[atelier souvenir vol.17]ホビダス HOゲージ 阪急8000系 第八回
Category: 阪急8000系
皆さんこんにちは!今回は早めの更新です。
暖かくなりましたね~桜の開花ももう目の前ですね。
昨年秋にKawasaki ZX14Rに付けていたBEETのマフラーが飽きてきたこともあり新しくアクラボビッチ交換しました。
今迄とは違い低く太い音に生まれ変わり見た目も大きく変化したのですが秋から仕事が急に忙しくなり殆ど乗っていません
暖かくなってきたのでこれからが楽しみです。
私は元々メカいじりが好きなので大抵の事は自分で修理や改造をします、手を入れる度に変わっていくバイクを見てワクワクするんですね~。模型好きもそれが原因なんでしょうね~。
残念ながらモデラーさんは余りバイクに乗る方が少ない様でチョット寂しいです。
では本編です。
今回からいよいよ配管作業に入る訳ですが経験のある方は「ほ~う、こんなやり方すんだ~」なんて思いながら見て頂ければと思いますが初めての方にはかなりハードルが高く感じると思います。
基本的に「簡単」をベースで考えているので難しいやり方はしませんが多少なりテクニックを要する所も出てくるので御理解の上ご参考下さい。
又、表現が難しく理解しにくい場所も多々あるとは思いますが何度か読みなおして頂き御理解頂ければと思います。
さて以前も配管については少し述べましたが改めて御説明したいと思います。
メインの太い配管は0.6mmの真鍮パイプを使用し他の配管は0.4mm、0.3mmの真鍮線を使用します。
この0.6mmの真鍮パイプを使用したのは最も近い雰囲気に仕上がると考えました。個人的には0.7mmぐらいでも良いと思ったのですが販売されていない様です。そこで再現可能な範囲で演出できるサイズを選んでいます。
又、パイピングをする際、配管止めを使用しますが実車の様な配管の高さと同じ高さになる物はどうやらなさそうです。
入手できる物を利用して実車に似た雰囲気を作ります。
下の写真は今回使用する配管止めです。
新品の予備がある物は新品で写真を撮っていますが無いものは使用中の物になるので御勘弁下さい。
場所によって適当な物を選んで使用しますが個人の好みもあると思いますので好みの配管止めがある方はそちらを使用して下さい。
又、全てのエッチング配管止めのパーツ全て使用するわけではありません、各パーツセットの一部を使用して再現します。
この手のパーツは一通り入手してあると非常に便利です。
今回の配管作業は比較的に基本的な方法です。特に阪急8000系の場合は重要な配管部分は初心者向けと言いても良いと思います。




ここで一つお詫びをしなければなりません。
今作業を行っている2両編成用屋根加工ですが前面側のエアコンの間ににあるヒューズボックスは以前に無い事をお伝えいたしましたがヒューズボックスだけではなく取り付け部の床部分のリベットを施したプレート自体もありません。
私の勘違いでパンタ車3両を一気に進めていた事で忘れて作業を行ってしまいました。
正しくはベースになる台部分があるのみです、おかしいと思われた方にも心よりお詫び申し上げます。
当然ながら正しい形に変更します、平らな治具で丁寧に削り取ります、真鍮線を入れているので400番程度の粗めのペーパーで処理します。

下の写真の様になれば正解です、リベットの後は残っていますが完全にフラットに仕上げているので塗装した際は全く分からなくなります。
ちなみに配管を施す側に開いている穴は必要ですので埋めておりません。

では配管作業に入りましょう。
最初はヒューズボックスに繋がる部分の配管止めです、実車とは少し違っていますが最も似ているので南海用の配管止めを使用します。

ヒューズボックスに繋がる部分に差し込み、裏から瞬間接着剤で固定します。
固定した後に裏側の不要な部分は切り取っておきましょう、この作業は最終まで同じです、必ず屋根の裏側の不要部分は切り取っておきます。
残ったままですと屋根をボディに取り付ける際、屋根板が干渉して収まらなくなります。

固定したら上面をダイヤモンドヤスリで少し低くします。このままでは大きすぎるので上を削り丁度良い大きさにします。
約上から30%ほど削れば十分です。
ダイヤモンドヤスリで削れば簡単に直ぐ削れますが削り過ぎに注意しましょう。

次は母線用の配管止めです。
0.6mm用の配管止めを使用しますが基台部分が片側だけ付いている物を使用します。
この配管止めは屋根の低い部分のみ使用します。

基台部分を外側にして差し込み裏から瞬間接着剤で固定、裏処理を行っておきます。

ここまで来たら屋根のパンタグラフ周辺が高くなっている部分です。
ここは配管が最も低くなるようにする為の配管止めを行います、ここはモデルシーダー製の阪急用を使用します。
これで屋根の高くなっている部分に対応します。

