のボルトはメッキが正しい形です。ミラーフィニッシュを使用してこの大きなボルトのみ
メッキ表現します。
方法は簡単です。ボルト天面にやや大きめのミラーフィニッシュを貼り周囲の余った部分を下に折り曲げておきます。
細く切ったミラーフィニッシュをボルト側面に巻き付ける様貼り込めば終了。


IMG_20171122_110534_2.jpg


塗装が終了したら実車の様にクリアーコートを塗装します。
ラッカー系のクリアーで仕上げるのも良いのですがフロントフォーク自体をラッカー系で塗装しているので、単純に上からラッカー系クリアーを塗装すると場合によってシルバーの光具合がやや落ちる心配があります。
塗料に反応しないウレタンクリアーで仕上げればこのままの状態で仕上げる事が出来ます。


IMG_20171122_110717_2.jpg


ブレーキキャリパーですが、リアと同じようにブレーキ液注入口が一体成型で再現されています。やはりここもモールドを削り取って新規に製作します。
左側が加工したものです。


IMG_20171122_120335_2.jpg


更に追加加工しましょう。無くても目立ちませんがあればリアル感は絶対保証付き! ケーブルのガイドです。
実車の形を参考に洋白線の0.4mmを加工して作ります。


DSCN7982.jpg


取付方法はフロントフォーク下の取り付け位置に0.5mmで穴を開け、プラ棒を差し込み接着します。
そのプラ棒に製作したガイドを差し込み瞬間接着剤で固定します。難しく見えますが案外簡単です。


DSCN7983.jpg


最後にボルト表現をしたいので、適当なボルトを瞬間接着剤で固定しボルトをシルバーに塗装すれば実車の様になります。


DSCN7984.jpg


ちなみに下の写真は手持ちの実車資料本の物です。フロントフォークが映っていますが追加したケーブルガイドが確認出来ますでしょうか。
こんな所にも拘りを持って作業すると楽しと思います。


DSCN7999_2.jpg


ハンドル関係もメッキで安っぽくなっているので剥がしておきます。
赤い丸の部分を見てください。角ばっているのが判ります。実車は左の様な姿です。これは金型の成型上仕方が無いので
実車に合わせて加工しておきます。
又、丸のかかっている部分に大きな肉抜き穴が空いています。当然これは実車には無く、パーツを取り付けた後も少し見えてしまいます。
裏側に押しピン跡がありますしややヒケも出ています。一緒に埋めて整形しておきましょう。
処理が終わったらメッキシルバーで塗装しておきます。


DSCN7873.jpg


とりあえず組んでみました。この時点で不具合があるか確認しておきます。


DSCN7991.jpg


フロント周りのパイピングですがキットのままでは全て同じ太さでリアル感がありません、
ケーブル類は目的に応じた太さでなければなりません。特にブレーキパイプはオイルが流れるのでやや太めになっています。
ここは太めのパイプを使用します。パイプに文字が書いてありますがこれはトップスタジオ製の物です、
実車も文字が書いてある場合が多いのですが、書いてある内容はどうであれ雰囲気は十分演出してくれます。
又、ブレーキホースの上側にはスプリングで保護されているので、適当な径のスプリングを使用してディティールアップをしています。


DSCN7992_2.jpg


反対側です。メーターケーブル用とはケーブルの太さが違うのが判りますでしょうか?


DSCN7993_2.jpg


メーターの製作です。メーターデカールを貼る部分に押しピン跡ががあります。
デカールを貼れば目立たないのでしょうが、デカールが乾燥した際この押しピン跡の部分は浮いた状態になります。
下に密着していないため目視で丸く浮き出てしまうのでシッカリ表面処理をしておきましょう。


DSCN7985.jpg


メーターにもひと手間です。メーター側面に溝がありますが、これはメーターの調整用ノブが付く位置です。
小さな部分ですが有るべき物です。メーター本体の指定位置に0.4mmの穴を開けておきます。
プラ棒を加工してスイッチらしく作り0.4mmの真鍮線を差し込みメーターに瞬間接着剤で固定します。
小さな部分ですが何とも手を入れた感が出ますよね~。


