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[atelier souvenir vol.17]ホビダス HOゲージ 阪急8000系 第四回

Category: 阪急8000系  

こんにちは!

つい先日妻と西伊豆に一泊の温泉旅行に行って来ました。久しぶりに二人だけの旅行だったので妻の行きたがっていた場所を沢山巡る事が出来てとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
露天風呂付のお部屋を取ったので部屋の風呂でビールを飲みながら綺麗な夕日を見て疲れを癒しました。それはそれはとても贅沢で何物にも代えがたい時間でした。普段仕事をしているとこういった時間を忘れてしまい心にゆとりが無くなっていたのでしょうね。
最近の中でとても大切で貴重な時間でした、その時の夕日は口で言い表せませんが少しでも皆さんと分かち合えればとその時撮った写真を御覧頂ければと思います。
愛する妻にも心から感謝したいと思います。

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では今回の製作に入りましょう!
今回は屋根配管になるのですが大抵の皆さんが最も頭を抱えるディティールアップになるのではないでしょうか?
配管作業はパイピングと言うカーモデルなどで使われる作業と基本的に同じで実車のディティールを上げる方法としては非常に効果的です。
特に鉄道車両は上から見下ろす機会が多い分効果が高く非常にリアリティに溢れる作品になります。

ですがこの配管作業、大抵に方が非常に難しいと感じているのではないでしょうか?
確かにお手軽とはとても言えませんが基本的な工作技術があれば案外どなたても出来る作業なんですね~。
又、方法も多種多用でこれでなければいけないというのもありません。要はモールドされて一体化に見える配管を別体に見せるだけなんです。
配管作業は真鍮製に行うのと基本的には同じですがプラ製の場合屋根が別パーツになっている分チョット勝手が変わってきます。
そんな部分も考慮してここで今回の様なパーツ割の場合を考えて御紹介して参りたいと思います。

とは言っても私もどうすれば初めての方が簡単に出来る様に御紹介していくかはかなり悩みました。解りにくい所もあるかもしれあせんが出来るだけ御理解頂ける様詳しく御紹介して参ります。

屋根と妻板部に廻る配管を取り換える訳ですが加工量が多いので今回は妻板部分の処理を行います。
今回はチョット長いのですがキリの良い所までの作業ですのでお付き合い下さい。

下の写真は加工前の姿です、それなりのディティールになっているので面倒な方にはこれでも十分な仕上がりになりそうです。
ですがやはりここは手を入れないとこのブログ自体の意味が無くなってしまうので涙をこらえて削り取りましょう!

DSCN9959.jpg

では最初の作業に入りましょう!
最初は既存の配管モールドを削り取る作業です。
削ると言っても丁寧な作業が必要です。最初は母線である太い物を削りとりますが何時ものように新品同等のカッターの刃で丁寧に削り取ります。

この時、最初から全て削り取るのでは無く気持ち少しだけ残る様に削り取り既存のモールドが判る様にしておきます。
今回の車輌は配管がチョット多目なので初心者の方だと削ってしまった後、配管止めを何処につけるか分からなくなってしまう可能性があります。
その為にも少し分かる様にしておきます。

DSCN9960.jpg

ある程度削れたら配管止めを入れる位置が判る様に印を入れていきます。
表面を削った意味はここでの作業を楽にする為です、出来るだけ正確に穴を開ける為にはディティールは邪魔になります。
その為にもある程度表面を平らにしておいた方が作業が格段に楽になります。
穴を開ける際は前回、前面の手すりを取り付けた様に先の尖ったもので強く押してピンバイスのガイドにします。

穴を開ける位置は配管止めが入る場所に付けるのは言うまでもありませんが重要な部分なのでチョット詳しく解説しておきます。
この配管は片側に3本もあります、屋根から回っている母線は太く妻まで同じ太さの配管になっています。
又。実車は各配管の機器との接合は細くなっているので再現した方がリアリティが増します、その為に真鍮パイプを利用して細い物を接続して再現するのが一番簡単な方法です。
そこで問題になるのは配管で使用する太さです。0.4mmではやや細く貧弱な配管になりますし先の細い部分を再現しようとすると0.2mmほどの細さになってしまいます。
これではとても貧弱になるので機器との接合部の細い部分は0.4mmを使用したい所です。

母線自体を0.8mmの設定にも出来ますが存在感はあるもののやや太く、妻部に廻った際、窓の横を這わせると幅が大きくなり見た目が悪くなります。
母線自体は0.7mmぐらいが適当と思いますが入手できる真鍮パイプを使用して各部の再現を考えると入手しやすい0.6mmが最も良いと思います。
尚、配管止めは0.6mm用の2本止めはありますが3本止めは無かった様に思います。
そこでやや面倒になりますがどなたでも出来る事を考えれば3本の配管を別々に取り付ける方法です、又、実車の様に各配管が接触しない様にする事も重要です。

工作に自信がある方は3本まとめてパイプなどで自作して止めを作りボディに差し込む方法もありますがある程度の工作技術が必要です。

DSCN9961.jpg

ここで先ほど付けたガイドに沿って穴を0.4mmのピンバイスで穴を開けます。
出来るだけ正確に開けたい所ですが中々難しいのが現実です、そこで今回の方法は少々違っても多少の修正が出来るので気合を入れて容赦なく開けていきましょう。
(かといって適当はダメですよ~、)

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穴が開いているのが解ると思いますがこのぐらいの精度であれば大丈夫です、この位の精度を出す為にも最初のガイドを付ける際は出来る限り正確に開けておきましょう。

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ここまで来たらステップも交換しちゃいましょう!既存のガイドを何時もの様に跡が残る程度切り落とします。