この部分のみチョット加工が必要です。配管止めの基台部分が片方のみの物がありません、片側をニッパーで切り取り
軽くヤスリをかけておき片側仕様にします。

先程の物を基台を外側にして前後のパンタ周りの屋根に使用します。

ここで先に行っておいた方が楽な部分を行います。
今迄と違い0.4mm用の配管止めを使用して行います。

前面側のパンタグラフの避雷器を繋ぐ配管ですが実車は母線の下をくぐり屋根の段差のヘリの中に入り込んでいます。
この場合はヘリの部分に穴を予め開けておき形を作っておいた配管線に配管止めを入れて屋根に差し込み固定します。
避雷器側は少し長めにしておき避雷器取り付け時に余分な部分を切り取ります。
ここで配管用の金属線の曲げ方です、下の写真の様な場所であれば実寸合わせが一番だと思います。
中には緻密に測り下絵を描いてから真鍮線を合わせて曲げる方もいますが初心者にはそんな事をしなくても実寸合わせで十分出来ます。
コツは曲げる部分を起点として距離を測り曲げれば良いだけです。但し曲げると言っても線が折れたような直角にすると
雰囲気が出ません。少しばかりルーズにRが大きめな形で曲げた方が雰囲気が良いと思います。
ちなみに解る様に0.4mmは全て真鍮線ではなく洋白線で分かりやすくしてあります。本来は真鍮線でも問題はありません。

母線の配管にかかりましょう。
0.6mmのパイプを必要に応じて使用しますがパイプは決してニッパーなどで切らないようにしましょう、ニッパーなどで切ると穴が開いている分切る際に潰れて穴が使用できなくなります。
かといってこの手のパイプはパイプカッターに対応出来ません。この場合は床にパイプを置き良く切れるカッターで切りたい場所に刃を置き刃先でコロコロと転がせば2~3回で切れます。
この方法が一番簡単で綺麗にカット出来るので安心です。

屋根の母線用に使用するパイプを作ります。

綺麗にパイプはカットできていますがやはり断面はメクレが起きているので0.3mmのピンバイスで穴を出来るだけ深くさらっておきます。
基本的に0.3mmの穴は開いていますが余り信用せず一度ピンバイスでサラって綺麗に処理しておいた方が次の作業で楽になります。
この作業が今回の配管のポイントにもなります、このパイプの穴の中に0.3mmの真鍮線を差し込んで再現すれば実車の様な姿に見える訳です。

最後はヒューズボックスの無い場所の台の部分に母線がまたがっているのですが一ヶ所のみ配管止めが必要になります。
台のヘリを通るので別な形の物を使用します。
ちなみに下の写真の配管止めは0.4mm用ですが0.6mmにも十分に対応できます。

台の部分差し込んでおきます、ここではまだ固定しません。

先程作った母線用の長い方を差し込んでいきます。

下の写真の様にセット出来ればOKです。
今回はパイプを使用して両端に細い真鍮線を差し込み再現する方法を取っているので大抵の部分に配管止めを予め差し込み取り付けていますが私の様な方法ではなく一本の真鍮線でヒューズボックスまで繋ぐのであれば予め配管をキッチリ計り曲げてから配管止めを通しておき屋根に差し込む方法でなければ出来ません。
同じ方法でもう一方の配管も通しておきます。
一応これで配管の格好が出来ましたがこれでは不十分です。

実車の配管は屋根の段差部分では曲げられています、この形に合わせてピンセットなどを利用して少し曲げてます。
これは実車の写真を参考に行った方が良いでしょう。

仕上げです、0.3mmの真鍮線をL型にそれらしく曲げてパイプの中に差し込んで抜け防止用に瞬間接着剤で固定して完成です。
この方法であれば屋根に配管止めを予め差し込んでおいても配管作業が出来る訳です。