DSCN7986.jpg


塗装してデカールを貼ったら上面に保護ガラスのパーツを取り付けますが、皆さんどの様に接着していますか?
私の場合はデカールの上にエポキシ接着剤を多めに塗りガラスパーツを乗せて抑え込みます。全体にエポキシがいきわたるように注意して気泡を抜きます。
淵からハミ出た接着剤をエナメル溶剤を綿棒などに漬けて拭き取ります。エナメル溶剤ですがタミヤ製のエナメル溶剤でクリアパーツを拭くとヒビが入ったりして破損する恐れがあります。
その為にも私はタミヤ製と比べて浸透率が弱いガイアノーツ製のエナメル溶剤で拭き取っています。これであればクリアパーツの破損の恐れも無いので安心です。


DSCN7996_2.jpg


DSCN7997_2.jpg


ここはおまけですが、使用しているエポキシ接着剤は下の写真の物です。通常のエポキシ接着剤では経年変化により黄色く変色しますがこの接着剤は殆ど変化しません。
クリアパーツを接着する際は是非使用してみては如何でしょう。


DSCN7995_2.jpg


フロントフォークを取り付ける前にサイドスタンドを忘れておりました。
通常に取り付けようと思ったのですが良く見るとバリが酷く綺麗ではありません。この際塗り直しを行うため、金属製なのでダイヤモンドヤスリでガリガリと削っていきます。パーティングラインが全周にあり押しピン跡もあるので、結局ほどんど削ってしまいました。
仕上げに1000番のペーパーで仕上げてメタルプライマーを塗装しグロスブラックで仕上げます。


DSCN7994_2.jpg


本体に取り付けました。如何ですが? オリジナルを知っている方なら「あら!綺麗ね~」なんて言ってくれると思います。


DSCN7998_2.jpg


フロントフォークを取り付けました。バイクらしくなりましたね~。


DSCN8001_2.jpg


DSCN8002_2.jpg


パイピングですがワンポイントです!
バイクのパイプ類は這わせる場所などの違いで保護されていることが多く、ケーブルの上にカバーのゴムホースが被っている事も多いんです。
下の写真はプラグコードですがエンジンの熱で痛みにくい様にカバーを表現するとリアル感が出ます。

DSCN8003_2.jpg


プラグコードをセットしてみました。何となくリアルに見えませんか? こんな所も1/6スケールならではなんですね。
さすがに1/12では難しい表現方法だと思います。
♪大きい事は良い事だ~(^^♪

DSCN8004_2.jpg


ここでマフラーの取り付けです。
説明書ではフロントフォークを組む前に取り付ける様になっていますが、取り付けてしまうと前輪が無い分、作業中にテーブルに置く際マフラーが当たる傾向があります。綺麗に塗装してあるので傷を付けたくありません。
このタイミングであれば前輪が付いているのでマフラーが作業台に擦れる心配はありません。

DSCN8005_2.jpg


マフラー自体はグロスブラックなのですがマフラーエンドは半艶の方が実車っぽくなります。

DSCN8006_2.jpg


とりあえず形になりました。私はバイクのこの姿が一番好きで美しく見えるんです。
走る事だけに特化した状態と言いますか、、、、、魅力的に感じるんですね~。

DSCN8007_2.jpg


今回はここまでです。次回は完成です!
如何でしたでしょうか? 本当に御理解頂こうと思うと組み立て説明書並み以上の内容が必要になるので、何処まで写真を掲載すれば良いのかいつも考えてしまいます。
又、本気でかなり詳しくするとブログとは言えないほどの内容になり、皆さんが最後まで見てくれるのか心配です。
難しいですね~。
それでも模型雑誌よりも写真枚数も多く詳しくやっているんですけどね~。
それはともかく、バイク模型を作ってみようと思って頂ければ幸いです。

今回も前回の様に見せ方の方法って感じで行ってみました。チープなプラスチックをリアルな質感で表現する事が模型で最も大切な事ではないでしょうか?
世の中には色々な完成品のミニカーなどがあります。中にはバイク模型も本当に精巧に出来ており私自身も感心する物もあります。
ですが拘りに拘って製作した模型はどんな完成品より魅力があり美しいと思います、

中には完成品が神様的な見方をする方もいますが何処まで行っても大量生産品です、塗装にしても丁寧に塗装された一品ものには勝てません。
自分で精魂込めて拘って作った完成品はそれぐらい素晴らしい物だという事です。
そんな素晴らしい模型を作るモデラーさんが一人でも多く増えていく事を願っています。

次回は完成です。パイピングの追加、外装などです。
今回も、なるほど~、どうすればいいの? なんて方コメントお待ちしています。いつも見て下さる方も宜しくお願い致します。
早めに更新できそうです。では次回まで御機嫌よう~。
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keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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