DSCN9966.jpg

同じ様にガイドの印を入れます。
モールドにはステップの基台も再現されています残したい方は横方向のステップのみ切り落とし穴を開ければ基台は再現できます。
ちなみに私は面倒だったので全て落としてフラットな状態で仕上げる予定です。

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穴あけ加工が終了したら整形に入ります。
妻上部の配管モールドは不要なので切飛ばします。配管の間にあるモールドは手すりですが後で再現するので一緒に切飛ばし整形します。
カッターを使用する技術が高い方であれば加工済みのモールドは出来る限り削り取った方が後の処理が楽になるのでお勧めです。

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整形する際に必ず行って頂きたいのが治具を使用する事です。こういった治具を使用するのとしないのとでは処理した状態に大きな差が出ます。
妻面の綺麗なフラットな状態を再現するのであれば必ず使用しましょう。
フリーでペーパーをかけると力のバラツキが生じて角を削り過ぎたりします。治具は私の様な物を購入するのも良いですし
木片などを利用して作るのも手です。この手の工作を行う場合は持っておきたい大切なツールです。

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下の状態は両側ともモールを落としてペーパーをかけて処理した状態です。

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ここでどうせならって事でドアノブも交換しちゃいましょう!カッターの刃先を使用して切り落とします。

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ここは狭いので治具が入りません。ペーパーを2つに折り曲がらない様にして少しずつ処理します。

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ステップの再現を行いましょう。
ステップは各鉄道会社によって様々な形がありますが最も近い形状で入手できる物としてKSモデル製のステップを使用します。
勿論、完全に同じではありませんが全く同じ物でなければダメだという方の場合は自作するかメーカーに特注するかしかありません。
その場合は想定以上の金額と量を請求されるのを覚悟の上で自己責任の下で行いましょう。
私はそこまで拘らないのでこれで十分です。

ちなみにこういったパーツは各メーカーから出ていますが完全に同じものは余りありません。知らない方は「形が違う」などと言われるかもしれませんがそこは自己満足の世界です、無視しましょう!
他人の無責任な言葉に耳は貸さないようにし、自己満足の頂点を目指しましょう!

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エッチングは必ず専用のハサミなどを利用して切り落とします。
切り取る状態を写真で取る為に何も押さえて切っていませんが切る際は飛ばない様くれぐれも気を付けて行って下さい。

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このステップの場合は0.4mmの穴で十分差し込めます。ステップが曲らない様丁寧に差し込みます。

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留め方は瞬間接着剤を使用します。沢山付けるのではなく差し込んだ裏側から少し盛る様な塩梅で瞬間接着剤を付けます。

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何のパーツか判りませんが妻部に取り付けるパーツがあります、 ランナーから切り離します。
カーモデルの場合にも説明していますがニッパーで切る際は必ず刃の平たい方をパーツ側にして少し話して切るのがコツです。
パーツ自体の破損も防げますし切り過ぎる事もありません。

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カッターで丁寧に余分なランナーを処理します、カッターで処理しきれない場合はサンドペーパーの併用で処理すれば大丈夫です。

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ここが大切なポイントです。接着する場合は流し込み系のプラ用接着剤を使用しましょう。
粘性の高い接着剤を使用した場合少しでも必要料以上に接着剤を塗るとはみ出す原因になります、プラを溶かす力が強いのではみ出した部分を拭き取ってもその部分は荒れてしまい綺麗になりません。(する場合は十分乾燥時間を置いて少量のパテを表面に塗り整形しましょう)
パーツをしっかり押さえて適量を裏側から付ければ綺麗に接着出来ます。くれぐれも注意しましょう。

DSCN9983.jpg

これで加工は完了です。チョット穴がズレている場所もありますが御愛嬌って事でお許しください。

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最後に行わなくても大丈夫なのですが美しい完成度にしたいのであれば裏側のステップを切飛ばしてダイヤモンドヤスリなどで平滑に処理しておけば室内塗装の際に綺麗に仕上がりますし、表側の塗装時室内側をマスキングする際も邪魔にはなりません。
又、妻部のガラスを取り付ける際の邪魔にもならないので面倒でなければ行っておいた方が良いでしょう。

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妻部の加工は終了です、左の車両はパンタの無い中間車です。ステップの位置が違いますが作業方法は全く同じです。

DSCN9988.jpg

今回はここまでです。
チョット長くなってしまいましたが詳しく解説しようとすると妻部だけでこれだけの量になってしまいます、もっと詳しくしようとすると更に長くなるのでこの程度が良いのでしょうね~。
今回は妻部だけでしたが次回は屋根になります、こちらの方は配管も多いので大変になりますが一人でも多くの方に御理解頂きたいのでモールドを切り取っていく順番なども考慮した御紹介が出来ればと思っています。

今回も長々とお付き合い有難うございました、お陰様で過去最高の方々に見て頂いている様でとても嬉しく思います。
雑誌のモデラーも良いのですがブログで製作している方が皆さんがとても近く感じるのでとても楽しくなってきます。
鉄道模型だけでなく模型を愛する方々の為に精一杯頑張ります!

では次回まで、、、、早く暖かくならないかな~温泉大好きなので何処か行きたい~!

今回も不明な点があった際は御気軽にコメント、御質問等下さい。
もしご面倒でなければポチッとお願いします。
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 2019_02_08

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プロフィール

keitarousan

Author:keitarousan
株式会社アイビプロテックの代表取締役です。
模型製作代行【NAGAEアートプロダクション】事業部を設立。
現在雑誌・テレビ等のメディアで模型製作および解説をやらせてもらっております。

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