これで母線は終了です。

今回はここまでです。
配管作業は個人の好みや施工方法は沢山ありますがどの方法を使用しても実車の雰囲気が出来ればOKだと思います。
モールドされた平面的な配管を立体的にする事が目的です。
確かに配管などは精度が必要ではありますが余り拘らず行ってみては如何でしょうか?
素材がプラ製なので失敗しても修復できるのチャレンジしましょう。
今回は一部間違えてしまい申し訳ありませんでした、思い込みっていうのは怖いですね~。
しかし配管が出来てくるとテンションが上がりますね~次回は配管の続きですが出来れば次回で配管作業は終了したいと思います。
まだやる事が沢山残っているのですがこのままでは一体何回で終了するのか読めないので皆さんも疲れてきますよね。
では次回までご機嫌よ~う。
合掌 礼
暖かくなりましたね~桜の開花ももう目の前ですね。
昨年秋にKawasaki ZX14Rに付けていたBEETのマフラーが飽きてきたこともあり新しくアクラボビッチ交換しました。
今迄とは違い低く太い音に生まれ変わり見た目も大きく変化したのですが秋から仕事が急に忙しくなり殆ど乗っていません
暖かくなってきたのでこれからが楽しみです。
私は元々メカいじりが好きなので大抵の事は自分で修理や改造をします、手を入れる度に変わっていくバイクを見てワクワクするんですね~。模型好きもそれが原因なんでしょうね~。
残念ながらモデラーさんは余りバイクに乗る方が少ない様でチョット寂しいです。
では本編です。
今回からいよいよ配管作業に入る訳ですが経験のある方は「ほ~う、こんなやり方すんだ~」なんて思いながら見て頂ければと思いますが初めての方にはかなりハードルが高く感じると思います。
基本的に「簡単」をベースで考えているので難しいやり方はしませんが多少なりテクニックを要する所も出てくるので御理解の上ご参考下さい。
又、表現が難しく理解しにくい場所も多々あるとは思いますが何度か読みなおして頂き御理解頂ければと思います。
さて以前も配管については少し述べましたが改めて御説明したいと思います。
メインの太い配管は0.6mmの真鍮パイプを使用し他の配管は0.4mm、0.3mmの真鍮線を使用します。
この0.6mmの真鍮パイプを使用したのは最も近い雰囲気に仕上がると考えました。個人的には0.7mmぐらいでも良いと思ったのですが販売されていない様です。そこで再現可能な範囲で演出できるサイズを選んでいます。
又、パイピングをする際、配管止めを使用しますが実車の様な配管の高さと同じ高さになる物はどうやらなさそうです。
入手できる物を利用して実車に似た雰囲気を作ります。
下の写真は今回使用する配管止めです。
新品の予備がある物は新品で写真を撮っていますが無いものは使用中の物になるので御勘弁下さい。
場所によって適当な物を選んで使用しますが個人の好みもあると思いますので好みの配管止めがある方はそちらを使用して下さい。
又、全てのエッチング配管止めのパーツ全て使用するわけではありません、各パーツセットの一部を使用して再現します。
この手のパーツは一通り入手してあると非常に便利です。
今回の配管作業は比較的に基本的な方法です。特に阪急8000系の場合は重要な配管部分は初心者向けと言いても良いと思います。




ここで一つお詫びをしなければなりません。
今作業を行っている2両編成用屋根加工ですが前面側のエアコンの間ににあるヒューズボックスは以前に無い事をお伝えいたしましたがヒューズボックスだけではなく取り付け部の床部分のリベットを施したプレート自体もありません。
私の勘違いでパンタ車3両を一気に進めていた事で忘れて作業を行ってしまいました。
正しくはベースになる台部分があるのみです、おかしいと思われた方にも心よりお詫び申し上げます。
当然ながら正しい形に変更します、平らな治具で丁寧に削り取ります、真鍮線を入れているので400番程度の粗めのペーパーで処理します。

下の写真の様になれば正解です、リベットの後は残っていますが完全にフラットに仕上げているので塗装した際は全く分からなくなります。
ちなみに配管を施す側に開いている穴は必要ですので埋めておりません。

では配管作業に入りましょう。
最初はヒューズボックスに繋がる部分の配管止めです、実車とは少し違っていますが最も似ているので南海用の配管止めを使用します。

ヒューズボックスに繋がる部分に差し込み、裏から瞬間接着剤で固定します。
固定した後に裏側の不要な部分は切り取っておきましょう、この作業は最終まで同じです、必ず屋根の裏側の不要部分は切り取っておきます。
残ったままですと屋根をボディに取り付ける際、屋根板が干渉して収まらなくなります。

固定したら上面をダイヤモンドヤスリで少し低くします。このままでは大きすぎるので上を削り丁度良い大きさにします。
約上から30%ほど削れば十分です。
ダイヤモンドヤスリで削れば簡単に直ぐ削れますが削り過ぎに注意しましょう。

次は母線用の配管止めです。
0.6mm用の配管止めを使用しますが基台部分が片側だけ付いている物を使用します。
この配管止めは屋根の低い部分のみ使用します。

基台部分を外側にして差し込み裏から瞬間接着剤で固定、裏処理を行っておきます。

ここまで来たら屋根のパンタグラフ周辺が高くなっている部分です。
ここは配管が最も低くなるようにする為の配管止めを行います、ここはモデルシーダー製の阪急用を使用します。
これで屋根の高くなっている部分に対応します。

この部分のみチョット加工が必要です。配管止めの基台部分が片方のみの物がありません、片側をニッパーで切り取り
軽くヤスリをかけておき片側仕様にします。

先程の物を基台を外側にして前後のパンタ周りの屋根に使用します。

ここで先に行っておいた方が楽な部分を行います。
今迄と違い0.4mm用の配管止めを使用して行います。

前面側のパンタグラフの避雷器を繋ぐ配管ですが実車は母線の下をくぐり屋根の段差のヘリの中に入り込んでいます。
この場合はヘリの部分に穴を予め開けておき形を作っておいた配管線に配管止めを入れて屋根に差し込み固定します。
避雷器側は少し長めにしておき避雷器取り付け時に余分な部分を切り取ります。
ここで配管用の金属線の曲げ方です、下の写真の様な場所であれば実寸合わせが一番だと思います。
中には緻密に測り下絵を描いてから真鍮線を合わせて曲げる方もいますが初心者にはそんな事をしなくても実寸合わせで十分出来ます。
コツは曲げる部分を起点として距離を測り曲げれば良いだけです。但し曲げると言っても線が折れたような直角にすると
雰囲気が出ません。少しばかりルーズにRが大きめな形で曲げた方が雰囲気が良いと思います。
ちなみに解る様に0.4mmは全て真鍮線ではなく洋白線で分かりやすくしてあります。本来は真鍮線でも問題はありません。

母線の配管にかかりましょう。
0.6mmのパイプを必要に応じて使用しますがパイプは決してニッパーなどで切らないようにしましょう、ニッパーなどで切ると穴が開いている分切る際に潰れて穴が使用できなくなります。
かといってこの手のパイプはパイプカッターに対応出来ません。この場合は床にパイプを置き良く切れるカッターで切りたい場所に刃を置き刃先でコロコロと転がせば2~3回で切れます。
この方法が一番簡単で綺麗にカット出来るので安心です。

屋根の母線用に使用するパイプを作ります。

綺麗にパイプはカットできていますがやはり断面はメクレが起きているので0.3mmのピンバイスで穴を出来るだけ深くさらっておきます。
基本的に0.3mmの穴は開いていますが余り信用せず一度ピンバイスでサラって綺麗に処理しておいた方が次の作業で楽になります。
この作業が今回の配管のポイントにもなります、このパイプの穴の中に0.3mmの真鍮線を差し込んで再現すれば実車の様な姿に見える訳です。

最後はヒューズボックスの無い場所の台の部分に母線がまたがっているのですが一ヶ所のみ配管止めが必要になります。
台のヘリを通るので別な形の物を使用します。
ちなみに下の写真の配管止めは0.4mm用ですが0.6mmにも十分に対応できます。

台の部分差し込んでおきます、ここではまだ固定しません。

先程作った母線用の長い方を差し込んでいきます。

下の写真の様にセット出来ればOKです。
今回はパイプを使用して両端に細い真鍮線を差し込み再現する方法を取っているので大抵の部分に配管止めを予め差し込み取り付けていますが私の様な方法ではなく一本の真鍮線でヒューズボックスまで繋ぐのであれば予め配管をキッチリ計り曲げてから配管止めを通しておき屋根に差し込む方法でなければ出来ません。
同じ方法でもう一方の配管も通しておきます。
一応これで配管の格好が出来ましたがこれでは不十分です。

実車の配管は屋根の段差部分では曲げられています、この形に合わせてピンセットなどを利用して少し曲げてます。
これは実車の写真を参考に行った方が良いでしょう。

仕上げです、0.3mmの真鍮線をL型にそれらしく曲げてパイプの中に差し込んで抜け防止用に瞬間接着剤で固定して完成です。
この方法であれば屋根に配管止めを予め差し込んでおいても配管作業が出来る訳です。

これで母線は終了です。

今回はここまでです。
配管作業は個人の好みや施工方法は沢山ありますがどの方法を使用しても実車の雰囲気が出来ればOKだと思います。
モールドされた平面的な配管を立体的にする事が目的です。
確かに配管などは精度が必要ではありますが余り拘らず行ってみては如何でしょうか?
素材がプラ製なので失敗しても修復できるのチャレンジしましょう。
今回は一部間違えてしまい申し訳ありませんでした、思い込みっていうのは怖いですね~。
しかし配管が出来てくるとテンションが上がりますね~次回は配管の続きですが出来れば次回で配管作業は終了したいと思います。
まだやる事が沢山残っているのですがこのままでは一体何回で終了するのか読めないので皆さんも疲れてきますよね。
では次回までご機嫌よ~う。
合掌 礼
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